年別アーカイブ 2020

投稿者:polaris_sakae

第14号 Polaris事業レポート 2020年12月25日発行

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投稿者:スタッフポラリス

年末年始休業のお知らせ

平素は格別のお引き立てをいただき厚くお礼申し上げます。

弊社では、誠に勝手ながら下記日程を年末年始休業期間とさせていただきます。


【休業期間】2020年12月29日(火)〜2021年1月4日(月)


お問い合わせなど、休業期間後の対応となる場合がございます。

期間中は大変ご不便をお掛け致しますが、何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。

投稿者:スタッフポラリス

自然を満喫! 子連れでワーケーションに挑戦

新型コロナウイルスの影響もあり、旅先で休暇を楽しみつつ仕事をする「ワーケーション」が注目されています。しかし、ワーケーションを実践した人は少なく、気になっている人も多いはず。そんななか、Polarisではたらく榮愛さんは昨年、北秋田市の移住体験プログラムを利用して「子連れワーケーション」に挑戦しました。ワーケーションの先駆けトライアル体験について、経緯や感想を伺ってみました。

移住体験プログラムに参加した理由は?

――北秋田市の移住体験プログラムに参加されたきっかけを教えてください。

榮さん:私は東京生まれ東京育ちだったので、昔から地方への憧れがあったんです。単なる旅行ではなく、その土地の方と触れ合ったり、濃い体験をしたりと、暮らすように過ごしてみたいなと思っていました。以前、親子留学について調べていたときに、知人から北秋田市の移住体験事業のことを聞いたのです。そして有楽町の「ふるさと回帰支援センター」へ行き、直接秋田の方にお話を伺いました。

編み物などのハンドメイド作品を作っていることもあって、秋田の手仕事や工芸品に興味を持ちました。さらに北秋田市は教育に力を入れている地域で、教育留学も行っています。今回親子で移住体験することで教育留学のことも伺えて、小学1年生(当時)の息子にとっても良い経験になるのではと考え、プログラムへの参加を決めました。

4泊5日の移住体験スケジュール

榮さんが訪れたのは、北秋田市の阿仁合(あにあい)という地域。宿泊した施設は南北をむすぶ単線の線路わきにあり、すぐそばが森というロケーションで息子さんも喜ばれたとか。そこでは実際にどんな体験をしたのでしょうか?スケジュールをお聞きしました。

【移住体験スケジュール】

1日目
東京から新幹線で盛岡へ行き、盛岡手づくり村にて藍染め体験
盛岡から大館市までバスで移動、北秋田市の方と大館市で合流
宿泊は移住体験用の施設。1泊400円  

2日目
曲げわっぱ作り体験の予定が、榮さんが体調不良になり急遽病院へ
病院にいる間、北秋田市の方と息子さんたちで縄文土器の博物館へ
現地の小学生がボランティアとして説明をしていて、交流

3日目
農業体験
北秋田市で教育留学に使う施設へ行き説明を受ける
夜は現地在住の方や役場の方とバーベキューで交流
庭での花火やバーベキュー準備の手伝いなど、息子さんも交流や体験を楽しんだ

4日目
熊牧場や、田んぼの景色などここでしか見られない景色を紹介してもらう
北秋田市を後にし、自分たちで手配した秋田県藤里町の農家民宿へ宿泊
藤里町の施設「かもや堂」へ立ち寄り、Polarisの仕事で関わった方と交流

北秋田市阿仁打当(あにうっとう)は「マタギの里」でもあるそう

充実したプログラム内容だったことが伺えます。また、北秋田市のプログラムの前後に自分たちで盛岡の藍染め体験や藤里町の農家民宿の宿泊などを手配して、 ワーケーションをさらに充実したものにしていたようです。

ワーケーション体験で思うこと

――実際に体験をして、どんなことが印象に残っていますか?

なんといっても私が2日目に体調を崩してしまったことです。しかしその間、私から離れていても楽しく過ごしていたことに息子の成長を感じました。現地で関わった皆さんが暖かい方々だったので、息子も安心して過ごすことができたのかなと思います。また、泥遊びが苦手なのに藍染め体験では手をめいっぱい使って楽しんだり、収穫体験で採れたてのキュウリを「スポーツドリンクよりおいしい!」と言ってかじったり、普段とはちがう子どもの一面を知ることができたのが印象深かったです。

盛岡手づくり村で藍染め体験

また、3日目の夜に地元の方々とバーベキューや花火をしてふれあえたのも素晴らしい時間でした。皆さん「北秋田はどう?」「何もないでしょう」とおっしゃるのですが、東京生まれ東京育ちの私たちからしたら、目の前の空、星、自然に感激するばかり。息子もバーベキューの準備を手伝うなど、皆さんに可愛がってもらいました。

帰ってきて、息子は夏休みの絵日記にも秋田のことばかり描いていました。テレビを観ていても、「秋田」という言葉が出てきては、「また行きたいね~」と話したり。第二のふるさとができたようで嬉しいです!

農業体験では米ナスの箱詰め作業をお手伝い

――今回の移住体験中、お仕事はどうされていましたか?

パソコンを持って行ったものの、体調不良や、プログラムを休みなく入れていたこともあり、落ち着いて仕事に取り組むことは難しかったのが正直なところです。どうしても子ども優先になりますね。夜になってようやく、少しだけ仕事を進める時間を取れました。

――北秋田市の体験のあとには藤里町へ行かれたとか。

Polarisが2019年に秋田県藤里町の地域活性化プロジェクトを受託し、現地で取り組んでいました。Polarisが運営している「セタガヤ庶務部」(住む場所や環境にとらわれずに仕事ができる)という仕組みを移管するプロジェクトです。

今回北秋田市へ行くということで、藤里市へも足を伸ばしました。当時のプロジェクト拠点となった事務所に顔を出し、共に仕事をしたメンバーと顔を合わせました。

その後、藤里町のメンバーとたまたまオンラインで仕事をした際は、一度現地でお会いしていたことでスムーズにコミュニケーションをとることができ、縁がつながっていくことを感じました。

藤里町で宿泊した農家民宿のオーナーもまるで実家にいるようにもてなしてくれました。息子と一緒に楽しみながら、仕事関係の方ともお会いすることができたのは、良いワーケーションの形になったのかなと思います。

子どもと一緒にワーケーションをしてみて

――また子連れワーケーションをするとしたら、今度はどんなことを考えますか?

もし次に行くとしたら、予定のない日を作り、子どもとゆっくり車で周ったりのんびり過ごしたりしたいです。今回はプログラムが多かったのと、自分の体調不良もあったため自由時間がほとんどありませんでした。のんびり過ごす日も作ると、子どもよりものびのび穏やかに過ごせるし、私も仕事に向かう時間が取れるのではと思います。

今回は移住体験事業というプログラムあっての参加でしたが、知人のいる土地であれば子どもと一緒に訪れることができるのかも、と自信につながりました。またもし将来子どもが一人で教育留学をすることがあれば、そこに私が仕事を持って訪れることもできるかもしれません。

パソコン1台あればできる仕事をしているので、これからもいろいろな発想で子どもとのお出かけを楽しみたいと思います。


さて、子連れワーケーションの実態、いかがだったでしょうか。
子どもと一緒のワーケーションは仕事面で難しい部分もあったようですが、充実した移住体験プログラムだったことが伺えます。Polarisでは、はたらき方を自分で選ぶことを大切にしています。自由な発想で子どもとの暮らしとはたらくことを楽しんでいきましょう。

関連リンク
海辺でワーケーション!自然を感じて、自分をリセットすると仕事への集中力もアップ

投稿者:スタッフポラリス

1/31(日)開催 町田市生涯学習センター主催「自分に素直にはたらくを考えよう」第1回に取締役ファウンダー市川が登壇

町田市生涯学習センター主催イベント「自分に素直にはたらくを考えよう」が1月31日(日)に開催されます。

本イベントにて、“自分に素直にはたらく”をキーワードに多様なはたらきかたの先進事例として、Polarisの取り組みについてお話させていただきます。

ゲストとして、取締役ファウンダーの市川望美が登壇します。


Polarisの「講演・セミナー」詳細については、こちら


女性の多様な働き方、創業・起業支援、ワークシェア推進、組織開発などテーマやニーズに合わせてご提案いたします。

講演依頼はこちら

開催概要

日時:2021年1月31日(日)10:00~11:30

会場:町田市生涯学習センター
   東京都町田市原町田6-6-1 町田センタービル6階



参加人数:12名

参加費:無料

定員:連続講座受講15名 先着申込順(1/31は公開講座:12名)

保育:連続講座申込の方のみ5名(詳細はチラシをご覧ください)

詳細:町田市生涯学習センターHP

お申込み:町田市生涯学習センター 042-728-0071
     12月17日(木)午前9時より

投稿者:スタッフポラリス

オンラインでのテレワークの仕方に迷ったら読む、テレワーク実践編

Polarisの仕事には、スタッフ同士が実際に対面で顔を合わせることなく、オンラインで最初から最後まで業務を進めるものが多くあります。今回は、「飲食店のメニュー作成業務」を例に取り上げ、メンバーがチームで仕事をするための、テレワークの仕方をご紹介します。

INDEX

飲食店向けのメニュー表作成業務をオンラインでスタートするには

1.クライアントからの受注

Polarisでは、業務のご依頼を受けてから、担当チームを編成します。
時間や場所に関わらず、ライフスタイルに合わせたはたらき方ができるよう、デスクワークの場合は、メンバーアサインからプロジェクト終了までオンラインで対応することがほとんどです。
では実際にどのようにプロジェクトを進めるのか、見てみましょう。

【依頼内容】
以前から協業しているコンサルティング会社から、次のような依頼を頂きました。

  • 居酒屋やバーなどの飲食店向けメニュー表の作成
  • 体裁:A4裏表1枚
  • 件数:30件
  • 納期:1件につき2週間

2.プロジェクトチームの結成

案件を受託すると、まず担当ディレクターをアサインします。ディレクターはプロジェクトの業務構築から納品までの統括をし、業務の責任を担います。ディレクターが決まると、「事務局」担当者をアサインし、プロジェクト進行のための細かい調整業務を担当します。ディレクターはクライアントとの調整を主に担当し、事務局担当者は、プロジェクトを担当するメンバーの業務管理や調整を行いながら、お互いにプロジェクト全体を支えるようにカバーし合います。Polarisのチームは、このコアの2人が決まることで動き始めます。

今回の案件については、Illustratorを使うため、経験者であることを優先し、Polarisで同様の業務を経験したメンバーに声を掛けました。
その結果、全国に広がるPolarisネットワークが顕在化する、多様なエリアからの参加になりました。

【プロジェクトメンバー】
ディレクター:Nさん(東京)
事務局担当者:Mさん(北海道)
制作メンバー:Sさん(東京)、Nさん(秋田)
チェッカー:Kさん(兵庫)

3.キックオフミーティングを開催

Polarisでは、新しいチームで業務を始める際には、「キックオフミーティング」を行っています。そこでは自己紹介を行うとともに、業務内容の説明、ワークフローの共有、コミュニケーションツールの選定をします。自己紹介では、家庭の状況を含めた近況の共有もしています。メンバーのお互いの状況を知ることで、相手を気遣うことができ、フォローしあえる関係を築けるためです。

▼Polaris流テレワークの心得の詳細はこちらをご覧ください。

 

ワークフローの共有

今回の業務は、クライアントから受け取った素材データを使い、メニュー表を編集していくというものです。
まずは、業務進行のための基本マニュアルを作り、メンバーがやりにくい部分があれば、話し合って、適宜変更します。また、クライアントとの関わり方についても触れ、今回は各デザインへの細かい要望が発生する可能性があったため、メンバー全員が、クライアント側とコミュニケーションを取れる接点を持つことになりました。
一方、チーム内では、一人の担当者が約10~20件のチラシを担当し、チェッカーに当たる人は、クライアント要望に一致しているか確認する、というフローを共有しました。
また、チームの中で、相談ごとが発生することを考慮し、チャットベースで相談できるようにしました。

コミュニケーションツールの選定

Polarisでは、フリー(無料)で使えるツールを使い、メンバーが仕事への第一歩を踏み出しやすくしています。業務スタート時に、目的に合ったコミュニケーションツールを選ぶことは、プロジェクトの進行にも関わる大事なポイントなので、業務の性質とメンバーの意見を聞きながら選ぶようにしています。

【業務管理用ツール】
今回は、素材データの管理や担当者の割り振り、進捗状況の確認が、逐次必要になるため、リアルタイムでExcel形式のシートを共有できるGoogleスプレッドシートを利用することにしました。
複数人が関わってプロジェクトを進めることが多いPolarisでは、誰がどの業務を担当しているか確認していくことも大事な仕事です。主に事務局がこの役割を担い、振られていない業務がないか、進捗が滞っているところはないか、確認していきます。

【コミュニケーション用ツール】
クライアントとのコミュニケーション用にFacebookグループを作成し、 メンバー間のやりとりは、チャットベースでコミュニケーションが取れるFacebook Messengerを利用することに決めました。さらに、データや関連資料等は個人デバイスには保管せず、必ずDropboxに保存し、メンバーで共有することにしました。

▼オンラインツールの特徴についてはこちらをご覧ください。

オンライン業務のクロージング

今回の業務は次のように進んでいきました。

  1. クライアントからDropboxでデータを受領。
    事務局担当者が内容を確認し、制作メンバーに振り分けを連絡。同時にデザインごとにFacebookグループにスレッドを立て、適宜進捗報告。
  2. 制作メンバーは不明点があれば、事務局と確認と取りながら制作。
    作業が終わるとデータをDropboxの確認用フォルダにアップロード。
    事務局へFacebook Messengerで報告。
  3. チェッカーは、できあがってきたデータの内容を確認。
    修正がある場合、制作メンバーへ修正を依頼。
  4. 制作メンバーがデータを修正し、Dropboxの納品用のフォルダにアップロード。
  5. 事務局は、Dropboxの納品用フォルダにあるデータを確認し、クライアントへ納品。
  6. クライアントから修正依頼があれば、事務局を通して制作メンバーが修正。
実際のデザイン(一部加工)。クライアントからの依頼に合わせてパターンも様々。

振り返り

Polarisでは、業務が終わると、webフォームで報酬申請をします。この時に、業務の感想や反省を報告することになっており、事務局担当者は、この情報を参考に、次の業務への対策を立てていったり、メンバーか直接意見を聞いたりします。
では、本業務を担当したメンバーの振り返りをご紹介します。

〇良かった点
・進行管理、編集作業、チェック、直し、再チェック、納品とそれぞれの担当をそれぞれが責任を持ってしっかりと行い、やり取りは思いやりを持って、特に年末進行の公私共に忙しいときは、励ましあい褒めあってやり取りも楽しく業務に取り組めました。納品時の達成感はなかなかのものでした。(制作者)

〇改善すべき点
・個人的には進行管理のツールをもっと使いやすいものにすれば良かったな~と思っています。Trello使えば良かったかな…と。(事務局)
・クライアントの意図するデザインチェックのポイントやコツをつかむのに時間がかかってしまい、業務開始後しばらくは、他のメンバーの作業負担を増やしていたのではないかと反省しています。対面ならちょっとその場で聞けばすぐ解決するようなことも、オンラインだと質問する側も答える側もハードルが上がってしまい、必要以上に解決までに時間がかかることがあるので、コミュニケーションの方法を改善していきたいと思います。(チェッカー)


Polarisでは、オンラインツールを活用することで、様々な地域に住む、多様なスキルをもったメンバーが「はたらく」ことでつながっています。対面に比べると少し物足りない部分があるオンラインですが、だからこそ、コミュニケーションが取りやすい場づくりを目指し、日々工夫しています。

投稿者:polaris_sakae

第13号 Polaris事業レポート 2020年11月30日発行

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投稿者:スタッフポラリス

オンラインでの仕事の仕方に迷ったら読む、テレワークの心得

4月の緊急事態宣言をきっかけに、急速にテレワークが普及してきました。
内閣府が2020年6月21日に公表した「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」により、全国でテレワークを経験した人の割合は34.6%であることが分かっています。
しかし、「ほぼ100%テレワーク」のはたらき方は、全体の10.5%、「50%以上がテレワーク」も11.1%で約1割とまだまだ低い水準です。

感染症の影響下において、経験した働き方とテレワークの実施状況 (出所:内閣府)

今回は、なかなかテレワークの導入が進んでない、導入してみたものの思うように仕事ができないという方に、Polaris流のテレワークを円滑に進める方法についてご紹介します。

INDEX

Polarisはテレワークが「前提」

コロナ禍に置いても、今までと変わらず業務ができている理由について、創業者の市川望美は次のように言っています。

Polarisでは、そもそもテレワークを基準にしています。
というのもPolarisの事業の根っこは、子育て等ではたらくことに制約がある人たちが集まっているという特徴上、時間や場所で拘束されることが難しいという状況があったためです。
業務をスタートするにあたり、まずはフリー(無料)で使えるツールを使うことで誰でも一歩を踏み出しやすくしました。
また、オンラインツールを使って、仲間とコミュニケーションを取ることで、在宅でもどこでも仕事ができる仕組みを作りました。
そのような状況で仕事をスタートしたことが、現在のコロナ禍に置いても、今までと変わらず、多様なメンバーがオンライン上で連携しながら、業務を遂行できている理由だと思います。
ずっとテレワーク中心でやってきたので、オンラインでのコミュニケーションスキルも自然と鍛えられていきました。

制約が新しいはたらき方を作る――コロナ禍で体験している日常の変化を、Polarisでは先に体験したために、オンラインでのはたらき方が前提になっていたのです。

テレワークの心得

それでは実際にPolarisメンバーが、テレワークをする上で日々意識しているポイントを紹介します。

チームメンバーを理解する

前述の市川のコメントのとおり、何らかの制約がありつつ業務をしているメンバーが多いため、自分の置かれている状況を可能な範囲で開示します。
例えば、新しいチームで業務を始める際には、オンラインで顔を合わせて「キックオフミーティング」を行います。そこで自己紹介を行うとともに、家庭の近況などの共有もします。

  • 今は子どもの夜泣きがひどくて寝られない
  • 日中は未就園児がいるので作業は専ら夜になる
  • 夫がテレワークで家にいるため昼食準備に手間がかかる

など、お互いの状況を知り、気遣うことでフォローしあえる関係を築けます。

また、定例ミーティングでも会議の冒頭に「チェックイン」としてお互いの現状確認を行い、相手の状況(体調やプライベートの様子、他の業務の進捗や課題)を知り、自分の状況を伝えます。メンバー同士の理解が進むことで、お互いを承認し合え、仕事に向かう気持ちの安定にも繋がります。
さらに、自分のことを話していると、あえて他人に伝えていない意外なスキルも見えてきます。すると、ディレクターやメンバー同士で「あの人ならこんなことをお願いできそうだな」と仕事のイメージもつきやすくなります。

ミーティング風景

「チェックイン」やオンライン会議のコツについてはこちらをご覧ください


情報は同時進行で共有する

ミーティングはチームメンバーが全員参加できるように調整しますが、参加できなくても情報共有できるように、議事録を残しています。その際も、ミーティングと同時進行で情報を共有することが大切で、ほかにも次のようなポイントがあります。

  • ChatWorkに議事録を直接書き込んでいく
    適宜データを編集しながらアップしていくことで、途中から参加するメンバーもすぐにキャッチアップできます。また、単語検索もしやすいので、データベースとしても使えます。
  • 議事録作成者以外も議事録に情報を追加する
    担当者だけに任せることなく、会議に参加していた人は議事録の追記をしていきます。全員が議事録作成に関わることで、受け身ではなく、能動的な参加につながります。
  • 関連資料はクラウドに保管
    議事録もその他資料も、個人では持たず、チームメンバーで共有しているDropboxやkintoneなどのクラウドツール上で共有します。資料の更新を別の人が担当する際にも役立ちます。

テレワークにオススメのツール

Polarisでは、Facebook、ChatWork、Dropbox、kintone、Trelloなどを使っていますので、それぞれの使い方をご紹介します。

Facebook

目的:トピックスごとに情報共有したいときに使います。
メリット:1投稿ずつコメントを付けられるので、話題を絞って情報共有できます。 
具体例:プロジェクトに手を挙げてもらったり、議題について話し合ったりする時に使用します。

Facebook使用画面

ChatWork

目的:メンバーに依頼がある時、「タスク」機能を使って期日や依頼事項を伝えることができます。また、お知らせや確定事項などを伝える掲示板的な機能としても活用します。
メリット:「新着順」「チャット別」「ユーザー別」とメッセージの検索が細かくできるので、過去のメッセージを検索するのにも便利です。
相手への既読が付かないので、時間を気にせず自分のタイミングでメッセージを送ったり読んだりできます。
リアクションボタンを使ってメッセージに
“ありがとう” “了解” ”すごい“ ”いいね“ などと反応すると、誰でも簡単にコミュニケーションが取れます。
具体例:プロジェクトごとにChatWorkグループを作り、チーム全体への進捗報告・連絡、相談に使います。
よく職場で使っている未決・既決ボックスを、ChatWorkで「タスク追加」「完了」のように使うと、オンラインでもスムーズにタスク管理ができます。

ChatWork使用画面

Facebook Messenger

目的:ChatWorkやFacebookよりカジュアルな連絡や相談で使います。
メリット:相手がいつメッセージを読んだかが分かるため、急ぎで連絡を取りたい時や個別に相談したい、聞きたい時に気軽に使えます。
具体例:会社にいる時、隣の人に「ねぇねぇ」と話しかけるイメージで使います。ChatWorkの「報告・連絡」に対して、Facebook Messengerは「雑談・個別相談」と目的が異なります。

Dropbox

目的:プロジェクトごとの業務マニュアルや資料、納品物の格納に使用しています。
メリット:メンバーがファイルを更新すると、その他のメンバーに通知される機能もあるので、同じタイミングでパソコン作業をしていると、顔を合わせてはいないものの、一緒に作業している感があります。
具体例:関連資料等は個人で持たずに、必ずDropboxに保存し、メンバーで共有しています。もしメンバーのひとりが家庭の事情等で作業がストップしてしまっても、他のメンバーでフォローすることができます。

kintone

目的:kintoneは、サイボウズ(株)が提供しているビジネスアプリ作成クラウドサービスで、情報管理や進捗管理に使用しています。
メリット:フォームとデータベースの連動、データベースとメーラー機能の連動など、業務に必要なデータを安全に管理しながら作業できます。
また、各アプリにそれぞれアクセス権を柔軟につけられ、閲覧・編集権限などを細かく設定できるほか、各アプリを連携させて事業部ごとの案件管理を一元化できます。
具体例:Polarisでは、顧客管理、登録者管理、案件管理、報酬管理など、セキュアなバックオフィス業務に使用しています。

Trello

目的:イベントやプロジェクトの進行管理に使います。
メリット:タスクをカードに見立てて、ボードに付箋を貼ったり、剥がしたりする感覚でタスク管理ができるため、全体の作業の進捗状況を、視覚的に把握できます。
具体例:広報部門でSNS、WEBの記事掲載に関する進捗管理、イベントの進捗確認などに使っています。ChatWorkのタスク管理よりも全体の流れや進捗状況の把握がしやすいのがポイントです。

Trello使用画面

タスクを個人に帰属させないことが、チームの成長を促す

誰もができることを目指す

Polarisのテレワークの多くはパソコンでの事務作業になり、人によって作業の方法は様々です。しかし、クライアントに納品する以上、一定の品質が求められます。そこで、納品基準を明確に示し、マニュアルに整理して共有します。Aさんだからできる方法ではなく、誰がやってもできるツールと方法を用意することで、納品品質を一定に保ちます。

一見複雑に見える業務も、整理してシンプルにすることで、誰もができる作業に落とし込むことができるため、特別なスキルを求めなくても対応できることが増えていきます。この、「業務をシンプルにする」ところにPolarisの仕事のエッセンスがあるとも言えます。

チームが自然と成長するコツ

Polarisでは、“チーム”で業務を行っており、複数人でのコミュニケーションを前提として情報共有しています。
チームというと、牽引するリーダーがいて、その人についていく、という構図を描きますが、Polarisでは牽引型のリーダーは置かないようにしています。牽引型の人がいると、その人の発言だけが「正」になりがちですが、実際の業務における最適解とは離れてしまう場合があるためです。また、リーダー対ほかのメンバーという対立関係を生むことにもつながります。そこで、チームメンバーの意見をよく聞き、現場における最適な方法を見出すために次のような方法を取ります。

  • 「真ん中のテーブル」を意識する
    チームの真ん中に、誰もが見えるテーブルがあると意識し、個人の中にある疑問や課題は、そこに見える化していきます。
    例えば、疑問があれば、Facebookメッセンジャーでグループ全体に投げかけます。
    すると、多くの場合同じ疑問を持っていたメンバーがいて、その人にとっても疑問を解消する場になります。自分だけがわからないのか?と遠慮し過ぎることなく、みんなのために、敢えて「真ん中のテーブル」に置くことを意識しています。
  • お互いの意見から「学び合う」関係
    チームの中では、すべてのメンバーが同じ目的をもった参加者ですから、課題があった際に、誰かが解決してくれるのを待つだけではなく、自分なりの解決方法や意見を発していくようにしています。
    わからなければ「わからない。気づいていなかった」と発するだけでも、「気づかない人もいる」という一つの事実が見えます。また、自分はこうしている、という例でもいいのです。誰かの回答を待つことなく、情報を出し合うことで、チームにとって最適と思われる結論にたどり着くことができますし、お互いの意見を聞いて、学び合うことができ、チームの仕事の品質が一つ深まります。
  • いざとなったら直接話す
    こうしてみると、テキストでのコミュニケーションを中心にしているようですが、テキストではニュアンスを伝えきれない相談もあります。そうした場合は、ZoomやFacebook Messengerのビデオ機能を使い、短時間でも対面で相談や確認をするなど、状況に合わせて使い分けていることもポイントです。
  • 一定期間での振り返り
    Polarisでは都度、チーム内で振り返りの場を設けて、業務の進め方について相談したり、困っていることがないかなどを共有しあったりすることで、よりスムーズに心地よく業務が遂行できるようにしています。個人の課題と思われていたことも、チームで共有することで、チームの課題に変わっていきます。そうして、個人にタスクや課題を帰属させず、チーム・組織で解決していこうというのが、Polarisの仕事の仕方です。

いかがでしたか。
オンラインでもリアルでも相手と丁寧に向き合うことが一番大切です。やるべきことを一つ一つクリアにすればオンラインだけでも十分業務は遂行できます。
以上をヒントに今までの仕事の進め方を見直してみると、あなたのチームもきっと進化するはずです 。


テレワークを使ったはたらき方についてはこちらをご覧ください
Polarisのはたらき方VOL.1 【Polaris流テレワーク】スタート編
Polarisのはたらき方VOL.2【Polaris流テレワーク】Web会議編
Polarisのはたらき方VOL.3【Polaris流テレワーク】 オンラインお茶会&飲み会編
テレワークで雑談タイムを設けるとどうなるのか?
オンライン会議、スタートは「雑談」で

投稿者:polaris_sakae

第12号 Polaris事業レポート 2020年10月30日発行

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投稿者:スタッフポラリス

オンライン会議、スタートは「雑談」で

ここ半年ほどで、一気にテレワークを導入する企業が増え、会議といえば「オンライン」に違和感がなくなってきました。

その結果、同時刻に1つの場所に集うことなく、仕事相手とコミュニケーションを取ることができる便利さや気軽さを享受した一方で、リアルでの対面から自然と生まれていた「雑談」の機会が失われました。

雑談とは、「プライベートや仕事などさまざまなことを気軽に話すこと、とりとめのない話」。一見ムダと捉えられがちですが、この時間に実は価値があると、Polarisは考えています。

Polarisは、子育て等ではたらくことに制約がある人たちが集まっているという特徴上、時間や場所で拘束されることが難しいという状況があり、数年前から積極的にオンライン会議を取り入れています。同じチームで業務に従事しながらも、リアルに会ったことがない、というケースも珍しくないため、会議に雑談を取り入れながら、チームワークを円滑にする工夫をしてきました。

今回は、Polarisが蓄積したオンライン会議での雑談のメリットや、雑談をするタイミングについてお伝えしたいと思います。

INDEX

ビジネスの場で雑談を取り入れるメリット

オンライン会議の日常が受け入れられるようになりましたが、オンラインだと徹底的に無駄を省く傾向が強まっていないでしょうか。
移動時間を考えず、間髪入れずに次のミーティングをセッティング。
ミーティングの目的があるがゆえに本題から逸れてはいけない、というプレッシャー。
このような集中した緊張感のあるミーティングも、一つの成果を出すでしょう。

しかし、あえて無駄と思われる「雑談」を入れると次の3つのメリットがもたらされると考えています。しかも、それは社外の方との会議でこそ、効力を発揮するように思えるのです。

(1)話し合いを円滑に進めやすい場の空気を作る

誰とも言葉を交わすことなく、1人在宅で黙々と業務を進めている中でオンライン会議が始まっても、なかなか気持ちがついていかなかったり、結局一言も発言せず終わった、ということはありませんか?

会議の前に雑談をしておくと、言葉がスムーズに出てくるようになったり、和やかな雰囲気を作れます。
Polarisでは、クライアントとのオンラインミーティングの時も、短時間ですが雑談をするように心がけています。社内、社外に関わらず、本題前に言葉を交わして打ち解けておくことで、その後の話し合いも前向きで建設的なものになっていきます。

(2)心理的安全性を高める

誰もが自由に発言でき、発言機会が平等である「雑談」という時間を設けるだけで、会議においても発言しやすい場であると意識できます。他愛もない日常の会話をすることで、緊張も解けることでしょう。
例えば、強面に見える顧客が、トイプードルの散歩をしてから仕事をしていると知れば、程よく肩の力が抜けて、スムーズに意見を出せるようになるかもしれません。新しいチームメンバーや初対面の人とのオンライン会議なら、一層その効果が期待できるでしょう。

雑談で、相手を好意的、肯定的に捉える気持ちを整え、会話の距離感を確認することで、多種多様な意見が活発に交わされる土台を作ることができます。

(3)進捗やゴール設定を共有しやすい

雑談という「すきま時間」を使って、相手のスタンスや会話の糸口をつかみ始めると、相手の言葉の真意を理解できるようにもなってきます。
提案を投げかけて少し間があった際に、今はいくつかの選択肢を検討しているなとか、前向きではないなど、察することが可能になり、進捗やゴール設定に対する互いの認識の乖離を小さいうちに修正することができます。
今までの対面では難なくできた「ちょっとした確認」も、オンライン会議ではタイミングを逃してしまいがちです。しかし、雑談タイムを使って、会話の距離感を確認しておくと、テレワークでもスムーズに同じ目的の共有につながります。

オンライン会議で雑談をするタイミング

オンライン会議での雑談の取り入れる際、Polarisとしておすすめしたいタイミングは、「オンライン会議の5分前」です。
オンラインミーティングが始まる定刻より少し早めに場を開いて、参加できる人だけでも雑談しておくと、場が温まり、和やかな雰囲気で本題に入ることができます。
雑談が思いのほか盛り上がったり、逆に会話が弾まなかったりしたとしても、会議の時間が来れば強制終了できるのもよいところです。雑談がだらだら長引かずに済むのと、場を持たせようと必死にならなくてもよいので、気負わず参加できるのがメリットです。
長時間じっくり雑談したいときは、別途雑談タイムを設けるのもおすすめです。Polarisでも、実験的に週1回2時間の雑談タイムを1か月間設けてみて、その効果やメリットを記事にまとめていますので、併せてご覧ください。

テレワークで雑談タイムを設けるとどうなるのか?

雑談は「絆」を作る

Polaris社内のオンライン会議では、会議の冒頭に「チェックイン」として、お互いの現状確認をします。ここでは、参加者の体調やプライベートの様子、他の業務の進捗や課題などを一人ずつ話していきます。
こうして相手の状況を互いに知っておくことで、事業全体のボリュームと個人の負荷バランスを調整できるようにしています。

実際のPolarisでのチェックインシーン

また、仕事となると、弱音を吐いてはいけないという文化が根強く、無理をして苦しくなる人もいます。しかし、私たちは、深呼吸ができる状態こそ、新しい価値づくりができると考えています。「チェックイン」では、敢えてフラットな場と関係を作り、何気ない普段の様子を伝え合うことで、お互いを気遣いながら、個々の力を最大限に発揮できるように心がけています。

リアルな場で対面していなくても、こうして「雑談」を通じて相手を気遣うことで、チームの絆が生まれ、心地よさにつながっているのではないでしょうか。

テレワークで雑談の機会が減ったな。
チームがぎくしゃくしてきたな。
チャットだけだと意思疎通が難しいな。

そう感じたら、まずは「オンライン会議前の5分雑談」をお試しください。
あなたのチームにも、新しい絆が芽生えてくるはずです。


テレワークを使ったはたらき方についてはこちらをご覧ください
Polarisのはたらき方VOL.1 【Polaris流テレワーク】スタート編
Polarisのはたらき方VOL.2【Polaris流テレワーク】Web会議編
Polarisのはたらき方VOL.3【Polaris流テレワーク】 オンラインお茶会&飲み会編
テレワークで雑談タイムを設けるとどうなるのか?

投稿者:スタッフポラリス

「くらしのくうき地域情報相談会」が千葉県南船橋エリアでスタート!

「くらしのくうき」は、子育て世代が知りたい、引越しにまつわる地域情報を伝える情報提供サービスです。
購入検討中のマンションエリアの教育施設や病院施設、交通アクセス、生活の利便性、地域コミュニティの関わりや文化などありとあらゆる「暮らしの情報」を地域コンシェルジュがお伝えします。

今回新たに、「くらしのくうき地域情報相談会」が2020年10月より三井不動産レジデンシャル「ParkHOMES LaLa南船橋船橋ステーションプレミア」にてスタートいたしました。

三井不動産レジデンシャル株式会社様の千葉エリアでは、ご好評をいただき、今回5件目の相談会実施となります。

地域情報を伝えるのは、そのまちに暮らす女性たち(=ミセスコンシェルジュ)。目に見える情報と見えない情報=ある種の「まちの空気感」を、これから南船橋に住まう方々へお届けします。


◆コンシェルジュにご興味ある方は、こちらの記事もご覧ください。
Polarisのはたらき方vol.5 地域コンシェルジュという仕事

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