カテゴリーアーカイブ 自由七科

投稿者:スタッフポラリス

「はたらくにまつわるすべての人と考える『なぜはたらく×アートなの?』」―自由七科イベントレポート―

Polarisでは「はたらくをアートする自由七科」として、2021年春に学び事業をスタートしました。 そこで、2021年4月4日にオープンセミナー「はたらくにまつわるすべての人と考える『なぜはたらく×アートなの?』」を開催。梅本龍夫先生をお迎えし、Polaris取締役ファウンダー市川望美と、はたらくとアートについて語り合っていただきました。

「普通」とは何なのか

多様性が求められるようになり、自分らしいはたらき方を模索する人が増え始めました。その流れはコロナ禍で一気に加速したように思います。これらの時流の中で、「普通」の概念が大きく変化していると感じますが、そもそも普通とは何なのでしょうか。まずは「普通」についての語り合いが始まります。

市川私は幼少期から2種類の「普通」の存在を感じていました。それは、自分にとっての普通と世の中にとっての普通です。

梅本先生:後者の「普通」は、社会や所属するコミュニティにおけるモデルストーリー、行動規範だとも言えます。世の中の「普通」が社会の行動規範だとすると、市川さんのように自分にとっての「普通」に気づいている人は、異なる「普通」を押し付けられ、息苦しさを感じますよね。世の中の普通が自分にとっての普通とは違うから理解ができないのです。

「普通」が機能しなくなった社会

梅本先生息苦しさがありながらも、経済が右肩上がりだったころは「普通にしていれば未来はよくなる」という共通認識があり、どうにか普通を受け止めることができたのだと思います。ところが、右肩上がりの時代は終わり、未来が不確実になると「普通」が機能しなくなります。そこで不安を抑えられなくなり、多様性のある社会をつくろうと叫ばれているのが現在です。

ビジネスの世界においても、こうした状況を打破するために、哲学に関心が集まったりしています。論理や科学を積み重ねてきたビジネスにおいても、哲学という新しいアプローチが求められているのです。

市川ビジネスが哲学に回帰しているように、Polarisでは、「はたらく」本質に立ち返り、いかに表現していくかを考えています。内面から湧き出すものを型にとらわれず表現していくことは、アートと捉えられるのではないでしょうか。はたらき方の探求を「はたらき方をアートする」という表現へシフトし、じっくりと深耕していきたいと思います。

最近よくアートとは何かということを考えているのですが、アートにはアーティストと作品を見る人の共同行為という一面もありますね。Polarisでも対話を大切にしたいと考えています。

梅本先生アートというのは非言語なもの。感情を揺さぶられるような身体感覚が非常に大切で、その感覚を探っているうちに自分の本質、「ソース」に気づくのです。1人1人のもつ「ソース」は普遍的で、命あるものなら皆、理解できるものです。対話を通じて身体感覚を探る中で、お互いのソースに触れることができるのではないでしょうか。

小さな物語を包摂する社会へ

市川立教大学大学院時代、梅本先生の元でライフストーリー(物語)研究をしてきました。

その中で学んだのは、多様性を認める社会というのは、社会のモデルストーリーという大きな物語から、1人1人の小さな物語を認める社会ということです。まずは個人が自分のオーセンティシティ(自分自身の中にある「根源的な自分らしさ」)に根ざした物語を見つけることがスタートなのかもしれません。自由七科で最初に開講する本講座も、自分のオーセンティシティを探究するものになっています。

梅本先生会社ではなかなか自分の本質に立ち返ることが難しい人も多いので、自由七科のような場から小さな物語が生まれてくるといいですね。そして、小さな物語をふわっと包み込む、新しい物語が常にアップデートされていくのが理想の社会なのではないでしょうか。

――生きにくさを抱える人が多い時代になっていますが、自分の本質に立ち返り、表現しようという意志とそれを受け止める場があれば、新しい物語を紡ぐことができそうです。


梅本龍夫(うめもとたつお)

iGRAM代表取締役 物語ナビゲーター
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科客員教授

市川望美(いちかわのぞみ)

非営利型株式会社Polaris取締役ファウンダー・ファンドレイザー
NPO法人Loco-working協議会代表理事
立教大学社会デザイン研究所研究員

本講座「オーセンティック・ライフキャリア講座」5月1日開講!

「ねばならない」という、外側にある価値観やプレッシャーに対抗するのではなく、自分の内側にある価値観を探求し、「オーセンティシィ=根源的な自分らしさ」を育むこと。その自分らしさを軸に、のびやかに、生き方やはたらき方を創っていくこと。

どこにいても、誰といても、何をしていても、自分らしさを表現できる感性と力を得ること。

それが「オーセンティック・ライフキャリア講座」の目的です。

今回のオープンセミナーでピンと来た人はぜひ詳細ページをチェックしてください。

https://authentic-life-career.peatix.com/

投稿者:スタッフポラリス

【参加者募集】5/1(土)開講!
オーセンティック・ライフキャリア講座

――自分のものの見方や価値観は、本当に自分のものなのだろうか。

Polarisの学びの場「自由七科」。その中にある、5つの学部のひとつ「自分らしくはたらく学」主催の講座が、5/1(土)から開講します!
オールオンライン、少人数のゼミ形式の講座です。

どこにいても、誰といても、何をしていても、自分らしさを表現できる感性と力。
それらを自分の中に見つけ、はぐくむために…
一緒に学び、探求しませんか。

「はたらくをアートする自由七科」
学び、探究しなくても「はたらく」ことはできるかもしれない。
けれどこの先ずっと、このまま続けられるのか、と思うと不安になる。

もっとここちよく、もっと私らしさに根ざしたはたらき方を探究してみる。
仲間と語り合い、惑うことがあっていい。
はたらくことを自由に描き、表現することが未来におけるあたりまえのはたらき方をつくることに繋がっていく。
共に探究し、試行錯誤する。
そんな「学び」の場・コミュニティが自由七科です。


本講座の主題である「オーセンティック (Authentic)」とは、正統、本物であるさま、信頼できる様子、という意味です。ギリシャ語の「根源となる」が語源で、絵画や宝石などのモノに対して使うときは、「まがいものではない」という意味になるけれど、気持ちや人間に対して使うときは「ありのまま」「自分自身に正直である」といった意味あいとなります。


つまり、自分自身の中にある「根源的な自分らしさ」が「オーセンティシティ」であり、ありのままの自分を表現し、自分らしく生きることが、「オーセンティックである」ということになります。


外側にあるものでなく、自分の内側にあるもの。「価値観」「信念」「守りたいもの」「譲れないもの」のように、「自分を揺さぶり、動かすもの」の中に、「自分らしさ」は表現され、また、何気ない毎日の暮らしの中、小さな日常の選択の中にも、「自分らしさ」は表現され続けているはずだけど、その表現は時に難しい。


自分自身を表現するよりもまず役割を全うしなければと、自分らしさを押し殺したり、仮面をつけないといけないと思い込んでしまったり、いろいろ考えすぎて自分らしさを見失ってしまったり。

「自分らしく生きたい」と思っても、なかなかそう簡単にはいかないものです。

この講座は、自分自身の過去の経験や、今の想いから、「根源的な自分らしさ」や「自分らしいものの見方」「自分らしい世界とのかかわり方」を見つけるためのステップが沢山織り込まれています。

そして、「ライフキャリア」とは、その人の人生そのものをキャリアだととらえること。

いわゆる職業生活における「キャリア」だけでなく、暮らしの中で積み重ねてきた経験丸ごと。例えば、家族や地域との関わり、趣味、社会的な活動、自分自身が担う様々な役割なども含めた日々=ライフ全体をキャリアだととらえることです。


「ねばならない」という、外側にある価値観やプレッシャーに対抗するのではなく、自分の内側にある価値観を探求し、「オーセンティシィ=根源的な自分らしさ」を育むこと。その自分らしさを軸に、のびやかに、生き方やはたらき方を創っていくこと。


どこにいても、誰といても、何をしていても、自分らしさを表現できる感性と力を得ること。


それが「オーセンティック・ライフキャリア講座」の目的です。

開催概要

プログラム(全5回)


#1 5/1(土)「社会」と「私」のつながりを知る

【Authenticity、Authentic Life Careerについて知る】

  • 私たちは選ばされているのかもしれないー選択するということ
  • 社会構成主義から学ぶ社会と私たちの関係性
  • 大きな物語(グランド・セオリー)から小さな物語、そして新しい物語へ
  • 多様な価値観の中で自分らしく生きる

#2 5/15(土)「自分だけのものの見方」で世界を見つめる

【自分の価値観を知る】

  • 自分が心地いいと感じること、心地悪いと感じること。
  • 「仕事」は何のためにあるんだろう?
  • なぜあなたは仕事をするの?
  • あなたの人生に生きがいや価値を与えるもの、意味を与えるものってどんなもの?
  • あなたの人生は、家族や地域社会、世界とどう関係している?
  • お金、名声、目標達成は、満足できる人生とどうかかわっている?
  • 誰かの価値観が入っていないか点検する

ワーク】仕事観と人生観


#3 5/29(土) 「自分なりの答え」を生み出す

  • 過去に学ぶ、生活史に学ぶ 
  • 「ライフストーリー」を語り「パンドラ」を開ける
  • 自分の「とらわれのストーリー」を知る
  • 客観的事実と真実を分けて考える
  • 出来事を意味づける
  • 自分らしさに根差した「オーセンティック」な解釈をする

【ワーク】ライフチャートをつくる


#4 6/12(土)「新たな問い」を生み出す 

【望む未来を描き表現する】

  • 「今を生ききる」ということ
  • 「今」の私がどうあるべきか、何をすべきか
  • 自分への願い、目標だて

【ワーク】お手紙のワーク「わたしからわたしへ」いつのわたしに、どんな言葉をおくろう?


#5 6/26(土)自分自身に巡り合う

【それぞれのオーセンティシティについて語る】

  • クロージングセッション 
  • 「宣言」ー自分のオーセンティシティについて語る
  • みんなからフィードバック/フィードフォワード


【6/5(土)feed-back&wrap-up】※参加費無料

受講期間中に「フィードバック&ラップアップ」の会を開催します。分からなかった所や深堀したいことを話したり、ワークに対して相互にフィードバックするような場です。ノンプログラムのカジュアルな場ですので、このプログラムからのインスピレーションできままにおしゃべりするような場になるかもしれませんし、追加の講義のような形になるかもしれません。参加される皆さんと一緒に使う時間なので、ぜひご参加ください。

※アーカイブ受講の方で、ワークに対して発表したり、誰かとこの件でお話ししたい、という方はぜひこの機会をご利用ください。


時間:全日とも9:30-11:30
※11:30-12:30はランチ&フォローアップ(希望者のみ)
※自分のタイミング合わせて録画を確認する「アーカイブ受講」も可能です(ランチタイムはアーカイブしません)

参加費:25,000円(全5回)
※初回のみ単発参加あり 5,000円

参加方法:本ゼミでは、ZoomというWeb会議システムを活用します。
Zoomでの視聴方法など、詳細はお申込み頂いたあとに届くチケットからご確認いただけます。
※ご不明な点がありましたら、遠慮なくお問い合わせください。

定員:15名

講師:市川望美

非営利型株式会社Polaris取締役ファウンダー
ソーシャルデザイン事業部統括 Chirf Story Officer
自由七科ラボメンバー
立教大学 社会デザイン研究所 研究員

主催
非営利型株式会社Polaris(★令和元年度 東京都女性活躍推進大賞 地域部門大賞受賞)リベラルアーツ・ラボ「自由七科(じゆうしちか)」

その他

  • 各回後日確認できるアーカイブをつくりますので、都合がつかない場合はアーカイブで受講ください。
  • 初回のみご参加の場合も、ご参加の回についてはアーカイブ視聴可能です。
  • 単発からゼミ参加への切り替えも可能ですが、全5回のゼミ参加でお申し込みの方を優先します。

♦︎お申し込みはこちらから


投稿者:スタッフポラリス

【開催終了】「はたらくをアートする 自由七科」4月開講記念オープンセミナー!

「ふつう」とひとくくりにまとめられる人は少なくなり、多様性を認めることが求められる現代社会。またコロナ禍においてかつての日常は失われ、はたらき方のあり方、価値観も大きく変わっていく、そんな最中にあるようです。

Polarisは「未来におけるあたりまえのはたらき方をつくる」ことをミッションとして、10年前に創業。多様であることを前提としたはたらく仕組みと、それを受け止める組織作りを目指し、試行錯誤しながら、仲間や関わる人たちと共に道をつくってきました。
また、Polarisがこの10年で体感したことは、違和感に立ち止まり、問いを立てみんなで考えること、問いを持ち続けながら進んでいくこと、それを問い続ける場やコミュニティ、そして仲間の存在が、この先の未来を描くために必要なことだということです。
そんな想いからこの春、学びの場「はたらくをアートする自由七科」を立ち上げます。


「はたらくをアートする自由七科」
学び、探究しなくても「はたらく」ことはできるかもしれない。
けれどこの先ずっと、このまま続けられるのか、と思うと不安になる。
もっとここちよく、もっと私らしさに根ざしたはたらき方を探究してみる。
仲間と語り合い、惑うことがあっていい。
はたらくことを自由に描き、表現することが
未来におけるあたりまえのはたらき方をつくることに繋がっていく。
共に探究し、試行錯誤する。
そんな「学び」の場・コミュニティが自由七科です。

自分の中のアートが目覚める 5つの学部として

  • 自分らしくはたらく学(先行して春に開講)
  • 共にはたらく学
  • 地域ではたらく学
  • 暮らしに出会う学
  • 思考と対話ラボ

2021年夏には上記の学部が立ち上がる予定です。


4月開講を記念して開催するオープニングセミナーでは、Polarisの取締役ファウンダー市川望美の大学院時代の担当教授であり、コンサルティング会社アイグラムの代表取締役、物語ナビゲーターとして活躍されている梅本龍夫氏をお迎えして、自由七科のテーマである「なぜ、はたらく×アートなのか」について対話し、深めていきます。

  • 「ふつう」がなくなったわけ、なぜ多様な時代になったのか?
  • 明確なサクセスストーリーが無くなった今、正解のない時代をどう生きる?
  • なぜアートなのか?はたらくとアートをつなぐものはなんだろう?

これからのはたらき方を、一緒に考えてみませんか?

オープニングセミナー

登壇者

梅本龍夫(うめもとたつお)

iGRAM代表取締役 物語ナビゲーター
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科客員教授

市川望美(いちかわのぞみ)

非営利型株式会社Polaris取締役ファウンダー・ファンドレイザー
NPO法人Loco-working協議会代表理事
立教大学社会デザイン研究所研究員

開催概要

開催日時:2021年4月4日(日)13時〜14時半
開催方法:Zoomによるオンライン配信
参加費:1000円
定員:50名
申込方法:(peatix)

投稿者:スタッフポラリス

自由七科ゼミ:「半分幸せの考察」~女性のライフストーリーと、選択における個人と社会の関係性 1期【講義編】【実践編】

半分幸せの考察〜 開講

2020年2月に開講した自由七科ゼミ:「半分幸せの考察」~女性のライフストーリーと、選択における個人と社会の関係性(0期)を経て、晴れて1期として開講することになりました。
今回は、現在の社会情勢も鑑みて、オールオンラインにて実施します。
また、本来ゼミスタイルとして全6回で受講生と探究していくスタイルでしたが、より多くの方に学びにふれる機会を届けたいと思い、講義編と実践編を分けて開講します。
特に、キャリアコンサルタント、人材能力開発など、キャリア・人材に関わる方にもぜひご参加いただきたいゼミです。
多くの方のご参加お待ちしております。

今回は講義編と実践編の両方をご案内しています。 それぞれにお申し込みフォームがあります。


本講座は、
本ゼミは、市川による修士論文『半分幸せの考察~育児離職した⼥性のライフストーリー分析による選択における個⼈と社会の関係性:A Study of “Half-Happiness”;Life Story Analysis of the Non-employed Women who Resigned due to Child Care: How They Make Life Course Decisions in the Context of the Relationship of the Individual and Society.』(2018,立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科)をベースに行っていきます。

私たちは、選ばされているのかもしれない

「子どもがいて、スキルも経験もない私たちみたいな主婦は、半分幸せでもありがたいと思わないといけないんですーー。」

この言葉が、すべての探究の始まりでした。

この言葉は、育児中の女性向けのキャリアデザイン講座で講師を務めていた時にある女性が発したものです。

そこには怒りや悲しみなどの強い感情はなく、ただあたりまえのように、穏やかにこの言葉を発し、その場にいた女性たちも「そうだよねえ」と共感されていたように思えます。

その場では「そんなことないですよー、みなさんそれぞれです!」というようなことを発言しましたが、そのあともずっとこの言葉が引っかかっていました。

  • どうやら、同じような環境の人たちの中ではある程度共有されている感覚らしい・・
  • なにが「半分」なんだろう?
  • 「半分」なのに「幸せ」なのはなぜだろう?
  • 「幸せ」なのに「半分」なのはなぜだろう?
  • なぜ、ありがたいと思わなくてはいけないのだろう?いったい誰に?

これらの疑問を抱えながら、Polarisの事業を行ってきました。

また、この言葉は「スキルも経験もない」「育児中の女性」だけではなく、社会に広くに問いかける力を持っていることに気がつきました。

大手企業でバリバリと働いている独身の女性は「すごく刺さりました。私たちもきっと“半分幸せ“を抱えて生きていると思います」といい、ある男性は「僕らもきっとそうですね。でも、男は多分、半分だということに気が付かず全部だと思って生きているんじゃないですかね。意識的に他の半分に目を向けないようにしているのかもしれません」といいました。

「半分」が何を表すのかはそれぞれだけれど、なんらかの「空白」「喪失」「欠落」が潜んでいるように思えます。

ふとした会話の中で何気なく発せられた「半分幸せ」という言葉には、様々な葛藤や複雑な想い(でもすでに、乗り越えてしまったけれどくすぶる残存思念のようなもの)が内包されていて、それはどの立場の人にもありうること。

「ありがたいと思わなくてはいけない」という言葉からは、ひとりひとりの選択にはなんらかのし「圧力」が存在し、自分が選んだつもりが実は選ばされているのではないかという仮説にたどり着きます。


本ゼミでは、その仮説検証を中心とした市川の修士論文をベースに、女性たちのライフストーリー・インタビューを題材として、選択における社会的な圧力の存在や個人と社会の関係性を見ていくほか、ライフストーリーの基礎的な周辺研究の紹介、インタビューから社会的文脈を抜き出す手法の説明およびインタビュー分析の実践のほか、「新しい物語は社会を変える」という、社会的創発の観点から、ライフストーリーや物語を捉えていくことに取り組みます。

また、ゼミを通して、ご自身のライフストーリーやにも触れていくことになります。自分の人生についても考えたい、探究したいという姿勢でご参加いただけたらより豊かな時間になると思います。

プログラム 【講義編】【実践編】

講義編プログラム(全3回)

https://half-happiness-lecture.peatix.com/

#1 7/10(金)10:00-12:30【講義編1】

「半分幸せ」の考察~修士論文概略

 序章  本研究の背景と目的
 第1章 先行研究および分析手法
 第2章 育児期の女性の働き方を取り巻く環境と課題の整理
 第3章 ライフストーリー・インタビュー分析
 第4章 社会変革装置としての物語
 第5章 「半分幸せ」の考察結果 

#2 7/21(火)10:00-12:30【講義編2】

基礎的研究ピックアップ

ライフストーリー、物語/語り、物語法、社会構成主義、ナラティブ等

#3 7/31(金)10:00-12:30【講義編3】

「選択する」ということ

選択する力と選択前提、社会のラベル、社会システムのループ、支配的な物語

実践編プログラム(全3回)

https://half-happiness-practice.peatix.com

#4 8/21(金) 10:00-12:30 【実践編1】

ライフストーリー・インタビュー
~分析手法、社会的文脈とはなにか、ライフストーリー・インタビュー実践

#5 8/31(月)10:00-12:30【フォローアップ】

インタビュー実践に向けたフォローアップ・フリーディスカッション

#6 9/11(金) 10:00-12:30【実践編2】

ライフストーリー・インタビュー分析結果シェア
ディスカッション、クロージング

開催概要

時間:10:00-12:30(終了後ランチ交流なども予定)

対象:女性のライフストーリーやキャリアなどに関心がある方(専門性や経験値は問わず)、女性たちが集うコミュニティ運営や組織運営に関わる方、支援的な立場の方、研究者など

参加費:10,000円(全3回)
※初回のみ単発参加あり 3,500円

参加方法:本ゼミでは、ZoomというWeb会議システムを活用します。
Zoomでの視聴方法など、詳細はお申込み頂いたあとに届くチケットからご確認いただけます。
※ご不明な点ありましたら、遠慮なくお問い合わせください。

定員:15名

講師:市川望美
非営利型株式会社Polaris取締役ファウンダー
 ソーシャルデザイン事業部統括 Chirf Story Officer
 自由七科ラボメンバー
立教大学 社会デザイン研究所 研究員

主催:非営利型株式会社Polaris(★令和元年度 東京都女性活躍推進大賞 地域部門大賞受賞)
リベラルアーツ・ラボ「自由七科(じゆうしちか)」

共催:立教大学社会デザイン研究所 「働き方における女性のライフストーリー研究会」

その他:

  • オンラインツールは「ZOOM」を使用する予定です。詳細はお申し込み後にご案内いたします。
  • 各回後日確認できるアーカイブをつくりますので、都合がつかない場合はアーカイブで受講ください。
  • 初回のみご参加の場合も、ご参加の回についてはアーカイブ視聴可能です。
  • 単発からゼミ参加への切り替えも可能ですが、全3回のゼミ参加でお申し込みの方を優先します。

自由七科とは:自由に生きるための知恵に出会うリベラルアーツ・ラボ
変化の時代の中で多様な人とつながりながら自由に生きること、その人がその人らしくあること、仕事とその人がより近づき、自分が心地よいと思える暮らしかたや働き方を実現するための学びや探究を行うラボです。


関連記事
・市川望美 修士論文より『半分幸せの考察」オンライン講座、体験レポート

投稿者:スタッフポラリス

市川望美 修士論文より『半分幸せの考察」オンライン講座、体験レポート

非営利型株式会社Polarisで2019年1月に立ち上がった研究部門「自由七科(リベラルアーツ)・ラボ」。 リベラルアーツとは一般教養・教養課程という意味で馴染みがありますが、「自由七科(じゆうしちか)」は、その日本語訳です。

ラボのテーマは「自由に生きるための知恵に出合う」こと。時代が変化する中で、多様な人とつながりながら自由に生きること、その人がその人らしくあること、仕事とその人がより近づき、自分が心地よいと思える暮らし方やはたらき方を実現するための学びや探究を行うこと、を目的としています。

その自由七科ラボで2020年2月17日~4月23日に「自由七科主催ゼミ『半分幸せの考察」~女性のライフストーリーと、選択における個人と社会の関係性』」(0期) が開催されました。


今回は、全6回のこの講座をオンラインで受講した体験を受講生Kさんからのレポートをお届けします。


「自宅で受講できるのなら、ちょっと参加してみようかな」

私は12歳の娘と8歳の息子の母で、業務委託でPolarisに関わる仕事をしています。子どもが二人とも小学生になった頃から、なんとなく自分の思い通りのはたらき方、生き方ができているかなあと思っています。
私の周りの女性たち、ママ友や学生時代の友人も、9割近くが何らかの仕事を持っていて、正社員、パートやアルバイトの他にフリーランスというはたらき方を選んでいる人もいるようです。
一見、それぞれ自分に合ったはたらき方や仕事を選んでいるように見えますが、実際はほとんどの人が、不満があったり、疲れていたり、諦めたような様子だったり…。
女性が仕事を持つことがあたりまえになり、はたらき方の選択肢が増えても解決しないことがあり、それどころか、以前にはなかった問題があるように感じていました。

「一人一人が満足のいく人生を生きるためには何が必要なのだろう?」
「さらに未来を生きる私の子どもたちにはこれからどんな力が必要なのだろう?」

なんとなくモヤモヤと感じていた想いがあって、このゼミにはとても興味がありました。
ただ一方で、家事、育児、仕事で忙しい毎日の中、学習時間の確保ができるかどうかがとても不安でした。受講するかどうか直前まで迷いましたが、なんと、インターネット環境があれば、オンラインで受講できるとのこと。「自宅でオンライン受講なら、移動時間はかからないし、何とかなりそうかな。とりあえず、第1回目の講座に参加してみよう!」と申し込みをしました。

いざ、申し込みから受講まで

申し込みはPeatix というwebサービスで行うようになっていました。操作は簡単で、受講料はクレジットカード払いができ、自宅からでも手軽に申し込みができました。

オンライン講座に参加する際、使用するツールはZoomでした。ITオンチの私ですが、Zoomは仕事のミーティングで日常的に利用しているので、抵抗はありませんでした。ただ、オンライン講座の受講は初めてなので、どんなふうに進んでいくのかなぁ、ついていけるかなぁと少しの不安を感じました。

第1回目の講座は講義がメインでしたが、まずは自己紹介から。どんなメンバーが参加しているのかがわかり、少し気持ちがリラックスした状態で聴講となります。講義をインプットした後は受講生同士で対話形式のアウトプットの時間。Zoomにはブレイクアウトルームという機能があり、受講生2,3人ずつのグループに分かれて、気づいたことや気になったことを個別にシェアすることができました。初めてオンラインで出会う人との会話に、最初は緊張しましたが、話すテーマが決められているので話しやすかったですし、話していくうちに、それぞれのメンバーの経歴や境遇、どんな気持ちで参加しているのかが分かり、次第に打ち解けることができました。

講座終了後にはそのままオンラインで1時間ほどのランチ会。講座の流れを受けつつ、気軽におしゃべりする中で、刺激を受けたり、深く考えずにはいられないような言葉に出合ったりしたことで、終了後には「もう少し講義を聞きたい」「みんなともっと話したい」という気持ちになっていました。

そこで、とりあえず参加できるところまででも構わないから参加しよう(途中で挫折しちゃうかも…)、と2回目を受講、3回目も受講…と続けているうちに、気が付いたら結果的には全6回を皆勤賞で受講することができました。

オンライン講座における受講スタイル、使用ツール、進行について

受講スタイルは次の3つで設定されていました。(受講スタイルは毎回開催数日前に選ぶことができます)
「会場(調布市仙川のPolaris事務所)参加」
「オンライン参加」
「録画視聴」
※新型コロナウイルスの影響もあり、第2回目からはオンラインと録画視聴のみとなりました 。

イメージ写真です

2回目以降のゼミは次のような進行でした。

  • 前回の講座の振り返り【50分】
    (受講生のリアクションシートが投影され、共有。講師:市川さん、ファシリテーター:山本さんからコメント)
  • Zoomのブレイクアウトルームで受講生2,3人ずつのグループに分かれ、振り返りを受けて気づいたことや気になったことをシェア。【15分】
  • 全体に戻ってグループごとにシェア。【10分】
  • 市川望美さんの講義【60分】
  • 質疑応答、次回講座の連絡事項案内【10分】 ・講座終了後、ランチ交流会。(任意参加)【60分】

仕事の都合や体調不良などで当日参加できない人は、Zoomの録画視聴を利用して受講していました。リアルタイムで参加した受講生の人数は、各回約5人程度で、遠くは福岡から参加の方もいました。
事務連絡や情報共有はゼミ生限定のFacebookグループでおこなわれます。Zoomの録画もこちらのグループ内で共有されました。また講座の各回の投影資料はDropboxというストレージサービスで共有されたので、いつでも見ることができます。Dropboxには、各講座の受講後に受講生が作成したリアクションシート(受講内容のまとめや感想などを記載したもの)を提出するようになっていました。

子どもがいる中でのオンライン受講

最初は時間を節約するために選んだオンライン受講でしたが、受講期間中に新型コロナウイルスの影響が大きくなり、子どもたちの小学校も休校に。第3回(3/9)以降は子どもが在宅している中での受講となりました。
子どもたちには予め「今日の10時から12時半まではZoomでゼミ。勉強しているからね」と伝えましたが、受講場所がリビングダイニングということもあり、8歳の息子は講座中も何かと話しかけてきました。
そんなときに便利なのが、Zoomのミュート機能で、こちらの音を参加者のみなさんに聞こえないようにすることができます。子どもに呼ばれてしまった時は、チャットに「5分程離席しますが、音声は聞いています」と書き込んで、ミュートと合わせてビデオをオフにします。離席してしまったところは、後で録画を確認し、もし分からなくなってしまったことがあればFacebook上で質問すれば問題ありませんでした。

写真はイメージです

Polarisでは「子どものいる暮らしの中で働く」ことについて、仕事場(在宅が多いですが、自宅以外の場所のこともあります)にいる子どもを、その場に参加しているメンバーとして尊重する文化があります。「暮らす」と「はたらく」をできる限り分断しないで(もちろん分けた方が良い場や分けることが必要な場もありますが)子どもと大人が心地よくその場にいられるように工夫してきたことが文化となっています。
もちろん、受講中は子どもに邪魔されずに集中したい気持ちはあります。しかし真剣に学んでいる大人たちの姿が見えることは、他では得られない価値のあることだと感じています。

コロナによる変化の中で、価値観を問う学びの時間

ゼミでは人生の選択に影響を与える事柄について紐解いていきました。親や友人からの影響だけでなく、社会的な背景や制度、歴史、土地柄といった様々なものが影響し、当たり前と思っている個々の価値観が、実は押し付けや、「作られた」ものであったりすることに、改めて気づかされました。

受講期間中、新型コロナウイルス感染拡大の影響が日一日と濃くなり、今まで当たり前だと思っていた生活は手に入りがたいものになってしまいました。この過程を経て、まさにゼミで学んだことは「体感」として腑に落ちるものとなりました。このタイミングで「主体的に選択していると認識することの大切さ」や、「認識するために必要なこと」について考えを深める時間を持てたことは、とても幸運だったと感じています。

オンライン講座を受講してみて

初めてのオンライン受講でしたが、対面での受講と比べて特に困った点や物足りない点はありませんでした。逆に会場受講が必須の場合、「ほとんどみんな参加できていない!」と気づきました。小さなお子さんが複数いる人、来月出産予定の人、福岡に住んでいる人…、私も受講を見送っていたかもしれない一人です。今後ますますこういったオンライン講座の価値は高まっていくことと思います。
Polarisではこれからも様々なオンライン講座が企画されているようなので、とても楽しみに思っています。


今後のオンライン講座等のご案内を希望の方はこちらにエントリーください。

投稿者:スタッフポラリス

新型コロナウイルス対策に伴うイベント・セミナー延期のお知らせ

平素はPolarisの事業に格別のご高配とご協力を賜り心より御礼申し上げます。

 さて、このたび新型コロナウィルス感染の情勢を鑑み、参加者のみなさま、関係するみなさまの健康と安全を最優先に考慮し、3月実施予定の主催イベント・セミナーの開催を急遽、延期させていただくこととなりました。
 ご参加予定のみなさまには、お申し込みいただいたことへの感謝とともに、大変ご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。延期の日程は改めてご案内させていただくべく、現在調整中です。

延期イベント

【自由七科ゼミ】 ライフとキャリアの融合デザイン
〜自分軸で、暮らし働き続けるために必要なこと

日時:3/1(日)10:00~12:00
場所:東京ウィメンズプラザ (表参道)

東京都女性活躍推進大賞・地域部門大賞受賞記念セミナー
女性の働き方から、持続可能な地域づくり・街づくりを考える 〜Loco−workingの実践から見えてきたもの~

日時:3/3(火)13:00〜17:00
場所:公益財団法人 日本財団(赤坂) 

子どものいる暮らしの中ではたらくを考える座談会
日時:3/6(金)9:50〜11:10
場所:カフェ「aona」 (調布)


コミュニティフォーラム2020
日時:3/8(日) 13:00~
場所: EBiS303 (恵比寿)
詳細: NPO法人CRファクトリー「コミュニティフォーラム 2020
――2020年3月4日追記――


引き続き、ご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます

イベント延期に伴うお問合せはこちらからお願い申し上げます。

投稿者:スタッフポラリス

【開催延期】ライフとキャリアの融合デザイン 〜自分軸で、暮らし働き続けるために必要なこと【自由七科ゼミ】


新型コロナウィルス感染の情勢を鑑み、参加者のみなさま、関係するみなさまの健康と安全を最優先に考慮し、本イベントの開催を急遽、延期させていただくこととなりました。ご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。
Polarisのイベント延期に関するご案内はこちら。2020.02.20追記


人生100年時代、
このままの働き方・暮らし方を続けられるのか、
本当にやりたかったことはなんだろう…と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

また、「自分らしく暮らし働くこと」を追い求めると、
今の組織では実現が難しい、家族との両立が大変と諦めてしまうこともあるかもしれません。

――組織の中で、どう自分らしさを活かしていくか
――自分の想いと家族の想いをどう共存させていくか
――全てが共存できる?する必要があるの?

組織の中で、組織とは別の場で、地域で…自分軸でキャリアをデザインしてきたロールモデルのストーリーをヒントに、参加者同士の対話やワークを通して、自分の心地よさから「自分軸」を改めて考えます。講座を通して、自分の本当にやりたかったことに触れ、暮らすとはたらくがつながる自分らしい生き方を考えてみませんか?
自分の価値観と、組織や家族といった、他者との価値観を共存させながら、自分らしい生き方をデザインしていくための講座です。

開催概要

日時

3/1(日)10:00~12:00

タイムスケジュール

10:00~10:15 オープニング
10:15~10:35 Polarisから
~なぜここちよさ?
~「選択」という行為にまつわる大切な視点
10:35~11:15 ロールモデルクロストーク
11:15~11:45 ワーク&グループセッション
11:45~11:50 クロージング
12:00     終了

会場

渋谷区神宮前5丁目53-67
東京ウィメンズプラザ 視聴覚室B

定員

20名

参加費

無料

託児

3000円/人 1才以上(0才児はご相談ください)
定員12名

講師

市川望美

非営利型株式会社Polaris 取締役ファウンダー
ソーシャルデザイン事業部統括 Chirf Story Officer
自由七科ラボメンバー
立教大学 社会デザイン研究所 研究員

主催

非営利型株式会社Polaris
リベラルアーツ・ラボ「自由七科(じゆうしちか)」

自由七科とは…

自由に生きるための知恵に出会う
変化の時代の中で多様な人とつながりながら自由に生きること、その人がその人らしくあること、仕事とその人がより近づき、自分が心地よいと思える暮らしかたや働き方を実現するための学びや探究を行う。非営利型株式会社Polarisメンバーによる研究所。

共催

立教大学 社会デザイン研究所
「働き方における女性のライフストーリー研究会」

現代女性の人生の選択や価値観に関する質的研究を、女性だけの課題ではなく社会全体の課題ととらえるために、新たな視点からの考察を取り入れ、女性ならではの高積みされた社会課題を浮き彫りにすることで日本社会が見過ごしてきた本質的な課題に向き合い、当事者研究を越えた重層的で多面的な研究、協働、共創を目指す。

お申し込み

Peatixからお申し込み

投稿者:スタッフポラリス

【自由七科ゼミ】「半分幸せの考察」~女性のライフストーリーと、選択における個人と社会の関係性(0期)

本ゼミは、市川による修士論文『半分幸せの考察~育児離職した⼥性のライフストーリー分析による選択における個⼈と社会の関係性:A Study of “Half-Happiness”;Life Story Analysis of the Non-employed Women who Resigned due to Child Care: How They Make Life Course Decisions in the Context of the Relationship of the Individual and Society.」(2018,立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科)をベースに行っていきます。

 

私たちは、選ばされているのかもしれない

「子どもがいて、スキルも経験もない私たちみたいな主婦は、半分幸せでもありがたいと思わないといけないんですーー。」

 

この言葉が、すべての探究の始まりでした。

 

この言葉は、育児中の女性向けのキャリアデザイン講座で講師を務めていた時にある女性が発したものです。

 

そこには怒りや悲しみなどの強い感情はなく、ただあたりまえのように、穏やかにこの言葉を発し、その場にいた女性たちも「そうだよねえ」と共感されていたように思えます。

 

その場では「そんなことないですよー、みなさんそれぞれです!」というようなことを発言しましたが、そのあともずっとこの言葉が引っかかっていました。

 

どうやら、同じような環境の人たちの中ではある程度共有されている感覚らしい・・

なにが「半分」なんだろう?

「半分」なのに「幸せ」なのはなぜだろう?

「幸せ」なのに「半分」なのはなぜだろう?

なぜ、ありがたいと思わなくてはいけないのだろう?いったい誰に?

 

これらの疑問を抱えながら、Polarisの事業を行ってきました。

 

また、この言葉は「スキルも経験もない」「育児中の女性」だけではなく、社会に広くに問いかける力を持っていることに気がつきました。

 

大手企業でバリバリと働いている独身の女性は「すごく刺さりました。私たちもきっと“半分幸せ“を抱えて生きていると思います」といい、ある男性は「僕らもきっとそうですね。でも、男は多分、半分だということに気が付かず全部だと思って生きているんじゃないですかね。意識的に他の半分に目を向けないようにしているのかもしれません」といいました。

 

「半分」が何を表すのかはそれぞれだけれど、なんらかの「空白」「喪失」「欠落」が潜んでいるように思えます。

 

ふとした会話の中で何気なく発せられた「半分幸せ」という言葉には、様々な葛藤や複雑な想い(でもすでに、乗り越えてしまったけれどくすぶる残存思念のようなもの)が内包されていて、それはどの立場の人にもありうること。

 

「ありがたいと思わなくてはいけない」という言葉からは、ひとりひとりの選択にはなんらかのし「圧力」が存在し、自分が選んだつもりが実は選ばされているのではないかという仮説にたどり着きます。

 


本ゼミでは、その仮説検証を中心とした市川の修士論文をベースに、女性たちのライフストーリー・インタビューを題材として、選択における社会的な圧力の存在や個人と社会の関係性を見ていくほか、ライフストーリーの基礎的な周辺研究の紹介、インタビューから社会的文脈を抜き出す手法の説明およびインタビュー分析の実践のほか、「新しい物語は社会を変える」という、社会的創発の観点から、ライフストーリーや物語を捉えていくことに取り組みます。

 

また、ゼミを通して、ご自身のライフストーリーやにも触れていくことになります。自分の人生についても考えたい、探究したいという姿勢でご参加いただけたらより豊かな時間になると思います。

 

※今回は「0期」として、オンライン参加も含め、実験的に行いますのであらかじめご了承ください。

 

開催概要

 

プログラム(全6回)


#1 2/17(月)10:00-12:30【講義編1】

「半分幸せ」の考察~修士論文概略

 

序章  本研究の背景と目的

第1章 先行研究および分析手法

第2章 育児期の女性の働き方を取り巻く環境と課題の整理

第3章 ライフストーリー・インタビュー分析

第4章 社会変革装置としての物語

第5章 「半分幸せ」の考察結果

 


#2 2/27(木)10:00-12:30【講義編2】

基礎的研究ピックアップ

ライフストーリー、物語/語り、物語法、社会構成主義、ナラティブ等

 


#3 3/9(月)10:00-12:30【講義編3】

「選択する」ということ

選択する力と選択前提、社会のラベル、社会システムのループ、支配的な物語

 


#4 3/23(月)10:00-12:30【ラップアップ】

講義編まとめ、フリーディスカッション

 


#5 4/2(木) 10:00-12:30 【実践編1】

ライフストーリー・インタビュー

~分析手法、社会的文脈とはなにか、ライフストーリー・インタビュー実践

 


#6 4/23(木) 10:00-12:30【実践編2】

ライフストーリー・インタビュー分析結果シェア

ディスカッション、クロージング

 


 

時間:10:00-12:30(終了後ランチ交流なども予定)

対象:女性のライフストーリーやキャリアなどに関心がある方(専門性や経験値は問わず)、女性たちが集うコミュニティ運営や組織運営に関わる方、支援的な立場の方、研究者など

参加費:20,000円(全6回)
※初回のみ単発参加あり 4,000円

参加方法:内容は、ゼミ(全6回)か初回単発かの2種類、会場は現地(調布市仙川/cococi)とオンライン(ZOOM利用予定)の2種類があり、チケットは全部で4種類あります。お間違えないようにお申し込みください。

定員:現地(cococi)8名 オンライン 8名
※初回のみ、現地15名程度まで、オンライン参加は制限ありません

講師:市川望美

非営利型株式会社Polaris取締役ファウンダー
ソーシャルデザイン事業部統括 Chirf Story Officer
自由七科ラボメンバー
立教大学 社会デザイン研究所 研究員

主催:非営利型株式会社Polaris
リベラルアーツ・ラボ「自由七科(じゆうしちか)」

共催:立教大学社会デザイン研究所 「働き方における女性のライフストーリー研究会」


自由七科とは:自由に生きるための知恵に出会うリベラルアーツ・ラボ

変化の時代の中で多様な人とつながりながら自由に生きること、その人がその人らしくあること、仕事とその人がより近づき、自分が心地よいと思える暮らしかたや働き方を実現するための学びや探究を行うラボです。

 

◆お申し込みはこちらから