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投稿者:polaris_sakae

こどもと、おとなと、まちを照らす Keiyo GAS Community Terrace「てらす」運営レポート

非営利型株式会社Polarisは、京葉ガス株式会社コミュニティスペース「KeiyoGAS Community Terrace(てらす)」(千葉県市川市)の運営を、10月4日(月)より開始しました。

「KeiyoGAS Community Terrace(てらす)」は、地域のみなさんの暮らしや活動をより豊かにするために誕生したコミュニティスペースです。
「こどもと、おとなと、まちを照らす。」をコンセプトに、地域で活動するみなさんの声を反映しながら、様々な人たちが集い、広く交流が図れるコミュニティの場の創造を目指します。

今回は、正式オープンから2週間ほどが経過した「てらす」の様子をご紹介します。

「てらす」 各スペースのご紹介

「てらす」は、JR総武線・都営地下鉄新宿線本八幡駅から徒歩2分ほど、京葉ガス本社が入るビルの1階・2階にあります。道路に面した1階の自動ドアをくぐると、ナチュラルテイストのテーブル席とシェルフを備えた「きらきらアトリエ」がお出迎え。2階の天井高いっぱいの窓から自然光が差し込み、気持ちの良い空間となっています。

吹き抜けで開放感のある「きらきらアトリエ」
絵画や創作物の展示スペースとしても活用できるシェルフを備えている。

きらきらアトリエの奥には、11台のコンロを備えた「わいわいキッチン」があります。

料理教室の開催や、友人同士でクッキングを楽しめる「わいわいキッチン」

入口の自動ドア横の階段を上ると、広々とした空間が出迎えてくれます。

2階の様子が徐々に見えてきます。
スタイルの違う3つのスペースが繋がっています

一番奥は、モデルルームのような「すくすくダイニング」、間に「のびのび土間」をはさみ、手前には靴を脱いでくつろげるフローリングスペース「ぺちゃくちゃリビング」があります。すくすくダイニングとぺちゃくちゃリビングには、水回りや家電調理器具、カトラリーも備えています。
2021年12月現在は、飲食の持ち込みは不可となっていますが、いずれはパーティー会場としても活用いただける予定です。

「てらす」での活動・交流を見守る「てらすコミュニティサポーター」

現在、本八幡近隣に住む6名の「てらすコミュニティサポーター」が、「てらす」の来場者対応やイベント企画等を行っています。

「てらす」は、「来場者」「サービス提供者」と立場を分けず、ここにいるみんなで作り上げる場です。時には、来場者も巻き込みながら、地域での温かい縁を紡ぎ、より豊かな日常を送れる土壌となるよう見守るのが、コミュニティサポーターの大事な役割になっています。

人の縁で豊かに育つ「てらすの木」

2階壁面には、来場者同士やサポーターを繋ぐ「てらすの木」があります。枝には、「これからやってみたいこと」「この場がこんな風になったらいいな」という願いを書いたふせんが、葉っぱや果実のように貼られています。ほかの人の考えに触れることで、自分のアイデアも膨らみそうです。
これらを参考にしつつ、イベント企画などを考えていくのも、コミュニティサポーターの仕事です。

てらすへの「願い」や「想い」が実っていきます。

これから「てらす」を利用したい方向けのオリエンテーション「てらすツアー」のガイドも、サポーターが行います。

コミュニティサポーターの一人、池田さん

まずは、1階2階の各スペースのコンセプトと具体的な使い方のイメージを伝えます。

スペースを見ながら、利用方法や活用例をご案内

ツアー参加者からは、「こんな使い方はできますか?」「こんなこと、やってみてもいいですか?」とワクワクする提案が次々と。多様な人がこの場所で共に過ごすことになるので、お互いが気持ちよく使えるよう配慮しつつ、一緒にアイデアを膨らませていきます。
一通りスペースの説明が終わったら、「てらす」の使い方や大切にしていきたいことを丁寧にお伝えしていきます。

初めましての人同士で緊張した空気も、池田さんサポートの元、自己紹介やこれからやってみたいことをお互いに話すうちに、和やかなものに変わっていきました。

これから「てらす」を活用し、共に「てらす」を育てていきたいと思ってくれた方は「てらすコミュニティメンバー」に登録いただき、「てらす」のスペースを利用することができるようになります。この日は、参加者のお一人が早速スペースを予約して帰られました。

池田さんより—
地域に根ざしたコミュニティ施設が地元、本八幡にできたと知り、興味を持ちました。日頃から「孤育て」(孤独な子育て)にならない社会を作りたいと思っているのですが、「てらす」のコンセプトにある「照らされることで、人々が繋がり、場が動き出す」というフレーズに強く共感しました。スタッフも募集していると知り、すぐに説明会に申し込みました。
「こういうのやってみたいけど・・・」という人の背中を押したり、たまたまその場に居合わせた人たちをご紹介するなど、その時の気持ち・ご縁を大切にしていきたいと思っています。誰かとワイワイ過ごしたい方にとっても、一人でゆっくり読書したい方にとっても、居心地の良い空間を目指していきたいです。

まだ始まったばかりの「てらす」が、今後どんな風に人々とまちを照らしていくか期待が高まります。


KeiyoGAS Community Terrace(てらす)について

所在地:市川市南八幡3-14-1

KeiyoGAS Community Terrace(てらす) Instagramアカウント:@keiyogas_terrace

投稿者:polaris_fujikura

Loco-space Fujimino(ロコスペースふじみ野)運営紹介

非営利型株式会社Polarisは、分譲マンション「Brillia Cityふじみ野」の販売センター内に併設するコミュニティスペース「Loco-space Fujimino(ロコスペースふじみ野)」(埼玉県ふじみ野市)の運営をおこなっています。

今回は、「地域の情報ステーション」として、地域住人であるスタッフとともに、地域情報の発信を通して、地域に新しい繋がりを作っているロコスペースふじみ野での運営の様子をご紹介します。

運営内容とスタッフメンバーについて

ロコスペースふじみ野は、マンション購入検討者や入居予定者など、これから新しくこの地域に引っ越してくる人たちと、この地域で暮らしている人やはたらいている人たちを、地域の情報やイベントを通じて繋げることを目的として作られたコミュニティスペースです。

SNSによる地域情報の発信を軸に、主に4つの仕事をチームで運営しています。

  1. SNSによる地域情報の発信
  2. イベントの企画運営
  3. 地域情報コンシェルジュによる相談会(対面型の地域情報提供サービス)の実施
  4. レンタルスペースの運用

メンバーとチーム運営について

チームのメンバーは、ロコスペースふじみ野周辺に住む、7名の子育て中の女性たちです。
メンバーは本業を別に持ちつつ、「自分の暮らす地域に関わる仕事がしたい」という想いを持って、副業としてこの業務に携わっています。
コミュニティスペースでの勤務は月に2~3回のほかに月に一回のミーティングがあります。その他の業務連絡、情報共有、シフト調整などは、全てオンライン上で完結しています。

メンバーそれぞれが持っている地域情報は、居住エリア・子どもの年齢・趣味などのバックグランドの違いによって様々です。そして、メンバーが多様であるのと同様に、情報を受け取る人たちもまた多様です。メンバーが持つ情報をお互いに尊重しながら共有することで、多様な情報発信が可能となると共に、対等でフラットな関係性のチーム運営が実現できています。

地域情報について

相談会での地域情報提供の際や、SNSでの地域情報発信の際には、「どこに何があるか」だけでなく「そこでどんな経験ができるか」ということに重点を置いています。例えば、そこにある病院ではどんな医師からどんな診察が受けられるのか、あるいはそこにある公園では子どもたちはどんな遊びができるのか、といった、メンバーそれぞれの「日常の暮らしの経験」に基づいた情報を伝えるようにしています。なぜなら、経験に基づいた具体的なエピソードこそ、実際にこのエリアで暮らすイメージを膨らませることにつながるからです。
メンバーそれぞれの、地域や地域の人々への愛着ある眼差しで切り取られた情報は、受け取る人に共感や安心を届ける力があります。

こうした情報提供の仕方には、Polarisが「くらしのくうき」という地域情報提供サービス事業を積み重ねて培った知見が宿っています。

「日常の暮らしを大切にすることが価値を生み、仕事になる」
――Polarisが育んできた価値の再編集スキームにより、仕事にやりがいを見出したメンバーが、対等で協力的なチーム形成を行うことで、質の高い情報発信へとつながっています。

イベントの運営企画について

ロコスペースふじみ野では毎月1~2回、「オープンデイ」を開催しています。
指定の時間内は、ロコスペースふじみ野を自由に利用することができ、地域情報について気軽に話せる場として、また近隣のスタンドコーヒー店のドリンクスペースとして活用いただけます。
イベント会場を探している方や、ショップカードや地域での活動のチラシをスペース内に置いてほしいという方が来場することもあります。

10月のオープンデイでは「来場した方に笑顔になってもらえるような場と時間をつくりたい」というメンバーの想いから、ハロウィンイベントを開催しました。
ハンドメイド作家としても活動しているメンバーが中心となって装飾を企画し、SNSでは、当日を楽しみに思ってもらえるような投稿を発信するなど、一ヶ月程前から少しずつ準備をしました。
配布するお菓子はメンバーが子どもの頃からお世話になっている地域の駄菓子屋さんに発注。また、子育てや仕事を頑張っている大人の方にも喜んでもらいたいとの想いから、大人用にもサプライズで地域の古くからある洋菓子店のお菓子を用意しました。

イベント当日は、併設されているマンション販売センターに来場のお客様、地域でハンドメイドの活動をしている方、Instagramのフォロワーの方、メンバーの家族、友人など様々な方々が来場しました。撮影を楽しんだり、メンバー手作りの地域情報資料を見ながら地域のお話しをしたり、お菓子のプレゼントを通して言葉を交わしたりした時間は、メンバーも来場者も笑顔にあふれた時間となりました。

スタッフメンバーと来場者の当日の様子
メンバー手作りの装飾

最近は、ロコスペースふじみ野のSNSにメッセージや問い合わせなどをいただくことも少しずつ増えてきました。このエリアに引っ越してきたばかりの方、地域でお店をやっている方、個人で起業をしている方など様々です。これからも地域情報の発信を通して、そのような方たちを新たに繋げ、関わった人にたくさんの笑顔を届けられるようなスペースを目指します。

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投稿者:スタッフポラリス

他者と共に自分の「ここちよさ」を探る~「子どものいる暮らしの中ではたらくを考える座談会」レポート~

子どものいる暮らしの中ではたらくを考える座談会」は、2012年から開催し続けているPolaris定番の座談会です。2021年8月に学び事業「自由七科」が立ち上がり、現在は、自由七科の「思考と対話ラボ」のコンテンツの一つとして開催しています。

一人ひとりの「ここちよさ」に向き合う場

「仕事」か「子育て」かの二者択一ではなく、誰もが「ここちよく」はたらける社会を目指してPolarisは始まり、くらしの価値を再編集するスキーム構築や「地域×はたらく」のスケールアウト、チームによる「仕事のしかた」の再定義を経て、「はたらく」と「暮らし」が分断されない仕事をつくってきました。

しかし、「ここちよく」はたらくとは、どんな状態でしょうか?本座談会は、「はたらく」や「暮らし」のそれぞれのここちよさに向き合うための対話の場となっています。

「子どものいる暮らしの中ではたらく」と聞いて、ピンとくるのは子どもをもつ女性が多いようで、本座談会の主な参加者は女性。開催すると、「こんな場が欲しかった」と言ってくださる方も。しかし、この座談会はそうした子育て中の女性だけを対象にしたものではないのです。たとえば、子育て中の男性はどうでしょうか。コロナ禍で在宅ワークが進み、今まで見えていなかった子どもの姿や、子どもがいる日常の暮らしが見えるようになった人も多いと思います。あるいは、子どもがいなくても、「いまの社会で子育てをしながらはたらく」とはどういうことなのかを想像してみると、社会的に弱い立場にいる人たちの抱える課題にも繋がるのではないかと考えています。

ここちよいはたらき方を考えるために、「子どものいる暮らし」という視点を用いてはいますが、そこで出てくる理想やそれを実現するための障壁は、子どもの有無に関係なく、多くの人のはたらきやすさに繋がるのではないかということを、回を重ねるごとに感じます。

異なる背景を持つ人と出会う


平日の夜に開催した「子どものいる暮らしの中ではたらくを考える座談会」オンライン

平日の夜のオンライン座談会では、コロナ禍を機に在宅ワークになった男性や子ども食堂を開いている男性、パートナーが転勤族の女性などにご参加いただきました。参加者のお子さんの年齢も未就学児から中学生まで様々。住まいやはたらき方に関わらず、多様な人が集まってくださったのは、オンライン開催ならではの成果でした。中には、パートナーには直接聞きづらい、男性目線の話が聞けてよかった、という感想もありました。


町田市で開催した「子どものいる暮らしの中ではたらくを考える座談会」参加者の皆さん

一方、町田市のCOMMUNE BASE マチノワで開催された座談会は、平日午前中に実施したため、幼稚園~小学生の子を持つお母さんが中心に参加くださいました。専業主婦の方もいれば、フリーランスや会社員、保育士さんなど、一人ひとり違った暮らし方・はたらき方をお持ちの方々です。しかし、本座談会のように、普段とは異なるコミュニティの中で共通の課題意識を持った人たちとだから生まれる「程よい距離感」の対話は、暮らしの課題が自分だけのものではないことを認識させてくれ、同志がいる心強さを与えてくれます。

コロナ禍をきっかけに、オンラインでの座談会を取り入れるようになりましたが、「程よい距離感」の対話は、リアリティを持って参加者の一体感を高めてくれていました。

正解を求めず対話を重ねる

この座談会は「ワールドカフェスタイル」という方法を用いて行います。相手の言葉を否定しない、一人ずつ話し、話している人に被せて発言しない、などいくつかルールがありますが、答えを出すわけではなく、対話を通して意見を重ねることを大切にしています。本座談会で話すテーマ(=問い)は3つ。実はこのテーマは2012年以来、ずっと変えずに、同じテーマで話しています。テーマは同じでも、その回の参加者によって、出てくる言葉が変わってくるから不思議です。しばらく経って再び参加して、自分の気持ちの変化に気づいたりする人も。リピーターも大歓迎です。


一人ひとりの付箋をシェアすることから対話が始まります

ワールドカフェスタイルのルールを理解したら、本題に入っていきます。投げかけられる問いについて、自分なりの考えを付箋に書き、それらを共有しながら、お互いの思いを深掘りしていきます。

自分で話していたり、誰かの話を聞いていたりした瞬間にパッとアイデアがひらめく――会場で対面開催した際は、そんな目が白む瞬間の表情が見えるのが魅力の一つかもしれません。

一方オンライン開催では、付箋に考えを書き込んで共有というスタイルではなく、少し考える時間とって、思いが整った人から話し始めるというスタイルです。ポンポンと発言が飛び出すリズム感は、会場での開催に劣りますが、その分、ゆっくりと静かに自分を見つめることができます。なんと言っても、暮らしのど真ん中にある自宅で参加するのですから、非日常な会場で考えるより、もっとリアルに、自分の求めるここちよさに思いを巡らせることができると思います。


グループワークで出た意見は他のグループにもシェア。毎回異なる意見が交わされています。

みんなのここちよさが未来をつくる

もし、今の暮らしやはたらき方の中にモヤモヤしていることがあれば、ぜひ座談会で話してみてください。モヤモヤがはっきりと言葉にならなくても大丈夫。話すことが難しければ、まず聞くだけでもOKです。誰かの話を聞いて、捉えようのない思いの輪郭が見えてくることもあります。話すことで、自分がこんなことを思っていたのかと初めて気づくのもよくあることです。

また、私たちが座談会を開くのは、今はたらいている私たちの「ここちよさ」を探求するためということもありますが、「子どもたちにどんな未来を残したいか」というところにもあります。少なくとも今よりもよりよい社会を子どもたちに引き継ぐとしたら、それは私たち大人一人ひとりのここちよさの先にあるように思います。子どものいる暮らしの中ではたらくことが、もっと当たり前で、多様なはたらき方を選べるような未来であってほしいです。

そのためには、まず自分を知ることです。自分がどのようなはたらき方や暮らし方を求めているのかを考えて言葉にしてみることが大切なのではないでしょうか。そして、私たちは他者と共に生きています。ですから、他者のここちよさやここち悪さを知ることも大切です。他者の視点から学べることもたくさんあります。一人でじっくり考えてみることもいいですが、それをアウトプットする面白さも座談会で感じてもらえたらいいなと思います。自由七科の講座や座談会を何度も開催してきて感じるのは、「こんなこと言っても大丈夫かな」と心配せずに、思いを受け止めてもらうことはとても癒しになりますし、自分が一歩を踏み出す力になるなということです。

今回は座談会のレポートでしたが、自由七科では座談会以外の場も同じ考えをもってつくっています。この記事を読んで、何か感じられた方はまずは座談会にご参加いただき、より深く対話を重ねてみたくなった方はぜひ連続講座の方も参加してみてくださいね。

今後の座談会開催予定

会場座談会・オンライン座談会とも、テーマを増やしながら開催していく予定です。

次回開催についてはこちらをご覧ください。

子どものいる暮らしの中ではたらくを考える座談会


また、Polarisの学び事業を担っている自由七科による連続講座も定期開催しています。

「ライフストーリー・インタビューによる社会学入門~『半分幸せ』から探る個人と社会の関係性~」

【内容】
「ライフストーリー・インタビュー」という手法によって、その人の人生を語りによって振り返りながら、個人と社会の関係性を学びます。社会学というアカデミックな学びを通じて、個人の内面をも捉え直すことのできる講座です。

投稿者:スタッフポラリス

予測できないから面白い
‐はたらくことをあきらめない「転妻」が手にしたものは‐

いつ出るかわからない辞令。その度に引っ越しを繰り返す転勤族。厚生労働省の独立行政法人である「労働政策研究·研修機構」が行った調査によると、現在日本の正社員の3割以上が転勤族であるというデータもあり、その数は500万人にものぼる*といわれています。転勤族のパートナーを持つ妻、いわゆる「転妻」は、これまでパートナーの転勤に同行するために、自ら築いてきたキャリアを手放さなくてはならず、人生に対する不安から「転勤うつ」を発症する人もいるといいます。また、いざ仕事をしようと思っても、転勤の不安から踏み出せない転妻も少なくありませんでした。
 しかし、最近では場所を問わず「仕事をどのように切り拓いていくか」ということが注目されはじめ、新しいはたらき方を模索する転妻が増えてきています。Polarisのメンバー、野津沙耶香さんも「転妻」のひとり。同じような悩みを抱えていましたが、現在はご主人のオーストラリア駐在に同行し、現地からオンラインで日本とつないで仕事をしています。「転勤」という不安定要素を抱えながら女性がはたらく、ということについて考えてみました。

*出典:企業における転勤の実態に関するヒアリング調査(独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)

海外駐在のスキマで見つけた新しいはたらき方

――現在、オーストラリアのメルボルンで暮らしながら、日本のデザイン会社や不動産会社の業務サポートやプレスリリースの制作など、多岐にわたる業務を担当している野津さん。どのような経緯を経て、Polarisでお仕事をするようになったのでしょうか。

野津さん:学校を卒業した当初は、信販会社の事務職としてはたらいていました。結婚·出産後も仕事を続ける予定でいましたが、出産と同時に夫のアメリカ留学が決まり、退職を余儀なくされました。帰国後、駐在前まで働いていた信販会社の再就職制度を利用するつもりでいたのですが、子どもの預け先を見つけることができずにいるうちに、今度は夫のタイ駐在が決まってしまって…。結局再就職を断念しました。

専業主婦という選択は自分が望んでいたことではなかったのですが、もう一度はたらくことには大きな壁がありました。帰国後チャレンジして採用された仕事を、突然の辞令でやめざるを得なかったという経験もトラウマになっていたのだと思います。

きっかけは2013年、タイから帰国して間もない頃でした。何気なく観ていたニュース番組で、Polarisの「セタガヤ庶務部」の存在を知りました。子育てや介護で時間、場所の制約がある女性たちが、今の暮らしも大事にしながらはたらける場所。これだ!とすぐに問い合わせました。登録した当時は、これからどのようにはたらいていきたいか、という将来的なビジョンについてあまり深く考えていませんでした。ただ、今もこうして海外にいながらお仕事をさせていただいているので、よいご縁だったな、と思っています。

フリンダース駅はメルボルンの玄関口。

時間を柔軟に組み立てることでうみだされる「はたらく時間」

――海外と日本では生活事情も異なることが多いと思います。お仕事をするうえで、普段から心がけていらっしゃることはありますか。

野津さん:オーストラリアは日本との時差も1時間(サマータイムでは2時間)しかなく、幸い時差を気にする必要はありません。しかし、日本の祝日などを忘れていると、先方に確認をとりたいときに取れず困ることがあります。祝日を把握し、普段から作業を前倒しで進めるように心がけています。

生活事情は日本とは大きく違っています。メルボルンでは、日本のように交通網が整っていないので、子どもたちの学校や習い事への送迎は親の仕事です。実際に、毎朝8時には中学3年生の娘を片道約30分かけて学校まで送り、15時に再び学校に迎えに行く、というのが日課になっています。1日のうちで子どもの送迎に充てる時間は、一般的な日本の事情に比べると長いかもしれません。業務に充てられるのは送迎の間の時間だけです。でも、長期休暇を除けば基本的に送迎のスケジュールは決まっているので、それにあわせて時間を有効的に組み立てれば、業務に支障がでることはありません。

――昨年からのコロナの蔓延で、オーストラリアも大変だったと聞きます。業務にも影響があったのでしょうか。

野津さん:コロナの影響でオーストラリアは国境を閉ざし、今も(2021年5月末現在)長期的なロックダウンが行われています。オーストラリアはもともと日本より広大な土地を有しているので、近所に何軒もスーパーマーケットがひしめくような環境には恵まれていません。トイレットペーパーや生活必需品がスーパーの棚から消えたときは、スーパーをはしごするのに車を走らせ、移動時間に多くの時間を費やさなければなりませんでした。いつもなら業務に充てられるはずの時間に家に帰ることができず、焦る気持ちで車を走らせていたこともあります。でも、「昼間は買い物の時間、夜は業務の時間」と気持ちを切り替え、割り切るようにしました。柔軟に時間を使うことができるのも、Polarisの仕事のメリットだと思います。

ロックダウン中のスーパー。棚からは生活必需品が消えた

Polarisで得た精神的な支えが、不安定な事情をもこえていく

――2013年からPolarisではたらかれている野津さんですが、これまでご自身の中で変化はありましたか。またPolarisは野津さんにとってどのような存在なのでしょうか。

野津さん:コロナが世界的にはやり始めた2020年3月から現在に至るまで、オーストラリアは国境を閉鎖しています。また、メルボルンでもロックダウンが長期にわたって導入され、当時中学2年生だった娘は、トータルで4ヶ月ほどしか登校できず、ほとんどがオンライン授業でした。夫も1年近くリモートワークを強いられました。でも、Polarisの仕事は在宅でできるので、このようなときでも大きな影響はありませんでした。今も4回目のロックダウン中です。これがいつまで続くのか、また5回目があるのか、生活をするうえでは気になりますが、業務に関してはもはやロックダウンを大きな問題だとは思わなくなりました。

再就職への道が拓けなかった時期、社会から取り残されたような寂しさを味わうこともありましたが、Polarisではたらき始めて「今の自分に出来る仕事を、できるときにする」ことが大事なのだ、という意識に変わっていきました。そして今、今度は遠く離れた地でも業務に携わらせてもらって、「日本と繋がっている」と実感しています。オーストラリアでの生活は充実していますが、やはり言葉や食べものも違う異国で暮らす中で、常に日本との繋がりを保ち続けていられる、というのは精神的にとても大きな支えになっています。

キャンプ場では野生のコアラをみかけることも。
オーストラリアならではの日常を楽しめるのも日本との繋がりがあるからこそ。

――野津さんご自身、これからどのようなはたらき方をしていきたいですか。

野津さん:これまでも様々な場所を転々としてきましたが、今後も夫の辞令次第では、いつ、どこに引っ越しをするのか、それが日本なのか、海外なのかもまったく見当がつきません。さらに娘が15歳になり、色々と難しい年齢になってきたので、彼女の気持ちも大事にしてあげなくてはいけないな、と感じています。そういう意味では、私の今後は自分でも予測できない面白いものだな、と思っています。娘を出産した15年前には、海外に住みながら在宅で仕事ができるなんて想像もつきませんでした。時代とともにはたらき方は多様になったと思います。外ではたらいてみたい、という気持ちもありますが、私にはPolarisではたらく今のスタイルがあっているので、きっとしばらくは現状と変わらないスタイルではたらいていくのだと思います。


自分の「はたらきたい」という思いと同じように、妻として、母として、日々家族の思いも受け止めている転妻たち。「転勤」という不安定要素を抱えながら新しい一歩を踏み出すのは、容易なことではありません。

Polarisでは、子育てなどではたらくことに制約がある人たちが、時間や場所に左右されずにはたらくことができるよう、オンラインでの業務を中心に行ってきました。そのため、いつ引越しをするかわからない、という「転妻」たちも安定して業務を担当できる仕組みになっています。

今回、Polarisの柔軟なはたらき方は、コロナのような社会的に大きな変化にも左右されずに存続し続けることができると証明してくれています。しかし、Polarisではたらくということの意味は、どんな状況でも変わりなく仕事を続けられる、という物理的な安定以上に、仕事を軸とした精神的支えの基盤を獲得する、というところにも見出せるのかもしれません。
自分の今後について「予測できないから面白い」と前向きに受け止められるようになった野津さんのことばは、多くのことを語ってくれています。


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転勤族の妻は、はたらきにくい? 自分のはたらき方を見つけよう

投稿者:スタッフポラリス

転勤族の妻は、はたらきにくい? 自分のはたらき方を見つけよう

夫の転勤に同行するために退職した妻は、その後、仕事をしたくても、ハードルが多く、一歩踏み出しにくいことがあるようです。

「いつ夫の辞令が下りるか分からないため、仕事に就きづらい」
「見知らぬ土地で知り合いがおらず、社会とのつながりが持ちづらい」
「今は仕事が出来ていても、転勤したら、ゼロからのスタートになる」

こんなモヤモヤを抱える転勤族の妻は、「未来におけるあたりまえのはたらき方をつくる」をミッションとする会社、Polarisにもいます。彼女たちは「はたらくこと」をどのように選んできたのでしょうか。転勤族の妻だからこその悩みや自分の求めるはたらき方について聞いてみました。

【お話をうかがった方】

みさとさん:大阪府在住。夫、長男(小2)、長女(年中)の4人家族。Polaris歴4年半。
Polarisでは、音声起こしやアンケート集計などの単発の業務からスタート。その後、地域情報提供業務(くらしのくうき)のコンシェルジュ、イベント運営、事務局等を担当。2018年からはコーディネーターとして業務設計を担う。

なおみさん:兵庫県在住。夫、長女(小3)、長男(年中)の4人家族。Polaris歴7年。
Polarisでは、アンケート集計やテレビ番組の文字起こしなど、子どもが寝てからできる単発業務を担当。子どもの成長と共に地域情報提供業務(くらしのくうき)のコンシェルジュ、地域経済新聞記者、社内報の立ち上げ、企画、デスクを担当。関西へ転勤後は、Polarisの関西展開を事務局としてサポート。

さとかさん:東京都在住。夫、長男(小1)、長女(年中)の4人家族。Polaris歴4年。
Polarisでは、地域情報提供業務(くらしのくうき)のコンシェルジュをきっかけに、商業施設のワークショップ企画運営、イベント企画運営、事務局等に携わる。現在は、広報として自社SNSの運用、WEB記事のライティングのほか、co-ba CHOFUのコミュニティマネージャーとして活躍しながら、Polarisのバックオフィスをサポートしている。


【INDEX】

どうする? 夫の転勤と自分のキャリア

――“転勤族の妻”になる前の皆さんのお仕事の状況を教えてください。

みさと:

ライフステージが変わるまでは全力で仕事をしたいと思っており、3年ごとに転勤がある、銀行の法人営業をしていました。
接待や残業が多い部署のため、仕事と家庭の両立は難しいと感じており、「どこかで選択が必要になる」と、入社時から思っていました。
そんななか転勤族の夫と結婚し、二人ともそろそろ転勤を迎える時期。別居婚を選んで今の仕事を続ける、という選択肢は持っておらず、職種転換もかなわず、退職を選びました。

なおみ:

私は、「結婚しても子どもができても、ずっと仕事は続けたい」という意思を持ちながらも、具体的にどのようにキャリア形成していくかのイメージができていませんでした。転勤族の夫との結婚を上司に報告した際、「旦那さんが転勤になったら仕事は辞めるの?」と言われ、急に現実を突きつけられたのを覚えています。それ以来、「転勤になったら退職する」という思考パターンができてしまい、夫の転勤をきっかけに退職。転勤先は小さな地方都市で、たまたま条件の合ったパート事務の仕事に就きましたが、長女を授かったタイミングで辞めることになりました。

さとか:

私が新卒で入社した会社は、配偶者の転勤について自分も帯同ができる制度がありました。入社前から「自分はその制度を使って、もし転勤族の人と結婚しても、子どもを持っても仕事を続けるんだ!」と意気込んでいました。
しかし、会社で人事や秘書の仕事に携わると、その制度の利用が周囲に歓迎されないと感じるようになりました。その後、同じ会社の夫と結婚し、夫の転勤が決まった際は、社内の空気を読んで、帯同制度を選ばず、退職を選択。転勤先では、夫の急な転勤や妊娠した際に迷惑にならないよう、契約社員や短期派遣の仕事を続けていました。

――皆さん、共通して“はたらき続けたい”という思いはあるものの、家庭との両立を考えた際に辞めざるを得なかったり、次の転勤への懸念から、新しく仕事を探すことに積極的になれなかったりしたようですね。
今のPolarisのはたらき方に出会ったのは、どのようなきっかけでしょうか。

みさと:

仕事を辞めてからは、バリバリ働いていた頃のようなプレッシャーやストレスからは解放されたものの、自分が無価値になったように感じました。納得して辞めたはずなのに、とても辛い時期を過ごしていました。
産後、「子どもが小さいうちは一緒にいたい」「長期的な仕事は転勤の際に迷惑がかかるのでできない」とはたらくことを制限する自分がいる一方で、「仕事がしたい」という気持ちは常にありました。
離職期間が長いと不安が増すため、資格を取ったり、在宅で単発の翻訳業務をしたり、何か活動をすることで不安を埋めているような日々でした。そのころ、Polarisのセタガヤ庶務部(在宅ワークシェア事業)の存在を大学の先輩から教えてもらい、登録へ行きました。

子どもとの時間はかけがえがないけれども、「仕事」をして社会とつながりたい。

なおみ:

私は、仕事を辞めて娘が生まれてからは、「せっかくだから全国の転勤先の土地を楽しみながら、家族で過ごす時間を大切にしよう。そういう生き方も、幸せのひとつのカタチだ」というこれまでの自分にはなかった価値観を持てるようになっていました。
振り返ると、良くも悪くも、転勤という大きな波のうねりに乗って半強制的に思考の流れを変えられ、自分の中でのパラダイムシフトが起きていたように思います。
ですが、この時の私はこうした気持ちをきちんと言語化することができず、「仕事も育児も100%!」という社会の理想にモヤモヤしながら、何が正解なのか、解決策は何なのかを模索していました。そんな中、出会ったのがPolarisでした。

今しかできない体験も大切にしたい。

さとか:

私も最初の転勤地の大阪で子どもが生まれてからは、「転勤を楽しもう!」という考えにちょうどシフトしていました。ただそれは、「今ははたらけないから、転勤を楽しもう」という諦めが入ったものでした。
同期や後輩が楽しそうに仕事をしているのをSNSで見ると、「もし辞めていなかったら今頃は…」と何度も考えることがありました。会社の名刺を失った自分は、何者でもなくなった、今まで積み上げてきたキャリアって何だったんだと落ち込んだことも。でも、またいつかそのタイミングがくるはずと、自分自身に言い聞かせていました。

転勤で東京に来た際は、子どもが1歳だったこともあり、すぐに仕事をしたいという気持ちはなく、何かのコミュニティに属したら知り合いが増えるかな、という軽い気持ちで、知人から教えてもらったPolarisの登録に行きました。

転勤したからこそ見られる景色も。

「出産もキャリア」、新しい価値観をもたらしたPolarisのはたらき方

―――皆さん、ここなら何か見つかるかな、と様々な思いも持ってPolarisと出会ったわけですが、実際Polarisで仕事をはじめてから心境の変化などはありましたか。

みさと:

子育てとは違う世界を持てたことで、狭い世界にいるという不安は少なくなりました。
また、Polarisの運営に関わるようになると、今の在り方を自ら選択して、変化を楽しんでいる人たちに出会いました。その姿がとても新鮮で、新しい価値観をもたらしてくれました。
今はPolarisの他にも人材紹介の会社で業務委託として働いているのですが、Polarisの経験がなければ挑戦することはなかっただろうなと思っています。

Polaris主催イベントの企画・運営を担当したみさとさん(左)

なおみ:

私は自宅で子育てをしながらも、仕事ができることが何よりありがたかったです。「はたらく=子どもを預ける」が当たり前だと思っていたので、時間や場所にとらわれないはたらき方に出会えたことは、現在の自分の考えにも大きく影響を与えています。

まずは子どもが寝ている時間にできる仕事から始めたなおみさん。

また、Polarisという仕事軸の地域コミュニティに入れたことで、転勤先の見知らぬ土地でも自然と仲間ができ、仕事を通じて自分の住む地域の魅力をたくさん知ることができました。その街で暮らす人や働く人と一緒に、街づくりに関わったり、人と人をつなぐ仕事をしたり…おかげで街の小さな変化でも大きく興味を持って自分ごとのように見られるようになりました。仕事が軸となるPolarisの仲間とは、遠く離れても、いつでも一緒にはたらける気がします。これは、転勤族として数年その街に住み着いただけでは得られなかった財産だと強く思います。

さとか:

今ではテレワークという言葉も、当たり前になってきましたが、私がPolarisに登録した2015年はまだ、子どもがいながらも自宅で好きな時間にはたらけるというのは、新しいはたらき方でした。「こんなはたらき方があるんだ」と感動したのを覚えています。
また2人目を妊娠して、「妊娠出産でブランクが空いてしまう…」と不安に思っていた際、「子育てもキャリアだよ」という声をかけていただき、気持ちがとても楽になりました。
今までは「子育てや暮らし」と「はたらくこと」は全く別と考えていましたが、Polarisの暮らすとはたらくがここちよく混じり合っているスタイルが、自分のはたらき方の価値観を大きく変えてくれました。

Polarisが運営するコワーキングスペース「co-ba CHOFU」のワークショップでは、さとかさんの息子が「ママのお仕事の場所を作る」と、意欲的に作業。

仕事軸のコミュニティがあれば、いつでもどこでも、自分らしくはたらける

―――みさとさんとなおみさんは、Polarisで仕事をはじめてからも転勤があったそうですが、転勤の前後で変化はありましたか。

みさと:

昨年3月に、転勤ではないのですが長男の進学を機に、関西で定住・夫は単身赴任生活という形で東京から引っ越しすることになりました。
もともと転勤がいつあるか分からないということもあり、すべてオンラインで完結する案件を中心に担当しています。引っ越しの前後2~3日は稼働できなかったのですが、ChatWorkや業務の状況はPC一つで確認できたため、業務として何か引継ぎが発生することは全くありませんでした。
引っ越してからも引き続き関西からコーディネーターとして業務に関わっていますが、本当に何も変わっておらず、改めてありがたいな、と思っています。

なおみ:

子どもが幼稚園に上がり少し手が離れ、もっとPolarisの業務に積極的に関わっていきたいと思っていた矢先に夫の転勤辞令がおりました。やっと面白くなってきてこれからなのに!というタイミングだったので、悔しい気持ちが強かったです。
ただ、仕事の内容ややり方は大きく変わることはありませんでした。スペース運営や新聞記事の取材など場所ありきの仕事はできなくなりましたが、オンラインでできる業務が多かったので、引越後も続けることができました。転勤先が関西だったため、関西の地域情報提供コンシェルジュや京都のコワーキングスペース運営といったPolarisの関西進出案件に現地で関わることができたのは、良い経験になりました。
ただ、オンサイト(現地対応)業務で他のメンバーが顔をつき合わせて仕事をしているのを見ると羨ましく、正直寂しい気持ちになることもありますね。

Polarisの関西展開のキーマンとして、地域の人材とPolarisをつなぐ。

―――オンサイト(現地対応)の業務は距離の問題を超えられませんが、Polarisがもともとオンライン業務が中心だったことで、引越し後も変わらず関われたようですね。
それでは最後に、皆さんの今後の展望を教えてください!

みさと:

居住地を定めたので、子どもたちが大きくなるまでは私も動かない予定です。
オンラインでの業務は通勤がないので効率もよく好きなのですが、コロナ禍で人と会うこと・接することについて改めて大切だなと思い、定住したからこそ会える距離の仕事もしてみたいな、と思っています。子どもの成長に応じて仕事に充てられる時間も増えていくので、今自分がこれからしたいことを考えているところです。

子どもたちの成長と共に、チャレンジできることも広がっていく。

なおみ:

現在は私の地元に自宅を購入したため、今後、夫の転勤は単身赴任で行ってもらう予定です。そのため、ひとつの土地に腰を据えるからこそできそうな仕事に挑戦したいと考えています。

グングン進む、子どもたちと共に。

さとか:

私は2人とは違って、まだまだ転勤が続きます。来年はどこにいるのか(笑)
そのときになってみないと分かりませんが、一つ言えるのは、どこにいてもPolarisの仕事軸のコミュニティは続くので、前回の転勤時のときのように、“全てを失った”という絶望や孤独の心配はもうありません。
一つでも自分の居場所があるというのは、本当に心強く、Polarisの土台があるからこそ、新たな場所でも自信を持ってチャレンジできる気がします。

「co-ba CHOFU」のコミュニティマネージャーが集まり、ハイチーズ。

転勤で新たな土地へ行くことは、誰しもすごく不安で大変なもの。
夫や子どもたちは、新たな職場や幼稚園・学校に居場所が用意されている中、妻である自分にはどこにも居場所がないことに気づき、大きな孤独を感じたことがある人も多いと思います。

Polarisのはたらき方は、もともと子育て等ではたらくことに制約がある人たちが集まっている特徴上、テレワークが基本スタイルとなっています。場所や時間にとらわれないはたらき方ができるよう、オンラインツールを使って、国内各所はもちろん、海外にいても仕事ができる仕組みをつくってきました。
Polarisの仕事軸のコミュニティがあれば、転勤後も変わりなくはたらき続けることができ、居場所があるという安心感によって、新天地でも新しいことにチャンレンジする気持ちを持つこともできます。

Polarisの柔軟で多様なはたらき方は、転勤により、はたらくことを諦めていた人たちに、はたらき続ける未来をつくれるかもしれません。

投稿者:スタッフポラリス

テレワークでのコミュニケーションに悩んだら、こうして解決!

コロナ禍により、多くの方がテレワークを経験することとなりました。お互いの表情を見ながら会議をし、ランチタイムに他愛もない話で距離を縮めるという機会が減り、コミュニケーションに課題を抱える方も増えているようです。

Polarisでは、テレワーク前提で事業がスタート。現在も多くのメンバーがテレワークをしており、コロナ禍以前も以降も、基本的には同じスタイルで業務を行っています。そこに、コミュニケーションの課題はないのでしょうか?今回は、Polarisの取り組み内容や取締役ファウンダーである市川望美の言葉を参考に、テレワークでのコミュニケーション課題解決のヒントを探ってみます。

INDEX
テレワークの悩み「あるある」、こんな対応いかがですか?

テレワークの悩み「あるある」、こんな対応いかがですか?

テレワークをしていると感じるコミュニケーションの悩みをピックアップし、解決方法のヒントをご紹介します。

Q1:テレワークでコミュニケーションの量が減り、仕事が進めにくく困っています。

A1:着々と普及しているテレワークですが、相手の顔が見えないので、従来の対面型コミュニケーションに比べて不安やストレスを感じる人も多くいらっしゃるようです。一緒にいれば気軽に確認できることも、メールでわざわざ確認するのは気が引ける……と、コンタクトを取らないでいると、「あえて聞くほどではないけど」ネタが積もり、業務の質を落とす場合もあります。

そこで、Polarisでは「雑談」を業務にうまく取り入れることで、日常業務を進めやすくする工夫をしています。
ポイントは次の3つです。

  • 「短時間」
  • 「プライベートネタ」
  • 「業務時間外の活用」

まず「短時間」について。オンライン会議の5分前にオンライン会議ツールにアクセスし、雑談を通してお互いの近況報告をします。今日の気分や、最近あったことなどでもお互いの状況がわかり、コミュニケーションが取りやすくなります。

次に、「プライベートネタ」ですが、雑談の内容は、業務のことではなく、プライベートに関することを話します。そうすることで、親近感がわき、業務のチャット上でも会話がしやすくなります。

最後に「業務時間外の活用」です。PolarisではSNSを通して業務ごとのチームを作ることが多く、同じチームメンバーがSNSで発信することを通して、相互理解を深め、次の雑談のネタにつなげることができます。ただ、こうした実践は、「暮らす」と「はたらく」をあえて混ぜ合わせるスタイルを大事にしているPolarisならではの雑談のコツかもしれません。

新しい生活様式の実践には、新しい暮らし方やはたらき方が求められることでしょう。テレワークのコミュニケーションに悩んだら、改めて「雑談」の価値を多角的に見直してみることをオススメします。

▼共感するポイントがある方は、こちらも併せてご覧ください。
テレワーク中に「雑談」を織り込む3つのコツ|非営利型株式会社ポラリス|note

Q2:在宅時間が増えてから、家族仲がギスギスしています……。

A2:在宅時間が増え、パソコンと向き合う時間ばかりが増えると、身体的にも心理的にもストレスがかかります。蓄積されるイライラから、つい家族に当たることもあるでしょう。また、普段だったら見えないはずの(見ないですんだ)姿が見えて、相手にストレスを感じるという話も聞きます。

家族とはいえ、固有の価値観を持っている人同志、コロナ禍という閉塞した時代にどのようにコミュニケーションを取ったらいいのでしょうか。

Polarisでは、リベラルアーツ・ラボ「自由七科」を設け、「他人とともに自由に生きる」ための知恵やスキルを身に着ける研修や勉強会を企画しています。2021年春からはいよいよ「はたらくをアートする自由七科」として、学びの場が本格稼働します。

はたらくをアートする自由七科

自分のものの見方や価値観は、本当に自分のものなのだろうかと、改めて自分の価値観を問い直し、他者との関わりを捉え直していきます。すぐに家族間コミュニケーションの課題解決にはつながらないかもしれませんが、自分の内面の声に耳を傾けることは、根本的な解決につながる可能性があります。

家族へのイライラはどこからくるのか?――これを機に、自分の中の価値観を見直してみるのも、家族間コミュニケーションを解決する一つの方法になるのではないでしょうか。

▼共感するポイントがある方は、こちらも併せてご覧ください。
Polarisの学びの場「自由七科」(全5学部)の「自分らしくはたらく学」主催講座

産後はある意味ロックダウン|非営利型株式会社ポラリス|note

Q3:実は、テレワークになってから快適です。心地よいと思う一方で、このままでよいのか不安がよぎります。

A3:テレワークは、満員電車に乗る必要もなく、通勤時間も不要、苦手な同僚に会わなくていいのでストレスが減ったという人もいるでしょう。自宅をテレワーク仕様にして、快適に仕事ができているのであれば、歓迎すべきことのはずです。

Polarisは「ここちよく暮らし、ここちよくはたらく」という言葉を掲げており、事務所兼コワーキングスペースの名前も「cococi」です。ここちよさを探求していると言っても過言ではありません。

しかし、中には「ここちよい」=「生ぬるい」というように感じる人もいるようです。市川の言葉を借りてみましょう。

過去を振り返ると、頑張り屋さんだったり、努力をきちんと積み重ねて行けるタイプの方たちが、努力の先に成果がある、と信じられる人。ゴリゴリやってナンボ、という根性がある人、ヒリヒリする状況が燃える!というタフな人か、そんな人たちからすると、ちょっと物足りない言葉なのかもしれません。*

質問者の方は、努力家で、ここちよくない環境でも努力することで、成果につなげた経験をもっているので、ここちよい環境が不安なのかもしれません。

ただ、一方で、ここちよさを感じることは自分の感覚を信じて選ぶことであり、そこには痛みが伴うこともあるようです。再び市川の言葉を紹介します。

自分の感覚を信じられないと、ここちよさを感じることはできない。自分自身にここちよさを許せない。力を抜いてしまうことが怖いのかも入れない。(中略)だけど、自分の感覚で選ぶという行為は、誰かの感覚によって与えられたものを選ばない・捨てる、ということでもあったりする。そこには痛みが伴うかもしれない。今までいた場所から自分だけ離脱することになって、さみしさや孤独を感じることもあるかもしれない。*

「ここちよさ」を知り、「ここちよくあるために行動」を取ることは、「試される」ことでもありシビアなことではないかと市川は言います。最後にもう一言。

でも、「ここちよさ」は、封印しないでもいい。「頑張り」と併用できる力でもあると思ってる。
「ここちよさ」は、自分の感覚、特に身体感覚に紐づくものなので、「頭」で考えた「正解」にモヤモヤしても、「それってここちいい?」と、自分に問いかけてみることで、頭で考えると出てこないような選択や、自分の中にある正解を導き出すことができるようになるかもしれない。*

*引用元:「ここちよさ」は「ぬるい」のか?|非営利型株式会社ポラリス|note

ここちよさに不安を感じたら、感覚を信じて、ここちよさを肯定していくのも、自分と向き合う一つの方法です。

Polarisは、さまざまな人が新しい働き方、多様な働き方を実践していくための試行錯誤の場を提供するとともに、これまでのやり方や慣習にとらわれず、「自分にとってのここちよさ」ということを価値判断の軸としています。個々のメンバーが、自分なりのここちよい働き方を叶えられることを目指しています。

▼「心地よさ」にモヤモヤしている方は、こちらも併せてご覧ください。
快・不快と心地よさ|非営利型株式会社ポラリス|note

Q4:テレワークが中心だと、正しく評価されているのか不安です。

A4:テレワークだと、勤務状況を正確に評価されているか、心配になる部分もありますね。おそらく、従来のように同じ場所で勤務時間を共有できていないことで、本当は評価してもらえることを見逃されるのではないか、などの懸念が出てくる場合もありそうです。

社会で生きていると、少なからず他人の評価を受ける機会があります。「評価されること」や「他人の評価軸にあわせること」に慣れると、人は評価されることに対して不安や不満、ストレスを抱えることが多い一方で、評価されていたほうが楽、という側面も持ち合わせています。

もし、テレワークでの評価に疑問が残るのであれば、セルフチェックをして自己評価を付けておくとよいでしょう。見えない部分でも自分なりの工夫をしていればそれを書いたり、成果につながるプロセスを可視化したりしておくことで、客観的に仕事の成果を整理できます。

Polarisでは、定期的にチームによる振り返りの場を設け、自分自身がPolarisでの役割と業務、そして、組織とのかかわり方について考える場を設けています。役職や業務指示による「やらせる」のではなく、「自分のこの立場、この役割だとこうすることがいいんだろうな」、「状況が今こうならば、こうしていくほうがいいだろう」というように、「おのずとそういう考えが導き出される」流れで進めています。

また、Polaris流マネジメントの一環として「セルフチェック」というものを採り入れています。これは、誰かが評価するのではなく、自ら振り返りチェック(点検)するよう促しています。

「セルフチェック」については以下の三本柱で進めています。

Polarisのツールセット(抜粋)

  1. 11のキーワードセルフチェック:Polarisの価値規範である「未来のために今大事なこと」という11のキーワードをチェックシートにしたものを「実現度」1~10点で自己採点する。
  2. トランジションモデル:自分の役割を、半年から1年のスパンでどのように組織の中で転換していくか考える
  3. 総括:業務量など自分によって心地良いものになっているか、チームPolarisメンバーとして今後具体的にどんなことをやっていきたいかなど

大事なのは、これらのチェックシートを単に書いたことで終わらせず、ワークショップスタイルで発表し、メンバーがフィードバックすることです。Polarisのセルフチェックは「セルフ」だけど、全てのプロセスで一人ではないことがポイントです。

また、セルフチェックで知った気づきによって、自分を取り巻く環境や自分と自分の担当業務の関係をひも解いていくきっかけにもつながる要素もあります。

▼セルフチェックについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
自ずから然り~評価されることからの脱出|Polaris流マネジメント#1「セルフチェック」|非営利型株式会社ポラリス|note


フリーランスが前提の、Polarisのはたらき方ですが、多様なはたらき方が認められるこれからの時代、自分のはたらき方を一歩踏み出したい人の一助となることを願っています。

投稿者:スタッフポラリス

Polarisのはたらき方vol.7 「伴走サポート業務」という仕事

英会話やダイエットなど、一定期間継続して取り組むことではじめて成果の出るものがあります。とはいえ、長期間継続するためのモチベーションを維持するのは簡単なことではありません。苦しい時、挫けそうになった時、誰かに励まされることで、あきらめずに頑張れることがあります。

Polarisで請け負っている業務の中で、目的遂行のために努力する人に「伴走」し、モチベーション維持や進捗管理などのサポートをオンラインで行っているものがあります。豊富な社会人経験や育児経験で培ったコミュニケーションスキルや進捗管理スキルを持つメンバーが、対象者のバックグラウンドに寄り添ってサポートします。

今回はオンラインのプログラミングスクールで受講生の目標達成を支援する、「伴走サポート業務」の仕事内容と、はたらき方についてご紹介します。

【INDEX】

「伴走サポート業務」の仕事とは?

「伴走サポート業務」とは、継続が難しいことに取り組んでいる人や、そもそも継続自体を苦手とする人を対象に、オンライン上で、目的遂行のための進捗管理を行ったり、モチベーションアップするよう「励まし」や「寄り添い」のメッセージを送信したりすることで、目標までの継続をサポートする仕事です。

今回はオンラインのプログラミングスクールの受講生サポートの事例を参考に、「伴走サポート業務」の仕事をご紹介します。

異業種、あるいは異職種からプログラマーやエンジニアへの転職を目指して、オンラインでプログラミング学習を行う受講生のサポートを行うため、週に2回程度、学習の進捗管理とチャットでのメッセージ送信をしています。

オンラインプログラミングスクールでの「伴走サポート業務」の仕事

受講生サポートの体制は、目標達成のために3つのサポート役があり、「伴走サポート業務」のメンバーは、ほかの役割のサポーターとコミュニケーションを取りながら、オンラインチャットで学習意欲が高まるようなサポートを担当しています。
学習意欲が高まるような励ましや寄り添いのメッセージを送ることで、受講生が前向きに楽しく学習に取り組めているか、学習方法や学習時間の確保ができているかなどを確認していきます。仕事やプライベートと学習の両立などで悩んだりしていないかなども、日々の学習の様子を追いながら細やかにフォローしていきます。

「伴走サポート業務」をするには?

「伴走サポート業務」は、様々な社会人経験を持つ女性、複数人がチームとなって情報共有しながら仕事を進めていきます。今回は、オンラインのプログラミングスクールで「伴走サポート業務」の仕事をしている北村さんに、仕事への取組みの様子を伺いました。

「伴走サポート業務」の仕事を始めたきっかけを教えてください。

2年程前、コーディネーターの野村香奈さんに声を掛けていただいたのがきっかけです。
当時、くらしのくうきのエリアリーダー業務を担当しており、オンラインで地域情報コンシェルジュメンバーのサポートをしていたのですが、そこでの「コミュニケーションを取りながら、相手に合わせて情報提供する」経験を活かせる業務と聞いて興味を持ちました。
ITオンチの自分にプログラミングスクールの受講生のサポートが務まるのか不安がありましたが、業務を全て在宅で行うことができるという点に魅力を感じてお引き受けすることにしました。
私は人と関わる仕事が大好きですが、接客業務などはほとんどがオンサイトの仕事です。子どもの預け先に悩まなくて良いので安心して仕事をすることができると思いました。

「伴走サポート業務」を実際に経験して

実際に「伴走サポート業務」を経験してみて、この仕事のどんなところにやりがいを感じていますか?

やはり受講生のモチベーションアップに貢献できた時にやりがいを感じます。
3~4か月の受講期間中には、どうしてもモチベーションが下がってしまう時期や学習内容の難易度が上がって学習の進捗スピードが落ちてしまう時期が出てきてしまいます。そのような時に、受講生の人柄やバックグラウンドに配慮しながら、寄り添いや励ましの言葉をかけたことで、受講生から「モチベーションを持ち直した」「焦らずに頑張ってみます」などと返信をもらえると、心から嬉しく思います。
そもそも受講生に対してはプログラミング学習にチャレンジされていること自体に尊敬の念を感じていますが、仕事と学習を両立されている受講生も多く、とても刺激を受けます。そのような受講生に学習の伴走者として頼りにしていただくことにとてもやりがいを感じています。

――受講生の対応をする上で、北村さんが大切にされていることはありますか?

オンラインスクールの受講生は自宅で学習していますので、孤独な気持ちにならないように、明るく、温かで、丁寧な文章を作成することです。メッセージに親しみを感じていただけるように、自分の社会人経験なども織り交ぜなから、押し付けがましくならないように言葉を選ぶようにしています。
迷ったり、悩んだりした時には他の「伴走サポート業務」メンバーの対応を参考にしたり、相談したりして、過去の事例や別の視点などを得ることで、独りよがりにならない、バランスのとれたメッセージを作成する工夫もしています。

「伴走サポート業務」の仕事をしていてPolarisらしさを感じるのはどんなところでしょうか?

現在「伴走サポート業務」は8名のメンバーで稼働しているのですが、メンバー同士はチャットで毎日気軽に相談や情報共有などをしながら業務を行っています。一人で抱え込まずにチームで仕事を進めていくやり方はとても安心感があり、Polarisらしいと感じています。

また、月に一度、オンラインで定例ミーティングを行い、そこで共有された課題や情報を受講生視点で整理して、クライアントにフィードバックし、受講生対応に役立てていただいています。
例えば、以前は受講生の対応頻度はほぼ毎日、あるいは受講生の希望に合わせて3日おきや1週間おきというルールでしたが、「受講生の個性や生活の状況、取り組んでいるカリキュラムの内容によって、頻繁にコミュニケーションを取った方が良い時と、学習の進捗を見守った方が良い時がある」というフィードバックをしたことがありました。その意を汲んだクライアントは、ミニマムな対応頻度だけを提示し、あとは「伴走サポート業務」側が裁量権を持つよう、すぐに運用を変更してくださいました。
私たち「伴走サポート業務」側の「受講生一人一人に寄り添ったサポートを提供したい」「このサービスをより良いものにしていきたい」という想いが、クライアントからの信頼を得るとともに、クライアントとのフラットな関係性を作っている点もPolarisらしいと感じています。


「伴走サポート業務」という仕事、イメージいただけましたでしょうか?
さまざまな仕事がAIにとって替わると言われている中でも、「伴走サポート業務」のような仕事は、これからも人が担っていく仕事であり続けるでしょう。
このように、場所や時間に縛られることなくできる仕事の幅が広がることで、多様な人が社会参加をする機会になることを期待しています。

【Polarisのはたらき方】
Polarisのはたらき方VOL.1【Polaris流テレワーク】スタート
Polarisのはたらき方VOL.2【Polaris流テレワーク】Web会議編
Polarisのはたらき方VOL.3【Polaris流テレワーク】オンラインお茶会&飲み会編
Polarisのはたらき方VOL.4 コミュニティマネージャーという仕事
Polarisのはたらき方VOL.5 地域コンシェルジュという仕事
Polarisのはたらき方VOL.6 海辺でワーケーション!自然を感じて、自分をリセットすると仕事への集中力もアップ

投稿者:スタッフポラリス

テレワーク疲れをリフレッシュ ご近所ワーケーションのススメ

ここ1年でテレワークが一般的となり、会社以外の場所で仕事をする人も多くなりました。
リゾート地やローカルエリアなど、普段の職場とは異なる場所や環境で働きながら休暇を取る「ワーケーション」にも注目が集まっています。

Polarisは東京都調布市でコワーキングスペース「co-ba CHOFU」を運営しており、約50名の会員様のほとんどが、調布周辺にお住まいです。行動範囲が制限されがちな今、時には気分転換に異なる仕事環境を提案したい!

そこで今回は、co-ba CHOFU会員やスタッフで、あえて「片道30分以内」で新しい仕事環境を見つける企画、「ご近所ワーケーション」の様子をご紹介します。
※本企画は2020年9月~11月に実施しました。

Index

自然豊かな深大寺でワーケーション

9月中旬から11月までの期間限定で、元そば屋の空き店舗を活用した場「深大寺いづみや」さんにご協力いただき、co-ba CHOFUの会員限定で「深大寺ワーケーション企画」を実施しました。

「深大寺いづみや」さんは、空き家活用に興味がある人が集まったコミュニティのメンバーが運営する場所です。地域に開き、いろいろな方に活用してもらいながら周辺エリアの活性に寄与するのを目的としています。今回は特別に許可をいただき、月に2回、11時~17時にco-baが出張し、会員様に自由に利用してもらいました。(深大寺いづみや

深大寺いづみや
目の前は深大寺の境内で、緑豊かな景色が広がります。

室内を掃除して、机や延長コードを整えて、11時にオープン。初回は、まだ暑さが残る9月中旬だったので、聞こえるのはセミの声と、車が通る音くらい。まるで遠くの観光地に来たかのような環境で、利用してくれた会員からは「旅に来ているみたい」と、まさに狙い通りのコメントもいただけました。

年季の入った引き戸を開けると、土間と畳の小上がり、そしてカウンター越しに大きな台所が見えます。
それぞれが好きな時間にやってきて、好きな位置に座って、お仕事を開始します。

深大寺
マイナスイオンたっぷりの環境で一気にリフレッシュ

初回は皆さん落ち着かない様子で、いづみやさんと深大寺境内を行ったり来たりで「バケーション」が多めの印象。厄除けの札を購入したり、周辺を散策したりと、それぞれ楽しそうに過ごしていました。

土間でテレワーク

毎回4~7人ほどの会員様が利用してくれましたが、co-ba CHOFUにいる時よりも会員同士の交流が盛んだったのも印象的でした。開放的な環境と、「働きすぎないゆとり」がそれぞれの心にも、いづみやさんの空間にもあったのが、自然と交流を促したのかもしれません。
会話に花が咲いたと思うと、一気に集中モードに。適度にリラックスと集中ができていたようでした。

開放的な環境で、自然と交流が生まれます

終了の17時前になると、その場にいる人たちと後片付けと整頓をはじめて、最後にシャッターを閉めて解散です。

時代を経た建物の隙間は、空間と心に余白を生み出してくれる一方で、蚊の残像が視界に入ることも。気温の変化も感じながらのワーケーション体験に、普段はこうした環境と離れてしまっていたことに気づかされました。
五感も刺激してくれる深大寺ワーケーションの評判は上々でしたので、また機会があれば気候の良い時期に実施できればと考えています。

よみうりランドで「アミューズメントワーケーション」

調布のお隣、稲城市にある遊園地「よみうりランド」にて期間限定で開催していた「アミューズメントワーケーション」を、10月下旬にスタッフ2名で体験してきました。

特設スペース入口

「アミューズメントワーケーション」は、遊園地の開放的な空間を生かし、“エンターテインメント×ワーク”をテーマに新感覚のお仕事スタイルが体感できる新サービスプラン。(開催期間は2020年10月15日から2020年12月23日までの平日日中のみ、現在はサービス終了、再開未定)
電源やWi-Fiを完備した「よみうりランド内プールWAI」プールサイドの特設スペースに、テーブルやデッキチェアが設置され、非日常空間で仕事をすることができます。このサービスの目玉は、観覧車を1時間貸し切り予約できるというもの。モバイルWi-Fiルーターと電源バッテリーを貸してくれるので、空中散歩をしながらのパソコン作業が可能です。
よみうりランド「アミューズメントワーケーション」

指定時間に入園ゲートへ向かい、検温後事務所で料金を精算します。ワーケーションに関する説明書等を受け取り園内へ。
ワーケーション用の席が用意されているのは「グッジョバ!!」エリア奥のプールサイド。
しかし、遊園地に来たからには、まずは遊び心を満タンに。

オリジナルの日清焼そばU.F.O. が作れるアトラクションで、まずはバケーション!

危うくそのまま遊び続けてしまいそうでしたが、なんとかワーケーション特設スペースまでたどり着き、指定のブースに目をやると、そこにはデッキチェアとテーブルが設置してありました。

緩やかに仕切られたブースに、一つおきにデッキチェアが配置されていました。

デッキチェアに落ち着くと、膝にパソコンを乗せて、ようやくワークタイムがスタートです。
BGMは、ジェットコースター方面からかすかに聞こえる絶叫と、園内音楽です。

目の前にはプールがあり、海辺のリゾートホテルに泊まりに来ているかのような気分

さて次は、観覧車を貸し切りでワークスペースにできるという大胆なワークタイム。予約時間が迫ってきたので、急いで観覧車エリアへ移動します。

モバイルWi-Fiルーターと電源バッテリーを受け取り、観覧車に1人乗りこみます。

パソコンを取り出し、Wi-Fiに繋ぐなど準備をしている間に、ゴンドラは頂上に到達。景色を楽しんでいると、あっという間に1周が終了し、落ち着かないまま2周目に突入です。
少し風が強く揺れたため、長時間文字を打つ作業には向かなかったことと、ワクワクが勝って仕事どころではなかったため、別の場所にいるco-baスタッフとビデオ通話を始め、3周で下車しました。観覧車でパソコンを開くという非日常を体験できただけで大満足なひとときでした。

遊園地のトータル滞在時間は食事時間も入れて4時間ちょっと。そのうち仕事時間は約1時間と、だいぶ「バケーション」が多めとなりました。しかし、目的は「ワーク」と「バケーション」だったので、遊んでも罪悪感がなく、短時間でしたが作業に集中できたことは手応えアリです。いつもの仕事場と同じペース、同じ量の作業をこなすのは当然難しいので、業務に余裕がある時や、アイデアを育てたい時にこのような非日常空間で仕事をするとよさそうです。

ご近所ワーケーションのメリット

深大寺とよみうりランドという、移動時間が片道30分以内の範囲でワーケーションをしてみました。
どちらも共通だったのが、「普段よりもたくさん歩いた」という点です。特に在宅ワークとなると、外に一歩も出ずに夜を迎えることもあり、運動不足を感じている方も多いかと思います。深大寺ワーケーションでは、調布駅周辺から30分近く歩いてやってくる方もおり、近いがゆえに移動時間を運動時間として気軽に活用しやすい側面がありました。

また、近いのに、まるで遠くに旅行に行ってきたかのような気分転換ができたことも、大きなメリットです。リフレッシュ度合いと、移動距離は比例しないというのが新たな発見でした。30分以内で日常に戻れて、「体への負担」「日々の生活への影響」「移動コスト」が少ないので、大げさな計画を立てなくても気軽に実行できます。

距離の近さは非日常感を薄くしますが、目の前が海、といったリゾート感たっぷりの環境でひたすら一日中パソコンに向かっていたことに気づいた時の虚しさも薄めてくれそうです。

働き方も、働く場所も選べる時代。自分が暮らす街やその周辺で、お気に入りの場所を見つけて「ご近所ワーケーション」を始めてみてはいかがでしょうか。

投稿者:スタッフポラリス

自然を満喫! 子連れでワーケーションに挑戦

新型コロナウイルスの影響もあり、旅先で休暇を楽しみつつ仕事をする「ワーケーション」が注目されています。しかし、ワーケーションを実践した人は少なく、気になっている人も多いはず。そんななか、Polarisではたらく榮愛さんは昨年、北秋田市の移住体験プログラムを利用して「子連れワーケーション」に挑戦しました。ワーケーションの先駆けトライアル体験について、経緯や感想を伺ってみました。

移住体験プログラムに参加した理由は?

――北秋田市の移住体験プログラムに参加されたきっかけを教えてください。

榮さん:私は東京生まれ東京育ちだったので、昔から地方への憧れがあったんです。単なる旅行ではなく、その土地の方と触れ合ったり、濃い体験をしたりと、暮らすように過ごしてみたいなと思っていました。以前、親子留学について調べていたときに、知人から北秋田市の移住体験事業のことを聞いたのです。そして有楽町の「ふるさと回帰支援センター」へ行き、直接秋田の方にお話を伺いました。

編み物などのハンドメイド作品を作っていることもあって、秋田の手仕事や工芸品に興味を持ちました。さらに北秋田市は教育に力を入れている地域で、教育留学も行っています。今回親子で移住体験することで教育留学のことも伺えて、小学1年生(当時)の息子にとっても良い経験になるのではと考え、プログラムへの参加を決めました。

4泊5日の移住体験スケジュール

榮さんが訪れたのは、北秋田市の阿仁合(あにあい)という地域。宿泊した施設は南北をむすぶ単線の線路わきにあり、すぐそばが森というロケーションで息子さんも喜ばれたとか。そこでは実際にどんな体験をしたのでしょうか?スケジュールをお聞きしました。

【移住体験スケジュール】

1日目
東京から新幹線で盛岡へ行き、盛岡手づくり村にて藍染め体験
盛岡から大館市までバスで移動、北秋田市の方と大館市で合流
宿泊は移住体験用の施設。1泊400円  

2日目
曲げわっぱ作り体験の予定が、榮さんが体調不良になり急遽病院へ
病院にいる間、北秋田市の方と息子さんたちで縄文土器の博物館へ
現地の小学生がボランティアとして説明をしていて、交流

3日目
農業体験
北秋田市で教育留学に使う施設へ行き説明を受ける
夜は現地在住の方や役場の方とバーベキューで交流
庭での花火やバーベキュー準備の手伝いなど、息子さんも交流や体験を楽しんだ

4日目
熊牧場や、田んぼの景色などここでしか見られない景色を紹介してもらう
北秋田市を後にし、自分たちで手配した秋田県藤里町の農家民宿へ宿泊
藤里町の施設「かもや堂」へ立ち寄り、Polarisの仕事で関わった方と交流

北秋田市阿仁打当(あにうっとう)は「マタギの里」でもあるそう

充実したプログラム内容だったことが伺えます。また、北秋田市のプログラムの前後に自分たちで盛岡の藍染め体験や藤里町の農家民宿の宿泊などを手配して、 ワーケーションをさらに充実したものにしていたようです。

ワーケーション体験で思うこと

――実際に体験をして、どんなことが印象に残っていますか?

なんといっても私が2日目に体調を崩してしまったことです。しかしその間、私から離れていても楽しく過ごしていたことに息子の成長を感じました。現地で関わった皆さんが暖かい方々だったので、息子も安心して過ごすことができたのかなと思います。また、泥遊びが苦手なのに藍染め体験では手をめいっぱい使って楽しんだり、収穫体験で採れたてのキュウリを「スポーツドリンクよりおいしい!」と言ってかじったり、普段とはちがう子どもの一面を知ることができたのが印象深かったです。

盛岡手づくり村で藍染め体験

また、3日目の夜に地元の方々とバーベキューや花火をしてふれあえたのも素晴らしい時間でした。皆さん「北秋田はどう?」「何もないでしょう」とおっしゃるのですが、東京生まれ東京育ちの私たちからしたら、目の前の空、星、自然に感激するばかり。息子もバーベキューの準備を手伝うなど、皆さんに可愛がってもらいました。

帰ってきて、息子は夏休みの絵日記にも秋田のことばかり描いていました。テレビを観ていても、「秋田」という言葉が出てきては、「また行きたいね~」と話したり。第二のふるさとができたようで嬉しいです!

農業体験では米ナスの箱詰め作業をお手伝い

――今回の移住体験中、お仕事はどうされていましたか?

パソコンを持って行ったものの、体調不良や、プログラムを休みなく入れていたこともあり、落ち着いて仕事に取り組むことは難しかったのが正直なところです。どうしても子ども優先になりますね。夜になってようやく、少しだけ仕事を進める時間を取れました。

――北秋田市の体験のあとには藤里町へ行かれたとか。

Polarisが2019年に秋田県藤里町の地域活性化プロジェクトを受託し、現地で取り組んでいました。Polarisが運営している「セタガヤ庶務部」(住む場所や環境にとらわれずに仕事ができる)という仕組みを移管するプロジェクトです。

今回北秋田市へ行くということで、藤里市へも足を伸ばしました。当時のプロジェクト拠点となった事務所に顔を出し、共に仕事をしたメンバーと顔を合わせました。

その後、藤里町のメンバーとたまたまオンラインで仕事をした際は、一度現地でお会いしていたことでスムーズにコミュニケーションをとることができ、縁がつながっていくことを感じました。

藤里町で宿泊した農家民宿のオーナーもまるで実家にいるようにもてなしてくれました。息子と一緒に楽しみながら、仕事関係の方ともお会いすることができたのは、良いワーケーションの形になったのかなと思います。

子どもと一緒にワーケーションをしてみて

――また子連れワーケーションをするとしたら、今度はどんなことを考えますか?

もし次に行くとしたら、予定のない日を作り、子どもとゆっくり車で周ったりのんびり過ごしたりしたいです。今回はプログラムが多かったのと、自分の体調不良もあったため自由時間がほとんどありませんでした。のんびり過ごす日も作ると、子どもよりものびのび穏やかに過ごせるし、私も仕事に向かう時間が取れるのではと思います。

今回は移住体験事業というプログラムあっての参加でしたが、知人のいる土地であれば子どもと一緒に訪れることができるのかも、と自信につながりました。またもし将来子どもが一人で教育留学をすることがあれば、そこに私が仕事を持って訪れることもできるかもしれません。

パソコン1台あればできる仕事をしているので、これからもいろいろな発想で子どもとのお出かけを楽しみたいと思います。


さて、子連れワーケーションの実態、いかがだったでしょうか。
子どもと一緒のワーケーションは仕事面で難しい部分もあったようですが、充実した移住体験プログラムだったことが伺えます。Polarisでは、はたらき方を自分で選ぶことを大切にしています。自由な発想で子どもとの暮らしとはたらくことを楽しんでいきましょう。

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海辺でワーケーション!自然を感じて、自分をリセットすると仕事への集中力もアップ

投稿者:スタッフポラリス

オンラインでのテレワークの仕方に迷ったら読む、テレワーク実践編

Polarisの仕事には、スタッフ同士が実際に対面で顔を合わせることなく、オンラインで最初から最後まで業務を進めるものが多くあります。今回は、「飲食店のメニュー作成業務」を例に取り上げ、メンバーがチームで仕事をするための、テレワークの仕方をご紹介します。

INDEX

飲食店向けのメニュー表作成業務をオンラインでスタートするには

1.クライアントからの受注

Polarisでは、業務のご依頼を受けてから、担当チームを編成します。
時間や場所に関わらず、ライフスタイルに合わせたはたらき方ができるよう、デスクワークの場合は、メンバーアサインからプロジェクト終了までオンラインで対応することがほとんどです。
では実際にどのようにプロジェクトを進めるのか、見てみましょう。

【依頼内容】
以前から協業しているコンサルティング会社から、次のような依頼を頂きました。

  • 居酒屋やバーなどの飲食店向けメニュー表の作成
  • 体裁:A4裏表1枚
  • 件数:30件
  • 納期:1件につき2週間

2.プロジェクトチームの結成

案件を受託すると、まず担当ディレクターをアサインします。ディレクターはプロジェクトの業務構築から納品までの統括をし、業務の責任を担います。ディレクターが決まると、「事務局」担当者をアサインし、プロジェクト進行のための細かい調整業務を担当します。ディレクターはクライアントとの調整を主に担当し、事務局担当者は、プロジェクトを担当するメンバーの業務管理や調整を行いながら、お互いにプロジェクト全体を支えるようにカバーし合います。Polarisのチームは、このコアの2人が決まることで動き始めます。

今回の案件については、Illustratorを使うため、経験者であることを優先し、Polarisで同様の業務を経験したメンバーに声を掛けました。
その結果、全国に広がるPolarisネットワークが顕在化する、多様なエリアからの参加になりました。

【プロジェクトメンバー】
ディレクター:Nさん(東京)
事務局担当者:Mさん(北海道)
制作メンバー:Sさん(東京)、Nさん(秋田)
チェッカー:Kさん(兵庫)

3.キックオフミーティングを開催

Polarisでは、新しいチームで業務を始める際には、「キックオフミーティング」を行っています。そこでは自己紹介を行うとともに、業務内容の説明、ワークフローの共有、コミュニケーションツールの選定をします。自己紹介では、家庭の状況を含めた近況の共有もしています。メンバーのお互いの状況を知ることで、相手を気遣うことができ、フォローしあえる関係を築けるためです。

▼Polaris流テレワークの心得の詳細はこちらをご覧ください。

 

ワークフローの共有

今回の業務は、クライアントから受け取った素材データを使い、メニュー表を編集していくというものです。
まずは、業務進行のための基本マニュアルを作り、メンバーがやりにくい部分があれば、話し合って、適宜変更します。また、クライアントとの関わり方についても触れ、今回は各デザインへの細かい要望が発生する可能性があったため、メンバー全員が、クライアント側とコミュニケーションを取れる接点を持つことになりました。
一方、チーム内では、一人の担当者が約10~20件のチラシを担当し、チェッカーに当たる人は、クライアント要望に一致しているか確認する、というフローを共有しました。
また、チームの中で、相談ごとが発生することを考慮し、チャットベースで相談できるようにしました。

コミュニケーションツールの選定

Polarisでは、フリー(無料)で使えるツールを使い、メンバーが仕事への第一歩を踏み出しやすくしています。業務スタート時に、目的に合ったコミュニケーションツールを選ぶことは、プロジェクトの進行にも関わる大事なポイントなので、業務の性質とメンバーの意見を聞きながら選ぶようにしています。

【業務管理用ツール】
今回は、素材データの管理や担当者の割り振り、進捗状況の確認が、逐次必要になるため、リアルタイムでExcel形式のシートを共有できるGoogleスプレッドシートを利用することにしました。
複数人が関わってプロジェクトを進めることが多いPolarisでは、誰がどの業務を担当しているか確認していくことも大事な仕事です。主に事務局がこの役割を担い、振られていない業務がないか、進捗が滞っているところはないか、確認していきます。

【コミュニケーション用ツール】
クライアントとのコミュニケーション用にFacebookグループを作成し、 メンバー間のやりとりは、チャットベースでコミュニケーションが取れるFacebook Messengerを利用することに決めました。さらに、データや関連資料等は個人デバイスには保管せず、必ずDropboxに保存し、メンバーで共有することにしました。

▼オンラインツールの特徴についてはこちらをご覧ください。

オンライン業務のクロージング

今回の業務は次のように進んでいきました。

  1. クライアントからDropboxでデータを受領。
    事務局担当者が内容を確認し、制作メンバーに振り分けを連絡。同時にデザインごとにFacebookグループにスレッドを立て、適宜進捗報告。
  2. 制作メンバーは不明点があれば、事務局と確認と取りながら制作。
    作業が終わるとデータをDropboxの確認用フォルダにアップロード。
    事務局へFacebook Messengerで報告。
  3. チェッカーは、できあがってきたデータの内容を確認。
    修正がある場合、制作メンバーへ修正を依頼。
  4. 制作メンバーがデータを修正し、Dropboxの納品用のフォルダにアップロード。
  5. 事務局は、Dropboxの納品用フォルダにあるデータを確認し、クライアントへ納品。
  6. クライアントから修正依頼があれば、事務局を通して制作メンバーが修正。
実際のデザイン(一部加工)。クライアントからの依頼に合わせてパターンも様々。

振り返り

Polarisでは、業務が終わると、webフォームで報酬申請をします。この時に、業務の感想や反省を報告することになっており、事務局担当者は、この情報を参考に、次の業務への対策を立てていったり、メンバーか直接意見を聞いたりします。
では、本業務を担当したメンバーの振り返りをご紹介します。

〇良かった点
・進行管理、編集作業、チェック、直し、再チェック、納品とそれぞれの担当をそれぞれが責任を持ってしっかりと行い、やり取りは思いやりを持って、特に年末進行の公私共に忙しいときは、励ましあい褒めあってやり取りも楽しく業務に取り組めました。納品時の達成感はなかなかのものでした。(制作者)

〇改善すべき点
・個人的には進行管理のツールをもっと使いやすいものにすれば良かったな~と思っています。Trello使えば良かったかな…と。(事務局)
・クライアントの意図するデザインチェックのポイントやコツをつかむのに時間がかかってしまい、業務開始後しばらくは、他のメンバーの作業負担を増やしていたのではないかと反省しています。対面ならちょっとその場で聞けばすぐ解決するようなことも、オンラインだと質問する側も答える側もハードルが上がってしまい、必要以上に解決までに時間がかかることがあるので、コミュニケーションの方法を改善していきたいと思います。(チェッカー)


Polarisでは、オンラインツールを活用することで、様々な地域に住む、多様なスキルをもったメンバーが「はたらく」ことでつながっています。対面に比べると少し物足りない部分があるオンラインですが、だからこそ、コミュニケーションが取りやすい場づくりを目指し、日々工夫しています。