満足度がアップする、在宅ワークのはたらき方とは?ーPolarisのはたらき方vol.11

投稿者:polaris_sakae

満足度がアップする、在宅ワークのはたらき方とは?ーPolarisのはたらき方vol.11

時間や場所にとらわれないはたらき方を実践するPolarisでは、10年以上前から在宅ワークを進めてきました。在宅ワークには通勤が必要ありませんから、遠くに住む人同士でも一緒にはたらくことができます。とはいえ、実際はどんな様子なのでしょうか。
ここではMID POINT事務局メンバーの3名にお集まりいただき、オンラインでの在宅ワークについてお話を伺いました。

今までのMID POINT事務局メンバーのインタビュー

在宅ワーク、こんな風にやってます!【①熊本×東京編】Polarisのはたらき方vol.8
在宅ワーク、こんな風にやってます!【②北九州×東京編】Polarisのはたらき方vol.9
在宅ワーク、こんな風にやってます!【③釧路×東京編】Polarisのはたらき方vol.10

【INDEX】

在宅ワークの課題はチームで乗り越えられる

在宅ワークの様子について、お一人ずつ話をお伺いしてきました。皆さん上手に生活と在宅ワークを取り交ぜていらっしゃるなと感心していますが、実は課題もあるのではないかと思います。思い当たることを教えていただけますか?

岩崎:実際に会って仕事をすると、チームメンバーの体調や仕事の忙しさなどを身近で感じることができますが、在宅ワークでは状況が分からないので、業務の相談や連絡の返信が遅い時に「どうしたのかな?」と心配してしまうことがあります。

豊島:そうですね。遠隔で相手の状況が分からない中で、返信を催促するのは気が引けます。催促することで相手の時間を奪ったり、急かすことになったりするのではないかと思うので、こちらの問いかけに返事がない時はモヤモヤが残りますね。

杉山:私は隙間時間にスマートフォンで仕事の進行を確認できる便利さが、逆に「課題」に思えます。例えば外出先でスマートフォンの業務メッセージを確認した際、その後すぐに対応できない場合はストレスを感じますし。また、他の業務の合間に別業務のメッセージを見てしまうと、本来すべき業務に集中しづらくなってしまったこともありました。
また、別の業務や私用などで対応ができない時間は、他のメンバーにフォローを依頼する体制がありますが、フォローを求めるべきか迷ってしまうこと自体も悩ましい点です。ちょっとした返信であれば対応できる場合もあるからです。

岩崎:一番心苦しいのは、 MID POINTの現場にいるコミュニティマネージャーから急ぎの対応を求められているのに応えられない時です。質問事項に対して、ディレクターに確認の連絡をし、返信を待つのですが、その間ずっと、コミュニティマネージャーは現場で困っています。こういう、すぐに助けになれないときは、申し訳ない気持ちになります。

おそらく対面していれば、事務局チームの皆さんが困っていることも伝わるので、抱えなくていい課題かもしれず、もどかしいところです。「直接会えないからこそ相手を思いやりたい」という、皆さんの気持ちが伝わってきます。

杉山:私は以前にディレクターから「事務局チームが状況を把握しているというだけで、コミュニティマネージャーは安心できることもある」という話を聞いて心が軽くなりました。それからは「何もできないけれど確認している、見ている」ということを伝えるために、チャットツールに自分のスタンプを送っています。

岩崎: 相手の様子が見えないことでストレスを感じてしまうこともありますが、MID POINTの7つの拠点を4人の事務局メンバーが分担して担当しており、困った時はそれぞれが担当している拠点での経験や知見を持ち寄って一緒に考えることができます。担当拠点は違っても、業務内容自体は同じなので、「前にこうやって解決したよ」と教えてもらえると、連帯感・安心感があります。そうした点が、やはりチームで仕事をする良さだと思います。

人と企業とのマッチングを重視する業務委託のはたらき方

業務説明会や事前研修ではPolarisの理念やPolarisではたらく際のこころがまえについての説明がありますが、どんな印象を持ちましたか?

岩崎:会社の理念やはたらき方の理念についてとても丁寧に説明されたので驚きました。今まで業務委託で経験した会社では、そもそも研修があること自体が稀ですし、業務の説明はあっても、理念についての説明をされた経験がなかったので違和感がありました。一方で、私も子育てや介護などがありますので、柔軟にはたらくことができる場には良い印象も持ちました。

豊島:私はPolarisでは人材と会社とのマッチングを重視していると感じました。丁寧な説明にはマッチングを徹底している印象を持ちました。
他の多くの会社では、みんなが同じ時間、同じはたらき方、同じ熱量で仕事をすることを求められますが、Polarisの研修ではホールケーキの話(「それぞれが望む量を分け合うのが平等」という考え方)を用いて、多様性を前提に、それぞれが望む量を得ることが尊重される価値観が伝えられ、とても共感しました。

人によって食べたいケーキの量は違う。「それぞれが食べたい分だけ食べるのが平等」という価値観=「それぞれが希望する量の仕事をする」ことを尊重する価値観が研修で伝えられる
「チームではたらく」ことについてはどう思いましたか?

豊島:新しい感じがしました。私が今まで経験したオンラインの在宅ワークは「自分の仕事だけをこなしていればよい」というドライな感じなのですが、Polarisはそうではないというのが伝わってきましたし、体制としてはチームの方が安心できると思いました。
また、Polarisでは役職はあるけれども、役割の差異を表現しているだけで、上下はなくフラットな関係だという話があり、それもとても良いと思いました。メンバーの一員としてチームに所属し、みんなで協力して仕事を進めていくことを説明され、とても丁寧な印象を持ちました。

杉山:私はそもそもPolaris以外で継続的なオンライン在宅ワークの経験がなかったので、漠然とした不安を持っていました。ただ、Polarisでは広報の仕事の経験が少しありましたので、チームではたらく雰囲気をイメージすることができ、フォローしてもらえる安心感がありました。

岩崎:オンラインの仕事としては、チームメンバーとの距離感がとても近いと思いました。他の会社だと仕事を始める前に身に着けておくべきITスキルについても、分からなければ気軽に質問したり確認したりして進めていく雰囲気にも驚きました。

豊島:オンライン在宅ワークに関わらず、Polarisは導入時の対応がとても丁寧だと感じています。研修やOJTはもちろんですが、業務開始後も伴走をしっかりしてくれる点がとても心強いです。細かな質問も許容されて、レスポンスが良いので気軽に相談しやすいです。私はもともと一人でもくもくと取り組むことは苦手ではありませんが、チーム内に質問しやすい雰囲気があることで、より前向きに業務に取り組むことができます。
もう一つ丁寧だと感じているのは、依頼された仕事の業務範囲がきちんと守られ、他の仕事の依頼の際には、今の私の状況や担当している仕事量などへの気遣いがある点です。
そのようなPolarisの依頼だったら仕事を増やしても大丈夫という安心感があるので、収入アップとスキルアップを目指して徐々に仕事を増やしています。

研修を受けた時から現在まで、Polarisのはたらき方への満足度はどのように変化しましたか?

岩崎:研修で話を聞いて、理想として理解はできるけれど実践されているのかどうか疑う気持ちが大きかったので、10%程度でした。ただ、業務をしていく中で実際に実践されているのを目の当たりにしたので、今は70~80%になりました。常に理念を守ることを大切にし、理念が共有できない場合は、一緒に仕事ができないとしてもやむを得ないと考えるところがすごいと思います。

杉山:私は50%からのスタートでした。そして現在は感覚的には80%くらいです。あとの20%はPolarisで掲げている「未来におけるあたりまえのはたらき方」というのをこれからもっと実践していったり、世の中に広めていったりする伸びしろを期待してのことです。

豊島:私はスタート時は20~30%くらいでした。実際に業務に関わって様々な経験を経ることで、今は80~90パーセントくらいになりました。残りは杉山さんと同様に期待値です。

杉山:研修の時に「真ん中のテーブル」という話が出ましたが(「真ん中のテーブル」に置くことで皆に見えるようにする=業務のことはメンバー全員で情報共有することの例え)、Polarisとクライアントの、対企業同士のことについてもメンバーに情報共有する姿勢には、Polarisが実現したい「対等でフラットな関係性でのはたらき方」が一貫されていると感じます。業務の全体像や進行についてなどひとつひとつ確認できることも、はたらく上での安心感につながっているのかもしれません。

「真ん中のテーブル」に置くことで皆に見えるようにする=業務のことはメンバー全員で情報共有する

豊島:実際に業務を経験する中で、研修で伝えられていることが理想論ではなく、業務の現場で実践されていることを実感しています。メンバーそれぞれが自分の心地よいペースではたらくことのできるPolarisで、これからも継続して仕事をしたいと思っています。


Polarisでは人材募集の際には必ず業務説明会を実施し、Polarisの理念を理解した上でエントリーすること、さらに業務開始前には事前研修ではたらき方やチームメンバーについて理解した上で業務を行うことを大切にしています。メンバーは一人一人多様ですが、理念を共有することで、チームで心地よくはたらくことができます。
理念に支えられた柔軟なはたらき方を、新しい業務委託のはたらき方として、これからも体現していきたいと思います。