カテゴリーアーカイブ 開催報告

著者:スタッフポラリス

さながら、cozyなBarで過ごす夜のように【イベント実施レポート】

長梅雨の中盤に差し掛かっていた、6月18日木曜日20時。
62名の参加者を迎えて、「わたしとあなたの”違い”をここちよく語る 1 時間」のオンラインイベントを実施。コミュニティの価値を問い続ける二者、CR ファクトリーとPolarisが、今あらためて「つながり」を語り合いました。

「心地よい」という意の“COZY”な雰囲気で、オンラインでつながり、お酒を傾けながら、お気に入りの音楽と共に――。

今回は、その様子をレポートいたします 。



乾杯は、伝統の麹の技と厳選したボタニカル素材で紡ぎ出す日本のスピリッツ“WAPIRIS ”で。

コロナ禍は「つながりのリトマス試験紙」

五井渕)早速本題に入っていきますが、コロナ禍において、お二人は改めて「つながり」や「コミュニティ」について、どう感じていますか?

市川)自宅から徒歩7分のところに“cococi”というPolarisの事務所兼ワークスペースがあり、コミュニティスペースとしても存在しています。今、高校生になる我が家の子どもたちが、小学校低学年の頃からあるので、今年10年目の拠点です。子どもたちが放課後に行けて、親がいなくても見守る誰かがいてくれる、そんなコミュニティのあるワークスペースを身近な地域につくりたいという想いがきっかけです。

Polarisでは、場所や家庭環境にとらわれず、オンラインでも働ける仕組みを、作ってきたため、コロナ禍で一部の事業に影響はあったものの、私自身、暮らしにおいても、働き方についても大きな変化はありませんでした。

一方で、Polarisメンバーで、子どもが小さい家庭は、外遊びや、学習面で大変だったという声も多く聞かれました。また、コロナ禍でつながりのなかった人が大変だったと、周りから聞くこともありました。自分たちの活動・事業を肯定しつつも、そういう人たちにどんな“つながり”が提供できるだろう、未来に向けて自分たちも変化していかないといけないと思っているところです。

ニッポン発のカクテルベーススピリッツ「WAPIRITS TUMUGI」(右)とともに 自宅近くのワークスペースcocociより参加の市川(左)

呉)コロナ禍では、自分の所属するコミュニティの形が浮き彫りになったと思っています。他者の評価ではなく、自分にとってよかったのか、よくなかったのか、リトマス試験紙のように浮き彫りになったのが今。

良い関係性が豊かで、マルチ(複数)にあり、オンラインでもプラスに働いていることがある一方で、「我慢してたんだな、自分」と、気づく関係があったとも思います。自分が構築してきたコミュニティに自分で成績表をつけ、未来に向けて、「このままでいるのか?」「そうでないのか?」と、問うている時期でもあると思っています。

~ここで、市川望美リクエストナンバーとして、嵐の「A-RA-SHI:Reborn」を~

“つながり”をほどいたり、緩めたりできるコミュニティ

五井渕)この、社会の大きな変化は、2人自身の内面にどんな影響があったのでしょうか。自分自身で感じたこと、周りとの関係性で気づいたことなどをお聞かせください。

市川)コロナ禍では家族との関係性の問題も浮き彫りになりました。確かに逃げ場がないと辛いなと思いました。子どもも高校生ですし、夫も職種的に通勤が必要だったので、家族全員で家の中でギュッと閉じて暮らす、ということはありませんでしたが、正直、息が詰まることもありました。

そんな時、仕事をするためだけではなく、1人の時間をつくるためにcocociに来ることができました。いい意味での“孤独”を味わえる場所があってよかった、というのが実感です。

こういうときには、つながるばかりではなく、“つながり”を緩めたり、解いたり、切り離すこともできるコミュニティも大事ですよね。Polarisは普段から、ある意味ソーシャルディスタンスな、距離を詰めすぎないコミュニティを意識していたんですが、改めて、その距離感が大事だなと再確認したところです。

呉)そのお話を受けてですが、普段から「家族もコミュニティだよね」という想いがあり、それがより認識された期間でした。でも家族って、アンタッチャブル。職場であれば、研修・コンサルティングといった、外部からの介入がありますが、家族は外部から手を出しにくい。いままでは当事者任せだった領域です。

ニュアンスは違うかもしれないのですが、家族の関係づくりは、ある意味コミュニティマネジメントと同じだと感じました。今回、長い時間を家族と過ごすことで、ちゃんと対話する、同じご飯を食べ、同じ景色を見て、同じ思い出を共有する、そして距離もちゃんととるということが大切だと再認識しました。

市川)いろんなことが言いやすい家族、コミュニティは、いい意味で課題を出せていますが、家族によっては、本当にいいたいことが言えない、まだ課題を出せていないという人もいます。なんとなく「言いたいことを言えてない」と感じ始めて、このまま日常には戻れないと思っているけれど、どう対話していったらいいんだろう……。そんな、“ゆらぎ”も出はじめていますよね。

呉)「非常時の価値観の差」、みたいなものが見えてきましたよね。二極化ではなく多極化で、どっちが上か下かではなく、違いが多岐に渡ってきた。家族のことも、上手くいってないことは、外に対して言いにくい一方で、上手くいっている知り合いの話を聞くと、自分と比較して悩んでしまう。ただ、上手くいっている側も、実は言いづらい。多極化した価値観が浮き彫りになることで、よいことも悪いことも言いづらい雰囲気が生まれてきていますよね。

結果的に“つながる”ために、「つながりの中継地点」をデザインする

市川)15年間、「コミュニティ」一筋の呉さんにとって、コロナ禍でコミュニティの捉え方って何か変わりましたか?

呉)今回だいぶ考えましたけど(笑)、コミュニケーションの手法は揺さぶられましたが、本質的な価値は変わらないというのが答えです。何気ない雑談や、誰かと話をすることで気分が晴れやかになったり、明るい気持ちになったりすること、そういう価値は変わらない。むしろ、人のぬくもりという身体性の価値は相対的に高まると思っています。

オンラインの良さは、距離感のとりやすさで、言葉はキツいのですが、関係性の暴力、煩わしさ、居心地の悪さに対する一つの処方箋にもなります。

今回、佐賀の大学生からインタビューの依頼があったのですが、物理的な距離を越えて、オンラインで出会うことが一般化してきましたね。これは、オンラインのメリットで、多様な人とつながれるようになりました。海外とのつながりも含めて、新しいものに出会う、イノベーションにつながる関係性を、たくさん生み出せるようになっていきます。ただ、つながる意欲とスキルがないと、格差と分断が起きてしまう可能性は、懸念材料です。

市川)本人が直接手を伸ばさないと、そういった“資源”につながれないというのは問題だと思っています。自ら手を伸ばさなくても、地域にいればつながれる。そんな「中継地点」みたいなものをつくりたいですね。Polarisでは「仕事」を通してコミュニティにつながるということを実践してきました。今後は、今まで以上に、コミュニティを意識しないで、コミュニティの恩恵をうけられる、感じられるような状態を作ること、その状態をインフラとして機能させるには、どうしたらよいかということを考えていきます。

呉)ようやくコロナも落ち着きをみせてきて、近所の公園に年配の方たちがゲートボールをする日常が戻ってきました。その様子をみて、ゲートボールがあるから、結果としてつながることができて、災害のときなどに、互助的に助け合える関係性になっているのを再認識したんです。一般化してはいけないけれど、男性はよりそういう傾向があるかなと思っています。野球でも将棋でもいいけれど、そういうコミュニティのつくり方は大切にしたいんですよね。

この3ヶ月の情報収集といままでの自分の経験値に照らし合わせると、「つながりの格差」が広がると強く思っています。15年間、「コミュニティ」一筋でやってきたCRファクトリーとしては、市川さんのいう「中継地点」、それぞれの快適な入り口で、結果的につながれちゃうことをどう用意していくか、そのことは、ものすごく関心を持っています。「スキルと意欲がないとつながれないよ」という正義を振りかざすのではなく、「中継地点」として、ふんわりとした入り口を作れる社会でありたいです。

市川)「結果として」という視点は、重要ですよね。それが第一目的でないように見えるような、“つながり”のデザインが、私も大事だと思っています。

五井渕)今回、CRファクトリーとPolarisが一緒に「つながり」を話そうと、この機会を設けたのですが、こういう風にコミュニティ同志が混ざり合って、いろんな実践を重ねることで、次の時代の兆しが見えてくるのかもしれませんね。

みなさん、ご参加ありがとうございました。

~最後は、呉さんのリクエストナンバーである、Mr.Childrenの「星になれたら」を聞きながら、フリータイムの歓談を~


新しい生活様式を徐々に受け入れ始めた私たち。

心地よい場所にいることで、結果的に“つながり”を感じられるような、少し未来のコミュニティ――。

新しいコミュニティ様式も、変化し始めています。


【イベント詳細】

https://cozybar.peatix.com/

主催

NPO法人CRファクトリー
非営利型株式会社Polaris

パーソナリティ&ゲスト

呉 哲煥(ご てつあき)

NPO法人CRファクトリー代表理事。
「すべての人が居場所と仲間を持って心豊かに生きる社会」の実現を使命に、NPO・市民活動・サークル向けのマネジメント支援サービスを多数提供。セミナー・イベントの参加者は5000名を超え、毎年多くの団体の個別運営相談にのっている。コミュニティ塾主宰。コミュニティキャピタル研究会共同代表。血縁・地縁・社縁などコミュニティとつながりが希薄化した現代日本社会に対して、新しいコミュニティのあり方を研究し、挑戦を続けている。

市川望美(いちかわのぞみ)

非営利型株式会社Polaris 取締役ファウンダー
短大卒業後IT系企業へ入社。出産後退職し、当事者発信型・循環型子育て支援のNPO活動に従事。2011年内閣府地域社会雇用創造事業ビジネスプランコンペで起業支援案件として採択され、地域における多様な働き方を支える基盤づくり事業を開始。「ここちよく暮らし、はたらく為の拠点」として”cococi” Coworking Space立ち上げ、2012年非営利型株式会社Polaris設立。育児中の女性たちによる新しい組織づくりや、地域からの新しい事業価値を創造するための事業に取り組む。2016年からは日々の実践と学びを統合するために立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科に進み2018年3月終了。ライフストーリー研究を継続するため2019年8月より社会デザイン研究所研究員となる。高校生2人の母。

五井渕 利明(ごいぶち としあき)

NPO法人CRファクトリー 副理事長・事業部長
2011年CRファクトリーに参画。2012年度から内閣府地域活性化伝道師に就任。数多くのコミュニティやプロジェクトの運営実績から、幅広い知見やバランス感覚に定評がある。NPO・行政・企業それぞれでの勤務・事業の経験から、それぞれのちがいを理解した支援が可能。CRファクトリー以外にも多様な組織の経営や事業に参画している。一般社団法人JIMI-Lab(代表理事)、認定NPO法人かものはしプロジェクト(コーディネーター)、株式会社ウィル・シード(インストラクター)など。

著者:スタッフポラリス

【2020年おうちから起業講座】オープンセミナー 開催レポート

自分の「好きなこと」や「得意なこと」を、「一生モノの仕事」にできたら…そんな等身大の起業をサポートする「おうちから起業講座」。
今年で7回目の実施となる本講座。2月から始まる連続講座に先がけ、2020年1月25日(土)にオープンセミナーを開催しました。
会場は、1月14日(火)に行われた「おうちから起業講座ステップアップ講座『ディスプレイ きほんのき』」 と同じ武蔵野台商店。ディスプレイ講座受講生の成果発表の場として、ミニマルシェも同時開催しました。

毎回、自分の「好き」を仕事にしているみなさんをお招きしているオープンセミナー。今回は全国の選りすぐりのクリエイターの作品を取り寄せ、様々な企画展を開催する「旅する雑貨R」の小川佳子さんと、海をテーマにした手作りのアクセサリーを制作販売している「Luv2m.」の中本麻里さんに、活動を始めたきっかけや等身大の経験談をお聞きしました。

登壇者プロフィール紹介

中本麻里(なかもと まり)
Luv 2 m ~love to mary~
『海を感じるアクセサリー』をテーマに、全てをアレルギー対応の金具にし、シェルや天然石を使い、デザインも価格も良い物を!
子供のお昼寝の時間を使い、趣味でアンクレット作りを始めた事がきっかけでアクセサリー作りを始める。自分の物だけを作っていた時、友人に購入したいと言われた事がきっかけになり少しずつ販売を始め、気付けば人脈の輪が出来始め本格的に販売を開始。
現在5軒の委託販売、イベント出店、SNSでのオーダーなどに至る。
instagram:luv2m_atfts

小川佳子(おがわ よしこ)
旅する雑貨R(アール)
全国の選りすぐりのクリエイターの作品を販売。いつもの日常がキラリと輝くような、 日常で使う度に心がわくわくするような雑貨や洋服を揃えている。
2017年10月に「本当に好きなことをしたい!」とRの活動を開始、素敵な作品とユーザーとの出会いの架け橋になることをとても嬉しく楽しみながら活動中。今後も全国各地でイベントを開催予定。
HP:http://r-teshigoto.com/
instagram:r_teshigoto_zakka

写真左から中本麻里さん、小川佳子さん、Polaris市川望美

「私なんて」をやめたら、やりたいことがたくさん
〜中本麻里さん

元々の住まいは札幌だったのですが、縁あって結婚し東京へ。息子を出産後、ようやく幼稚園に入って一息と思っていたら、むしろ暇を持て余して悶々としてしまいました。
家のことばかりで長い間好きな服も着られず、「私なんてどうせおばさんだし」と半ばあきらめていた私。そんなとき、Instagramに届いた「人生は一度きり。自分の人生なんだから、自分のために生きてもいいと思いますよ!」というメッセージに後押しされ、「おしゃれを楽しみたい。元の自分に戻って、自由にやろう!」と決意。最初に作ったのは、子どもにひっぱられる心配のないアンクレットでした。
そのうち、地元のカフェに作品を置いてもらえることになり、その縁で別のカフェや地域のイベントにと、人のつながりがどんどん広がっていきました。更にSNSの効果で、出店や委託販売のお誘いもいただくようになり…。SNSだと海外の方とも繋がることができるので、今後は海外も視野に入れたいと考えています。また、今年は自分でイベントを主催できたらなど、今はこれからやりたいことが次から次へとありすぎて、伝えきれないくらいです。

世間の評価ではなく、自分軸を大切に
〜小川佳子さん

転機は4年くらい前。息子に「今からなら何でもできるよ」と将来の夢を聞いたところ、「でもそういうお母さんは好きなこと全然してないじゃん」と返されて…。自分のしたいことは何かを改めて考えたときに、「ものづくりはできないけれど、自分が好きだと感じたものをみなさんにお披露目したい」と。
まずは私が理想としていた雑貨店に弟子入りして経験を積んだのち、チャレンジショップに自分のお店を構えて約1年。チャレンジショップの向かいにある商業施設で販売の機会をいただき、半年ほど出店。それからはいろいろなところから出店のお誘いをいただくようになり、各地を回っています。
「商業施設にずっといなくてはいけない」という思い込みがあると、それができなかったときにつらくなりますが、活動を続ける中で私は「旅をしたかった自分」に気がつきました。「旅する雑貨R」のRは、小川のR。川が流れるように流れに身を任せつつも、自分の好きはブレないように、「自分軸で行動すること」を大切にしています。世間からの評価ではなく、私はどうしたいか。損得勘定ではなく、自分がワクワクするかどうかのアンテナを常に立てています。

成功の定義も失敗の定義も、自分で決める
〜Polaris取締役ファウンダー・市川望美

最後にPolarisの市川より、「女性の起業を取り巻く環境」についてミニ講義を行いました。
「成功の定義や失敗の定義を自分で決めることで、変に頑張りすぎることがなくなり、楽になるのではと感じています。世間的な成功を基準にするのではなく、自分の軸をもち、自分の『好き』に自信を持つこと。自分なりの定義に基づいて自分を磨いていくことも、十分起業の動機になりうるのではないでしょうか」(市川)
オープンセミナー終了後のランチ交流会でも、登壇者・参加者のみなさんで活発な意見交換が行われていました。この日の出会いがきっかけで、後日一緒にイベントを企画することになった方々も。また、ミニマルシェのブースを前に、販売方法やディスプレイのアイデアなど話が尽きない様子でした。

2020年おうちから起業講座、連続講座はいよいよ221日(金)からスタート。

今すぐ起業したいと考えている方も、気持ちはあるけれどまだ一歩踏み出せていないという方も、仲間とともに「自分らしい起業」とは何か、考えてみませんか。

おうちから起業「連続講座」

連続講座では、自分の事業の価値を正しく見出し、地域や自分以外の資源を活用し、講座参加者でイベントを共に作り上げることで協働するコツを学びます。
自分らしい事業を作るために必要な基礎から、イベントに出展するまで2ヶ月かけて学んでいきます。

開催概要

時間:10時~13時(12時からはランチ交流会)
会場:cococi@仙川(東京都 調布市仙川町1-16-4 栗本ビル3F)
参加費:18,000円(5/16or17イベント出店料込み)
単発参加(6,500円)も可能ですが、連続講座に参加して仲間と一緒に学ぶのがお勧めです。(連続講座の方が優先です)
保育:3,000円/回(希望者のみ)

講師:野澤恵美(非営利型株式会社Polaris取締役・Design Executive Officer)


STEP1 連続講座(レクチャー)

  • 2/21(金)DAY1 想う あなたは何屋さんですか?
  • 3/13(金)DAY2 伝える どうやったら必要な人に伝えられる?
  • 4/10(金)DAY3 構える 開業準備

STEP2 出店体験 

  • 5/16(土)or 5/17(日)カラスヤマ手作り市
    千歳烏山駅近くの烏山区民センター前ひろばで年2回行われているイベントです。

STEP3 特別講座(希望者のみ。別途受講料が必要)

  • 4/24(金)
    写真、ホームページ作成、SNS活用、出店(ディスプレイ)、会計など、実際起業してから必要になるスキルについて学びます。受講してみたい講座を参加者同士で検討していくので欲しい講座を一緒につくることができます。(講師 まちのせいさく部)
著者:wp_admin

【開催レポート】おうちから起業講座ステップアップ講座「ディスプレイ きほんのき」

おうちから起業講座ステップアップ講座「ディスプレイ きほんのき」を2020年1月14日に武蔵野台商店にて開催しました。

Polarisが毎年開催しているおうちから起業講座のステップアップ編として初開催した講座は、自分で事業を始めたものの「もう一歩成長したい」「これでいいのかわからない」など始めてからのモヤモヤをサポートするべく企画したものです。

Polarisのイベントを担当する松田恵が、はたらきかたマルシェや地域イベントで作家さんや事業をされている方々と関わる中、ついつい足を止めるブース、手に取り購入する商品、そして通り過ぎてしまう差は何なのかが、気になっていました。

それぞれの魅力や想いの伝わり方に差があるのではないかと考え、Polarisとしてできるサポートとして、ディスプレイ講座の開催に繋がったと、企画に対する想いを語り、講座がスタートしました。

講師は全国の選りすぐりのクリエイターから、自ら取り寄せをして様々な企画を立てている「旅する雑貨R」の小川佳子さん。子育ての生活から「本当に好きなことをしたい!」と雑貨の世界に飛び込み、活動をスタートされた先輩起業家でもあります。

講師の小川佳子さん

講座は、座学でディスプレイの基本を学び、応用・実践として持参した商品や什器を使ってディスプレイ実技の二部構成で行われました。

講座前の参加者の方々の思いを聞くと、「イベント当日は時間や会場への対応で手一杯になってしまう」「開場までに並べることで精一杯になりやすい」「ディスプレイに悩むことが減れば、売ることに専念できるのではと思う」「並べることで精一杯ではいけないというモヤモヤがあった」などの声がありました。

ディスプレイの基本

講座の前半の座学では、講師の小川さんのテキストに沿ってディスプレイの基本を学びます。

ディスプレイの見やすさとコミュニケーションの関係、世界観を作るために押さえておきたいポイント、色選び、並べる商品選びのコツ、ディスプレイの余白の取り方、什器の選び方、ポップの使い方などまさに「きほんのき」。マルシェなどに出展する際の壊れにくく、運びやすい什器選びなど理論を踏まえつつ、実践的な内容でした。座学でありながら、楽しい内容に参加者も「すごい!」「買います!」など合いの手が多い盛り上がりのある雰囲気で進みました。

質疑では、「ディスプレイを会場に合わせるべきなのか?」「余白はどれくらいが目安か?」など実践的な質問が多く出ました。

 

ディスプレイの実践

始めは参加者だけでディスプレイを作っていきました

実践編では、まず参加者が持参した商品や什器を使いディスプレイを作り、講師の小川さんと相談しながら、ディスプレイをブラシュアップしていきます。目の前で組み替えていくので、構成の変更やアイテムを加えた効果が理解しやすくなります。

平面的なレイアウトに高さを出す什器、世界観を出すドライフラワーを追加

講師の小川さんとともにレイアウトし直したディスプレイ

写真のディスプレイは、最初は平面的な構成のディスプレイでしたが、高さを出し、世界観を表現するようなアイテムを出すことでグッと魅力が伝わりやすくなりました。

 

講座を終えた参加者の方からは、「色々なお客様の要望を聞くことで自分の世界観に迷いがあったけれど、ここで一緒に考えていくことで明確になってきた」「基本がわかることで何をすればいいかわかってきた」という声が聞かれ、起業を始めてからのステップアップ講座としての必要性が語られました。

 

講座の成果発表ミニマルシェを開催!

本講座は講座・ミニマルシェ・店舗販売がセットになっています。次回は武蔵野台商店でのおうちから起業講座のオープンセミナーと同時開催で、ディスプレイ講座の成果を発表としてミニマルシェを開催します。オープンセミナーのトークセッションのゲストには講師の小川さんも登壇されます。得意を仕事にしたい、暮らしの中で仕事をしていきたい方、趣味の副業に興味がある方など自分らしい起業にご興味ある方は、ぜひご参加ください!

 

“好き・得意”から事業をスタートしよう!〜事業の課題を突破する仲間づくり〜 | 非営利型株式会社Polaris(ポラリス)

”好き・得意”から事業をスタートしよう!〜事業の課題を突破する仲間づくり〜

著者:スタッフポラリス

【開催レポート】はたらき方マルシェ@調布Vol.7 ~そろそろ その旗あげてみない?~

地域の多様な「はたらき方に出会う」イベントとして、2016年から年に2回実施している「はたらき方マルシェ」。7回目となる今回は「そろそろ その旗あげてみない?」と題し、2019年6月13日(木)調布市グリーンホール小ホールで開催しました。


はじめに、Polaris取締役・野澤恵美より、今回のテーマに込めた想いを伝えました。

野澤:私たちは、自分たちが欲しい暮らし方、はたらき方を作るために、「はたらき方マルシェ」という小さな旗をあげました。最初は来場者も少なく迷いもありましたが、続けることで見えてきたものもあります。そういった今日まで蓄えてきた実感を、色々な方に感じてほしいと、「そろそろ その旗あげてみない?」というテーマを掲げました。今、旗をあげることに迷っている方がいたら、トークセッションや出展者の方との交流を通して、得るものがあればと思います。かえってモヤモヤすることもあるかもしれませんが、モヤモヤしながらチャレンジを繰り返していってほしいなと考えています。

トークセッションのテーマは、「自分たちが欲しい暮らし方、はたらき方」!


登壇者プロフィール

老伽真由美(おいとぎまゆみ)
株式会社Nadia プロデューサー、調布企画組、ライター

平日は六本木にあるWebを主としたコンテンツ制作会社に勤務。その他調布企画組メンバーとしてイベント企画、フリーランスとしてライター業など。とっても手のかかる小学生の2人の娘にいろんな可能性を見せたく、育児と仕事に追われながら、多様な生き方働き方をオンオフ関係なくモヤモヤ悩みながら動きながら日々模索中。
モットーは「とりあえず興味持ったら行ってみる、話してみる、やってみる」。チョコとアイスと漫画を愛する。猫派。人が好き。

薩川良弥(さつかわりょうや)
空き家を“スナックする”会主宰 / 合同会社パッチワークス代表

調布生まれ、調布育ち、調布在住。ファーストキャリアでは会社員としてカフェ、レンタルスタジオ、イベントスペースの運営に携わる。2014年にフリーに転身し、地元調布を拠点に活動を始める。コワーキングスペースのコミュニティマネージャーや、同スペースの会員メンバーと会社を立ち上げ、寝袋に包まって野外で映画鑑賞をするというスタイルが話題となった「ねぶくろシネマ」など、企画からデザインまでを一貫させたコンテンツ製作を行う。また2018年からは個人として調布・深大寺の空き店舗を拠点に、オンラインサロン「空き家を“スナックする”会」を主宰。地域の空き家活用を軸とした取り組みを進めている。

田中東朗(たなかさきろう)
2018年11月 大学の友人2人と共に喫茶室ほんのもりを開業

早稲田大学文化構想学部で哲学・倫理学を学ぶ。在学中に特に影響を受けた本は、ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』、ジョルジュ・バタイユ『宗教の理論』『エロティシズム』、ジェームズ・ギブソン『生態学的知覚システム』、エドワード・リード『経験のための戦い』などで、現在の活動も、大学で学んだこと・考えたことが基盤になっている(ような気がする)。好きな小説家は、町田康、小川洋子、今村夏子、村上春樹、綿矢りさ、高橋源一郎。好きな漫画家は、町田洋、市川春子、石塚真一、浅野いにお、クリハラタカシ、宮崎夏次系。好きな魚はかつお、さんま、ぶり。

トークセッションでは、調布や地域でそれぞれ旗をあげている3名のゲストに、旗をあげたキッカケや、現在までの活動を通じて感じたことについてお聞きしました。「地域で稼ぐ」「失敗の捉え方」「モチベーションの維持」「事業において大事にしていること」など、それぞれの事業について語り合いました。

なぜ調布?地域で稼げるの? 地域で旗をあげるということは?

――みなさん、調布出身・在住ですが、例えば渋谷とか都心でやる選択肢もあったと思います。「調布」を選んだ理由はどんな点でしょうか?

田中:調布を選んだ理由としては、仙川が好きだったということと、芸術系の大学があり、演劇や、音楽をやりながら街に関わっている人たちの、このままじゃ食っていけないかも、けどいいや…みたいな、仙川のちょっとゆるい部分、そして、もともと調布で育ったというのと合わせて、やりやすいかなという風に思ったことが理由ですね。

――老伽さんは、ご主人がハンガリーの方、お子さんも2人いて、会社生活、地域活動、日々の暮らしと、たくさんですよね。地域活動の長所、暮らしとの葛藤など、どんな風に感じていますか?

老伽:子どもに多様性や、多様な生き方を知ってもらいたいので、いろいろ連れ回しているんです。子どもや夫も楽しんでもらえるものをと、進めているので葛藤はないですね。自分も地域の知り合いが増えたり、子どもたちに繋がりができたり…忙しいけれど、「やってよかったな」という思いです。また、会社生活と地域活動の両方があることで、調布で知り合ったデザイナーや制作関係の人に、仕事をお願いできたり、その打合せが家の近くでできたり、そんな良さを感じています。私自身は正社員として働いているので、地域や地方関係の仕事はやりたいことであり、基本プラスでしかないのですが、会社員として通い続けることが少ししんどく感じはじめたので、調布でできたらいいなあという気持ちはあります。

――食える、食えない問題、地域で稼げるの?ということもよく聞かれることだと思いますが、その点についてはどんな風に捉えていますか?

薩川:僕は、新しい価値を作り上げるという意味で地域の働き方を考えていますが、価値を作り上げるフェーズは収入にならないことも多いので、食いぶちはちゃんと別に確保しておくのは絶対重要だと思います。不安になってしまうと動きづらくなるので…。もう一つ、「空き家」の事業については、現在は儲かってもいなければ損もしてない程度なのですが、今は自分が貢献できることで、価値を創っていくという時期だと捉えています。将来的にはビジネスとして回っていくための仕組み化という視点は当然重要ですが、まずは自分たちがいいと思える価値を創っていくほうが、進め方として大切な気がしているので、食いぶちとバランスと取りながら、というイメージでやっています。

失敗するか成功するか、ではなく「続ける」こと。

――旗をあげる、アイディアを行動に移していく過程で、失敗に対する不安で踏み出せないという方もたくさんいるのでは、と思いますが、怖さや失敗をどんな風に捉えていますか?

薩川:そうですね。止めなければ失敗ってありえない、その次の成功のためでしかないと思っているので、結局マインドセットの問題だと思うんです。またアイディアを思いつくのが苦手でどうしたら?と聞かれることもありますが、根本的には、なにか方法論で解決できるわけではなく、自分の中のワクワクするモノ、コト、人に触れて、その気持ちをちゃんと理解することがやはり重要だと思うので、自分がワクワクすることを探すということが一番重要な気がしています。

老伽:失敗もあると思うんですが、大抵寝て起きたら忘れちゃうので、失敗を忘れるというか、死ななきゃいいくらいのマインドでやっています(笑)夫を養いながらの国際結婚って大変で、結構キツかった25才くらいに比べるとだいぶマシだなあと思えるので、「失敗ってなんだろう?」という気持ちですね。

田中:薩川さんが言っていた「続けていれば失敗は無いだろう」が、今僕も一番いい答えだと思います。続けていくことは失敗にはならないし、成功しようと思ってやっているわけでもない…続けていればいい、それが一番だと思います。

薩川:みなさんと話していて思いました!失敗論をやめたほうがいいですね。成功か失敗かの議論は意味がない。失敗だと思っても、後々自分の人生のめちゃくちゃ大事な種になるかもしれない。失敗するか、成功するかっていう議論を一回やめにして、とにかく小さくやってみることがすごく重要なことだと思います。その積み重ねでしかない。

――失敗でも成功でもなく、続けること、ということですが、やり続けるというモチベーション、どうやって維持しているものなんでしょうか?

田中:「ほんのもり」は、昼間は喫茶室を名乗っていて、200円でコーヒーを飲むことができ、夜は僕が塾を開いている、というスタイルです。モチベーションというと、日が昇ってから暮れるまで結構長く、何かしらのことをしていないと暇なんですね。さらに、それに対してお金をもらわないと食べていけないので、そこは仕方なくやっている面はありますが、僕がやっている塾のスタイルは昔からやりたかったこと、ただ単に楽しいし、嫌になることもないんです。

老伽:興味のあることしかやらない、やれない質なので、モチベーションというより、なるべくやりたいことをやってみようかな、という感じですね。

薩川:僕が調布という地域で活動を続けているのは、コミュニティの中で自分の役割を見つけられたからだと思います。他者に必要とされ、また自分も他者を必要とし、互いにドライブしていくあの感覚。僕は調布にそれを見つけられたので、その結果調布が好きなんですよ。調布の街、ハードとしての調布が好きかというと、まぁそこそこ好きというくらい。もっとソフト面、コミュニティとか友達という関係性に対して愛着があると表現した方がピンとくる。そういう属せるコミュニティが生活の中で何層にも増えてくるともっと幸せを感じられるんじゃないかなと思っています。

実現したい、見たい景色とは? 〜掲げた旗にこめた想い

――先ほど伺ったモチベーションにも繋がるのですが、もう少し深く、本当に大事にしていること、実現したい、未来に見たい景色などもお聞きしたいと思っています。
田中東朗くんが今回のイベント打ち合わせで、「見えないものとか、見えないことを想像できる子どもがもっと増えないといけないと思う」ということを話していたのが印象的でした。事業に対する想いや、こんな景色がみたいと思っていることをお聞かせください。

田中:本当に大切なものは目に見えない、「星の王子さま」にも出てきましたし、大学のころ勉強していた哲学者ウィトゲンシュタインとか、まあ、その通りだなと思うんですが、それとは反対に、「人生には価値があるんだ」ということを、頑張って言葉にしようとする、行動で何かを作ってみようとする、そんな風にやっていかないといけない、そう思える世界を作っていかないといけないだろうなぁと思っています。

薩川:みんなが、自分のライフスタイルの最適解を見つけにいけるような環境を作りたい。めちゃくちゃ儲けなくてもいいかもしれないし、めちゃくちゃ友達はいらないかもしれない。でも1人じゃやだ。そんな風に、自分の気持ちいいスタンスを見つけていくことができれば、みんなそれぞれ幸せなのかな。幸せのカタチは自由だし、他者と感じる幸せも相対的だと僕はすごく思うので、自分にあった形を見つけられるように、いろいろなものを見たり作ったり、あるいは多様な人と出会ったり、刺激をたくさん受けられるような環境を作ることがこのまちで見たい理想の未来像ですね。

老伽:私も子どものときから生きづらさを感じていて、娘も読み書き障害など、まだあまり知られていない障害があったり…。なにか凸凹だった人たちが、ちょっとでも楽しめる、生きやすさを感じるような景色がみたいと思っています。それは娘のためでもあるし、私のためでもある。そして、同じように生きづらさを感じている人たちのためでもあるかもしれないなとも思っていて、何かできる範囲で動いている状態です。みんな生きやすい世界になればいいなぁと思っています。そこはちょっと真面目に。

最後に、「一番簡単な旗のあげ方は、隣の人に“言ってみる”っていうこと。予想以上に反応が悪かったら止めたほうがいいと思うんですけど、めちゃくちゃいいね!って言ってくれたら、ぜひチャレンジしてみてください」と、薩川さん。最初の一歩は、隣の人に言ってみる、また誰かが掲げた旗にちょっと参加してみる。それが、誰かの掲げた“旗”の始まりになるかも知れません。

「自分の旗」が勢揃いの出展ブース

今回のマルシェの出展数は21店舗。
手仕事の品々や、美味しそうなフード、フォトスタジオ、困りごとの相談サービスなど、多種多様な「はたらき方」を提案するブースが立ち並び、賑わいを見せていました。



出展者ブースには、パネルが展示されており「はじまり」「転機」「現在」「近い将来」そして「はたらき方について」と、それぞれの“旗”をあげたキッカケを知ることができます。ひとつとして同じものがないご自身の起業から現在のこと、そして将来の展望など、それぞれの「起業」のカタチを感じることができるパネルになっています。

「はたらき方マルシェ」に来場された方は、なにかやってみたい、チャレンジしてみたいと思う方もいれば、どんなはたらき方があるか知りたいという方も多かったことでしょう。Polarisは、これからも、「はたらき方で街をおもしろく!」をテーマに、様々な大きさ、いろんな種類の旗を、みなさんとともに掲げていきたいと思っています。
「はたらき方マルシェ」は年2回、6月と11月に実施しております。
ぜひ次回のご参加もお待ちしております。

著者:スタッフポラリス

~ 女性目線で考える! 子育て中や介護中の女性の、地域での新しい働き方~ 【 9/19(木)~20(金)広島県廿日市市で講演! 】

今月9/19~20に、広島県廿日市市内で、弊社取締役ファウンダーの市川望美と社外取締役事業パートナーの塚本恭之と二人で講演に伺いました。

19日(木)は廿日市商工会議所にて、
事業者向けのセミナー「地域人材の新たな活用法~経営促進に資する地域密着型ワークシェアとは?~」でゲスト講師として、市川が登壇しました。
近年の日本社会における働き方の時流を踏まえた外部人材の活用についてと、Polarisのセタガヤ庶務部による「ワークシェア」事例の取り組みを紹介しました。

20日(金)は廿日市市中央市民センターで開催された
「廿日市はたらきかたカフェ」に、こちらも市川がゲスト講師として参加。
女性の参加者が多く、赤ちゃん連れの方もたくさんいました。
第1部ではPolarisの取り組み事例を紹介し、第2部では参加者のみなさんと一緒に“子どもがいる暮らしの中ではたらくを考える座談会”を行いました。
心地よくはたらくためには…?
この一つの問いに対して、みなさんの考えや想いに触れることができた貴重な時間となりました。

廿日市市のみなさん、そしてFirsteさん、この度はありがとうございました!

Polarisでは、創業支援、地域×女性×起業、女性のキャリアデザイン、コミュニティ・まちづくり、ソーシャルビジネス・コミュニティビジネス、組織開発などのテーマで講演、講座を行っています。
ご要望・ご依頼の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

またはPolaris Facebookページのメッセージからでも受付中です。

講演・講師実績はこちらからお願いします。

著者:wp_admin

【2019年おうちから起業講座】オープンセミナー 開催レポート

女性の起業をサポートする「おうちから起業」。
今回で6回目となる本講座のオープンセミナーを、2019年2月15日(金)、調布市のai sayamaアトリエにて開催しました。

――「趣味で続けてきた好きなこと、仕事にできないかな?」
――「子どもの教育費を稼ぐために好きなことは諦めないといけないの?」
ライフステージの変わるタイミングに、変化を求められがちな女性。小さく続けてきたことを、ここから先、一生モノの仕事にするために、自分らしい事業を作るための必要な基礎から、受講生みんなでイベントに出展するまで、2ヶ月かけて学んでいく講座です。

連続講座に先駆けて行われたオープンセミナーでは、主催のPolarisから、講座開催の想いが語られました。その後3名のゲストを迎えて、パネルディスカッションを実施。「西調布つくるまちプロジェクト」に参画しているイラストレーターの佐山愛さん、調布子育てカフェaonaのバイヤーであり、陶芸家として作品づくりやワークショップも開催している原薫さん、昨年のおうちから起業講座受講生でハンドメイド作家の鈴木敦子さんをお招きして、自分らしい事業の組み立て方や等身大の経験をお話しいただきました。

想いに根ざした起業を、続けていくために〜

はじめに、非営利型株式会社Polarisファウンダーの市川望美より、参加のみなさんに向けて、開催に向けた想いを伝えました。

市川:Polaris創業前に関わっていた子育て支援のNPOの一員として活動していくなかで、小さな活動をする素敵な女性にたくさん出会いました。また、ビジネスとして儲かるかどうかで評価するのではなく、地域の女性ならではの想いに根ざしたかけがえのない価値を生み出す起業のカタチを、一つのカテゴリとして作っていきたいという想いが生まれていきました。「おうちから起業講座」にはそんな背景があります。
ご縁やつながりは大切にすべき経営資源です。
1人で乗り越えられない壁も、事業を進めていく上で生じる課題を講座を通して出会った仲間と共有しながら越えていく。自ら起業するからこそ、成功や失敗の定義を自分で決めて、自分が心地良いと思える形を模索する。小さく始めたものを育てていけたら良いですし、自分が本質的に届けたい価値を、講座を通して見つけて欲しいと思っています。

パネルディスカッション〜“好き”や“得意”から始める自分らしいシゴトのカタチ

パネルディスカッションでは、モデレーターを担当するPolarisの市川と野澤から、自分らしい事業を展開している3名のゲストに、“好き”や“得意”を仕事にしたキッカケや、事業の中での印象深い出来事など、等身大の経験をお聞きしました。

登壇者事業紹介

佐山 愛 ( ai sayama )
「イラストで世界はもっと楽しくなる!」をモットーに活動するイラストレーター。2018年に独立。企業とコラボし、商品やパッケージ、広告などにイラスト提供を行う。地元西調布の商店街活性化プロジェクトに関わる一方、台湾での展示を行うなど、グローカルに活動中。

 
原 薫( Sign pottery運営 )
うつわ作家としてワークショップやマーケット出店する傍ら、調布の子育てカフェaona のバイイングマネージャーとして商品の買い付けや商品開発、店頭ディスプレイなどを担当。オンリーワンなものづくりを通して、作る側と買う側、双方の豊かな時間を生み出すことを目指す。

 
鈴木 敦子( 手仕事Kon Pei Tou運営 )
調布・狛江市をメインに、“日常生活にちょっとした素敵をプラスする”手作り品の販売とワークショップを開催。作品は、編み物・ソーイング・刺しゅうなど、多岐に渡り、ワークショップでは、「簡単・作りやすい」をモットーに、ハンドメイドの楽しさを伝える。 昨年度の「おうちから起業」受講生。講座参加メンバーとともに、「ここから」というグループを立ち上げ、国分寺を拠点に「ここからフェスタ」を運営・開催。

好きなことが“お金”に――小さな成功体験を積み上げて
〜佐山 愛さん

幼い頃から絵を描くことが好きで、イラストレーターにほのかな憧れを抱きながらも、美大に行きたい、絵を描くことを仕事にしようという想いを持てませんでした。絵を描いて生計を立てている人は周りにもいませんでしたし、「そういうのはもっと才能のある人がなるものだ」というのが正直な気持ちでした。

とはいえ、少しでも興味を持ったところへと美術品を扱う会社に就職。しかし、その会社が倒産してしまったため、次に選んだのがIT系の会社でした。不況という背景から、とにかく好きなこと、といった軸で仕事を選べなかったのもあり、どうしてもITに興味が持てず…。そこで初めて、自分のやりたいことは何なのかを振り返ったときに、やっぱり絵で何かしたいという想いが湧き上がり、会社に勤めながらイラストレーターの養成スクールに通いました。その中で、実際に活躍している先輩方の仕事に触れ、「こんなに素敵な仕事ができたらどんなに素晴らしいだろう」と感じました。(私の)絵はお金にならないと思っていましたが、イベント時に、多くの作品の中から自分の絵が選ばれたり、コンペを通過したりと、いい意味での「勘違い」(笑)という小さな成功体験を積み重ねているうちに、過去の自分からは思ってもいなかった場所に到達したんだなと感じます。

ひと口にイラストといっても、いろんな種類があります。自分のイラストがどういったものに向いているのかも、イベント出展での反応など、「他者に当てることで自分を掘り下げる」ことを繰り返す中で見えてきました。今、イラストを仕事にしていて、本当に楽しいですし、自分が楽しいと感じることをやっていると、「楽しそうにやってるね!」と自然に応援してくれる人が周りに現れました。多くの人のサポートで、世界が広がってきたことを感じています。

限られた時間しかないから、やりたいことが見えてくる
〜原 薫さん

小学生の時、展覧会に出展していた私の図工の作品を、「これ、すごくかわいい!」と知らない女の子が言っているのを聞いて、自分の中でスイッチが入ったのを覚えています。その時から、自分のやりたいことはものづくりやデザインだと迷いはありませんでした。その後ご縁あって、レコーディング・エンジニアや、雑貨のバイヤーなど、様々な仕事を経験しましたが、基本的には自分のやりたいことに邁進してきました。こうした経験は全て、今のものづくりに活きていると感じています。

転機になったのは出産後、子育てに追われ、自分の時間が全く持てなくなったこと。子どもはもちろんかわいいですが、自分のやりたいことができないのがこんなにも苦痛なのかと、人生最大に悩みました。しかし、時間が限られているからこそ、やりたいこととそうでないことを振り分けていくうちに、「どうしてもやりたい!」と残ったのが陶芸でした。とはいえ、限られた時間の中で、子育て仲間と協力し、子どもを預け合いながら陶芸を学び、販売やワークショップなど活動を広げていきました。また子育て仲間との助け合いの経験と、雑貨バイヤーをしていた経験から、調布の子育てを支援するカフェaonaでバイイングマネージャーとして関わっています。子どもが小さいときに仲間同士で助け合ったことで、次の一歩へつながった経験と、子育て真っ最中の世代への恩返しがその理由です。

私自身は、やると決めたらやるだけ、限られた時間だからこそ、何をするかが見えてきました。これからも自分の好奇心に正直に向き合い、陶芸などのものづくりに関わりながら、「生涯現役」を目標に楽しんでいきたいと思います。

仲間との出会いが視野を広げ、変化を恐れず一歩前へ
〜鈴木 敦子さん

母の影響もあり、子どもの頃から手芸やお菓子作りが好きでした。息子の入園を機に、幼稚園の手芸サークルに参加したり、小学校でもフリーマーケットに参加したり、ワークショップを企画したり。作ることは楽しかったけれど、周りから求められるまま作品作りをしていく中で、「自分のメインはなんなのか」わからなくなっていきました。

このまま趣味で終わるか迷っていたときに「おうちから起業」に出会い、参加。事業を通して自分を掘り下げていくなかで、自分1人では難しいことも、多種多様なメンバーと出会ったことで視野が広がり、変化を恐れず一歩踏み出すことができたように思います。講座に参加してみて、プロなのか起業なのか、ということに縛られるよりも、「趣味」だけど本気で向き合おうという気持ちを大切にし、自分から行動することでチャンスが生まれるということも感じました。「自分にもできる!」とワークショップに参加してくれた方の笑顔が、事業を続けていく原動力になっています。自分軸で動くことで、周りの煩わしい声も以前より気にならなくなりました。

今後は、手仕事とお菓子作りを生かせる場を持ち、笑顔や楽しさ、心地良さなどを感じる場を提供したい。ゴールをあえて設定せず、緩急つけながら、自分を信じて進んでいきたいと思っています。

パネルディスカッションを終えて

市川より、「女性の起業を取り巻く環境」として、数字からみる、男女の特性の起業における違いや、起業の成功の定義についてミニ講義を行いました。「他人からやらされるのではなく、自分から始める起業だからこそ、自分が一番楽しめて納得できる形を追求することが大事なのでは」と伝えました。また野澤からも、「想いをベースにとなると、“想いがないとできないの?”“あの人ほど、想いが強くないかも”と、つい人と比べてしまう人も多いけれど、登壇者の話からも多く出たように、自分で決めて選択することが一番大事なのでは」と、オープンセミナーを締めくくりました。

当日は10名の方に参加いただき、お子さん連れの方も多く和やかな雰囲気で行われました。また秋田県からも、オンラインで2名の参加があり、地域性の違いなども話題になりました。

終了後の参加者のアンケートには、次のような感想が寄せられました。
———壁打ちをし続け、自分を掘り下げ続けていくしかない、という佐山さんのお話が一番印象に残りました。また、みなさんのお話から、自分が本当に望むものや、自分が何者かを知るためには、一人での作業では限界があるなと改めて感じました。
———成功しなきゃいけない、専門性を極めなきゃいけないなど、こうしなきゃ、こうでなきゃいけないという思いこみから解放されたような気がしました。
———自分で決めて、自分がやりたいことをやっていくという、自分スタンスの会話があふれていたこと。

会場の佐山さんのアトリエは、青色の壁が印象的で、明るく独創的な作品がたくさん展示してあり、参加者の目を引きました。セミナー後のランチ交流会もご縁やつながりが感じられる場で、登壇者と参加者が共にお弁当をいただきながら語り合いました。

おうちから起業「連続講座」

連続講座では、自分の事業の価値を正しく見出し、地域や自分以外の資源を活用し、講座参加者でイベントを共に作り上げることで協働するコツを学びます。
自分らしい事業を作るために必要な基礎から、イベントに出展するまで2ヶ月かけて学んでいきます。
時間:10時~13時(12時からはランチ交流会)
会場:cococi@仙川(東京都 調布市仙川町1-16-4 栗本ビル3F)
参加費:18,000円(4/27イベント出店料込み)単発参加(6,500円)も可能ですが、連続講座に参加して仲間と一緒に学ぶのがお勧めです。(連続講座の方が優先です)
保育:3,000円/回(希望者のみ)

講師 野澤恵美(非営利型株式会社Polaris取締役・Design Executive Officer)

STEP1 連続講座(レクチャー)
2/26(火)DAY1 想う あなたは何屋さんですか?
3/12(火)DAY2 伝える どうやったら必要な人に伝えられる?
4/16(火)DAY3 構える 開業準備

STEP2 出店体験 
4/27(火)カラスヤマ手作り市
千歳烏山駅近くの烏山区民センター前ひろばで年2回行われているイベントです。

STEP3 特別講座(希望者のみ)
4/23(火)3月中に詳細が決まり次第、リリースします。

著者:Polaris staff

【開催レポート】はたらき方マルシェ@調布Vol.6 ~お金を循環させて稼ぐ調布をつくろう~

「はたらき方マルシェ」は、地域の多様な「はたらき方に出会う」イベントとして、2016年から年に2回実施しています。今までよりさらにパワーアップした「はたらき方マルシェ@調布Vol.6 ~お金を循環させて稼ぐ調布をつくろう~」の様子をレポートします。

 

トークセッションのテーマは、「お金の話」!

Polarisの事務所がある調布・仙川には、メンバーも大好きでよく通っている個性的で小さなお店がいくつもあります。そうしたお店が、ある日なくなるかもしれないとしたらどうでしょう。当たり前に営んでいた、地域での生活の一部がなくなることであり、残念な気持ちになるでしょう。

そこで、いろいろな考えが生まれます。
「地域の中に、小さな経済圏をつくるというのはどうだろう?」
「じゃあ、調布で小さな経済圏を実際に展開するとしたら、どんなことが必要なんだろうか?」
「私のまちにある小さなお店が、安心して事業を営めるようになるには、どんなことがあるといいのだろう?」
「実際に起業した人が資金調達するには、どんな手法があるんだろうか」

第6回「はたらき方マルシェ」のトークセッションでは、地域で事業を展開するにあたって必要な「お金の話」について、調布などで活動している3名のゲストにご自身の経験を踏まえながらお話しいただきました。

「住みたい街は自分で創る」と、誰もが無理なく地域参加できる街づくり活動をしている、「グッドモーニング仙川!プロジェクト」代表の児島秀樹さん。クラウドファンディングサイト「FAAVO東京調布・府中」を運営しつつ、自らも地元でのさまざまな活動に参加している株式会社スカイスケール 代表取締役社長の竹中裕晃さん。そして、東日本大震災を契機に街づくりや地域づくりへの想いを強め、現在は社会課題を解決するファンドの組成や投資に携わっている、ANEW Holdings株式会社 プロジェクトマネージャーの山中資久さん。

壇上では、9つのキーワードを使って、地域とお金に関する熱いトークセッションが約2時間展開され、参加者の皆さんも真剣に聴き入っていました。

トークセッションにご参加いただいた方からは、次のような感想が寄せられました。

  • お金に対する新しい価値観に出会えた。
  • 地域づくりとお金の考え方のヒントをもらえたことに、とても感謝しています。
  • 実践できそうなことは、早速取り入れてみようと思います。
  • お金は使うものではなく、使いこなすものなんだな…と気づかされました。
  • いろいろな発想の転換をすると、新しいものが生まれるかも。

 

千差万別の「はたらき方」が勢揃い♪ 出展ブース

こだわりの手仕事の品々や、美味しそうなフード、子どもも楽しめるワークショップに、困りごとの相談サービスなど、今回も多彩な出展者の方々にお集まりいただきました。それらを眺めているだけでももちろん楽しいのですが、出展者の方々との交流もはたらき方マルシェの魅力。出展者と参加者との間で、和やかな会話が会場のあちこちで交わされるとともに、たくさんの笑顔であふれていました。

参加者の皆さんの注目を集めたのが、今回初登場の「あゆみ」パネル。

お店の名前に込められた想いや今までの出来事、今後の展望といった、出展者の軌跡が記載されていました。ひとつとして同じものがない「あゆみ」パネルや、出展者の方々との交流で、多様な「はたらき方」について広めることができました。

「はたらき方マルシェ」に参加した方は、今のはたらき方に悩み、どんなはたらき方があるか知りたいと思っている方も多かったことでしょう。同じような立場の方と交流したり話を聴いたりしていただいたことで、はたらき方についての何かしらのヒントを得られていれば幸いです。

次回の「はたらき方マルシェ」は、2019年6月13日(木)に開催します。Facebookやホームページにて最新情報を更新していきますので、気になる方は是非チェックしてくださいね。

著者:wp_admin

【開催レポート】Tokyo Work Design Week 2018 面倒な問題から逃げるのはもうやめよう

Tokyo Work Design Week”は、「新しい働き方」や「未来の会社」にまつわる多様な交わりから新たな未来をつくっていく、7日間のひらかれた場です。 Polarisは2013年から参加しています。

テーマは”面倒な問題から逃げるのはもうやめよう”

Tokyo Work Design Weekは、2013年から毎年11月に開催されている、「はたらき方」をテーマにしたイベントです。Polarisも2013年から参加しています。なかでも2016年からは、「物語る三部作」と題して、フォロワーシップがもたらす組織における関係性の変化や、肩書や役割を越え、今いる場所にどう向き合っていくかについてセッションを重ねてきました。その都度、参加者とともに新しい気づきや方法論を得てきたものの、次のような課題が浮き彫りになってきました。

  • いざ現場に戻ると、どのように進めていけばいいのか分からない。
  • 分かっていても伝えられない(対話できない)のはなぜか?
  • 結局、恵まれた環境にいる人たちの話に過ぎないのかもしれない。

「物語る三部作」の集大成となる2018年のセッションでは、さらに上記に挙げたテーマについて議論を深め、実際に自分のものとするきっかけづくりとなるようなセッションにしていきたいと企画しました。

登壇者

梅本 龍夫|立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科 特任教授/経営コンサルタント

横石 崇|&Co.代表取締役/Tokyo Work Design Week発起人・オーガナイザー

市川 望美|非営利型株式会社Polaris取締役ファウンダー 

日々生活していく中で起こる面倒な問題と、どう向き合うか?

最初に、ゲスト3名から「面倒くさいと思っていること」を挙げていきました。『働き⽅の話をする前に、とりあえず⽫洗え』(ゲスト横石さんより)のフレーズや、皿洗いという誰もが日に一度は行う家事を例えとして用いながら、熱いトークセッションが展開。

「面倒くさいことに向き合うには、自分自身を受け入れながらも自分の固定観念を一度手放すこと」「面倒くさいことを単に作業と捉えるのではなく、面倒くさいことに何かの意義を見出すことで無意識化させていこう」などなど、ポジティブにあふれたメッセージが印象的でした。

セッションの途中、ゲスト3名に対する参加者からの質疑応答や、『あなたにとっての面倒くささって何?』をテーマにしたグループセッションなど、積極的に意見を交換し合う参加者の様子が窺えました。

イベントの最後には、Polarisの市川から「面倒なことから逃げるかどうかにかかわらず、面倒な問題があることで気づけたり、他者に関心を持ったりできる。面倒なことと付き合いながら、面倒な自分をうまく認めてあげられたらいいなと思う」という言葉で閉会。会場を後にする参加者の皆さんの表情は、どこか晴れ晴れとしていました。

Tokyo Work Design Week の過去開催テーマ

著者:wp_admin

【開催レポート】2018年 創業記念イベント 

「Polarisを知って、Polarisという場を借りて、皆さんに楽しい未来を作ってもらいたい」。そんな思いから始まった創業記念イベント。7年目の今回は、どんな「未来」が展開されたのでしょうか? 「描いた未来を、どう創ろう」をテーマに、昼の部と夜の部の2部構成で行われたPolarisの「創業記念イベント」をレポートします。

―昼の部―「変化の時代における安心のかたち 個人と組織の関係性」

Polarisでは、多様で柔軟な働き方を実現するために、仕事軸のコミュニティという組織の文化と、それを支える仕組みつくりに力を入れてきました。現在では300人を超える“普通”の人たちが、Polarisという組織を通して、新しい働き方を実践しています。この7年を経て、所属する人たちの変化を紐解いて見えてきたことは、「安心」の捉え方が変わってきていること。組織の仕組みとともに、1人1人の組織というものに対する捉え方が変わってきたことを感じます。

Polaris7周年イベント昼の部では、Polarisの7年のあゆみと個人の変化、「変化の時代における“安心”や“信頼”」、そしてそこから生まれる、「はたらくことの捉え方の変化」について参加者の皆さんと考える時間になりました。

―夜の部―「ビジネスにおける、対等ってなんですか?〜多様性の時代における愛と憎しみ~」

この7年の間に、試行錯誤を繰り返しながらも、多様なパートナーと新しい価値創造の機会を得ることができ、事業のフェーズが変化してきました。さらに拡げていく段階で、受発注という既存の枠組みでの関係を超えた、対等なパートナーシップが必要なのではと感じています。

結婚のカタチが変わってきつつあるように、ビジネスにおけるパートナーシップも、今一度、新しいストーリーを考えていく時なのではないか…ともに生み出した事業(子ども)をどんな関係性で、どう育てていくか…。

法政大学大学院政策創造研究科 教授 の 石山恒貴さん、 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科 特任教授の梅本龍夫さんのお二人をゲストに迎え、参加される皆さんと 語り合う時間となりました。

活発な議論が交わされたトークセッション

昼の部では、「変化の時代における安心のかたち」と題して、Polarisの大槻と市川によるトークセッションが展開。トークセッション後には、参加者の皆さんからの質問も交えながら、さらに白熱した議論を重ねていきました。

夜の部では、Polaris大槻と市川に加え、ゲストスピーカーである梅本龍夫さん、石山恒貴さんとともに「ビジネスにおける『対等』とは?」について、それぞれのお考えを披露していただきました。その後、参加者の中でいくつかのグループに分かれて、それぞれの思う「ビジネスにおける『対等』とは?」についてのグループトークを実施。会場のあちこちから活発な議論を交わす様子が窺えました。

イベントにご参加いただいた方からは、次のような感想が寄せられました。

  • 変化し進化し続けるPolarisを感じられて刺激的でした。
  • いい感じにもやもやをたくさんいただきました。持ち帰って考え行動し続けます。
  • 昼と夜、角度の違う気付きが多く楽しい時間をありがとうございました。
  • 様々な考え方を持つ方々と交流する機会を持つことができて有意義でした。
  • オンライン会議が初めて体験できておもしろかった。子育て中のママにぴったりの仕組みだと思った。夜の部のゲストの話も興味深かった。
  • 予備知識なし来たのですが、非常に興味深いお話を聞けて刺激的でした。

今回の創業記念イベントでは、Polarisに関わるすべての人への感謝を伝えるとともに、Polarisがどのように個人と組織の「対等」なパートナーシップを創り上げていっているかを、皆さんに見ていただく機会となりました。毎年8月20日に開催予定です。是非チェックしてみてくださいね。

著者:wp_admin

【開催レポート】2018年4月開催「おうちから起業」連続講座

テーマ「”好き・得意”から事業をスタートしよう!〜事業の課題を突破する仲間づくり〜」

2014年からスタートした「おうちから起業」講座。 ポイントは”仲間づくり”です。

自分一人で突破するには困難なことも、仲間を作ることや知識を得ることで越えられる壁があります。全日程で講師を務めるのが、先輩起業家でありPolaris取締役でもある野澤恵美。自分らしい事業を作るために必要な基礎知識の習得から、みんなでイベントを作るところまでを2ヶ月かけて学んでいく実践型カリキュラムです。

連続講座の中で、具体的なビジョンをイメージする

2018年度「おうちから起業」講座は、STEP1~STEP3までの3部構成となっています。

STEP 1では、自分が何の事業をはじめようとしているかをはっきりさせること、それをきちんと人に伝えるコツを2日間かけて学んでいきます。自分自身で作成したワークシートをもとに、具体的な目標設定や開業のための準備を行いました。 皆さん、講師の野澤さんや他の受講生の話に真剣に耳を傾けている様子。

STEP 2では、多くの事業者を巻き込んでコラボ(協働)したり、お客様とやり取りしたりすることを、「カラスヤマ手作り市」という実際のイベントに参画することで学びました。

カラスヤマ手作り市は、千歳烏山駅近くの烏山区民センター前ひろばでものづくりが大好きなママ達が作っている手作り市です。お菓子や雑貨などの手作り品の販売やパフォーマンスなど子供も一緒に楽しめる区民に愛されています。

▲カラスヤマ手作り市に出展した受講者のブース

STEP 3では、写真、ホームページ作成、SNS活用、出店(ディスプレイ)、会計など、起業後に必要になるスキルについて学びます。今回は、チラシ作りについての講座を開講しました。

▲実際のチラシを見ながら、学びを深めています。

講座後には毎回ランチ交流会を行っており、互いに刺激を受けながら、イベントへの出展を目指していきます。起業と言うと、一人で頑張るイメージがある方もいるかもしれません。でも、この講座に通いイベント出展に向けてチームで頑張ることで、起業に向けて一緒に頑張る仲間ができていく――。Polarisらしい「おうちから起業」の一面です。

カラスヤマ手作り市 出展体験の感想

新しい場所へ一歩踏み出すのは、勇気がいるかもしれません。でも思い切って踏み出してみたら、そこには新しい出会い、新しい価値観が待っていました。カラスヤマ手作り市では、新しいお客様に出会えました。講座に参加することでチームメンバーに出会え、チームで協力することの楽しさを知り、コラボすることにより、お客様の笑顔や満足度を倍増させることができることを知りました。講座も出店体験も、とても実りあるものになりました。

たくさんのお客さんに触れて「ありがとう」の言葉をいただき、「やっててよかった」と改めて思えました。また、今回の講座を受けて、チームのメンバーと“香のコラボ”などもできたので、チームで仕事をする楽しさを味わえました。ひとりじゃないから頑張れるものがそこにはあると思いました。いろんな意味で相乗効果があって、やっぱり「チーム」っていいです!

生き生きと講座を受講する皆さんの姿に、改めて「とりあえずやってみる」ことの重要性を感じました。もし、今何かを始めたくて悩んでいたり、前に進むことにほんの少しだけためらいがあれば、「おうちから起業講座」に参加してみませんか。一人で考えていた時とは違う、新たな発見や気づきが得られるかもしれません。

「おうちから起業講座」最新情報