その土地・地域に暮らす人たちの「くうき感」を伝える仕事『くらしのくうき』。
この度、東高円寺エリアに新しくできる分譲マンションの地域調査として、これからこのエリアに引っ越してくる方たちに向けた情報収集のための「地域情報座談会」を実施します。
新しく引っ越してくる方々へ、ご自身の「ふだんの暮らし」についてお伝えいただけませんか。
子育て中の方へ、保育園や病院、子供の遊び場のこと、
DINKSの方へ、お買い物のこと、お出かけのことなど、
リラックスした雰囲気の中、参加者みなさんでお話ししていただける方を募集しています。
こんな方を探しています!
東高円寺周辺エリアにお住まいの方
ご参加いただける方は、下記のフォームより申し込み・及び事前アンケート回答にご協力をお願いします。
アンケートご回答の方へは、薄謝をお渡しさせていただきます。
お問い合わせ
locowork-info@polaris-npc.com
件名:【くらしのくうき 東高円寺】地域情報座談会
メールにてお名前を記載の上、ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
地域イノベーションとは、「地域」×「イノベーション」からなる言葉で、その定義は使う人によって多少異なります。差異が生じるのは「地域」がどの粒度で語られるか、「イノベーション」が何を指すかに影響されているためです。そこで、まず「イノベーション」について捉えていきます。
イノベーションを初めて定義したのは、オーストリアの経済学者ヨーゼフ・シュンペーターです。シュンペーターは1912年に出版した著書『経済発展の理論』の中で、「新結合」という言葉を用いて、イノベーションの概念を提唱しました。新結合とは、既存の要素を新しい方法で組み合わせることで、新たな価値を創造することを意味しています。
もともとは「技術革新」に限定した理論ではありませんでしたが、1958年の『経済白書』(旧経済企画庁)でイノベーションが「技術革新」と翻訳されたため、日本ではこの認識が普及することになりました。
シュンペーターは、イノベーションには5つの類型があるとしています。
1.新しい財貨(プロダクト・イノベーション)
2.新しい生産方法(プロセス・イノベーション)
3.新しい販路(マーケット・イノベーション)
4.新しい供給源(サプライチェーン・イノベーション)
5.新しい組織(オーガニゼーション・イノベーション)
それぞれ、どのようなものか見ていきましょう。
1.新しい財貨(プロダクト・イノベーション)
プロダクト・イノベーションとは、従来とは異なる革新的な新商品(新製品・新サービス)を開発して、差別化を図ることです。歴史を辿れば、テレビや洗濯機、冷蔵庫といった家電もプロダクト・イノベーションの一例。スマートフォンが生活必需品になっているのもその一つです。これらのプロダクトの誕生により、新しい市場が生まれ、人々のライフスタイルは大きく変わりました。
しかし、技術革新はプロダクト・イノベーションの必須条件ではありません。プロダクトイノベーションには、①技術主導型、②ニーズ主導型、③類似品型、④商品コンセプト型の4つの型があり、上述した家電の例は①技術主導型に当たります。②~④の型は、技術革新に依存せず、顧客のニーズの掘り起こしや、競合の製品にさらに付加価値を付けることなどで実現されます。
2.新しい生産方法(プロセス・イノベーション)
プロセス・イノベーションとは、新たな生産方法や、流通方法を導入することです。例えば、従来は人力で対応していた製造プロセスにロボットを導入することや、実店舗での販売からオンライン販売に切り替えるなどの例が挙げられます。プロダクト・イノベーションが売上拡大を目的とするのに対し、プロセス・イノベーションは、生産性向上やコストの削減を目的とすることが多いのも特徴です。
3.新しい販路(マーケット・イノベーション)
マーケット・イノベーションは、新たな市場に参入し、新規の顧客、ニーズを開拓することです。既存事業で培ったノウハウや技術を、全く異なる分野に展開して新たな事業を確立するパターンが多いものの、未知の領域で事業展開を図ることもあります。写真のフィルム研究技術が化粧品開発に生かされたような展開です。
4.新しい供給源(サプライチェーン・イノベーション)
サプライチェーン・イノベーションは、商品を作る原材料や、供給ルートを新規開拓することです。例えば、消費者が仲介業者を介さずに、生産者から直接商品を購入できるようになったり、原材料を海外から国産に変えたりすることなどの例が挙げられます。
5.新しい組織(オーガニゼーション・イノベーション)
オーガニゼーション・イノベーションは、組織を変革することで、業界に大きな影響を与えることです。具体例としては、トップダウン型からボトムアップ型への転換や、社内ベンチャー制度の導入などが挙げられます。
日本では「技術革新」と訳されたイノベーションでしたが、その後、2000年代に入ると、シュンペーターの定義に立ち返る動きが起きました。現在では、イノベーションは技術分野に留まらず、社会的に大きな変化をもたらす人・組織・社会の幅広い変革を意味するものとして浸透しています。
2023年に経済産業省が発行した資料では、イノベーションとは次のように定義されました。
1. 社会・顧客の課題解決につながる革新的な手法(技術・アイデア)や既存手法の新たな組合せで新たな価値(製品・サービス等)を創造し、
2. 社会・顧客への普及・浸透を通じて、
3. ビジネス上の対価(キャッシュ)の獲得、社会課題解決(ミッション実現)に貢献する一連の活動
私たちが直面している様々な課題は、新たな技術やアイデアを、今までにはなかった価値に転換していくことで、解決につながっていきます。GPSのおかげで初めての場所でも迷わなかったり、AIのおかげで他言語の人とも会話ができるようになっているように、まだまだ私たちの生活はイノベーションによって心地よいものへ変えることができそうです。
次に、「地域イノベーション」の定義について考えてみましょう。
流通経済大学経済学部教授の野澤一博氏は、地域イノベーションには以下の特徴があるとしました。
【地域イノベーションの特徴】
・地域イノベーションは、特定の地域や地域社会で経済成長や社会発展を促進するために、新しいアイデアや技術、プロセス、組織の変革を通じて取り組む活動である。
・地域の特性や資源を最大限に活用し、持続可能な発展を目指す。
・産業育成やイノベーションエコシステムの構築、人材開発、地域間の連携などが重要な要素である。・地域内の多様なステークホルダーの協力や参加が不可欠であり、社会的要素や持続可能性を考慮した総合的なアプローチが求められる。
少し専門的なので、わかりやすく考えると、地域イノベーションは、地域の未来ために、その地域らしい、新しい「何か」を生み出し、それを維持できる仕組みをつくっていくことだと読み解けます。そのためには、いろいろな立場の当事者・協力者・参加者が必要だということがわかります。
例えば、「地元の盆踊りを観光資源にしよう」も、次のようなプロセスで分解することができ、一つの地域イノベーションと言えます。
| 目的 | 地元の活性化のために |
| 新しい価値 | 特徴のある盆踊りを形にし、プロモーション。盆踊りをイベント化し、体感型の観光資源として紹介。 |
| 持続可能性 | 単年で終わるのではなく、地域の人たちで運営し続けられるプロモーション戦略や、イベント運営の仕組み化を図る。 |
いわゆる、最新技術を活用したテクノロジー由来のイノベーションだけをイメージしていると、意外な観点かもしれません。実際、地域イノベーションにはいくつかのパターンがあり、野澤氏は次のような5つの類型があると言います。
【地域イノベーションの類型】
1.ハイテク主導型イノベーション
最先端技術を活用したイノベーション
2.ローテク進行型イノベーション
ハイテク分野ではない技術を基盤としたイノベーションの取り組み
3.リビングラボ型イノベーション
さまざまな社会課題に対してステークホルダーが協働し研究開発を進める取り組み
4.地域埋め込み型社会イノベーション
地域の社会課題解決のための社会イノベーション
5.地域活性型イノベーション
地域内の機関を中心に関係を構築し、地域の資源を活用した内発的創出されたイノベーション。この分類からわかるのは、アイデアの型は違っても、地域の社会課題を解決するために、地域の人たち自らが持続できる新しい価値を生み出せれば、地域イノベーションなのだと言えそうです。
実際に地域イノベーションに取り組んでいる事例には、どのようなものがあるのでしょうか。野澤氏の記事では、次のようなケースが紹介されていました。
神戸モデル
神戸市では1995年の阪神大震災後の地域の産業創造として、医療産業にターゲットを絞り産業振興を図っていきました。ポートアイランドを中心に病院や研究機関などの集積が見られます。
神戸は地域イノベーション・システムの事例としてよく取り上げられています。しかし、国際的に有名な中核となる機関・企業がなく、競争力のある産業にはまだ育っていないのが現状と言えます。
(引用:地域イノベーションとは何か 野澤一博)豊岡モデル
豊岡市では、野生コウノトリの人工繁殖に取り組んできた地域であり、コウノトリを育む環境にやさしい農法を活用した稲作が行われています。
それを契機として自然共生社会として持続可能な地域社会の構築を目指し、コウノトリツーリズムや、自然エネルギーの利用の促進、環境型の企業の集積を目指す取組みが行われています。
ローテク型のローカルイノベーションの取組みと言えるでしょう。
(引用:地域イノベーションとは何か 野澤一博)
野澤氏は豊岡モデルのように、地域特有の課題に対して、地域の資源や新しい技術を活用し、地域に適した解決策を生み出す取り組みを、特に「ローカルイノベーション」と呼んでいます。
ローカルイノベーションは、地域の「らしさ」が活かされているのが特徴です。また、ローカルイノベーションの成功の鍵として、①地域資源の再発見と活用、②デジタル技術の活用、③地域住民との共同 を挙げています。
地域住民との共同の事例は次のようなものです。
広島県尾道市「尾道空き家再生プロジェクト」
空き家の増加による地域経験の悪化や防災面での課題が深刻化する中、住民参加型で、移住者とのマッチングや、リノベーションプログラムが進行。空き家がゲストハウスやカフェ、アートスペースとして再生され、移住希望者や観光客の増加につながりました。
ここまでの定義、分類、事例の紹介で、「地域イノベーション」のイメージを持っていただけたでしょうか。地域のことを自分たちで考え、行動し、それを持続していくという地域イノベーションは、未来の自分たちの地域が心地よくあるために、改めて見直すべき取り組みではないでしょうか。
Polarisでは地域イノベーションを起こすきっかけとなるような、地域コミュニティづくりや地域での仕事づくりに取り組んでいます。
その地域に住む人、地域ではたらく人が愛着を持てる場には、安心できるコミュニティがあります。いるだけで、勇気づけられ、自信がもてるようなコミュニティは、自らの挑戦を後押ししてくれるものです。そこで、Polarisは、人と地域コミュニティ・地域企業・自治体が適度な距離感で心地よい関係をつくりながら、新しい価値を生み出す取り組みを行ってきました。
その一つが、地域の人の居場所づくりです。
東京都調布市で運営しているコワーキングスペース「co-ba CHOFU」。Polarisの拠点でもあるこのコワーキングスペースは、調布で暮らしはたらく人を「仕事軸」でつなげ、新しい価値を創造することに取り組んでいます。コワーキングスペースとして会員契約する人がいる一方で、定期的な地域交流イベントも開催しています。
隔月で開催している、地域の人をつなげる「調布交流会」は、調布の経営者や個人事業主から会社員まで、幅広い属性の人が集まり、地域に愛着をもつきっかけとなっており、調布近隣のエリアにも拡大中です。
毎月開催の「スナックPolaris」は、仕事の肩書を取り払い、自分を表す3つのキーワードを肩書として、スナックのママ・マスターになります。バー(を模した会議室)の会話を切り盛りしながら、地域の人と自由に交流ができる場で、「ママ」「マスター」の順番待ちが絶えない、人気イベントです。
このように、co-ba CHOFUでの地域イノベーションは、地域で仕事ができる場をつくり、地域で知り合いを増やしていく、愛着のある“まち”づくりのプラットフォームとなっています。
東京都練馬区「Brillia City 石神井公園 ATLAS」内のコミュニティスペース「アンドエス」。大型マンションの敷地内にあるこちらは、「私の暮らしの続きの場」をコンセプトに、地域の人が日々の延長で集う場です。レンタルスペース・ひと棚書店オーナーなどのスペース利用を通して、地域で心地よく暮らす空間を創出しています。
アンドエスのスタッフが企画し、地域のキーマンにイベント開催をオファー。俳句の会や、レコード鑑賞会、手作りワークショップ、練馬区100人カイギもスタッフ自らがキュレーターとなり実施するなど、愛着のある“まち”で、好きなことをやってみたい! を応援する場です。地域の人が有機的につながり、新しい文化・風土をつくっていく。この地域「らしさ」をつくる活動は、イノベーションの灯となっています。
Polarisでは、地域とつながる仕事づくりに力を入れています。「暮らす」と「はたらく」が、愛着のある場所でつながることを大事にしており、愛着のある“まち”で仕事軸のコミュニティができることに価値をおいています。それをLoco-working(ロコワーキング)と呼んでいます。仕事を通して出会った人が、地域の仲間になったり、また違う繋がりを生み出したりして、循環していくのがPolarisの特徴です。
Polarisでは設立以来、地域の人材を育成し、その土地に根差した仕事づくりや地域コミュニティの形成に取り組んできました。そして、これまでの事業で培ったノウハウを活かして、リビングラボの活動にも注力していきます。
地域の課題を解決することを目的に、地域住民がアイデアを持ち寄る仕組みを創出し、地域の緩やかなつながりや地域で心地よく暮らし働く環境を生み出していく構想です。市民、企業、行政などが連携し、生活空間を実験の場として、新しいサービスや製品を開発するリビングラボをイメージしています。
今後もPolarisでは、共に考え、共にチャレンジできるよう、地域での仕事づくりや地域コミュニティづくりの伴走をしながら、地域イノベーションとして、新しい価値の創造をサポートしていきます。
※本記事は2025年11月28日時点の情報をもとに執筆されています。
「地域で顔見知りを増やそう!」を合言葉に、co-ba chofu で2024年5月にスタートした『調布交流会』。
毎回40〜50人にお集まりいただき、次回は10回目の記念会。
2025年も残り少なくなり、忘年会も兼ねて神代団地(調布市西つつじヶ丘/狛江市西野川)の集会所で開催します。
約2,000世帯を有する神代団地は調布市と狛江市にまたがり、広い敷地には野川が流れ、自然も豊か。手紙舎・katakataなどオシャレなお店もあります。
ぜひ散歩がてら交流会にお立ち寄りください。
前回までの様子はこちら
▶てつみち 開催
▶子育てカフェaona 開催
(参考)過去の開催場所
第1-3回 co-ba chofu
4回 てつみち
5回 aona
6回 神代団地
7回 多摩川住宅
8回 京王多摩川駅高架下1YY CLUB
9回 ブランチ調布
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地域の人と人とがつながる場「調布交流会」が10回目を迎えます
日 時:2025年12月12日(金)19:00〜21:00
場 所:神代団地 集会所
住 所:東京都調布市西つつじヶ丘四丁目23番地
※住所や「神代団地集会所」で地図アプリで検索すると違う場所が検索される可能性があります。こちらのリンクを使用ください。https://maps.app.goo.gl/sMEq9dDGeauSWVuf8
交 通:京王線「つつじヶ丘」駅南口より徒歩13分
内 容:マイクで自己紹介+交流
参加費:500円 ※高校生以下無料
飲 食:持ち寄り(ご自身の分+αお持ちください)※お酒可
申 込:事前申し込み制
資 格:調布 狛江が好きな方ならどなたでも。※勧誘やセールス目的はお断りします。
独立行政法人 都市再生機構
お申し込みはこちら(事前申し込み制)
2025年10月12日(日)・13日(月・祝)の2日間、『地域の活力ここに集結 第70回 調布市商工まつり』が開催されました。会場である調布市庁舎前広場・調布市文化会館たづくりむらさき・くすのきホール・アフラック前通りは、たくさんの人でにぎわいました。


調布市商工まつりとは、調布市商工会会員による物品販売・模擬店・PRのほか、お楽しみ抽選会、特設ステージイベントが開催されるイベントです。
今年は、新しい試みであるキッズプリュム(こどもおしごと体験/アフラック前通り)が実施され、多くの親子連れが来場していました。
Polarisが参加したPR展示の会場は、調布市文化会館たづくり内のむらさきホール。一角がお楽しみ抽選会の会場になっているため、毎年大行列ができる人気エリアです。
抽選の順番待ちの間、調布市内の事業者について知れる機会となっています。
Polarisでは、今回の展示に合わせて事業紹介のパネルを製作したほか、情報をアップデートした事業資料をご用意し、興味を持ってくださった方にご紹介をしていきました。

【配布資料】
・Polaris事業紹介


・コワーキングスペース「co-ba CHOFU(コーバ 調布)」(自主運営)


・フリーペーパー「くらすとはたらく」(2025年4月創刊)
※Web版はこちら
「以前から名前は見たことがあったけれど、どんな会社なのか興味があってきました」
という方も数名来場され、事業の詳細を直接お伝えできたのも、貴重な機会でした。
展示会の場は、調布市の他の事業者の方と知り合える大事な機会。抽選会の列が落ち着いてからは、積極的に他社のブースにもお邪魔し、対話の時間をいただきました。


屋外の市庁舎前広場では、co-ba CHOFU会員の方も出店されており、ワークスペースにいる時とはまた違う顔を見ることができました

今回初参加となった調布商工まつりでしたが、出店事業者の方々とも対面で知り合うことができ、大変有意義な機会となりました。本企画参加の企画を推進したのは、co-ba CHOFUの運営ディレクターである篠宮悠子。調布交流会やスナックPolarisなど、Polarisが関わる調布イベントのキュレーションを担当しています。調布という地域でイノベーションを起こしていこう! というミッションに向け、まっしぐらに進んでいる今の想いを聞きました。

調布駅が近いこの場所に移転してから4年半が経ちますが、まだまだPolarisを知らない方が多くいらっしゃるのが現状です。調布で心地よく暮らしはたらく人たちが増えるよう、引き続き丁寧なコミュニケーションを積み重ねて私たちを知っていただき、地域の仲間と共に楽しく仕事をしていきたいです。
調布駅から徒歩1分のビル、co-ba CHOFU内に事務所を構えるPolaris。交通や生活の便利さも、自然の豊かさもそろう調布で、人との緩やかなつながりをつくるプラットフォームとして、これからも”まち”を見守っていきます。
「地域で顔見知りを増やそう!」を合言葉に、2024年5月に始まった『 調布交流会 』。
2か月に1回の開催で、基本は調布駅そばの会員制コワーキングスペース「co-ba CHOFU」を会場としていますが 、2025年は調布界隈のいろんな場所でも出張開催しています。
参加者は、不動産、建築、デザイナー、メディア、プログラマー、店舗、カメラマンなど職種も年代もバラバラ。
9回目は、三鷹市にも近いブランチ調布で「調布三鷹交流会」を開催します。1人でもお子様連れでも、お気軽にお立ち寄りください。
前回までの様子はこちら
▶てつみち 開催
▶子育てカフェaona 開催
(参考)過去の開催場所
第1-3回 co-ba chofu
4回 てつみち
5回 aona
6回 神代団地
7回 多摩川住宅
8回 京王多摩川駅高架下1YY CLUB
日 時:2025年10月18日(土曜日) 17:00-20:00
場 所:ブランチ調布 1F コミュニティスペース 及び 屋外スペース
住 所:東京都調布市深大寺東町7丁目47-1
アクセス:https://www.branch-sc.com/chofu/shop/access.jsp
●京王線 調布駅方面から
①小田急バス「吉14系統」吉祥寺行 調布駅北口発→「航研前」約14分 停留所下車 東八道路/都道14号 に向かい 約徒歩3分
※京王バスも共同運行しております
②小田急バス「鷹66系統」三鷹駅[郵便局前]行 調布駅北口発→「航研前」約14分 停留所下車 東八道路/都道14号 に向かい 約徒歩3分
※京王バスも共同運行しております
内 容:マイクで自己紹介+交流
参加費:500円
飲 食:オクトーバービアガーデンでご購入ください
資 格:調布、三鷹が好きな方ならどなたでも。
※勧誘やセールス目的はお断りします。
お申し込みはこちら(事前申し込み制)
「くらす」ことも「はたらく」ことも大切にするPolarisでは、多様で柔軟な働き方を実現するための「仕組みづくり」を行い、業務を進めています。今回募集するのは、事業伴走サービスのひとつ、Locoメディア編集部のディレクターの候補生です。
Locoメディア編集部では、パートナーである依頼先のWebメディアに関する「困りごと」を解決するため業務の一部を担っています。SNSの企画・運用、ライティングや広報代行などの業務をニーズに合わせた形で代行することでパートナーの成長をサポートしています。
ディレクターには、これらの業務がより円滑に進むよう、最適な仕組みを考え、構築していくことが求められます。パートナーはもちろん、共に働くメンバーにとっても「心地よく業務に取り組める環境」を創り出すこと。それがディレクターのミッションです。
Polarisの「仕組みづくり」をリードし、パートナーやメンバーの「はたらく」をサポートする仲間として、あなたの力を発揮してみませんか?
ディレクション業務:記事制作やSNS運用の進捗管理、外部ライターやクリエイターとの連携、クオリティ管理。
※以下の業務も担当できる方歓迎。
ライティング・編集業務: 記事の企画、執筆、校正・校閲。
SNS運用: 公式SNS(X、Instagramなど)のコンテンツ企画、投稿作成、効果分析
※業務についての詳細はPolarisサイト内「事業内容」の「 事業伴走サービス/Locoメディア編集部」をご覧ください。
稼働場所:在宅(一部、現地業務を相談する場合あり)
勤務日時:主に平日コアタイム9ー17時(案件によって稼働時間の変動があります)
※日中コアタイムにパートナーやメンバーとのやり取りが発生するケースが多いです。各ディレクターは自身の予定を鑑み、柔軟に調整しながら業務を進めています。
募集人数:1名程度
報酬イメージ:
1年目(研修期間): 月25,000円〜(事業伴走チーム会議・ディレクター会議参加、情報キャッチアップなど)
※workサポート会議月2回程度・ディレクター会議月1回(各約2時間)。
※研修期間中は、ディレクター業務に加え、メンバーとして案件に関わっていただく場合があり、その際は別途メンバー報酬をお支払いします。
2年目以降: 月50,000円程度〜(稼働時間目安:月25時間程度〜)
非営利型株式会社Polarisとの業務委託契約
Polaris説明会:10月9日(木)10:30~11:30(オンライン)
業務説明会:10月9日(木)13:45~14:15(オンライン)
(終了時間は予定です。多少前後する場合があります)
説明会エントリーフォームから申し込みください。
求人に関する問い合わせ先(応募者検討者向け)
ここちよくはたらく部:hr@polaris-npc.com
Polarisでは、複合シェアオフィス「12 KANDA」(運営主体:株式会社リビタ)の運営サポートを行っています。平日10時~18時の間にPolarisのコミュニティマネージャーが常駐し、12 KANDAの入居者の方が心地よく仕事ができるように環境を整えています。ここでは、仕事の内容や働く人の想いをご紹介します。
コミュニティマネージャーは次のようなルーティン業務を進めながら、入居者の方に挨拶をしたり、ちょっとした会話を交わしたりして、入居者の方が気軽に質問したり話しかけたりしやすい雰囲気作りをし、居心地の良い環境作りを行っています。
【コミュニティマネージャーの一日】
10:00 業務開始。パソコンを起動し、前日からの引継ぎ事項を確認。
各フロアの共用部の見回り。
ゴミや私物の置き忘れの確認、コピー機や照明、空調などの設備の動作確認。
10:30 備品の在庫確認、発注。
11:00 観葉植物の水やり管理。冷蔵庫内の整理など設備環境の手入れ。
13:00 ランチ休憩
14:00 入居者の方の鍵アプリの設定サポートや設備の使用方法の問い合わせ対応を通して、
心地よい環境と関係づくりをサポート。
15:00 新規入居者の方のご案内。
セキュリティアプリやプリンターの設定サポート、ごみの捨て方等、設備利用方法の説明。
16:00 入居者の方向け交流イベントの打合せ。
17:00 部屋の移動希望のご相談対応。備品貸し出し。
18:00 日報を作成し、業務終了。

12 KANDAの運営サポート業務は、2名のディレクターと1名の事務局メンバー及び3名のコミュニティマネージャーの6名体制のチームを組んでいます。今回はコミュニティマネージャーとして働く岩坂さんと森島さんに、コミュニティマネージャーの仕事についてお話を伺いました。

岩坂さん
「コミュニティマネージャー募集」の求人広告がSNSで流れてきたことがきっかけです。本業が別にありますが、自分の子育てを通じて、地域との繋がりやコミュニティの醸成に関することに関心が高まり、「機会があればコミュニティに関わることを仕事でやってみたい」と思っていたところでした。SNSで初めて知った「コミュニティマネージャー」という言葉が気になってまずは説明会に参加しました。

森島さん
僕もSNSの求人広告がきっかけです。建築に興味があるので、最初は12 KANDAの建物の外観写真に惹かれました。「コミュニティマネージャー」という職種は初めて知ったのですが、「人と人を繋ぐ仕事」に興味を持っていたので、「どんな仕事なのだろう」とワクワクしながら応募しました。
岩坂さん
はい。「快適な場を整えること」と「人とのコミュニケーション」の両方がそろって、初めて居心地の良い場所になると思っています。コミュニケーションを取る際は、入居者の方との適度な距離を大事にしています。日々の挨拶やちょっとした会話を大切にすることを心がけ、入居者の方の負担にならないタイミングを見計らうようにしています。例えばエレベーターに同乗したときは、降りるタイミングで会話を終了しやすいので、挨拶やちょっとした会話を交わしやすいチャンスです。
森島さん
コミュニティマネージャーの仕事は、ハード面の整備、環境作りが大切だと考えています。日頃の不便さやよく使う物の不具合があるとストレスに直結しますので、それを解決すると同時に、ちょっとしたコミュニケーションを取ることで、12 KANDAが居心地の良い場所だと感じてもらえるように心がけています。また、ソフト面では月1回、入居者の方同士が交流できるイベントを企画しています。7月はコーヒーの提供、8月はチーズケーキのイベントなど、地下の飲食店とコラボした企画も実施しました。イベント当日はコミュニティマネージャーも参加して、入居者の方に話しかけたり、入居者の方同士が会話をしやすい雰囲気作りをしたりします。
岩坂さん
Polarisの働き方がとても好きなんです。上下関係がなく、風通しが良いです。個人事業主同士の関係なので、お互いを尊重し合える雰囲気が心地いいですね。Polarisという組織が掲げている「心地よくはたらく」をまさに体現していると感じています。
森島さん
一緒に働くメンバーの存在が大きな魅力です。何でも話せる人がいる環境は、働く上で大きな安心感になります。コミュニティマネージャーの勤務は一人体制なのですが、チャットツールが活用されていて、メンバー同士の連携が取れる点が強みだと感じています。

森島さん
「人と人を繋ぐ」というイメージが強い職種ですが、僕は「居場所を育てる人」だと思っています。快適な環境と温かな交流の両方を日々更新し続けることで、人が集まり、愛着を持ってくれる場所になると思っています。
岩坂さん
入居者の方と同じ場にいる者として、愛着を持って12 KANDAのコミュニティマネージャーを務めています。入居者の方々が12 KANDAを好きになり、リラックスして過ごしてもらえるように、まずは快適な場作りから取り組み、交流のきっかけを生み出していきたいです。

単なる施設運営ではなく「人の手で育てられる場所」へ――。
洗練された機能的な空間だからこそ、そこに温もりを添えるのは心遣いあふれるコミュニティマネージャーの存在です。彼らが訪れた人を笑顔で迎えることで、12 KANDAに愛着を持つ人が増え、居心地の良い「居場所」の循環が生まれています。
Polarisの学び事業・自由七科では、自分らしいはたらき方・暮らし方をテーマに学びの機会をつくっています。
長くはたらくこと、心地よく暮らすことの基盤を考えると、欠かせないのはやはり「健康」です。
心地よさを掲げるPolarisの中でも腰が痛い、肩が…と、日々の疲れや不調が気になることも。今回は、健やかに暮らしはたらくための「健康」について学ぶ講座を企画しました。
今回は、会員制コワーキングスペースco-ba CHOFUで月1回開催している、会議室スナック「スナックPolaris」ともコラボ。
1時間の講義の後は、講師がマスターとしてカウンターに立ち、より近い距離で交流・会話を楽しみました。
日時:2025年6月25日(水)18:30~19:30
場所:co-ba CHOFU
参加費 一般:500円 /co-ba会員:無料

講師:糟谷 明範(かすや あきのり)
2006年に理学療法士免許取得後、総合病院、訪問看護ステーション勤務を経て、2014年に株式会社シンクハピネスを創業。「“いま”のしあわせをつくる」をビジョンに東京都府中市で活動している。
現在は、訪問看護、居宅介護支援、カフェ&コミュニティという3つの事業を行いながら、子どもたちが集うアトリエや、学生が運営するコミュニティスペース、お菓子工房、オフィス、お店などさまざまな人やモノ、コトが集まる「たまれ」という場づくりをしている。2023年に社会デザイン学修士号取得。現在は社会デザインの可能性を多彩な視点から拡げていくためのメディア、ブルーブラックマガジンで連載を担当している。
訪問看護、居宅介護支援だけでなく、カフェ&コミュニティの運営も手掛ける糟谷さん。参加者同士のコミュニケーションも交えながら、姿勢について学んでいきました。
まずは、姿勢が体に及ぼす影響について知識のインプット。続いて、参加者同士がペアになって、体の傾きなど、それぞれの姿勢・座り方につい観察しあう時間が設けられました。「右肩が少し下がっていますね」「つま先が左だけ少し外に開いていますね」など、良い悪いの判断ではなく、素直に見たままの情報を相手に伝えてる―客観的に自分の姿勢を捉えられる貴重な機会です。

自分のクセを知った後は、“よい姿勢”を保つためのちょっとしたコツをレクチャーいただくことに。
コツはとてもシンプル。一つは「イスに座る際、足の付け根にあるお尻の骨(坐骨)2つを均等にイスの上に乗せる」、二つ目は「足裏は両足とも床に着けて座る」ことを意識すること。これだけで適度に下腹部にも力が入り、姿勢を保つのに必要な筋力も鍛えることができるそうです。
そして、筋力をつけるための日々の運動と食事も大切と、糟谷さん。サルコペニア(筋肉量や筋力の低下による身体機能の低下)の判断基準の例や、高齢者の”痩せ”は総死亡率が高い、という調査結果を共有してくれました。


講座終了後は、隣の会議室に場所を移して、糟谷さんには引き続き「スナックPolarisのマスター」としてカウンターに立っていただきました。
講座参加者だけでなく、スナックPolarisにやってきた新たなお客さんも交えて、改めて自己紹介やご自身の活動や興味関心について、会話を楽しみました。


参加者アンケートでは、「講師の方のお人柄が出ていて、講座自体がいい雰囲気だった」という感想も。やわらかで温かな雰囲気をまとった糟谷さんのおかげで、co-ba CHOFUには穏やかで健やかな空気が生まれていました。
スナックPolarisは、月に1回、日替わりママ・マスターをお迎えして定期開催しています。
Polarisやco-ba CHOFUのSNSにて情報発信をしていますので、気になった方はぜひ一度いらしてみてください。
co-ba CHOFU 各種SNS
・Instagram
・Facebook
・X
一般社団法人グリーンビルディングジャパン(以下、GBJ)様は、環境性能の高いグリーンビルディングの普及と認証制度の促進を通じて、サステナブルな社会の実現を目指す団体です。社会的意義に共感し、関わる人や企業が増える中、会員管理、イベント運営、情報発信といった多岐に渡る事務局業務を抱え、事務方の人材の不足という課題に直面していました。
Polarisのworkサポート部では、その事務局業務を引き継ぎ、チームによる持続可能な業務プロセスの改善と、新たな価値創造に取り組みました。
一般社団法人グリーンビルディングジャパン(以下、GBJ)は、2013年に設立され、日本でのサステナブルな建物や、地域コミュニティ環境の普及を目指す団体。グリーンビルディング認証の国際基準であるLEEDやWELL等の推進にも取り組んできました。具体的な業務は、資料の日本語化や適用基準の技術的同等性提案、シンポジウムやセミナーの開催など。運営は、理事・運営委員会メンバーを始めとする会員のボランティアによって成り立っています。

Polarisが参画する以前、GBJ様の事務局業務は2名で分業。そのため、業務プロセスやノウハウが個人に集中し、持続可能な業務体制への懸念があったようです。一方、団体の会員数は増加。理事会ではこれまでのやり方に限界を感じ、より組織的かつ安定的に事務局業務を遂行し、団体の成長を支えることができるパートナーを求めていたそうです。
GBJ様の課題に対し、Polarisは4名体制(事務チーム2名、ウェブサイト・SNS担当2名)で事務局業務全般(会員管理、請求管理、メルマガ発行、セミナー事務局、一部経理、ウェブ更新等)のオンラインサポートを開始しました。
Polarisが最初に着手したのは、Excelで管理され複雑化していた会員情報や入金管理方法の刷新です。自社の業務管理に活用しているサイボウズ社の業務改善プラットフォーム「Kintone(キントーン)」を導入し、会員種別(個人・法人)に応じたデータベース、会費管理アプリ、問い合わせ管理アプリを新たに構築。これにより、情報は一元化され、検索性や共有性が向上しました。システム構築にあたっては、業務ヒアリング要件定義から担当し、理事・運営委員会の方や、Polaris事務チームが運用しやすい環境を心掛けました。
メール対応についても、Kintone連携が可能な「メールワイズ」へ移行。各種テンプレートを整備し、チームメンバーが同じクオリティで迅速に対応できるようにしました。
Polarisの強みは、その有機的な連携と情報共有の徹底にあります。月1回の定例ミーティングに加え、日々のコミュニケーションはSlackを活用。内部タスク管理には「Asana」を使用し、誰かの記憶に頼らない仕組みを構築しています。そのうえで大切にしているのが、メンバー同士の密なコミュニケーション。基本的にオンラインだからこそ、丁寧なテキストコミュニケーションを心がけ、遅延や抜け漏れがないことを全員が把握できる状態をつくっています。
徹底したチームワークの根底にあるのは、「情報は個人の頭の中に留めず、チームの共有知とする」というworkサポート部で作成している“こころえ”。チームで円滑に業務を進めるために全員が心掛けておきたいことを明文化し、実践することで、均質な業務クオリティにつなげています。

Polarisの参画により、変化したGBJ様の事務局業務。代表理事の木下様からは、「一度伝えたことを記録・記憶してくれるので、何度も往復する手間がなくなりました。さらに、「昨年の反省点を踏まえて、今年はこうしましょう」といった提案もしてくれて助かっています。煩雑な事務から解放され、我々理事は本来注力すべきGBJの戦略的な活動に集中できるようになりました。当初の期待は業務のアウトソーシングでしたが、それ以上の価値を得られています」との声をいただいています。
本事例を評価いただいている背景には、Polarisが大切にする「Loco-working(ロコワーキング)」の理念があります。ロコワーキングとは、「暮らしの中で得てきた経験が、はたらくことと繋がることで新しい価値になる」という考え方。個人の多様な経験やスキルをチームで共有し、高め合うことで、一人では成し遂げられない大きな成果を生み出すことを目指すはたらき方です。
ここでは、まさにロコワーキングが実践されています。まず、個人のスキルに委ねられていた業務を分析し、チームで対応できる業務フローに再構築。Polaris独自の業務チームをつくり、暮らしの中で得たコミュニケーション力と基本的な事務スキルを生かせる、持続可能な業務チームをつくりました。特にオンライン業務は雑談がしにくく、副次的な人間関係をつくりにくいものですが、Polarisのチーム内のコミュニケーションには、暮らしの延長の会話もあり、お互いが心地よくはたらくための空気づくりがなされています。業務DXによるプロセスの可視化やセキュアな管理体制があることが、さらによい空気感を生み出し、GBJ様からの評価にもつながっているように思えます。
また、PolarisのメンバーがGBJ様の業務を通じて、グリーンビルディングという専門分野への関心を深めている点もロコワーキングの一つです。
「メルマガやウェブサイトの更新を通じて、認証された建物の記事を読むうちに、街中で『あの建物もそうかな』と気になったり、認証の大変さに思いを馳せたりするようになりました」とメンバーは語ります。仕事を通して新たな世界に触れ、自身の視野を広げることが、ロコワーキングの価値創造だと捉えています。
仕事の中に面白さを見つけ、暮らしに新しい視点が加わることを実感しているPolarisのメンバー。そうした姿勢が、クライアントへの能動的な提案や期待を超えるサービスの提供へと繋がっていきます。
Polarisは、GBJ様の事務局業務において、単なる業務代行に留まらず、業務プロセスのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、チームによる継続的かつ安定的な運用体制を構築しました。それは、クライアントが本来のミッションに集中できる環境を提供するとともに、Polarisのメンバー自身も新たな学びを得て成長するという、まさに「ロコワーキング」が目指す価値共創の姿です。
今後もPolarisは、チームの力を最大限に活かし、クライアントの課題解決に真摯に向き合いながら、共に新たな価値を創造するパートナーとして貢献していきます。