2012年よりロングラン開催している、「子どもの暮らしの中ではたらくを考える座談会」。
調布子育てカフェaonaをお借りして、月に一度、定期的に開催しています。
あえて「子育てしながら」、ではなく「子どものいる暮らしの中で」としているのは、様々な立場の方に参加してほしいから。
子育て真っ最中の女性の方はもちろん、子育て中の男性、子どもと関わるお仕事の方や、学生さん等・・・多様な方にご参加いただいています。
「働きたいけど話せる人がいない」
「育休が明けるけど子どもともっと一緒にいたい…」
「奥さんをサポートしたいけど洗濯物の干し方で意見が違う。どうしたらスムーズにコミュニケーションが取れるの?」
「お母さんという人は自分の母しか知らない。今の育児中の人ってどんなこと考えてるの?」
そんな気持ちを抱えている多様な人たちがモヤモヤした気持ちを持ち寄って問いに向き合うのがこの座談会です。
興味はあるけど参加を迷っているという方に昨年実施したアンケートをご紹介します。
Q.参加しようと思ったきっかけは何ですか?
- はたらき方に疑問を持っていて、色々な意見を聞きたかった。
- 出産前に自分の考え方を整理したかった。
- 子どもが小1になり、はたらき方を考え直したかった。
- 視点を変えたかった。何かスッキリせず、モヤモヤしていたので、この状況を変えたかった。
- テーマがまさに今私が考えていることだと思った。仕事柄子育て世代の方のお話を伺いたい、一緒にお話したいと思った。
- お母さん向けのイベントスペースを作るので、たくさんのお母さんの声を聞きたいと思った。
- 地域活動に興味があり、Polarisさんの話を聞きたかった。
- Polarisさんのイベントに参加したくて。稲城市でも同じような考えのイベントをしたいと考えています。
- 前回参加して有意義だったので。
Q.座談会の内容はいかがでしたか?

- 内容、流れが良かった。わかりやすく付箋を模造紙にぺタペタ貼りながら、互いに話せたこと。自分の気持ちを確認できたこと。みなさんよい方で気持ちよく参加できました。
- 実りある会話ができた。楽しかったし、息抜きになった。
- 色々な方と意見や考えをシェアし合うことで、視野が広がった。
- 期待以上でした!みなさんの発言が新鮮でした。
- はたらく上での自分の課題がはっきりした。
- 自分の考え方が変わりました。仕事とは関係ない部分で。
- 良い意味で内容が違った。もっともやもや悩み相談のような感じかと思ったら、ざっくばらんにディスカッションできた。(その他)
Q.一番印象に残った言葉は何ですか?
- 地域での居場所
- 情報に惑わされない
- 0か100ではない働き方
- 他者の優しい目
- 一歩踏み出す
- 老後ブランク
- 「何のためにはたらくのか」子どものレールを敷く側になっている。20年後の時代にその仕事はないかも。
- 新しいサービスや環境は母親たちが考えていかないといけない。
- 〇〇さんのせいじゃないですよ、みんなそうです。
- 「まずは自分を大切に」一番大事なことだと思ったので。そうする中でも子どもにしわ寄せはいかないように、上手く付き合っていきたいとも思いました。
- 周りに頼って一人で抱え込まない
- 甘える。「子どものいる暮らし」と「子育て」は違う
- みんなに育ててもらう
- 罪悪感
Q.その他感想がありましたら、お書きください。
- 色々話せてスッキリしました。
- 考える良い機会になりました。
- とても楽しかったので、また参加させていただきたいです。
- 仕事ばっかりしていたなぁと思っています。せっかく時間をコントロールできる仕事なので、バランスを見直したいと思っています。
- 私は家事が本当に苦手で、家事をすると心が落ち着く方が本当にうらやましいと思う反面、家事や子育てなどの「私生活」部分は「企業」のように制度や支援が整わない分苦しい思いをされることが多くなるのかな、と思いました。そこの新しい「公共性」のあり方について自分自身について考えていきたいです。
- まだどうしたい、どうなりたいというビジョンができてなくて、それを考える糸口が少し見つかったかな、という感じです。有意義な時間をありがとうございました!
- みなさん色々思いがあるんだな、お一人お一人今の置かれている状況で踏ん張って頑張ってるんだなーと思いました。
- みなさんの考えていること、気になっていることを共有できて、学ばせてもらった。女性ならではの働きづらさについてもっと真剣に考えてみようと思った。
- 本日はありがとうございました。とても刺激を受けました。Polarisさんの活動についてももう少し詳しく聞きたいです。
このように、これまでたくさんの方々にご参加いただきました。
どこかの誰かや世間体のものさしではなく、自分にとって「ここちよく暮らし、はたらく」って何だろう?
慌ただしい日常の中では、なかなか向き合うことができないかもしれません。
まずは内なる声にじっくり耳を傾けて、多種多様なメンバーと、対等な場で想いを共有することで、ありのままの自分を受け入れることができるのだと思います。
そうすることによってはじめて、他の参加者のみなさんのご意見も素直に受け止め、新たな気付きを得ることができるのかもしれません。
また、問いに対して、一つの答えを出すことが目的ではありません。
自分に問いを立て、考え続けることが、自分らしい暮らしとはたらき方への、第一歩になるのではないかと思います。
「子どもの暮らしの中ではたらくを考える座談会」が、みなさんにとってその良いきっかけ作りとなれば、嬉しいです。
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