こどもと、おとなと、まちを照らす Keiyo GAS Community Terrace「てらす」運営レポート

投稿者:polaris_sakae

こどもと、おとなと、まちを照らす Keiyo GAS Community Terrace「てらす」運営レポート

非営利型株式会社Polarisは、京葉ガス株式会社コミュニティスペース「KeiyoGAS Community Terrace(てらす)」(千葉県市川市)の運営を、10月4日(月)より開始しました。

「KeiyoGAS Community Terrace(てらす)」は、地域のみなさんの暮らしや活動をより豊かにするために誕生したコミュニティスペースです。
「こどもと、おとなと、まちを照らす。」をコンセプトに、地域で活動するみなさんの声を反映しながら、様々な人たちが集い、広く交流が図れるコミュニティの場の創造を目指します。

今回は、正式オープンから2週間ほどが経過した「てらす」の様子をご紹介します。

「てらす」 各スペースのご紹介

「てらす」は、JR総武線・都営地下鉄新宿線本八幡駅から徒歩2分ほど、京葉ガス本社が入るビルの1階・2階にあります。道路に面した1階の自動ドアをくぐると、ナチュラルテイストのテーブル席とシェルフを備えた「きらきらアトリエ」がお出迎え。2階の天井高いっぱいの窓から自然光が差し込み、気持ちの良い空間となっています。

吹き抜けで開放感のある「きらきらアトリエ」
絵画や創作物の展示スペースとしても活用できるシェルフを備えている。

きらきらアトリエの奥には、11台のコンロを備えた「わいわいキッチン」があります。

料理教室の開催や、友人同士でクッキングを楽しめる「わいわいキッチン」

入口の自動ドア横の階段を上ると、広々とした空間が出迎えてくれます。

2階の様子が徐々に見えてきます。
スタイルの違う3つのスペースが繋がっています

一番奥は、モデルルームのような「すくすくダイニング」、間に「のびのび土間」をはさみ、手前には靴を脱いでくつろげるフローリングスペース「ぺちゃくちゃリビング」があります。すくすくダイニングとぺちゃくちゃリビングには、水回りや家電調理器具、カトラリーも備えています。
2021年12月現在は、飲食の持ち込みは不可となっていますが、いずれはパーティー会場としても活用いただける予定です。

「てらす」での活動・交流を見守る「てらすコミュニティサポーター」

現在、本八幡近隣に住む6名の「てらすコミュニティサポーター」が、「てらす」の来場者対応やイベント企画等を行っています。

「てらす」は、「来場者」「サービス提供者」と立場を分けず、ここにいるみんなで作り上げる場です。時には、来場者も巻き込みながら、地域での温かい縁を紡ぎ、より豊かな日常を送れる土壌となるよう見守るのが、コミュニティサポーターの大事な役割になっています。

人の縁で豊かに育つ「てらすの木」

2階壁面には、来場者同士やサポーターを繋ぐ「てらすの木」があります。枝には、「これからやってみたいこと」「この場がこんな風になったらいいな」という願いを書いたふせんが、葉っぱや果実のように貼られています。ほかの人の考えに触れることで、自分のアイデアも膨らみそうです。
これらを参考にしつつ、イベント企画などを考えていくのも、コミュニティサポーターの仕事です。

てらすへの「願い」や「想い」が実っていきます。

これから「てらす」を利用したい方向けのオリエンテーション「てらすツアー」のガイドも、サポーターが行います。

コミュニティサポーターの一人、池田さん

まずは、1階2階の各スペースのコンセプトと具体的な使い方のイメージを伝えます。

スペースを見ながら、利用方法や活用例をご案内

ツアー参加者からは、「こんな使い方はできますか?」「こんなこと、やってみてもいいですか?」とワクワクする提案が次々と。多様な人がこの場所で共に過ごすことになるので、お互いが気持ちよく使えるよう配慮しつつ、一緒にアイデアを膨らませていきます。
一通りスペースの説明が終わったら、「てらす」の使い方や大切にしていきたいことを丁寧にお伝えしていきます。

初めましての人同士で緊張した空気も、池田さんサポートの元、自己紹介やこれからやってみたいことをお互いに話すうちに、和やかなものに変わっていきました。

これから「てらす」を活用し、共に「てらす」を育てていきたいと思ってくれた方は「てらすコミュニティメンバー」に登録いただき、「てらす」のスペースを利用することができるようになります。この日は、参加者のお一人が早速スペースを予約して帰られました。

池田さんより—
地域に根ざしたコミュニティ施設が地元、本八幡にできたと知り、興味を持ちました。日頃から「孤育て」(孤独な子育て)にならない社会を作りたいと思っているのですが、「てらす」のコンセプトにある「照らされることで、人々が繋がり、場が動き出す」というフレーズに強く共感しました。スタッフも募集していると知り、すぐに説明会に申し込みました。
「こういうのやってみたいけど・・・」という人の背中を押したり、たまたまその場に居合わせた人たちをご紹介するなど、その時の気持ち・ご縁を大切にしていきたいと思っています。誰かとワイワイ過ごしたい方にとっても、一人でゆっくり読書したい方にとっても、居心地の良い空間を目指していきたいです。

まだ始まったばかりの「てらす」が、今後どんな風に人々とまちを照らしていくか期待が高まります。


KeiyoGAS Community Terrace(てらす)について

所在地:市川市南八幡3-14-1

KeiyoGAS Community Terrace(てらす) Instagramアカウント:@keiyogas_terrace