3月27日に石神井公園で行われた「シンクエシカルパークデイ2022」に、Polarisが運営するShakuji-ii BASEがブース出展しました。石神井公園の桜が一気に満開へと近づく暖かな気候の中、開催会場の野外ステージにはご家族連れ、地域の方などたくさんの方が訪れていました。
「シンクエシカルパークデイ2022」は、「エシカル」(ethical=倫理的な)を起点とし、人と社会、地球環境、地域のことを考慮して作られたものを扱う方々が出店をするイベントです。例えば、地域で廃棄されてしまう植物を“エシカル地域資源”と捉え直し飾ることでサスティナブルな資源として活用するブーケのワークショップや、公園で拾ったものでマラカスを作るワークショップ、シェアオフィスのお庭でのコミュニティーガーデン、不要になったセーターでつくる室内断熱の紹介など、分野や垣根を超えた内容のブースばかり。賑わいの中で楽しみながら体験することで、難しく捉えそうな「エシカル」な視点を身近に感じることができました。
初めて訪れる石神井で、お話しやすい出展者の皆さんと交流し、ゆっくりと説明やストーリーをお聞きしているうちに、つい長居してしまう心地良さがありました。
Polarisが出店したShakuji-ii Baseのブースでは、「地域情報マップをみんなでつくろう!」ワークショップを出展。ポストイットに書かれた情報が、手作り地図にどんどん貼られていきます。おすすめのパン屋さん、大好きな公園の遊具、おすすめのコインランドリーなど小さなポストイットには書き切れないことを、スタッフとお話されていたことが印象的でした。
今回の出展は、地域で活動されている方からのお誘いがきっかけでした。Shakuji-ii BASE は2022年1月からスタートしたばかりだったため、何を行うか頭を悩ませましたが、まずは石神井エリアの皆さんに知ってもらいたいという気持ちで参加を決めました。「つながり」をテーマに、どんなツールを用意しようかと、試行錯誤しながらスタッフみんなで準備を進めました。石神井公園団地建替組合の理事さんと事前に打ち合わせしてお隣同士で出展。マップのヒアリングは理事長さんも熱心に聞いてくださり、お客さんも多く賑やかな地域デビューとなりました。
当日は、このエリアのみなさんの、地域への愛着と、新しいものやことへの興味・関心の高さに脱帽。若いカップルや単身の男性がマップに書き込んでくれる様子は、他のエリアではなかなか見られない風景でした。
富士山の絶景スポットやお子さんのお気に入りの遊び場、新しく出来た公園や地域のひとが集うところなど……マップ作りを通して、地域の方からしか得られない情報をたくさんもらうことができました。
たくさんの方にご参加いただき、よい刺激をいただくとともに、Shakuji-ii BASEにも関心を持っていただけたのではないかと手ごたえを感じています。ブースでは、このエリアに引っ越してきたばかりという方も多く来場しました。ぜひ、新しい場所であるShakuji-ii BASEを交流の起点として活用していけたらと願っています。
Shakuji-ii BASEスタッフから
今後、Shakuji-ii BASEコミュニティスタッフの企画コンテンツや、利用する方達のコトやモノを通したつながりづくりを予定しています。それらを続けることでゆっくりと育まれるShakuji-ii BASEでのつながりが次のコミュニティへ引き継がれるよう活動を続けていきます。
エシカルとは「倫理的な」という意味の英単語です。一般的には地球環境や人、社会に対して配慮する意味で「エシカル消費」などと使われています。あまり馴染み深くない単語「エシカル」ですが、実は私たちの住む街には、すでに「エシカルな人々」がたくさんいます。そんな人々が集まり、共に自分たちの暮らしのこと、街のことを考えることを目的としたイベントです。
Shakuji-ii BASEはかつて「石神井公園団地」に住んでいた人の交流の場として、そして、これから石神井に引っ越そうと考えている人や近隣に暮らしている人たちとの交流拠点としてオープンしました。