休むこと、休息の大切さは誰もが頭では分かっているものですが、私たちはなぜ休むことが難しいのでしょうか。Polarisでは、「休めないとき、休んだ方がいいときってどんな時?
~自分らしく心地よく働き続けるために『休息」を考える~」と題して、2022年10月14日にイベントを開催いたしました。
前半のセミナーでは、日々を自分らしく心地よく暮らし働き続けるために必要な視点をインプット。後半の座談会では参加者同士でグループを組み、自分らしい休息について対話しました。
なお、本イベントは、セルフケア/セルフメディケーションの普及・促進を通して、人々がより健康的で充実した生活を送れるようサポートする事を使命とする「エスエス製薬株式会社」との共催により、実現しました。
はじめにミニセミナー前半では、Polaris取締役ファウンダーの市川望美より、なぜ「心地よさ」を軸に暮らしはたらくことが重要なのか、3つのキーワードを用いてお話しました。3つのキーワードとは、「持続可能性」「ウェルビーイング」「DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)」です。3つとも近年注目されているキーワードですが、これらを自分事として捉えるために、「心地よさ」がヒントになるということをご説明しました。
また、それぞれの心地よさを受け止め合うことが多様な社会に繋がる一方で、その大切さは理解しつつもなぜ実現が難しいのか、その理由についてもお話しました。そして、その困難を乗り越えた先にある「共創」についても触れました。
続いてセミナー後半では、エスエス製薬さまより「休息」がもたらすメリットについて講演いただきました。「疲れ」を私たちはどこで感じているかご存知ですか?答えは脳。私たちは脳で疲れを認知しているのだそうです。さらに、疲れを感じる脳の分野は「意欲・計画・新しいことを⾏うこと」や「集中⼒や⾃律神経系の調節・不安感」にも関係しているとのこと。疲れのせいで、何もやる気が起きなかったりするのはこのためだったのです。
また、いくら寝ても疲れがとれない場合の休息についても解説をいただきました。睡眠は休息の一つの手段にしか過ぎず、睡眠以外にも様々な休息があるそうです。
これら7つの休息を組み合わせて、自分らしい休息を取ることが大切なのです。講演では、それぞれの休息について、どんな方法があるかについても教えていただきました。
セミナーの後は、参加者同士がワールドカフェスタイルで話し合う座談会。「自分らしい休息の取り方」について、自由に対話しました。今回のイベントは、20代~70代までの幅広い年齢層の方が参加されていました。また属性も学生から会社員、フリーランス、店舗経営など様々。多様な人が混ざり合ったグループでの対話から、新鮮な気づきを得た方も多かったようです。
イベント終了後実施したアンケートでは、回答者のうち97%の方に、2つのセミナーについて「大変満足」または「満足」と回答いただきました。また、座談会についても93%の方がが「大変満足」または「満足」と回答されました。
本イベントは下記の賛同団体さまにご協力いただき開催されました。自分らしく暮らし働くための休息の必要性や、休息のとりやすい組織、社会づくりを行っていこうという趣旨に共感いただいたものです。
NPO法人manma(家族留学事業)
ホクレア(女性経営者・フリーランスのためのまなび場)
リワードローブ株式会社(パーソナルスタイリングサービス)
NPO法人子育て支援グループamigo
NPO法人せたがや子育てネット
聖心女子大学職業社会学ゼミGIVE HEARTプロジェクト2022
Polarisでは今後も行政や企業など様々な団体様と共に、多様が共存する社会の実現に向けて、セミナーや座談会を企画してまいります。興味を持たれた方はぜひお気軽にお問い合せください。