まちの解像度を上げるロコワーキング

投稿者:wp_admin

まちの解像度を上げるロコワーキング

「私のまちって、こんなにおもしろい!」

調布駅北側を中心に約130店が加盟する「上布田商栄会」。会員数の多い商店会を運営するにあたり、会合開催や資料作成、会費にまつわる対応、イベントの計画・実施など、多岐に渡る業務が発生します。自分の事業と商店会運営を並走させるのはとても大変なこと。このまちに住む私たちに何かできることがあれば……そんな思いから、非営利型株式会社Polarisは商店会運営のサポートを始めました。

まずサポートしたのは資料配布。商店会リストに従って各店舗へ資料を配布する業務はポスティングでもOKですが、直接手渡しをして、近況をお伺いすることも。現在は、商店会の会費請求書や領収書の作成も行っています。

調布駅最寄りの「お茶の田中園」へ、町内会資料を配布中。訪問することで顔なじみになり、周囲の友人にお店を紹介することも。

ある日の業務

この日は、年に一度の福引イベントの景品準備を行っていました。「商店街の利用者としての視点から福袋を作成してほしい」とのオーダーを受け、いつも各店舗へ資料を配布しているメンバーが福袋の中身をセレクト。ひとつひとつ、丁寧に詰めていきます。

仕事を通して、自分の住むまちの知らなかった部分や魅力にたくさん気づいたというおふたり。

「子どもの体調などに合わせて、仕事のペースを自分で調整しやすく、働きやすいです。この仕事をきっかけに商店街での買い物が楽しくなりました」(Iさん)

「大手チェーンとは違った魅力のある、お店の雰囲気や商品のことを知ることができました。ご近所さんを気にかけ、大切にしているお店の思いも感じました」(Nさん)

自分の望む働き方と地域を掛け合わせると、もっと暮らしが楽しくなる。ロコワーキングは、人とまちの距離を縮める可能性にあふれています。

景品選びの様子
商店街の福引イベント

文 河内志保、写真 石野祐子

ロコワーキングとは

関連記事