世田谷区地域連携型ハンズオン支援事業「SETA COLOR(せたカラー)」は、世田谷区に拠点を置く事業者の挑戦を、補助金+専門家+ネットワークでサポートし、事業の成長を支援するプログラムです。(実施:世田谷区、運営:三茶ワークカンパニー株式会社)
令和5年度、Polarisは「SETA COLOR」にて、専門家として事業者を伴走支援しました。また、「SETA COLOR」の取り組みのひとつである「ネイバースクールSETAGAYA」にて、取締役ファウンダーの市川望美がネイバーメンターを務めました。
「SETA COLOR」では、女性の起業家や地域での起業、コミュニティづくり支援の専門家のニーズがあり、三茶ワークカンパニー株式会社代表の吉田亮介氏と、弊社取締役ファウンダーの市川望美が世田谷区の委員を務めたご縁から、お声がけをいただきました。
市川が代表取締役の大槻昌美とともに、専門家という立場で9カ月間伴走支援をさせていただいたのは「リハトレスタジオ世田谷」代表の白石哲也さん。白石さんは理学療法士として在宅医療の現場で長年働いてこられ、その経験から、要介護になってからではなく、その前の段階での支援をしたいと考えるようになったそうです。そしてフレイル(健康と要介護の間の“虚弱な状態”のこと)を予防・改善するための事業を継続的に行うべく、「SETA COLOR PRO」コース(事業の分析、プラン作成、実施、報告まで専門家が伴走するコース)に応募しました。
伴走支援するにあたって、まずは地域とのつながり、コミュニティづくりが肝要と考え、世田谷で活動する団体や企業など、多数の事業者をご紹介。また、Polarisもかかわっている、地域のミドルシニアと事業者をつなぐ事業「R60‐SETAGAYA‐」のセミナーへの参加も勧め、「精力的に活動する健康なシニア」のイメージを伝えました。
助成金の申請については、Polarisとしても今まで申請を多く行ってきたこと、かつ市川は助成金の審査員を務めた経験があることを生かし、より具体的に、エピソードを交えたアドバイスを行いました。
そのほかにも、一人での活動ではできる業務量に限界があるため、業務の切り出し方のアドバイスや人員募集の方法、世田谷区の担当者からいただいたフィードバックについて一緒に検討するなど、これまでの経験を生かし、事業を軌道にのせるための支援を行いました。
また、大槻は現場経験が豊富で、Polarisが携わった、つながり創出による高齢者の健康増進事業の拠点である「染地デジタルリビングラボ」の運営を担当していたため、その経験も活かした支援を行いました。「(高額な機器の購入が)本当に必要か」という意見をいただいた際に、「家で使用できない機器があるからこそ、あえて足を運ぶ理由になる」と自信を持って回答できたのは、「染地デジタルリビングラボ」でリアルな高齢者の声を聞いているからこその、経験に裏打ちされたものでした。
Polarisのかかわる現場は多種多様であるため、引き出しが自然と多くなることは私たちの強みといえるかもしれません。他事業での学びやつながりを、事業づくりの支援に積極的に生かしています。
「SETA COLOR」の取り組みのひとつである「ネイバースクールSETAGAYA」は、世田谷で事業づくりに挑む人が、さまざまなプロフェッショナルや企業から起業・事業成長に向けた学び・つながり・サポートを受けられる、ネイバーフッド型インキュベーションプログラムです。その中の「スタートアップコース」のネイバーメンターを、市川望美が務めました。
世田谷の先輩起業家としてフィードバックを行ったり、グループの振り返りに一緒に入ったりと、より身近な存在、身近なロールモデルとして受講生に接しました。起業にあたり、ビジネスに特化した専門家に相談をすると、「ビジネスモデルとしての正論」が返ってくることも多いといいます。市川はセオリー通りではなく、「本当にあなたがやりたいことは何か?」という思いをまず明確にすることを重視するとともに、短期的に結果(売上)につながるものではなくてもコミュニティには価値があるということを伝えました。
Polarisでは、「ロコワーキング(Loco-working)」という言葉を使い、「暮らす」と「はたらく」が、愛着のある場所でつながることを大事にしています。
そのまちに住んでいるからこそできる仕事。人を活かし、まちの資源を活かし、まちに新しいつながりを生み出したり、まちを活性化したりする仕事がロコワーキングです。
SETA COLORおよびネイバースクールSETAGAYAに参加した事業者のみなさんの「まちをより良くしたい」「このまちだからこその仕事を生み出したい」という思いは、ロコワーキングと通ずるものでした。
今後もPolarisは、地域から、ともに新しい価値を創出するロコワーキングを推奨するとともに、それを実現しようとする方々の支援を行っていきます。
この度、世田谷区地域連携型ハンズオン支援事業「SETA COLOR」にて、Polarisの専門家の皆様から支援を受けたことに心より感謝申し上げます。
理学療法士として在宅医療に従事する中で、要介護予防の重要性を感じ、「リハトレスタジオ世田谷」を立ち上げました。「SETA COLOR PRO」コースに応募し、Polarisの市川望美さん、大槻昌美さんから包括的な支援を受け、大変心強く感じました。
地域とのつながりを強化するための紹介や、「R60-SETAGAYA-」のセミナー参加を通じ、事業のターゲット層への理解が深まりました。また、助成金申請や事業運営についての具体的なアドバイスを頂いたことで、事業の方向性が明確になり、実行ステップを進めることができました。
Polaris様の支援を通じて、地域に根ざした事業運営の重要性を学びました。今後も「リハトレスタジオ世田谷」を通じてフレイル予防に努め、地域の健康増進に貢献してまいります。この度のご支援に改めて感謝申し上げます。
2021年から2024年3月末まで、調布市、国立大学法人電気通信大学、アフラック生命保険株式会社が実施してきた「つながり創出による高齢者の健康増進事業~CDC(調布・デジタル・長寿)運動」(以下、「CDC運動」※)。
PolarisはCDC運動の拠点のひとつである「染地デジタルリビングラボ」(住所・調布市染地3丁目)の運営業務に携わりました。
▼CDC運動とは 高齢者のデジタルデバイド(情報技術を使える人とそうでない人との格差)解消に取り組むとともに、リアルとオンラインを組み合わせた健康増進プログラム(運動、食事、認知に関する健康教室など)を通じて強いつながりを創ることで、健康寿命の延伸につなげるとともに、主観的幸福度の向上を目指す取り組み。 |
染地デジタルリビングラボは、健康をサポートするデジタル機器を利用したり、スマートフォンの使い方をスタッフに相談したりできる場です。ただそれらはあくまで、コミュニケーションの一助となるもの。本来の目的は、そこから一歩踏み込んだ「つながり」をつくることでした。
Polarisは調布を含む、さまざまな場でのコミュニティ運営の実績や、世田谷区での「R60-SETAGAYA」にてミドルシニアを対象に多様なはたらき方を創出した経験を活かして、「染地デジタルリビングラボ」の運営に携わることになりました。このプロジェクトに取り組む上で、Polarisが重視したのは、足を運んでくださる地域住民の皆さんとの「対話」です。つながりは無理につくり出すものではなく、振り返ると生まれているもので、対話の積み重ねがわだちとなって、つながりとなります。
Polarisがそのために大事にしたのは、適切な距離感と心理的安全性です。関わりを持ちながらも踏み込まれすぎない、ほどよい距離感は、コミュニケーションへの義務感を生まず、「自分で選ぶ」という自律行動を肯定していきます。また、発言や行動を否定されない場所である、という心理的安全性が保たれることで、実はストレスの根源になりやすい「たいしたことではないが気になること」の解消にもなり、健全な生活につながっていきます。
Polarisは地域住民の想いを第一に考え、「来訪者」(場を「利用」するというよりも、「来訪」するような気持ちでお越しいただきたいとの思いから、コミュニティスタッフはあえて「来訪者(さん)」という呼称を用いていました)に話しかけながら、つぶやきなどに表れたサインを大切に紐解いていくよう心がけました。そして、地域の皆さんがどのような場を求めているかを汲み取り、適度な距離感で安心できる場をととのえてきました。
この取り組みの中で、地域の皆さんに染地デジタルリビングラボへ足を運んでもらうため、さまざまなイベントを考案しました。イベントのテーマはコミュニティスタッフ間で話し合って決めたり、時には来訪者や地域の皆さんに相談したりして決めることもありました。例えば、スマートフォンの使い方について話を聞いてみると、携帯ショップが行っている講習会やショップ店員への質問だけでは、「本当に困っていること」には対応できていないということがわかりました。実際に何に困っているのか、具体的にどうしたら自信をもって取り扱えるのか、地域の皆さんと対話することで、本当に求められていることが見えてきました。
イベントには、折り紙も積極的に取り入れました。折り紙の難易度は、1回折るだけでは折り方が覚えられないような、少し難しいものが好評でした。できたときの達成感はもちろんのこと、簡単に作れないがゆえに、その場にいる人たちで教えあったり、見せ合ったりと自然と会話が生まれるからです。折り紙の利点はそのほかにもありました。終了後に折り方の動画を送ると、参加者の皆さんがその動画を見て練習をしてくださったのですが、その動画を見ること自体、スマートフォンの操作練習になっていたのです。
そのほかにはオイルパステル画も評判が良く、慣れない画材に挑戦することが脳トレにもつながっているようでした。
こういったイベントの終了後には、参加者の皆さんとその後も継続して情報交換ができるようにと、LINEのオープンチャットを活用。自然とスマホ操作の練習になると同時に、人とのつながりが途切れず、またそこで交流が生まれるという良い循環になっていました。
折々でイベントを実施してきましたが、それ以上にPolarisが大切にしてきたものは、ハレの日ではなくケ、つまり特別なイベントのない普通の日でした。
染地デジタルリビングラボに来てくださる高齢者の方は、健康に気をつけたい、健康増進のためにデジタル機器を使ってみたいという気持ちとともに、「誰かと話ができたらいいな」という思いも持ちながら立ち寄ってくださることが多い印象でした。
ひとりでも気軽に、ふらっと立ち寄って、地域の誰かと話ができる。強いつながりではないけれど、同じ地域に住む人とゆるやかにつながれる。心掛けてきたのは、そんな日常に溶け込む場づくりです。その想いが通じてか、途中からはご近所の方、自治会の方が広報活動を手伝ってくださることも。Polarisが地域のお祭りにお手伝いで参加する機会もいただきました。
染地デジタルリビングラボは2024年3月末でクローズとなりました。最後の座談会では、今まで来訪してくださった皆さんが集まり、この場についての想いを寄せてくださったので、ご紹介します。
Polarisでは、「暮らす」と「はたらく」が愛着をもってつながる「Loco-Working(ロコワーキング)」というはたらき方を大事にしています。まちに新しいつながりを生み出し、まちを活性化するロコワーキングは、より良いまちづくりにつながると考えています。
本事例では、染地デジタルリビングラボという場を通して、気負わずに地域の方とつながる機会を作ることができました。そこで生まれたゆるやかなコミュニティが、今後もつながっていくことを願っています。
非営利型株式会社Polaris(東京都調布市 代表取締役 大槻昌美)とProject Mariage(一般財団法人ウェルネスサポートLab、株式会社TAP、株式会社YOUI)とは、2024年6月より「心地よく働くためのコミュニティ検証」共同プロジェクトを始動します。本プロジェクトは、これまでの互いの知見と願いを共有しながら、東京都調布市と福岡市の二拠点から、「自分らしく心地よく働く」人々を育み、コミュニティを形成し、その価値を探索的に検証、評価することを目的としています。
人々の暮らしや価値観の多様化が進むにつれ、地域の健康(ウェルビーイング)、少子高齢化に関する課題も同時に多様化・複雑化しています。同時に働く人々の健康課題やストレス等も多様化かつ複雑化することにより、自分らしく心地よく働き続けることは困難な状況にあります。
これまで非営利型株式会社Polarisは、「未来におけるあたりまえのはたらきかたを創る」ことをミッションに掲げ、「誰もが暮らしやすく、はたらきやすい社会の実現」を目指し、多様で柔軟なはたらき方を実現するための事業」に取り組んでいます。より多様で柔軟な働き方を選択できる組織であるために、あえて雇用はせず、オール業務委託という関係で事業に取り組んでいます。業務委託だからこそ、お互いの信頼関係が組織を支える一番大事な土台であり、関わるメンバーが健やかに働ける環境づくりが仕事の質にも直結するという考え方のもと、チームづくりや仕事を軸としたコミュニティづくりを組織の中心においています。
さらに、これまでに培ってきた組織運営における「仕事軸のコミュニティ」づくりの暗黙知化された知見を、地域のコミュニティスペース運営や、シェアオフィスのラウンジ運営、新築分譲マンションにおけるコミュニティ形成支援や自治会の立ち上げ支援など、多種多様なコミュニティ運営等に活用し、人と人、人とまちをつなぐコミュニティ運営を行ってきました。
同じくProject Mariageは、九州・福岡を中心に「かけ合わせて、組み合わせて、サステナブルな世の中へ」を合言葉に、いままで出会わなかった人と人、コトとコト、人とコトをかけ合わせて、居心地のよい自分、社会づくりを目指してソフト面ハード面の両フィールドで活動してきました。なかでもURBANG TABLE(UR都市機構設置、福岡県福岡市中央区天神4‐3‐30)のリニューアルオープン(2023年5月)に際し、天神エリアの「ウェルビーイング×リビングラボ×まちづくり」拠点として、ナース(看護師)が常駐するコミュニティスペースとして運営を始め、来場者との間に日常的かつ継続的な「健康相談や介護相談」が生まれ相談者の身心健康が向上したり、ナースがご縁をつないだ利用者さん同士が意気投合して協働が生まれたり、イベントに参加された利用者さんが新しいチャレンジを始めたりと、コミュニティが果たす社会的健康の向上を実感することができました。
このように非営利型株式会社Polaris とProject Mariageは、組織においても、地域においても、関わる人たちが健康で、のびやかに個性や力を発揮するために必要な要素を探究していく中で、課題意識や目指す社会の未来像、ベースとなる価値観などが共有できるパートナーとして出会い、2023年6月より「社会的健康づくりへの寄与」を目的とした協働がスタートしました。
コミュニティが「人の健康(特に社会的健康)」にどのように寄与し、「自分らしく心地よく働く」ことに関与するのかを計測観察し、評価およびその実現のための方法論を取りまとめる研究を、共同で行います。本研究の結果として、人の健康に寄与するコミュニティ形成を日本全国で展開していくことを目指します。
2024年6月より本格始動
■Action1:Project Mariage Presents/2024年6月6日開催『東京のオフ会~暮らすと働くのバランスって?』
■Action2:非営利型株式会社Polaris Presents/ 2024年6月7日開催『「心地よく、共にはたらく」未来を創る ~社会デザインの観点からみるPolarisの実践』
■Action3:各フィールド内でのコミュニティにおけるフィールドワーク、文献調査や各種専門家へのインタビュー調査/トークイベント・セミナー・ワークショップの開催/企業や大学など産学連携しながらのゼミナール形式での共同研究/研究結果のレポート公開などを予定
(取締役ファウンダー 市川望美、取締役 山本弥和)
Polarisは、創業以来「心地よく暮らし、はたらく」を掲げて事業を行ってきました。「はたらくこと」には、かなり多くの時間を使いますが、ストレスが多かったり、負担が大きかったり、、、。なかなか「心地よい」ものだと思えないのが現実かもしれません。その一方で、はたらくということは、自分が成長したり、誰かの役に立てて嬉しかったり、知らなかった世界や色々な人とつながれる、「いいツール」だとも思っています。どうしたら、はたらくということをもっとポジティブなものにできるだろうか。そんな問いに向き合いながら、「違いを前提に始められること」「それぞれの心地よさを尊重できること」「働く主体性を取り戻し、働く面白さを感じられること」「仕事を通して他者理解や自己理解が進み、他人と共に自由に生きられるようになること」を目指し、毎日を積み重ねています。関わる人たちが、本来持っている自分らしさを押し殺すことなく安心していられたり、思ってもいなかった新しい自分を発見したり、多様な人たちが関わり合うことで、質のいい仕事や新たな社会価値創造につなげていく。未来に希望を持ち、心地よく暮らしはたらく人が増えるよう、健やかに働ける環境づくりに取組んでまいります。
(株式会社TAP/野田、株式会社YOUI/原口、一般財団法人ウェルネスサポートLab/笠)
当ユニットは、まさに代表三者が「思いがけない出会いと、なにげない会話の中で生まれた、新しい行動。」でした。「自分らしく健やかに働き続けたい」という三者の想いの重なりが事業の重なりへと自然派生し、いつしか自分だけでなく「誰しもが自分らしく健やかに働くことのできる社会となること」を願うようになりました。大きな転機は2023年5月より始まったURBANG TABLE(UR都市機構設置、福岡県福岡市中央区天神4‐3‐30)の運営事業です。ナース(看護師)が常駐し、天神workerのウェルビーイングの拠点、かつ天神エリアでのプロジェクトのチャレンジングスポットとして運営しています。運営スタートより約一年、この拠点で紡ぎだすナースの声掛けにより、いままで出会わなかった「人と人」「コトとコト」「人とコト」をどんどんつなげて、かけあわせて、調和することで新しい価値が生み出され、あたらしいアイディア、パートナーシップ、プロジェクトが創出されてきました。これからも「人」「コト」の多様性のあるMariage が、居心地よい自分、居心地の良い社会へとつながることを期待して、活動を進めてまいります。
【団体概要】
団体名:非営利型株式会社Polaris
所在地:東京都調布市小島町2-51-2 寿ビル 2F
設立:2012年2月27日
URL:https://polaris-npc.com/
TEL:042-444-7877
Email:pr@polaris-npc.com
【団体概要】
団体名:一般財団法人ウェルネスサポートLab
所在地:福岡県福岡市中央区渡辺通2-9-20-1103
設立:2020年1月10日
URL:https://www.wellsuppo.or.jp/
TEL:092-231-9762
Email:info@wellsuppo.or.jp
【法人概要】
法人名:株式会社YOUI
所在地:福岡県福岡市中央区赤坂1-9-1-501
設立:2017年5月1日
URL: https://youi.works/
Email:info@youi.works
【会社概要】
会社名:株式会社TAP
所在地:福岡市博多区中洲5-1-22松月堂ビル3F
設立:1968年8月23日
URL:https://ga-tap.co.jp/
TEL:092-291-8801
お買物のこと、お出かけのこと、グルメやアクティビティなど、子育てや保育園、小学校のことなど、西葛西エリアにお住まいの方の「ふだんの暮らし」について、お話しいただける方を募集します。
こんな方を探しています!
いずれも年齢が20代~40代前半で、最寄り駅が東京メトロ東西線 西葛西駅もしくは葛西駅の方。
インタビュー取材と静止画の撮影を行います。
日程:6月8日(土)以降でご都合の良い日程
所要時間:計3時間程度(取材:1時間程度 撮影:2時間程度)
謝礼:10,000円
撮影場所:西葛西駅、葛西駅周辺
ご参加いただける方は、下記のフォームよりアンケート回答にご協力をお願いします。
DINKS・プレファミリーの方
ファミリーの方
応募者多数によりご参加いただけなかった場合については、アンケートに回答していただいた謝礼として、500円分のAmazonギフト券をご登録いただいたメールアドレスにお送りいたします。
件名:【西葛西エリア】インタビュー取材の件
メールにてお名前を記載の上、ご不明な点などございましたら、お気軽にお問合せください。
6月6日(木)に開催されるProject Mariage主催「暮らすと働くのバランスって?」(東京のオフ会 in DIAGONAL RUN TOKYO )。
その中のトークイベント第二部「誰もが暮らしやすく、働きやすい社会ってなんでしょう?」に取締役ファウンダーの市川望美と、取締役の山本弥和が登壇します。
「東京のオフ会 in DIAGONAL RUN TOKYO」とは
Project Mariageは、いままで出会わなかった人と人、コトとコト、人とコトをどんどんつなげて、かけあわせることで、今ある課題を解決し新しい価値を生み出していくことに取り組んでいるユニットです。「東京のオフ会 in DIAGONAL RUN TOKYO」は、自分らしくいきいきと働くことを目指してさまざまな方と交流し学び合うイベントです。
日時:2024年6月6日(木)17:00~19:30
場所:DIAGONAL RUN TOKYO
東京都中央区京橋2丁目13-10 京橋Midビル 4F
お申し込み:https://forms.gle/P1grUagd5FRkjQcp7
※プロジェクト詳細はフライヤーをご覧ください。
「東京のオフ会 in DIAGONAL RUN TOKYO」フライヤー(PDFをひらく)
社会人向けセミナーの運営アシスタントの募集です。
事前研修を実施した後、トライアルでのシフトインとなります。
民間企業や自治体職員向けセミナーを数多く行っている企業が開催する、セミナー運営のサポート業務となります。
基本的なビジネスマナーがあり、パソコン操作ができる、Zoomの操作ができる方(または学びたい意欲がある方は大歓迎!)にぜひお願いしたい業務です。
稼働場所:副都心線 北参道駅すぐ、JR代々木駅徒歩10分
(2024年8月より稼働場所移転予定:JR新宿駅徒歩4分、地下鉄新宿三丁目駅 徒歩2分)
勤務時間:平日 9:00~17:15(途中休憩1時間)または、12:00~17:15
※1ヶ月ごとのシフト制
業務内容:セミナー運営アシスタント業務
セミナー運営中のZoom操作/受講生や講師への対応/講座開始終了時のアナウンス/会場内温度管理・換気など/会場準備片付け(オンライン配信機材も含む)
※マニュアルあり。事前研修および現地レクチャー、サポート体制あり。
報酬:1時間あたり1300円〜1400円(トライアル期間は、1150円とします)
交通費:実費にてお支払いします(1日1000円を上限※超える場合は応相談)
募集人数:2~3名
応募条件:
・月10回程度勤務可能な方
(たくさん入れる方歓迎です♪月15回勤務しているメンバーも稼働中)
・基本的なビジネスマナーがある方
・簡単なZoomの操作ができる方
・守秘義務が守れる方
※毎年5月〜11月が繁忙期になります。3月と4月については、講座自体がほぼ実施がないため、業務はほぼお休みになります。
勤務時の服装について:女性はビジネスカジュアル、男性はスーツ着用となります。
契約形態:Polarisとの業務委託契約となります。
ご興味のある方には、業務説明会を行います。
所要時間は1時間30分程度です。
随時行っておりますので第3希望までご入力をお願いします。
業務説明会開催方法:随時 ※zoomオンラインミーティングにて実施
その後のスケジュールは以下の通り
①業務説明会後にエントリー
②対面での面談
③採用通知/契約
④セミナー見学 1回
⑤現地研修 1回(セミナー見学後に実施の場合あり)
⑥業務開始(トライアル5回実施)
※①~⑥までは2週間程度かかります。
説明会に参加希望の方は以下フォームよりお申し込みください。
業務名:セミナー運営アシスタント
求人に関する問い合わせ先: Co-hana事務局 jimukyoku-cohana@polaris-npc.com
調布在住のゲストと共に考える、自分らしいはたらき方
金曜の夜、ランタンの灯の中、みんなでごはんを食べながらゆるっと参加できるトークイベント。
ゲストの話を聞き、参加者同士の感想をシェアしながら、「はたらく」ことを様々な角度から考えます。
暮らしに近い場所で、改めて「はたらく」を考える
少し前までは仕事と生活がはっきりと分かれ、二者択一のように考えられることもありましたが、「仕事だけでなく、自分の暮らしや家族との時間も大切にしたい」という価値観を持つ人が最近は増えてきました。また、自分の好きなことや、やりたいことを軸に複数の仕事や活動を持つ人もいます。
ゲストでお呼びするのは、はたらくことも暮らすことも大切しながら、自分の思いを核に活動されている方々。そして「調布」という場所に関心を寄せているみなさんです。ごはんを食べて自分を緩めながら、「はたらく」について一緒に考えてみませんか。
【こんな方におすすめです】
・多様なはたらき方を聞いてみたい人
・調布の人と繋がりをつくりたい人
・仕事と暮らしのバランスについて考えたい人
・自分で仕事をつくることに興味がある人
・地域で何かを始めたい人
1.トークセッション:ゲストのはたらき方、暮らし方(30分)
現在の活動を始めたきっかけや大切にしていることなどを伺いながら、ゲストのはたらくことに対する価値観を紐解きます。
2.グループトーク:自分にとって”はたらく”とは?(30分)
トークセッションで感じたことを自由にシェア。グループで対話しながら、さらに思考を深めます。
3.未来への道しるべ(10分)
今日のキーワードや明日から実践したいことを言葉にします。
太田風美さん(Green Mind Labo Pebbles 代表)
慶應義塾大学環境情報学部で、コミュニケーション学や社会学、 デザインを専攻。創作活動を続ける中で芽生えた「 ごみを出すことへの不安」から、 再生プラスチックのオープンソースプロジェクト「 Precious Plastic」に出会う。2022年にGreen Mind Labo Pebblesを設立。調布市出身。
村上紗弥花さん(大学生×地域活動)
白百合女子大学4年生。入学を機に調布市で一人暮らしを始める。大学1年生から「調布まち活フェスタ」の実行委員会に参加。2年生で副実行委員長、3年生で実行委員長を務める。3年生からは「ちょうふチャリティーウォーク」の実行委員会にも参加するようになる。他にも児童館でのボランティアや子ども子育て会議の大学生委員などを経験し、3年生の時に大学で学生活動奨励賞を受賞。地域活動に力を入れている女子大学生。
日時:2024年5月24日(金)19:30〜21:30
場所:co-ba CHOFU(京王調布駅徒歩1分)
参加費:2,000円(フードボックス&ドリンク付)
定員:20名
※受付時に、食事とドリンクをお渡しします。自由に食べたり飲んだりしながら参加してください。
▼過去のレポートはこちら
第3回 今を生きることが誰かのためになる
第2回 地域メディアから”はたらく”を考える
第1回 ”もう一つのはたらく”で見つけた自分の居場所
co-ba CHOFU
「仕事軸のコミュニティ」をコンセプトとした、会員制コワーキングスペース。利用者同士が近くにいながらも、視線と視線をずらすワークテーブルの配置で、対話もしやすい空間を提供します。「働きすぎないゆとり」を生み出し、人とのつながりなど、今だからこその価値につなげていきます。”co-ba CHOFUを通して、豊かにくらし はたらくことができる。”そんな場を目指しています。
非営利型株式会社Polaris
co-ba CHOFU運営会社。co-ba CHOFU内に事務所をおき、「未来におけるあたりまえのはたらきかたをつくる」をミッションに、ワーキングシェアの仕組みをつくり、地域に仕事をつくってきました。学びのコミュニティ「自由七科」では、「ここちよく暮らしはたらく」をテーマとした学びや対話の場を開催しています。
<キャンセルポリシーについて>
3日前(5/21)までキャンセル可能です。
ただし、返金手数料は自己負担となりますのであらかじめご了承ください。
「哲学対話」という言葉を聞いたことはありますか?「哲学対話」とは、哲学的なテーマについて、参加者同士が対話を通じて考えを深めていく場のこと。哲学的なテーマとは、たとえば「自由とは」「幸せとは」「愛とは」など。
今回のゲストのふみひらさんが開く哲学対話では、その日のテーマについて、参加者が疑問に思うことを集めることからスタートします。
たとえば、「働くとは?」がテーマだった際には、「”働く”と”遊ぶ”の境界線はどこか?」「”働く”と”仕事”と”労働”は違うのか?」「赤ちゃんは泣くのが”仕事”?」などの問いが出されました。そしてこの中から、みんなで話し合いたい1つの問いを決めて、対話を始めました。
また、「相手の話を否定してはいけない」、「話している人の言葉を遮らずに、よく聞く」といったいくつかのルールがあり、安心安全に対話ができるようになっています。
Polarisでも「子どものいる暮らしの中ではたらくを考える座談会」をはじめ、一人ひとりのはたらき方・暮らし方を考える対話の場を、これまで何度も開催してきました。そこで設けているお作法と、哲学対話のルールには重なるところがあるようです。
今回は、学校や地域で哲学対話を開いている、ふみひらみつこさんをゲストにお招きし、哲学対話について伺いながら、Polarisやそのほかで開催されている対話の場との共通点や違いについて話してみたいと思います。
ランチを食べながら、画面オフで聞くだけでもOK!ぜひ気軽にどうぞ。
日時:4月23日(火)12:00~12:50
オンライン開催
参加費:無料
定員:20名
ふみひらみつこさん
地元(東京都町田市)を中心に、地域に開かれた対話の場を開催。高校での総合探究の授業や、小学校での哲学対話の時間にも携わっている。子どもから大人まで幅広い世代を対象に、哲学対話のファシリテーターを務めた実績がある。最近はオープンダイアローグ、当事者研究にも関心あり。臨床心理士・公認心理師。
非営利型株式会社Polaris(★令和元年度 東京都女性活躍推進大賞 地域部門大賞受賞)
学びのコミュニティ「自由七科(じゆうしちか)」
非営利型株式会社Polarisが運営する学びと探究の場。
変化の時代の中で多様な人とつながりながら、一人ひとりがここちよいと暮らしかたやはたらき方を実現するための対話の場をつくっています。
朝日新聞の運営するウェブサイト「telling」に市川望美のインタビューが掲載されました
柔軟な働き方を選べる社会を目指すPolaris市川望美さん。「シゴト軸のコミュニティ」も構築
お申し込みはこちらから
去る2024年1月19日(金)、吉祥寺エクセルホテル東急にて「地域協創プラットフォーム」のキックオフイベントが執り行われました。地域協創プラットフォームは、西武信用金庫が発足させた、地域の子育てや福祉の課題に取り組んでいる個人や団体が集う相互扶助の場です。地域社会の課題解決等ソーシャルビジネスに取り組む各種法人(公益・社会福祉・NPO等)や個人、課題に対する商品やサービスを提供する企業・自治体や各地域の協議会、投資・寄付活動を行う諸団体等が参加対象になっており、今後はセミナーや交流会など、各種イベントの実施が予定されています。
キックオフイベントでは、「知る・つながるで目指す協創社会」をテーマに、パネルディスカッションが行われ、非営利型株式会社Polaris創業者の市川望美が登壇しました。
会場では、1月1日に能登半島を襲った地震の被災者へ黙祷が捧げられた後、西武信用金庫理事長・髙橋一朗氏が、地域協創プラットフォームへの設立の経緯について、次のように話しました。
「我々信用金庫の原点は、江戸時代の後半から明治時代にかけて設立された協同組合です。先人たちは地域で集まり協力し合うことで、さまざまな時代の大きな変化に対応しようとしました。時は流れ、行政の手が行き届かない地域の小さな問題や課題に、皆様のような方々が一生懸命に取り組んでいらっしゃいます。私どもは、互いに協力し合うという協同組合の原点になっている考え方と、皆さんが日頃お取り組みになっていらっしゃる活動は非常に親和性があり、こうした活動を信用金庫として協力すべきだと以前から考えておりました。
地域協創プラットフォームは、西武信用金庫が30年かけて培ってきた、地域のお客様同士を引き合わせる出会いの場であり、地域で活躍している個人の方や団体が出会うことにより、それぞれの強みを持ち寄り、協力し合っていただきたい。そうした方々が地域で活躍し、それぞれの事業が成長していけば、豊かで、暮らしやすく、働きやすい世の中を実現していける。そして、21世紀の大きな変革時代を皆さんと一緒に乗り切っていきたいと思っています」
次に、本イベントのメインであるパネルディスカッション「知る・つながるで目指す協創社会」が行われました。パネリストは子ども食堂を手掛けている方や、医療的ケア児を預かる認可保育園を運営されている方、障害者の社会進出を支援されている方、西武信用金庫髙橋理事長、Polarisファウンダー市川の5名。パネルディスカッションでは、「協創」というキーワードに基づいてパネリストの方々がそれぞれの事例やご自身がされた経験などが披露されました。
最初のテーマは、協創や連携を行ううえでの成功のポイントということで、市川からはPolarisが13年間事業を続けてこられたポイントとして「広げる・深める・ジャンプする」の3つの協創があるとし、次のように語りました。
市川「まず『広げる』協創ですが、Polaris創業と同時期に、日本で“コワーキング”という概念が広がり始めました。Polarisは働き方の多様性の表現の一つとして、コワーキングスペースを運営していたこともあり、この概念をムーブメントとしていくために、志を同じくする人たちが集まり、「コワーキングカンファレンス」を開催したりしました。まさにこのときの協創は、コワーキングを通して働き方の多様性を「広げる」ためのものでした。
次に、『深める』協創とは何か。これは同じような事業テーマを持っていたり、テーマは異なるものの近しい事業フェーズにいたりする人たちと開いた様々な勉強会や共同研究です。事業が軌道に乗るにつれて出てくる課題感や現実的な悩みを持ち寄る場は、自分たちが向き合うべきことを深めるうえでとても有益で、のちのPolarisの経営にとてもいいヒントになりました。
最後は『ジャンプする』協創、つまり飛躍のための協創です。これは、偶発的なことが多く、いただいた話やご縁に乗ってみたり、今回のような多くの方に出会えるような機会に積極的に出ていったりすることで、結果的に新しいアイデアや事業が生まれることにつながってきました。
13年の歴史を改めて振り返ってみて、Polarisがここまで来られたのには、広げる、深める、ジャンプするという3つの協創があったと思っています」
他のパネリストの皆さんからのお話にも共通していたのは、とにかくつながってみること。ただビジネス的なつながりではなく、「私たちにはこういう想いがあって、こういうふうにして問題を解決したい」といった、それぞれが大切にしているポリシーやミッションを発信し、そこへの共感から生まれたつながりであり、それが緩やかに続いていくことでさらなる共感やつながりを生んできたようです。
続いて、事業を続けてきた中で失敗した点や苦労した点、問題や課題だと感じた点について、「協創」をキーワードにパネリストらから発表がありました。
つながりを生み出すことや維持していくことへの苦労・課題に対して、市川は次のように話しました。
市川「旗を掲げると人が集まり、共感が生まれます。しかし、その旗を振り続けるのは、リソースやモチベーションという意味でもすごく大変です。最初は新鮮ですが、だんだんと負担を感じるようになります。つながりづくりはもともと手間がかかることで、ある種の付加がかかることでネットワークが育まれることもありますが、結構ジレンマがあると感じています。 つながること、つなぎ続ける場を持ち、維持することに、自分たちなりの意欲とリソースを調達する点には苦労があります。
ビジネス的な連携だけでなく緩やかなつながりやネットワークつくることを積極的に評価したり、金融機関がリソースの面でバックアップしてくれると、より協働の活動は生まれやすくなると思います。非財務的なもの、緩やかなつながり自体を評価するための仕組みもほしいところです。そうすれば、今回のような、金融機関による協働プラットフォームは、より機能していくのではないでしょうか」
仕事軸のコミュニティを柔軟に変容させながらも、13年間続けてきたからこそ見える視点――。ネットワークを構築しても、維持し続けることの課題感に多くの人が共感されているようでした。
パネルディスカッションの最後には、パネリストの皆さんから「協創=つながり」に対する想いとともに、来場者へメッセージが伝えられました。
市川「Polarisは、子育て中のスキルのない女性たちが始めた組織で、今年で13年目です。スキルがないことや社会的立場の弱さがあったからこそ「つながり」を求めた部分があり、つながろうとしてきたからこそ、ここまで続けてこられたのかもしれません。
ここまで来るには、社会の流れ、空気、私たちに関わってくれる人たちや組織の外部環境も含めて力にしてきたことがあるとともに、いろんな方の支えがあったおかげです。ここにいる皆さんと、何か一つでも共有してつながることができたら嬉しいです」
思ってもみなかったつながりはユニークな取り組みを創出し、自分たちの苦労が癒される瞬間もあると市川は言います。個人や一つの団体では難しいことも、自分たちの弱さを受け止め、関わる人の内外を問わず多様な形でつながり続けていくことで、新たな事業の気づきやステップアップにつながるきっかけが見つかるかもしれません。