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【イベントレポート】地域協創プラットフォームキックオフイベント~ パネルディスカッション「知る・つながるで目指す協創社会」~

去る2024年1月19日(金)、吉祥寺エクセルホテル東急にて「地域協創プラットフォーム」のキックオフイベントが執り行われました。地域協創プラットフォームは、西武信用金庫が発足させた、地域の子育てや福祉の課題に取り組んでいる個人や団体が集う相互扶助の場です。地域社会の課題解決等ソーシャルビジネスに取り組む各種法人(公益・社会福祉・NPO等)や個人、課題に対する商品やサービスを提供する企業・自治体や各地域の協議会、投資・寄付活動を行う諸団体等が参加対象になっており、今後はセミナーや交流会など、各種イベントの実施が予定されています。

キックオフイベントでは、「知る・つながるで目指す協創社会」をテーマに、パネルディスカッションが行われ、非営利型株式会社Polaris創業者の市川望美が登壇しました。

助け合い、支え合いながら、地域の課題に取り組む~地域協創プラットフォームの創立~

会場では、1月1日に能登半島を襲った地震の被災者へ黙祷が捧げられた後、西武信用金庫理事長・髙橋一朗氏が、地域協創プラットフォームへの設立の経緯について、次のように話しました。

「我々信用金庫の原点は、江戸時代の後半から明治時代にかけて設立された協同組合です。先人たちは地域で集まり協力し合うことで、さまざまな時代の大きな変化に対応しようとしました。時は流れ、行政の手が行き届かない地域の小さな問題や課題に、皆様のような方々が一生懸命に取り組んでいらっしゃいます。私どもは、互いに協力し合うという協同組合の原点になっている考え方と、皆さんが日頃お取り組みになっていらっしゃる活動は非常に親和性があり、こうした活動を信用金庫として協力すべきだと以前から考えておりました。

地域協創プラットフォームは、西武信用金庫が30年かけて培ってきた、地域のお客様同士を引き合わせる出会いの場であり、地域で活躍している個人の方や団体が出会うことにより、それぞれの強みを持ち寄り、協力し合っていただきたい。そうした方々が地域で活躍し、それぞれの事業が成長していけば、豊かで、暮らしやすく、働きやすい世の中を実現していける。そして、21世紀の大きな変革時代を皆さんと一緒に乗り切っていきたいと思っています」

Polarisの事業成長に欠かせなかった「3つの協創」とは

次に、本イベントのメインであるパネルディスカッション「知る・つながるで目指す協創社会」が行われました。パネリストは子ども食堂を手掛けている方や、医療的ケア児を預かる認可保育園を運営されている方、障害者の社会進出を支援されている方、西武信用金庫髙橋理事長、Polarisファウンダー市川の5名。パネルディスカッションでは、「協創」というキーワードに基づいてパネリストの方々がそれぞれの事例やご自身がされた経験などが披露されました。

最初のテーマは、協創や連携を行ううえでの成功のポイントということで、市川からはPolarisが13年間事業を続けてこられたポイントとして「広げる・深める・ジャンプする」の3つの協創があるとし、次のように語りました。

市川「まず『広げる』協創ですが、Polaris創業と同時期に、日本で“コワーキング”という概念が広がり始めました。Polarisは働き方の多様性の表現の一つとして、コワーキングスペースを運営していたこともあり、この概念をムーブメントとしていくために、志を同じくする人たちが集まり、「コワーキングカンファレンス」を開催したりしました。まさにこのときの協創は、コワーキングを通して働き方の多様性を「広げる」ためのものでした。

次に、『深める』協創とは何か。これは同じような事業テーマを持っていたり、テーマは異なるものの近しい事業フェーズにいたりする人たちと開いた様々な勉強会や共同研究です。事業が軌道に乗るにつれて出てくる課題感や現実的な悩みを持ち寄る場は、自分たちが向き合うべきことを深めるうえでとても有益で、のちのPolarisの経営にとてもいいヒントになりました。

最後は『ジャンプする』協創、つまり飛躍のための協創です。これは、偶発的なことが多く、いただいた話やご縁に乗ってみたり、今回のような多くの方に出会えるような機会に積極的に出ていったりすることで、結果的に新しいアイデアや事業が生まれることにつながってきました。

13年の歴史を改めて振り返ってみて、Polarisがここまで来られたのには、広げる、深める、ジャンプするという3つの協創があったと思っています」

他のパネリストの皆さんからのお話にも共通していたのは、とにかくつながってみること。ただビジネス的なつながりではなく、「私たちにはこういう想いがあって、こういうふうにして問題を解決したい」といった、それぞれが大切にしているポリシーやミッションを発信し、そこへの共感から生まれたつながりであり、それが緩やかに続いていくことでさらなる共感やつながりを生んできたようです。

ネットワークを開いたら、閉じることも大切

続いて、事業を続けてきた中で失敗した点や苦労した点、問題や課題だと感じた点について、「協創」をキーワードにパネリストらから発表がありました。

つながりを生み出すことや維持していくことへの苦労・課題に対して、市川は次のように話しました。

市川「旗を掲げると人が集まり、共感が生まれます。しかし、その旗を振り続けるのは、リソースやモチベーションという意味でもすごく大変です。最初は新鮮ですが、だんだんと負担を感じるようになります。つながりづくりはもともと手間がかかることで、ある種の付加がかかることでネットワークが育まれることもありますが、結構ジレンマがあると感じています。 つながること、つなぎ続ける場を持ち、維持することに、自分たちなりの意欲とリソースを調達する点には苦労があります。

ビジネス的な連携だけでなく緩やかなつながりやネットワークつくることを積極的に評価したり、金融機関がリソースの面でバックアップしてくれると、より協働の活動は生まれやすくなると思います。非財務的なもの、緩やかなつながり自体を評価するための仕組みもほしいところです。そうすれば、今回のような、金融機関による協働プラットフォームは、より機能していくのではないでしょうか」

仕事軸のコミュニティを柔軟に変容させながらも、13年間続けてきたからこそ見える視点――。ネットワークを構築しても、維持し続けることの課題感に多くの人が共感されているようでした。

「弱さ」から生まれるつながりには機会を引き寄せる「強さ」がある

パネルディスカッションの最後には、パネリストの皆さんから「協創=つながり」に対する想いとともに、来場者へメッセージが伝えられました。

市川「Polarisは、子育て中のスキルのない女性たちが始めた組織で、今年で13年目です。スキルがないことや社会的立場の弱さがあったからこそ「つながり」を求めた部分があり、つながろうとしてきたからこそ、ここまで続けてこられたのかもしれません。

ここまで来るには、社会の流れ、空気、私たちに関わってくれる人たちや組織の外部環境も含めて力にしてきたことがあるとともに、いろんな方の支えがあったおかげです。ここにいる皆さんと、何か一つでも共有してつながることができたら嬉しいです」

思ってもみなかったつながりはユニークな取り組みを創出し、自分たちの苦労が癒される瞬間もあると市川は言います。個人や一つの団体では難しいことも、自分たちの弱さを受け止め、関わる人の内外を問わず多様な形でつながり続けていくことで、新たな事業の気づきやステップアップにつながるきっかけが見つかるかもしれません。

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【登壇情報】3月19日(火)開催「プレミアムコネクトーク」に取締役ファウンダー 市川望美が登壇

特定非営利活動法人CRファクトリーの会員制オンラインコミュニティ「コミュニティ・ラボ」にて、ラボ内限定イベントとして開催されている「プレミアムコネクトーク~ゲストとコミュニティを語らう夜~」。
3月19日(火)に開催される第3回のゲストとして、弊社取締役ファウンダーの市川望美が登壇します。

開催概要

「プレミアムコネクトーク」の詳細については、こちらをご覧ください。

「プレミアムコネクトーク」は会員制オンラインコミュニティ「コミュニティ・ラボ」内限定のトークイベント(期間限定アーカイブあり)です。
会員の方はどなたでもご参加いただけます。
※2024年1月~3月の期間は、コミュニティ・ラボOPEN期間特別キャンペーンとして1,000円(税込)でご参加いただけます(~3/19(火)22:00までにご加入ください)。

●「コミュニティ・ラボ」について

CRファクトリーが開設する会員制オンラインコミュニティ「コミュニティ・ラボ」は、コミュニティに関する知見に触れながら同じ境遇・関心の仲間と出逢い、自分をアップデートしていける会員制のラーニングコミュニティです。

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商店会×ロコワーキングでまちの活性化を!

約130店加盟の商店街の運営、私たちにできることは?

上布田商栄会は調布駅北側を中心にした約130店が加盟している会員数の多い商店会です。
その中で会長の田中和己さんは、商店会運営のための会合開催、資料の作成、会費の請求書・領収書対応、イベントの計画・実施など多岐に渡った実務を対応されてきました。また、各店舗に配付する資料も、会長や役員の皆さんが手渡しで各店舗に配っていたとのこと。ご自身の事業も行いながら、特定の方が商店会のために多くの時間を確保している現状――。利用者である私たちも何かできることがあるのではないかと、Polarisで一部の業務をサポートさせていただくことになりました。

利用者の目で商店街を見直す

まずは人手が必要な商店会各店舗への資料配付をお引き受け。上布田商栄会で作成された配付物を、商店会リストの通りに店舗へ配布していく業務です。Polarisでは、早速ディレクターと2名のメンバー(調布市在住)でチームを作成。リストの住所を元に配布ルートを検討し、効率よく配布できるようにとスタートしました。しかし、始めた当初は店舗が見つからず付近をさまよったり、開店時間前や定休日のため再訪せざるを得なかったりと、試行錯誤が求められたことも。ただ、商店会運営側とは異なる第三者の視点で地域を見ることで、リストにある店舗の閉店や移転を改めて確認することができ、上布田商栄会の会員管理を整理することにもつながりました。

特に、コロナ禍では臨時休業中の店舗が複数ありましたが、地域で暮らしているからこそ把握できる情報をチーム内で共有し合うことで、細かい変化にも気がつくことができたのではないでしょうか。

愛着と誇りをもって、“わたしたちの”まちで暮らしはたらく

2022年度からは年に1回実施される福引きイベントの福袋作成、2023年度からは上布田商栄会会員の方々への会費請求書・領収書の作成も行っています。
福袋作成では、資料配付業務の経験により得られた各店舗の様子や、商店街利用者としての視点から景品をセレクトさせていただき評判も上々だったようです。

Polaris事務所で福引イベントの福袋作成

また、2023年度にはPolarisのメンバーが上布田地区の御神輿にも担ぎ手として参加し、地域の一員として、まちの賑わいに加わることができました。

調布駅から徒歩1分の場所に事務所があるPolarisも御神輿に参加

Polarisでは、「ロコワーキング(Loco-working)」という言葉を使い、「暮らす」と「はたらく」が、愛着のある場所でつながることを大事にしています。

「愛着と誇り」を持って、自分の生活からの視点や、そのまちにある資源を活用して創り出す仕事。
そのまちに住んでいるからこそできる仕事、自分の暮らしからの経験そのものが価値になる仕事。
人を活かし、まちの資源を活かし、まちに新しいつながりを生み出したり、まちを活性化する仕事。

これらがすべて「ロコワーキング(Loco-working)」です。

上布田商栄会での業務は、まさに「ロコワーキング(Loco-working)」を体現できている大事なものになっています。地域に住んでいるからこそ細かな配慮や気づきがあり、配付物を持ってまちを歩いたり、自転車を漕いだりしながら、まちを活性化するお手伝いができていることに、大きな充実感を持っています。

温かみや活気があるまちであり続けるために活躍されている上布田商栄会と一緒にはたらいていくことで、チームもPolarisも地域への愛着と誇りが深まっています。こうした機会をいただくことが、まちの人や資源を活性化することにつながっていくと強く感じています。

上布田商栄会 田中会長よりメッセージ

当商店会の課題の1つに「役員の負担の重さ」や「それによる役員就任の敬遠」があります。

役員1人あたり10件ほど担当していた商店会資料の配布作業をPolarisさんに委託することで、役員の負担が軽減されただけでなく、必要な時に必要な情報を商店会員に届けられるようになりました。

きめ細かく仕事をされる姿を通してPolarisさんへの信頼が生まれ、今では会計担当の大きな負担となっていた、会費の請求書や領収書の作成もお願いしています。来年度からは会費の集金を廃止し、振込集金とするため、請求書の郵送業務も依頼する予定です。

地元の主婦の方も多いPolarisのスタッフのみなさんは、当商店会にとって業務の委託先であるだけでなく消費者でもあります。なんとなく入りづらく、今まで買い物をしたことのないような個人店と関わりを持つことをきっかけに、会員事業所のお客様になっていただけ、お知り合いへのご紹介などにもつながっています。イベントの福袋も「楽しく作っています」との話を聞き、Polarisさんにお願いして良かったと、大変うれしく思っています。

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【イベント情報・ランチタイムセッション】自分をケアしてますか?

自分をケアするってどういうこと?

1月のランチタイムセッションは、「ケアとコミュニティ」をテーマに対話。Polarisの組織づくりにおいて、「共にケアし合うことを大切にしている」ということを話しました。一方で、他者をケアするためには、自分がすこやかである必要がある、という話題も。そこで、2月のランチタイムセッションでは、セルフケアについて掘り下げます。

自分がすこやかでいるためには、もちろん休息が必要です。しかし、「いくら寝て身体を休めても、元気が出ない」ということを経験している人も多いのではないでしょうか。睡眠だけではなく、運動したり、友達と会ったりすることもまた、休むことの一部。休む方法もさまざま。それに、何が休息になるかは、人によって違うのです。

日常的な休息のほかに、時には立ち止まることも必要かもしれません。Polarisでも、リトリートをテーマにしたワーケーションを長野県飯綱町や福岡県東峰村で企画してきました。こうした非日常の休息もまた、長い視点で見ると大切でしょう。

上記のことを起点に、自分をケアするとは、どういうことなのか?
すこやかな自分とはどんな状態なのか?
話してみたいと思います。

参加メンバーは、山本弥和(Polaris取締役)、市川望美(Polarisファウンダー/取締役)、吉牟田希里子、武石ちひろ(ともに自由七科研究員)の4名。
ランチを食べながら、画面オフで聞くだけでもOK!ぜひお気軽にどうぞ。

開催概要

日時:2月27日(火)12:00~12:50
オンライン開催
参加費:無料
定員:20名

主催

非営利型株式会社Polaris(★令和元年度 東京都女性活躍推進大賞 地域部門大賞受賞)
学びのコミュニティ「自由七科(じゆうしちか)」
非営利型株式会社Polarisが運営する学びと探究の場。
変化の時代の中で多様な人とつながりながら、一人ひとりがここちよいと暮らしかたやはたらき方を実現するための対話の場をつくっています。

朝日新聞の運営するウェブサイト「telling」に市川望美のインタビューが掲載されました
柔軟な働き方を選べる社会を目指すPolaris市川望美さん。「シゴト軸のコミュニティ」も構築

申込方法

お申し込みはこちらから

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福岡県ワーケーション創出プロジェクトで審査員特別賞受賞

2024年1月16日、Polarisは福岡県東京事務所主催のワーケーション創出プロジェクトのプレゼンに参加し、審査員特別賞をいただきました。Polarisの事業創生チームにて「企業×地域の連携でワーケーションプランを創って“お中元・お歳暮”として贈ろう!」というユニークなテーマに、昨年秋エントリー。今回のプレゼンを経て受賞となりました。

地域イノベーションを事業の一つとし、旅するように全国各地のイノベーションに関わってきたPolaris。今回は「自分を耕す旅~休息と回復のワーケーション」をプランニング。訪れた福岡県東峰村の美しく心落ち着く環境や豊かな文化体験、交流させていただいた人々との時間等で得られたものを、ゆらぎの多い「はたらくミドル女性」に贈ろうと、2泊3日のプランにまとめました。東峰村に滞在して、まずはゆったり休息と回復を。次に、人生を動かすヒントや、新しいキャリアのきっかけを見つけて、人生を再起動するような旅を提案し、24社がエントリーする中、大賞1社、審査員賞3社の一つに選ばれました。

実際に、夏と冬それぞれの東峰村を体験してワーケーションプランを作成。

作成したワーケーションプランは、福岡県市町村が他企業へモデル例として紹介のほか、ふるさと納税の返礼品として関係人口づくりに活用の予定です。

【審査員】
・ADDress代表 佐別当 隆志氏
・Lancers(ランサーズ) インキュベーション推進室 一般社団法人日本ワーケーション協会 公認ワーケーションコンシェルジュ 篠原 智美氏
・福岡県東京事務所 副所長 徳本 裕子氏

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【イベント情報】※満員御礼※子どものいる暮らしの中ではたらくを考える座談会@町田


自分が本当に大切にしたい暮らし方と、はたらき方とは?


100人100通りの感じ方を大事にし、「ここちよく暮らし、働く」という問いから多様な答えが共存できる方法をみんなで考える座談会。

コロナ禍は、私たちのはたらき方を一気に変えました。一方で選択肢が増えた分、何が自分の望むことなのか迷ってしまったり、選択できないことを自分の弱さと捉えてしまったりする声も聞かれます。

変化の時代の中で、惑うことは当たり前。この座談会では答えを出すことではなく、対話することを目的としています。他者の多様な価値観に触れながら、自分が本当に大切にしたい「暮らしかた」「はたらき方」を考えてみませんか?

「子どものいる暮らし」とタイトルにありますが、このテーマを起点に、多様な立場から、それぞれのはたらき方を考える座談会です。子育て中の女性だけではなく、男性や学生、独身の方、どなたでも大歓迎です。

こんな方におすすめ

  • はたらき方を見直したい方
  • 育休復帰される方
  • 再びはたらきたいと考えている方

開催概要

日時:2024年2月19日(月)10:30-12:00
参加費:500円
定員:5名
※お子様連れでのご参加も歓迎です。

会場

コワーキング&ギャラリー COMMUNE BASE マチノワ

〒194-0021 東京都町田市中町3-10-6

(経路)
小田急線町田駅北口から徒歩10分。中町交番から徒歩4分、町田税務署と町田高校の中間点にあります。
タイムズ町田中町第15手前を右折してすぐ。玄関脇の大きなハナミズキが目印です。

主催

非営利型株式会社Polaris(★令和元年度 東京都女性活躍推進大賞 地域部門大賞受賞)

学びのコミュニティ「自由七科(じゆうしちか)」
非営利型株式会社Polarisが運営する学びと探究の場。
変化の時代の中で多様な人とつながりながら、一人ひとりがここちよいと暮らしかたやはたらき方を実現するための対話の場をつくっています。

【協力】

マチノワジョブ

町田市中町にある、コワーキング&ギャラリー COMMUNE BASE マチノワにて、 2021年にスタートした、 “町田に暮らし、町田ではたらく女性のための応援プロジェクト”です。

お申込み

参加者多数の為、受付は終了いたしました。

下記のPeatixのページからお申し込みください。


※「子どものいる暮らしの中ではたらくを考える座談会」とは何なのか、開催のきっかけや想いなどをnoteに記載しています。
「子どものいる暮らしの中ではたらく」ということについて考える座談会

※町田座談会の様子はこちら
【座談会レポ】私のここちよさを見つめる場

※PolarisのSNSもチェックしてもらえると嬉しいです。
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第50号 Polaris事業レポート 2023年12月26日発行

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【参加レポート】「NPO事業承継サミット2023~女性中心型組織とリーダーシップ」から考える、意思決定・代表交代・インパクト

2023年10月30日(月)にサイボウズ株式会社で実施された「NPO事業承継サミット2023」において、非営利型株式会社Polaris創業者の市川望美と2代目代表取締役の大槻昌美が登壇しました。創業者である初代と事業を継いだ2代目、それぞれの視点を通して女性中心型組織における意思決定や代表交代について語りました。

組織の多様性と発展を促すため――代表交代のきっかけ

本日のモデレーターは、Polarisも長くお付き合いさせていただいているサイボウズ株式会社ソーシャルデザインラボの渡辺清美さん。大槻からPolarisを紹介の後、市川からPolarisの創業のきっかけと代表交代に至った経緯を説明しました。

下段3名が創業メンバー。現在は5人で共同経営。

16テーブルがほぼ埋まってしまうほど、たくさんの人にご参加いただきました。

経営面では実績があまりなかったからこそ、Polarisが掲げるミッションやビジョンの賛同者を増やして世の中に問いかけることを「市川代表」期で行ってきました。対して代表交代後の「大槻代表」期は、事例や実績も蓄積されてきて、ビジネススキームが固まりつつある時期に、大事な融資を受けたり大手企業と連携したり、顧問の税理士に組織基盤を見ていただいたりと、ビジネスの基盤強化を図ってきています。

葛藤の末に、初代と2代目が選択した決断とは

ここで、初代市川代表から大きなバトンを引き継いだ2代目大槻代表が、2代目ならではの苦悩を語りました。

対して初代市川は、創業者ならではの苦悩と、その後に初代と2代目が下した大きな決断について語りました。

事業を通して「Polarisであること」を表現する

最後の質疑応答では、サイボウズの渡辺さんが代読する形で、大槻・市川に寄せられた、参加者からの質問に答えていきました。代表交代に関することはもちろん、組織の定義を問うものから経営スタイルや事業縮小など、Polarisの経営に関することまで幅広いジャンルの質問をお寄せいただきました。

Q.女性中心型組織ということでしたが、実際に組織やお客様にはどれぐらい女性がいらっしゃるのでしょうか。

Q.大槻さんは現時点で継承を考えていらっしゃいますか。

Q.第3フェーズはどんな成長段階を担っていくか。事業縮小のフェーズなども考えていますか。

Q.創業時点で描いていたビジョナリーな代表交代を実現させるのは、なかなかできることではないという印象です。それを可能にした要因は何だったのでしょうか。女性中心型組織であることは成功要因に関係しているのでしょうか。

Q.早めに代表交代しようと思ったきっかけは何ですか。

Q.組織の運営にあたりルールやマニュアルがありますか。

Q.2代目大槻さんになられて、ある意味ビジネスになってきたとのことですが、それに対して初代市川さんは違和感を覚えることはありましたか。

Q.組織の定義をどのように捉えていらっしゃるのでしょうか。

Q. Polarisでは、事業部ごとにバラバラにすることを考えられた経験はありましたか。

Q.Polarisさんって心地のいい場所を作りながら事業をやってらっしゃったと思うんですけど、そういう場所は実際いくつくらいあるんですか。また、全国各地の案件はどんな形でお話をいただくことが多いのでしょうか。

Q.出会った頃から「自分たちの活動を横展開していくんだ」とおっしゃられていて、今お話を伺っていると本当に着実に活動を積み重ねてきてらっしゃることを実感します。

Q.運営メンバーに雇用してる人はいないのですか。

事業承継が内外に与える影響の大きさを理解し、目的を明確に

最後に、大槻と市川から、参加者にメッセージを伝えました。

関わる全ての人たちにとっての「心地よさ」を大切に、活動を続けてきたPolaris。組織の発展と持続性のために成し遂げた代表交代は、さまざまな苦悩や葛藤、試行錯誤を経て、個性を活かしつつもしなやかに、時代の変化に対応する現在の経営スタイルを確立しました。

これからもPolarisは、いろいろなメンバーを受け入れつつ、「チーム経営」で組織を運営するとともに、いろいろな働き方の選択肢を作るための事業に取り組んでいきます。

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行政も企業もNPOもみんなで一緒に、NPOの世代交代について考える場を!NPO事業承継サミット2023に込めた想いとは?(外部リンク)

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【登壇情報】「休息と回復を認め合う社会へ」supported by EVEに取締役 市川望美が登壇しました

2023年10月26日(木)に開催された、エスエス製薬株式会社主催の「休息と回復を認め合う社会へ」supported by EVEに、取締役ファウンダー市川望美が登壇しました。

市川はイベントの第1部にて、Polarisが事業を進めるうえで大切にしてきた「ここちよく暮らし、はたらく」こと、そして解熱鎮痛薬ブランド『EVE(イブ)』の休息と回復に関する考えや共鳴する想いについてお話するとともに、前年度エスエス製薬との共催で実施したセミナーや座談会についてご紹介させていただきました。

菜々緒さん、カズレーザーさんが登壇!EVE(イブ)が目指す「休息と回復を認め合う社会」について一般参加者と熱く考え、語るイベントを開催!

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【開催終了】エスエス製薬×Polaris〜自分らしく 心地よく働き続けるために「休息」を考える~

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【イベント情報・ランチタイムセッション】制約をこえていく、共につくり合う働き方(後編)

制約から自由になる、自分らしいはたらき方

女性にとって出産がキャリアに与える影響は計り知れません。さらに、子どもにもしハンディキャップがあったとしたら?

今回ゲストにお呼びするのは、ネイリストの石野有紀子さん。高校生の息子さん、げんちゃんには知的障害があります。超未熟児で生まれたげんちゃんは、小さなころは入退院を繰り返していました。成長も周囲と同じようにはいきません。「もう自分らしくはたらくことはできないのだろうか」と思っていた有紀子さんですが、Polarisとの出会いをきっかけに、ネイリストの資格をとり、いまでは調布市にある古民家「もえぎ家」でサロンを開くまでになりました。

さらに、2022年8月より、げんちゃんと書字障害を持つ高校1年生の美音(みお)ちゃんが営む不定期開催のカフェ、「マイペースカフェ」の活動をスタート。凸凹があっても自分らしくはたらくことができることを体現し、思いもよらなかった化学反応が起きているそうです。

「小さい頃は振り回されていると思っていたけど、今は息子に導かれてきたのだと感じる。」と有紀子さん。
今回のランチタイムセッションでは、制約の中で自分らしい働き方をつくることや、多様な人が互いを活かし合う働き方について考えます。

前編となる10月は、石野有紀子さんのネイリストになるまでのお話やお仕事に対する考え方について話を伺いました。11月の後編では、マイペースカフェのお話や最近の福祉関連に関する活動についてお話を伺います。

ランチを食べながら、画面オフで聞くだけでもOK!ぜひ気軽にどうぞ。

開催概要

日時:11月14日(火)12:00~12:50
オンライン開催
参加費:無料
定員:20名

ゲスト

石野有紀子
たまリバ ネイル主宰(ネイリスト)

ネイリストの傍ら知的障害を持つ高校2年生の息子、元輝(ゲンちゃん)を育てている。
書字障害を持つ高校1年生の美音(みお)ちゃんと息子の二人で「マイペースカフェ」の活動をスタートする。2022年8月30日夏休みの終わりに「しばさき彩ステーション」の第1回から始まり先日の2023年10月1日のフリーマーケットの出店で7回目となる。
コミュニケーションに課題のある二人が喫茶を提供するという事が、コーヒーを囲む人間関係の中に化学反応を起こしていく事に気づき、この活動を様々な場面で活用して行きたいと考えている。

主催

非営利型株式会社Polaris
はたらくをアートする「自由七科」
 自由に生きるための知恵に出会うリベラルアーツ・ラボ

非営利型株式会社Polarisが運営する学びと探究の場。
変化の時代の中で多様な人とつながりながら自由に生きること、その人がその人らしくあること、仕事とその人がより近づき、自分が心地よいと思える暮らしかたや働き方を実現するための学びや探究を行うラボです。

申込方法

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