西東京市「地域づくり未来大学」の講座を企画

投稿者:sekiguchitomomi

西東京市「地域づくり未来大学」の講座を企画

Polarisでは、地域起業やコミュニティ・まちづくりなど、様々なテーマで講演・セミナーを開催してきました。今回は、2023年に行われた柳沢公民館(西東京市)主催の「地域づくり未来大学」で講座企画事例についてご紹介します。

講座概要

地域づくり未来大学「私たちがつくる『まちの顔』~柳沢駅南口ロータリーの活用を考える~」

開催期間:2023年9月23日 ~ 12月9日 10:00~12:15(全6回)
参加者数:30名
主催:柳沢公民館(西東京市)

講座主旨とPolarisの役割

西東京市柳沢公民館が主宰する市民講座「地域づくり未来大学」は、参加者同士の交流や公民館での「学び」を通して、自分の住む地域について理解を深めるための連続講座です。2023年度は、駅前ロータリーの活用を題材に開催。講座受講が地域課題の解決に向けた具体的な取り組みへ繋がることを目的としました。

Polarisでは、2022年の地域づくり未来大学でも、「地域から新しい価値の創造を考える」をテーマに、2時間の講座を担当。2023年は、より関わりを深め、連続講座全体の企画と講師、およびファシリテーションに携わりました。

地域主体型で事業を行ってきた実績

今回ご依頼いただいた背景には、Polarisが住民参加型で行ってきた地域イノベーション事業の実績があります。たとえば、2021年~2022年に実施した長野県飯綱町におけるワーケーションプロジェクトでは、地元企業、株式会社カンマッセいいづなと協働でワーケーションプログラムを企画。住民参加型プログラムを実施し、飯綱の魅力の再発見および地域課題の抽出をサポートしました。また、他にもco-ba CHOFUを始め、さまざまなプロジェクトで、地域住民がつくるコミュニティの支援をしてきました。

このように、地域に寄り添った事業展開の経験を活かし、今回の講座でも参加者が主体となるプログラムを企画しました。大切にしたのは、参加者一人ひとりが“自分の暮らしに根差した困りごと”に目を向け、解決施策を練ること。また、他者との対話で繋がりが生まれ、活動の広まりを体感することです。

地域活動の事例と対話から学ぶプログラム

今回の講座のテーマは、「柳沢駅南口ロータリーの活用」です。実際に存在する場所の活用を考えることで、よりリアルな「住民参加型の地域課題解決」への関わりを狙いとしました。実施したプログラムは以下の通りです。

出典:「地域づくり未来大学」2023年度募集サイト

第1回~第3回は、Polarisや地域コミュニティをつくっている実践者および研究者のケーススタディを中心に構成。続く第4回目で、一人ひとりが地域課題に対する解決施策を発表しました。その後、全員で投票を行い、特に票を集めた5案について、グループで具体的な検討を進めました。講師を取締役ファウンダー、市川望美が務めた他、第4回~第6回は、取締役、山本弥和もファシリテーターを務めました。

第3回目の講師陣。左から市川(Polaris)、児島秀樹さん、田中美帆さん、山本(Polaris)
講義する、ファウンダーの市川望美
第4回、可能性を広げるアイデアブレストワークショップの様子

参加者の声

実際に参加した方はどのように感じたのでしょうか。受講アンケートの感想を、一部ご紹介します。

  • 公平に対等に、安心安全を感じながら、活発な話し合いができた。
  • 地域の課題に対して、なぜそうなるのかという「要因」を深掘りすることで、解決策が見えてきた。
  • ファシリテーションがすばらしく、提案を整理してまとめていきやすかった。
  • 参加者同士の話し合いを通じて、地域課題に気づくことができた。
  • 何事も前向きに考えられるようになった。
  • 一つのテーマに関して、みんなで意見を出し合うことの大切さを学んだ。
アイデアを可視化するワークショップ
最後はグループごとに発表

※写真とアンケート感想に相関関係はありません。

事業での経験を社会で活かす

Polarisはこれからも事業で培った経験を講座・セミナーを通じて、社会に還元してきたいと考えています。「地域×起業」や「コミュニティ」をテーマとした講座開催や講師依頼などがございましたら、まずはお問い合わせください。


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