月別アーカイブ 12月 2020

投稿者:polaris_sakae

第14号 Polaris事業レポート 2020年12月25日発行

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投稿者:スタッフポラリス

年末年始休業のお知らせ

平素は格別のお引き立てをいただき厚くお礼申し上げます。

弊社では、誠に勝手ながら下記日程を年末年始休業期間とさせていただきます。


【休業期間】2020年12月29日(火)〜2021年1月4日(月)


お問い合わせなど、休業期間後の対応となる場合がございます。

期間中は大変ご不便をお掛け致しますが、何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。

投稿者:スタッフポラリス

自然を満喫! 子連れでワーケーションに挑戦

新型コロナウイルスの影響もあり、旅先で休暇を楽しみつつ仕事をする「ワーケーション」が注目されています。しかし、ワーケーションを実践した人は少なく、気になっている人も多いはず。そんななか、Polarisではたらく榮愛さんは昨年、北秋田市の移住体験プログラムを利用して「子連れワーケーション」に挑戦しました。ワーケーションの先駆けトライアル体験について、経緯や感想を伺ってみました。

移住体験プログラムに参加した理由は?

――北秋田市の移住体験プログラムに参加されたきっかけを教えてください。

榮さん:私は東京生まれ東京育ちだったので、昔から地方への憧れがあったんです。単なる旅行ではなく、その土地の方と触れ合ったり、濃い体験をしたりと、暮らすように過ごしてみたいなと思っていました。以前、親子留学について調べていたときに、知人から北秋田市の移住体験事業のことを聞いたのです。そして有楽町の「ふるさと回帰支援センター」へ行き、直接秋田の方にお話を伺いました。

編み物などのハンドメイド作品を作っていることもあって、秋田の手仕事や工芸品に興味を持ちました。さらに北秋田市は教育に力を入れている地域で、教育留学も行っています。今回親子で移住体験することで教育留学のことも伺えて、小学1年生(当時)の息子にとっても良い経験になるのではと考え、プログラムへの参加を決めました。

4泊5日の移住体験スケジュール

榮さんが訪れたのは、北秋田市の阿仁合(あにあい)という地域。宿泊した施設は南北をむすぶ単線の線路わきにあり、すぐそばが森というロケーションで息子さんも喜ばれたとか。そこでは実際にどんな体験をしたのでしょうか?スケジュールをお聞きしました。

【移住体験スケジュール】

1日目
東京から新幹線で盛岡へ行き、盛岡手づくり村にて藍染め体験
盛岡から大館市までバスで移動、北秋田市の方と大館市で合流
宿泊は移住体験用の施設。1泊400円  

2日目
曲げわっぱ作り体験の予定が、榮さんが体調不良になり急遽病院へ
病院にいる間、北秋田市の方と息子さんたちで縄文土器の博物館へ
現地の小学生がボランティアとして説明をしていて、交流

3日目
農業体験
北秋田市で教育留学に使う施設へ行き説明を受ける
夜は現地在住の方や役場の方とバーベキューで交流
庭での花火やバーベキュー準備の手伝いなど、息子さんも交流や体験を楽しんだ

4日目
熊牧場や、田んぼの景色などここでしか見られない景色を紹介してもらう
北秋田市を後にし、自分たちで手配した秋田県藤里町の農家民宿へ宿泊
藤里町の施設「かもや堂」へ立ち寄り、Polarisの仕事で関わった方と交流

北秋田市阿仁打当(あにうっとう)は「マタギの里」でもあるそう

充実したプログラム内容だったことが伺えます。また、北秋田市のプログラムの前後に自分たちで盛岡の藍染め体験や藤里町の農家民宿の宿泊などを手配して、 ワーケーションをさらに充実したものにしていたようです。

ワーケーション体験で思うこと

――実際に体験をして、どんなことが印象に残っていますか?

なんといっても私が2日目に体調を崩してしまったことです。しかしその間、私から離れていても楽しく過ごしていたことに息子の成長を感じました。現地で関わった皆さんが暖かい方々だったので、息子も安心して過ごすことができたのかなと思います。また、泥遊びが苦手なのに藍染め体験では手をめいっぱい使って楽しんだり、収穫体験で採れたてのキュウリを「スポーツドリンクよりおいしい!」と言ってかじったり、普段とはちがう子どもの一面を知ることができたのが印象深かったです。

盛岡手づくり村で藍染め体験

また、3日目の夜に地元の方々とバーベキューや花火をしてふれあえたのも素晴らしい時間でした。皆さん「北秋田はどう?」「何もないでしょう」とおっしゃるのですが、東京生まれ東京育ちの私たちからしたら、目の前の空、星、自然に感激するばかり。息子もバーベキューの準備を手伝うなど、皆さんに可愛がってもらいました。

帰ってきて、息子は夏休みの絵日記にも秋田のことばかり描いていました。テレビを観ていても、「秋田」という言葉が出てきては、「また行きたいね~」と話したり。第二のふるさとができたようで嬉しいです!

農業体験では米ナスの箱詰め作業をお手伝い

――今回の移住体験中、お仕事はどうされていましたか?

パソコンを持って行ったものの、体調不良や、プログラムを休みなく入れていたこともあり、落ち着いて仕事に取り組むことは難しかったのが正直なところです。どうしても子ども優先になりますね。夜になってようやく、少しだけ仕事を進める時間を取れました。

――北秋田市の体験のあとには藤里町へ行かれたとか。

Polarisが2019年に秋田県藤里町の地域活性化プロジェクトを受託し、現地で取り組んでいました。Polarisが運営している「セタガヤ庶務部」(住む場所や環境にとらわれずに仕事ができる)という仕組みを移管するプロジェクトです。

今回北秋田市へ行くということで、藤里市へも足を伸ばしました。当時のプロジェクト拠点となった事務所に顔を出し、共に仕事をしたメンバーと顔を合わせました。

その後、藤里町のメンバーとたまたまオンラインで仕事をした際は、一度現地でお会いしていたことでスムーズにコミュニケーションをとることができ、縁がつながっていくことを感じました。

藤里町で宿泊した農家民宿のオーナーもまるで実家にいるようにもてなしてくれました。息子と一緒に楽しみながら、仕事関係の方ともお会いすることができたのは、良いワーケーションの形になったのかなと思います。

子どもと一緒にワーケーションをしてみて

――また子連れワーケーションをするとしたら、今度はどんなことを考えますか?

もし次に行くとしたら、予定のない日を作り、子どもとゆっくり車で周ったりのんびり過ごしたりしたいです。今回はプログラムが多かったのと、自分の体調不良もあったため自由時間がほとんどありませんでした。のんびり過ごす日も作ると、子どもよりものびのび穏やかに過ごせるし、私も仕事に向かう時間が取れるのではと思います。

今回は移住体験事業というプログラムあっての参加でしたが、知人のいる土地であれば子どもと一緒に訪れることができるのかも、と自信につながりました。またもし将来子どもが一人で教育留学をすることがあれば、そこに私が仕事を持って訪れることもできるかもしれません。

パソコン1台あればできる仕事をしているので、これからもいろいろな発想で子どもとのお出かけを楽しみたいと思います。


さて、子連れワーケーションの実態、いかがだったでしょうか。
子どもと一緒のワーケーションは仕事面で難しい部分もあったようですが、充実した移住体験プログラムだったことが伺えます。Polarisでは、はたらき方を自分で選ぶことを大切にしています。自由な発想で子どもとの暮らしとはたらくことを楽しんでいきましょう。

関連リンク
海辺でワーケーション!自然を感じて、自分をリセットすると仕事への集中力もアップ

投稿者:スタッフポラリス

1/31(日)開催 町田市生涯学習センター主催「自分に素直にはたらくを考えよう」第1回に取締役ファウンダー市川が登壇

町田市生涯学習センター主催イベント「自分に素直にはたらくを考えよう」が1月31日(日)に開催されます。

本イベントにて、“自分に素直にはたらく”をキーワードに多様なはたらきかたの先進事例として、Polarisの取り組みについてお話させていただきます。

ゲストとして、取締役ファウンダーの市川望美が登壇します。


Polarisの「講演・セミナー」詳細については、こちら


女性の多様な働き方、創業・起業支援、ワークシェア推進、組織開発などテーマやニーズに合わせてご提案いたします。

講演依頼はこちら

開催概要

日時:2021年1月31日(日)10:00~11:30

会場:町田市生涯学習センター
   東京都町田市原町田6-6-1 町田センタービル6階



参加人数:12名

参加費:無料

定員:連続講座受講15名 先着申込順(1/31は公開講座:12名)

保育:連続講座申込の方のみ5名(詳細はチラシをご覧ください)

詳細:町田市生涯学習センターHP

お申込み:町田市生涯学習センター 042-728-0071
     12月17日(木)午前9時より

投稿者:スタッフポラリス

オンラインでのテレワークの仕方に迷ったら読む、テレワーク実践編

Polarisの仕事には、スタッフ同士が実際に対面で顔を合わせることなく、オンラインで最初から最後まで業務を進めるものが多くあります。今回は、「飲食店のメニュー作成業務」を例に取り上げ、メンバーがチームで仕事をするための、テレワークの仕方をご紹介します。

INDEX

飲食店向けのメニュー表作成業務をオンラインでスタートするには

1.クライアントからの受注

Polarisでは、業務のご依頼を受けてから、担当チームを編成します。
時間や場所に関わらず、ライフスタイルに合わせたはたらき方ができるよう、デスクワークの場合は、メンバーアサインからプロジェクト終了までオンラインで対応することがほとんどです。
では実際にどのようにプロジェクトを進めるのか、見てみましょう。

【依頼内容】
以前から協業しているコンサルティング会社から、次のような依頼を頂きました。

  • 居酒屋やバーなどの飲食店向けメニュー表の作成
  • 体裁:A4裏表1枚
  • 件数:30件
  • 納期:1件につき2週間

2.プロジェクトチームの結成

案件を受託すると、まず担当ディレクターをアサインします。ディレクターはプロジェクトの業務構築から納品までの統括をし、業務の責任を担います。ディレクターが決まると、「事務局」担当者をアサインし、プロジェクト進行のための細かい調整業務を担当します。ディレクターはクライアントとの調整を主に担当し、事務局担当者は、プロジェクトを担当するメンバーの業務管理や調整を行いながら、お互いにプロジェクト全体を支えるようにカバーし合います。Polarisのチームは、このコアの2人が決まることで動き始めます。

今回の案件については、Illustratorを使うため、経験者であることを優先し、Polarisで同様の業務を経験したメンバーに声を掛けました。
その結果、全国に広がるPolarisネットワークが顕在化する、多様なエリアからの参加になりました。

【プロジェクトメンバー】
ディレクター:Nさん(東京)
事務局担当者:Mさん(北海道)
制作メンバー:Sさん(東京)、Nさん(秋田)
チェッカー:Kさん(兵庫)

3.キックオフミーティングを開催

Polarisでは、新しいチームで業務を始める際には、「キックオフミーティング」を行っています。そこでは自己紹介を行うとともに、業務内容の説明、ワークフローの共有、コミュニケーションツールの選定をします。自己紹介では、家庭の状況を含めた近況の共有もしています。メンバーのお互いの状況を知ることで、相手を気遣うことができ、フォローしあえる関係を築けるためです。

▼Polaris流テレワークの心得の詳細はこちらをご覧ください。

 

ワークフローの共有

今回の業務は、クライアントから受け取った素材データを使い、メニュー表を編集していくというものです。
まずは、業務進行のための基本マニュアルを作り、メンバーがやりにくい部分があれば、話し合って、適宜変更します。また、クライアントとの関わり方についても触れ、今回は各デザインへの細かい要望が発生する可能性があったため、メンバー全員が、クライアント側とコミュニケーションを取れる接点を持つことになりました。
一方、チーム内では、一人の担当者が約10~20件のチラシを担当し、チェッカーに当たる人は、クライアント要望に一致しているか確認する、というフローを共有しました。
また、チームの中で、相談ごとが発生することを考慮し、チャットベースで相談できるようにしました。

コミュニケーションツールの選定

Polarisでは、フリー(無料)で使えるツールを使い、メンバーが仕事への第一歩を踏み出しやすくしています。業務スタート時に、目的に合ったコミュニケーションツールを選ぶことは、プロジェクトの進行にも関わる大事なポイントなので、業務の性質とメンバーの意見を聞きながら選ぶようにしています。

【業務管理用ツール】
今回は、素材データの管理や担当者の割り振り、進捗状況の確認が、逐次必要になるため、リアルタイムでExcel形式のシートを共有できるGoogleスプレッドシートを利用することにしました。
複数人が関わってプロジェクトを進めることが多いPolarisでは、誰がどの業務を担当しているか確認していくことも大事な仕事です。主に事務局がこの役割を担い、振られていない業務がないか、進捗が滞っているところはないか、確認していきます。

【コミュニケーション用ツール】
クライアントとのコミュニケーション用にFacebookグループを作成し、 メンバー間のやりとりは、チャットベースでコミュニケーションが取れるFacebook Messengerを利用することに決めました。さらに、データや関連資料等は個人デバイスには保管せず、必ずDropboxに保存し、メンバーで共有することにしました。

▼オンラインツールの特徴についてはこちらをご覧ください。

オンライン業務のクロージング

今回の業務は次のように進んでいきました。

  1. クライアントからDropboxでデータを受領。
    事務局担当者が内容を確認し、制作メンバーに振り分けを連絡。同時にデザインごとにFacebookグループにスレッドを立て、適宜進捗報告。
  2. 制作メンバーは不明点があれば、事務局と確認と取りながら制作。
    作業が終わるとデータをDropboxの確認用フォルダにアップロード。
    事務局へFacebook Messengerで報告。
  3. チェッカーは、できあがってきたデータの内容を確認。
    修正がある場合、制作メンバーへ修正を依頼。
  4. 制作メンバーがデータを修正し、Dropboxの納品用のフォルダにアップロード。
  5. 事務局は、Dropboxの納品用フォルダにあるデータを確認し、クライアントへ納品。
  6. クライアントから修正依頼があれば、事務局を通して制作メンバーが修正。
実際のデザイン(一部加工)。クライアントからの依頼に合わせてパターンも様々。

振り返り

Polarisでは、業務が終わると、webフォームで報酬申請をします。この時に、業務の感想や反省を報告することになっており、事務局担当者は、この情報を参考に、次の業務への対策を立てていったり、メンバーか直接意見を聞いたりします。
では、本業務を担当したメンバーの振り返りをご紹介します。

〇良かった点
・進行管理、編集作業、チェック、直し、再チェック、納品とそれぞれの担当をそれぞれが責任を持ってしっかりと行い、やり取りは思いやりを持って、特に年末進行の公私共に忙しいときは、励ましあい褒めあってやり取りも楽しく業務に取り組めました。納品時の達成感はなかなかのものでした。(制作者)

〇改善すべき点
・個人的には進行管理のツールをもっと使いやすいものにすれば良かったな~と思っています。Trello使えば良かったかな…と。(事務局)
・クライアントの意図するデザインチェックのポイントやコツをつかむのに時間がかかってしまい、業務開始後しばらくは、他のメンバーの作業負担を増やしていたのではないかと反省しています。対面ならちょっとその場で聞けばすぐ解決するようなことも、オンラインだと質問する側も答える側もハードルが上がってしまい、必要以上に解決までに時間がかかることがあるので、コミュニケーションの方法を改善していきたいと思います。(チェッカー)


Polarisでは、オンラインツールを活用することで、様々な地域に住む、多様なスキルをもったメンバーが「はたらく」ことでつながっています。対面に比べると少し物足りない部分があるオンラインですが、だからこそ、コミュニケーションが取りやすい場づくりを目指し、日々工夫しています。