Polarisでは、複合シェアオフィス「12 KANDA」(運営主体:株式会社リビタ)の運営サポートを行っています。平日10時~18時の間にPolarisのコミュニティマネージャーが常駐し、12 KANDAの入居者の方が心地よく仕事ができるように環境を整えています。ここでは、仕事の内容や働く人の想いをご紹介します。
コミュニティマネージャーは次のようなルーティン業務を進めながら、入居者の方に挨拶をしたり、ちょっとした会話を交わしたりして、入居者の方が気軽に質問したり話しかけたりしやすい雰囲気作りをし、居心地の良い環境作りを行っています。
【コミュニティマネージャーの一日】
10:00 業務開始。パソコンを起動し、前日からの引継ぎ事項を確認。
各フロアの共用部の見回り。
ゴミや私物の置き忘れの確認、コピー機や照明、空調などの設備の動作確認。
10:30 備品の在庫確認、発注。
11:00 観葉植物の水やり管理。冷蔵庫内の整理など設備環境の手入れ。
13:00 ランチ休憩
14:00 入居者の方の鍵アプリの設定サポートや設備の使用方法の問い合わせ対応を通して、
心地よい環境と関係づくりをサポート。
15:00 新規入居者の方のご案内。
セキュリティアプリやプリンターの設定サポート、ごみの捨て方等、設備利用方法の説明。
16:00 入居者の方向け交流イベントの打合せ。
17:00 部屋の移動希望のご相談対応。備品貸し出し。
18:00 日報を作成し、業務終了。
12 KANDAの運営サポート業務は、2名のディレクターと1名の事務局メンバー及び3名のコミュニティマネージャーの6名体制のチームを組んでいます。今回はコミュニティマネージャーとして働く岩坂さんと森島さんに、コミュニティマネージャーの仕事についてお話を伺いました。
岩坂さん
「コミュニティマネージャー募集」の求人広告がSNSで流れてきたことがきっかけです。本業が別にありますが、自分の子育てを通じて、地域との繋がりやコミュニティの醸成に関することに関心が高まり、「機会があればコミュニティに関わることを仕事でやってみたい」と思っていたところでした。SNSで初めて知った「コミュニティマネージャー」という言葉が気になってまずは説明会に参加しました。
森島さん
僕もSNSの求人広告がきっかけです。建築に興味があるので、最初は12 KANDAの建物の外観写真に惹かれました。「コミュニティマネージャー」という職種は初めて知ったのですが、「人と人を繋ぐ仕事」に興味を持っていたので、「どんな仕事なのだろう」とワクワクしながら応募しました。
岩坂さん
はい。「快適な場を整えること」と「人とのコミュニケーション」の両方がそろって、初めて居心地の良い場所になると思っています。コミュニケーションを取る際は、入居者の方との適度な距離を大事にしています。日々の挨拶やちょっとした会話を大切にすることを心がけ、入居者の方の負担にならないタイミングを見計らうようにしています。例えばエレベーターに同乗したときは、降りるタイミングで会話を終了しやすいので、挨拶やちょっとした会話を交わしやすいチャンスです。
森島さん
コミュニティマネージャーの仕事は、ハード面の整備、環境作りが大切だと考えています。日頃の不便さやよく使う物の不具合があるとストレスに直結しますので、それを解決すると同時に、ちょっとしたコミュニケーションを取ることで、12 KANDAが居心地の良い場所だと感じてもらえるように心がけています。また、ソフト面では月1回、入居者の方同士が交流できるイベントを企画しています。7月はコーヒーの提供、8月はチーズケーキのイベントなど、地下の飲食店とコラボした企画も実施しました。イベント当日はコミュニティマネージャーも参加して、入居者の方に話しかけたり、入居者の方同士が会話をしやすい雰囲気作りをしたりします。
岩坂さん
Polarisの働き方がとても好きなんです。上下関係がなく、風通しが良いです。個人事業主同士の関係なので、お互いを尊重し合える雰囲気が心地いいですね。Polarisという組織が掲げている「心地よくはたらく」をまさに体現していると感じています。
森島さん
一緒に働くメンバーの存在が大きな魅力です。何でも話せる人がいる環境は、働く上で大きな安心感になります。コミュニティマネージャーの勤務は一人体制なのですが、チャットツールが活用されていて、メンバー同士の連携が取れる点が強みだと感じています。
森島さん
「人と人を繋ぐ」というイメージが強い職種ですが、僕は「居場所を育てる人」だと思っています。快適な環境と温かな交流の両方を日々更新し続けることで、人が集まり、愛着を持ってくれる場所になると思っています。
岩坂さん
入居者の方と同じ場にいる者として、愛着を持って12 KANDAのコミュニティマネージャーを務めています。入居者の方々が12 KANDAを好きになり、リラックスして過ごしてもらえるように、まずは快適な場作りから取り組み、交流のきっかけを生み出していきたいです。
単なる施設運営ではなく「人の手で育てられる場所」へ――。
洗練された機能的な空間だからこそ、そこに温もりを添えるのは心遣いあふれるコミュニティマネージャーの存在です。彼らが訪れた人を笑顔で迎えることで、12 KANDAに愛着を持つ人が増え、居心地の良い「居場所」の循環が生まれています。