お店の方が講師となり、プロならではの専門的な知識や情報、コツなどを無料で地域の方に提供する「まちゼミ」。全国的に広がっているこの取り組みが、Polarisが本社を置く調布でも実施されました。このイベントにPolarisは、自主運営しているコワーキングスペースco-ba CHOFUとして参加。「スキルと経験の棚卸しワークショップ」を2回開催しました。今回はそのレポートをお届けします。
【日時】2025年2月18日(火)10:30~12:00、2月20日(木)19:30~21:30
【場所】co-ba CHOFU
【参加者】各回5名(満席)
【講師】山本弥和(Polaris共同代表)・武石ちひろ(Polaris学び事業部ディレクター)
講座ではまず、自分の過去を振り返る意味について、現代の社会背景から説明しました。現代は、変化のスピードが速く、先行きが見通せない時代。そんな社会に翻弄されるのではなく、自分を主語にして、生き方を選択していくことが大切というお話がありました。とはいえ、それは簡単なことではありません。さまざまな社会規範や担っている役割によって、自分自身の気持ちよりも、正しさを基準に何かを選択した経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
Polarisでは、自分に根差した暮らし方、はたらき方を選ぶために、「心地よさ」に着目しています。自分の心地よい状態を知るためにも、過去の経験を棚卸しし、自分のライフキャリアを俯瞰して見ることが大切なのです。
ワークショップの意義を確認したら、いよいよワーク。ライフラインチャートと呼ばれる、自分の人生をグラフで現わしたものを作成します。
さらに、このチャートを読み解くためのワークを続けて2つ行い、ライフラインチャートを読み解くヒントを見つけていきました。5分、10分刻みで3つのワークに取り組みましたが、みなさん集中が途切れず、ペンが止まらない人も。最後の感想のシェアでは、「あのときは大変だったけど、振り返ってみると今の自分に繋がっていると気づいた」、「大切にしてきた価値観に気づくことができた」という声が聞かれました。改めて過去を振り返ることで、それぞれに気づきがあり、ワークに取り組んだお互いをねぎらい合う温かい時間となりました。
終了後に実施したアンケートでは全員から「満足」の評価をいただくことができました。アンケートの中から、参加者の声を一部ご紹介します。
今回は1時間半の講座でしたが、過去の棚卸しは1時間半で終わるものではありません。特にPolarisでは、振り返りのワークを行った後に、お互いにシェアし合うことを重要と考えています。誰かに聞いてもらうことで、思いがけない強みや、自分がとらわれている思考に気づくきっかけとなるからです。
一度のワークショップでやり切ることは難しいため、より深くライフキャリアの棚卸しを行う2回連続講座を開催することになりました。本レポートで興味を持っていただいた方にぜひご検討いただければ幸いです。
スキルと経験の棚卸し本講座
日時:2025年5月14日・21日(水)19:30~21:30
場所:co-ba CHOFU
お申し込みはこちらから。
仕事の選択肢が少ない地域でも、多様なはたらき方を増やすことを目指し、テレワークの技術を活用して地域に関わる仕事をする「わたす研究所」。
愛着のある地域で暮らし、はたらくために、2022年に秋田県藤里町に暮らす女性たちが立ち上げたワークシェアチームです。今回は、自分たちのまちで、地域の未来のために仕事を生み出してきた、「わたす研究所」の活動をご紹介します。
▼参考ページ
地域密着型ワークシェア事業 『藤里版しごとづくり・働き方推進プロジェクト』をスタート
秋田県北部に位置する藤里町は、世界自然遺産白神山地を有し、豊かな自然からの恵みとともに暮らしを営んできた地域です。農林業とともに、昭和の半ばまでは鉱山によって発展してきた歴史があります。
近年では日本社会全体の傾向の例にもれず、少子高齢化が進み、人口減少率は全国トップクラスの秋田県の中でも1位2位を争うほど。雇用の受け皿は少なく、事業者数も減少の一途を辿り、経済規模は年々縮小しています。仕事探しでは、町内の数少ない選択肢から選ぶか、町外に車で通勤するかという選択を迫られることになり、愛着あるこの町に住み続けたいと思っていても、結果的に仕事が理由で町外に転出するというケースも少なくありません。移住希望者・移住者(Uターンを含む)にとっても、希望する条件の仕事がないことが移住・定住を妨げる大きな要因となっています。
このような状況に対し、わたす研究所では、まずは特に働くことに制限の多い育児期の女性たちに焦点を当て、“お勤め”ではない働き方を選んでいけるしくみを運営。この取り組みを通じて、ゆくゆくは、今藤里町に住んでいる人にも、移住でこれから藤里町に住む人にも、働き方の選択肢や仕事を通じた地域との関わりしろを増やし、藤里町に愛着を持って暮らし続けられる人を増やすことを目指しています。
Polarisでは「暮らすとはたらくが愛着のある場所でつながる新しいはたらき方」を「Loco-working(ロコワーキング)」と称し、愛着のある街で柔軟なはたらき方を実現するための仕組み作りを行ってきました。
▼参考ページ
Loco-Working(ロコワーキング)とは
Polarisと藤里版ローカルベンチャー協議会の協働では、地域住民が自立して事業を継続していくことを見据え、Polarisのノウハウをそのまま藤里町で展開するのではなく、ロコワーキングで大切にしていることを踏まえつつ「藤里町に暮らす人たちにマッチするやり方」を地域住民自身で作っていくことを肝要としました。
例えば、テレワークや副業に不慣れなメンバーに合わせて業務の進行スケジュールを余裕のある設定にしたり、各自が自宅で作業出来る業務内容でもメンバーの希望があれば集まってお互いに確認し合いながら取り組んだりしました。
一方で、「多様な人それぞれが、ここちよくはたらくことが大切。多様な人と進んでいくことで見える景色がある」という文化はPolarisと同様にわたす研究所でも大切にしています。
中心となって進めるメンバーとそれ以外のメンバーで、温度感やスピード感が異なってしまうことはよくあることですが、そのような違いを前提とし、しかし一部の人が負担を負うのではなく、「その時に発揮できるそれぞれの強みを活かし、弱みを補い合う」ことで、多様な人が関わることができる柔軟なはたらき方の仕組み作りを実現します。
座談会やワークショップなどを通じて、メンバーそれぞれのはたらくことや暮らすことへの想いを深堀りし、丁寧にコミュニケーションを取ることで、関わる全ての人同士がじっくりと信頼関係を築いていくことを重ね、わたす研究所はスタートしました。
わたす研究所のメンバーのほとんどが本業を持つ、子育て期の女性たちです。
「自分の暮らす地域で、子どものそばで、やりがいや生きがいを感じられる仕事をしたい」
「愛着のある地域に貢献できる仕事がしたい」
という想いから「地域とのつながりを感じられるお仕事を」と掲げて、主に以下のような業務を受託しています。所属するメンバーとワークシェアをおこない、地域住民視点を活かして取り組むことで、クライアントに付加価値を届けようと取り組んでいます。
例えば、自治体から受注したアンケート業務では、定数的な評価に加え、地域住民目線で考察した定性的な評価も届けました。子どもが少ないからといって子育て支援を減らしてはならないように、効率的な発想だけでは地域を守れないと、わたす研究所のメンバーは考えています。目の前の課題の先には、自分や子どもたちの未来があります。一人ひとりの視点を大事に届けたいという想いで、小さな声を大事にしています。
また、情報発信業務では「ふじさとのいきかた」という移住者向けの情報サイトで取材やライティング業務を受託しており、地域住民が取材したりインタビューしたりすることで、当事者視点を活かした記事の発信につながっています。ときには、顔見知りの方へ取材をすることもあるので、安心して話していただくことができ、地域の本当の魅力がにじみ出る情報サイトになっています。
わたす研究所のメンバーには他のエリアからの移住者もいます。どんな地域でも、既存コミュニティに外から人が入るにはきっかけが必要です。チームではたらくことや、仕事を通して地域の人と接することは、さまざまな人が地域コミュニティへの関わりしろを作ることにも繋がっています。
「藤里町で多様な働き方を増やしたい」という想いをどのように具現化していくか悩んでいたときに、当時Polaris役員だった野澤恵美さんから「新しいものを導入するときには具体で見せた方が良い。見たことがないものに対してやりたいかと聞かれても、やりたいかどうかすらわからない」と言われたことが印象に残っています。具体を示すために、Polarisと協働することを決めました。
約2年間の伴走期間はもちろんですが、その期間が終わった後もPolarisのみなさんが気にかけてくださっていることがとてもありがたいです。
伴走期間中に何度も藤里に足を運び、現地の熱量をよく理解していた当時の役員の方から、「今後の起業の参考のために、絵里子さん自身が実際にPolarisで業務メンバーとして稼働してみたら」と声をかけてもらい、Polarisの事務局業務に携わった経験は、わたす研究所を運営していく中でとても役に立っています。また、代表の大槻昌美さんには、困ったことがあると相談したり、藤里町でのマラソンレースに毎年参加してくれるのも嬉しく思っています。ずっと気にかけてもらっているからこそ、今のわたす研究所があります。
この2年で登録メンバーも少しずつ増え、家庭と普段の職場以外のいわゆるサードプレイスとして機能している部分もあり、ゆるやかに「仕事軸のコミュニティ」になりつつあると感じます。私自身も幼子を抱え亀の歩みで、起業当初に描いていた法人化とはほど遠いところにいますが、細くとも長く続けていければと考えています。
Polarisの「Loco-working(ロコワーキング)」は様々なエリアでそこに暮らす人々の想いを受け止め大切にしながら、多様で柔軟なはたらき方を実現する仕組み作りをすることを目指しています。その地域に合った「未来におけるあたりまえのはたらきかた」をその地域の人たちと共に作っていきます。
2025年1月24日および2月28日に開催された女性ワークチャレンジ移動サロン(主催:東京しごとセンター)に弊社共同代表の山本弥和が登壇。業務委託というはたらき方や、企業から事業の一部を請け負うというビジネスの仕組みについて紹介しました。
また、同イベント内のプログラム「企業交流会」に参加。Polarisに興味をお持ちいただいた求職者の方からのご質問、ご相談に個別にお応えしました。
日時:2025年1月24日(金)10:30~14:20
場所:すみだ産業会館 9階 第1‐第2会議室
日時:2025年2月28日(金)10:30~14:20
場所:TKP 新宿カンファレンスセンター 5階 ホール5E
※共に東京しごとセンター主催
企業交流会には、Polarisのワークシェア事業の担当者が参加。イベント参加者の方から個別にご相談やご質問をお受けしました。特に多くご質問いただいたのは、業務委託について。注目が集まった質疑をご紹介します。
Q1. 業務委託は不安定なのでは?
A1. 自分ではたらく場所や時間を選べる魅力があり、複数の仕事を持つことも可能です。
Q2. 特別なスキルがないとはたらけないのでは?
A2. 多種多様な仕事があるので、高スキルがなくても、自分の経験を活かしてはたらくことができます。
また、はたらくことに制約がある方を中心に、Polarisのチームではたらく仕組みについて共感の声をいただくことも多く、「誰もが心地よく暮らし、はたらける社会」に向けて取り組んでいきたいという思いを改めて感じる機会となりました。
「地域に顔見知りを増やそう!」を合言葉に、2024年5月より合同会社パッチワークスさんとPolarisで共同開催している「調布交流会」。
6回目は、2025年3月14日(金)19時15分から21時30分で神代団地 集会所をお借りして開催します。今回は、川を挟んですぐの狛江市の人とも交流出来たらということで「調布狛江交流会」としています。
2か月に1回の開催で、通常調布駅そばの会員制コワーキングスペース「co-ba CHOFU」を会場としていますが 、2025年は調布近隣のいろんな場所でも出張開催していきたいと思っています。
前回の様子はこちら→
参加者は、不動産、建築、デザイナー、メディア、プログラマー、店舗、カメラマンなど職種も年代もバラバラ。
開催場所を変えることで、出会える人にも広がりが。初参加の方も、何度も参加されている方も、ご自身の分+αの食べ物と飲み物を持ってお気軽にご参加ください。
名称:調布狛江交流会 @神代団地 Vol.006
日時:2025年3月14日(金) 19:15〜21:30
場所:神代団地 集会所
住所:東京都調布市西つつじヶ丘四丁目23番地
交通:京王線「つつじヶ丘」駅南口より徒歩13分
内容:マイクで自己紹介+交流
参加費:500円
飲食:持ち寄り(ご自身の分+αお持ちください)※お酒可
申込:事前申し込み制
資格:調布 狛江が好きな方ならどなたでも。※勧誘やセールス目的はお断りします。
独立行政法人 都市再生機構
お申し込みはこちらから
東京都調布市で運営するコワーキングスペース「co-ba CHOFU」の会議室を即席スナックにしつらえ、地域の人がママ、マスターになってカウンターに立つ「スナックPolaris」。
その日偶然居合わせた人同士で、ママ、マスターが掲げた“3つのハッシュタグ”にちなんだ会話を楽しんでいく交流イベントで、2023年10月より月1回開催しています。
2025年2月は以下日時で開催予定です。
2025年2月7日(金)19:30-22:00 長尾マスター
#サウナ #教育 #福祉
https://fb.me/e/2EYWH3I4j
3月以降の予定については、Polaris公式Instagramやフェイスブック等でお知らせします。
こぐま座のアルファ星「Polaris」は、地球の自転軸の北の天極にある星。それゆえ北極星と呼ばれ、かつては船乗りや旅人を導いてきました。
位置が変わらないと言われていたPolarisも、厳密に言えば地軸が微妙にずれているため、数千年という長い目で見ると、真北に位置する星はのちのち別の星へと移り変わっていきます。
軸は人それぞれにあり、自分軸のその先にあるのが北極星。
軸は絶対ではなく、変わりうるものでもある。
違う目的地を持つ人たちがそれぞれの旅路の中で、時々Polarisを見上げてその道を確認する、自分に立ち返れる、そんな場所でありたいと「スナックPolaris」と名づけました。
ママ、マスターには、今の自分自身や関心ごとを表す“3つのハッシュタグ”を決めていただき、そのテーマや、ママ・マスター自身に興味を持った方がお客さんとしてスナックに来店します。
ママ、マスターをやると、自分と同じ興味関心を持った人と一番多く繋がることができるというメリットも。自分の活動を広めたい、仲間を見つけたい、知見を広げたい、そして知り合いを増やしたい人にオススメです。
お客さんは出入り自由、予約不要で参加費1000円となっています。
ご帰宅前のワンクッションで、お気軽にお立ち寄りください。
マスター紹介
あたりまえを飛び越えよう 関わる人をちょっと幸せに。
関わる人の人生を豊かに。
創業23年目入る株式会社LU.TWIYOの代表取締役。
調布では調布企画組、持続可能な福祉事業であるそらかなBASE、飲食店の紗ら+を運営。
多方面に渡るBtoBビジネス、地域活性ビジネスとコミュニケーションをテーマに活動。映像・WEBサイト・イベント・紙媒体などさまざまなツールを用いて対象の魅力を表現する企画提案・制作~そこに至るまでのファシリテーションを得意とする。
https://twiyo.lu/
「スナックPolaris」に対するお問い合わせ
info.coba.chofu@polaris-npc.com
これまでのライフキャリアを振り返り、今につなげよう
変化のスピードが速いだけでなく、人生100年時代と言われる現代。これからどのように生きていくか、不安になってしまうこともありますよね。そんなときは、これまでのライフキャリアを振り返ってみましょう。自分が積み重ねてきた経験や、自分が生きてきた環境。それらを振り返ることで、今に繋がる気づきが得られるはずです。
本講座では、ライフラインチャートを使い、自分のこれまでのライフキャリアを振り返ります。働き方を変えたい方、再び働きたいと考えている方におススメの講座です。
過去を変えることはできませんが、過去を捉え直すことは何度でもできます。
今、そして未来へ続く自分の物語をひも解いてみましょう。
◆日時:
①2025年2月18日(火)10:30~12:00
②2025年2月20日(木)19:30~21:00
※どちらも同じ内容です。
◆会場:co-ba CHOFU
〒182-0026 東京都調布市小島町2-51-2 寿ビル2F
※京王線調布駅徒歩1分
◆定員:各回5名
※定員になり次第締め切りとさせていただきますので、お早めにお申込ください。
◆参加費:無料
◆主催:非営利型株式会社Polaris
※本講座は、調布まちゼミ内で開催されます。
参加者多数の為、受付は終了いたしました。
お申し込みはこちらから
Polarisは、2024年7月をもって、13期目を終了いたしました。
13期目の一年をさまざまな角度から振り返り、事業内容や成果などをまとめております。ぜひご覧ください。
福岡県糸島市(以下、糸島市)で2024年9月から開講している「働きたい女性のためのデジタルワーク講座」。糸島市在住の女性で、デジタルツールを使った仕事に興味がある人、子育てや介護などで離職し、再就職を希望している人などを対象とした、全5回連続の講座です。その入門編として、第1回目の「軽やかにデジタルを使いこなすマインドセット」が男女共同参画センターラポールにて9月26日(木)に開かれ、弊社ファウンダーの市川望美が登壇しました。
今回は、本講座での模様をレポートします。
日時:2024年9月26日(木)10:00〜12:00
場所:男女共同参画センターラポール
講師:Polarisファウンダー 市川望美
今回の受講者を糸島市が募ったところ、定員10名に対して20名の応募がありました。年齢層も上は60代から下は30代までと幅広く、デジタルツールを使った仕事への関心が高いことが伝わってきます。
※全受講者数12名
講座は、Polarisの創業のきっかけとなった市川自身のキャリアサマリー、Polarisの創業への思いやミッション、簡単な事業の紹介からスタートしました。
ここからは、当日の講座の内容をご紹介していきます。
Polarisは、「未来におけるあたりまえのはたらきかたをつくる」をミッションに掲げ、誰もが暮らしやすく働きやすい社会の実現を目指して立ち上げた会社です。創業当初、私自身が子育てをしている当事者だったこともあり、当事者の立場から子育て中の女性たちのための組織になることを目指しました。自分の子どもたちが社会の入り口に立つ頃までに、新しい選択肢を増やしてもっと働きやすい社会にしたいと願い、現在にも未来にも希望を持てる組織になることを目指して事業を進めてきました。子育て中の人ならではの働き方への多様なニーズ(在宅ワーク、短時間、仲間など)を満たした、多様で柔軟な働き方ができる場所を整えれば、どんな人にとっても働きやすい社会になっていく、育児中の女性を含む、制約のある人々が活躍できる仕組みは、働くすべての人々にとって必要なものだと考えてのことでした。
そのため、Polarisは創業当初からデジタル技術の活用を前提としてきました。単にデジタルを活用するだけでなく、地域に根ざした暮らしを大切にしながら、いつでもどこにいても常にチームメンバーと繋がれる環境を整備しています。
デジタルツールを活用するスキルは、現代のライフスタイルを尊重しつつ、働き方を最適化するために不可欠です。実際にデジタルを使いこなせるようになると、さまざまなメリットを感じられるようになります。
まず、仕事の種類や働き方の選択肢が格段に増え、すぐにでも働くことができます。住む場所も時間も問わないので、糸島にいながら東京の会社に在籍して、他の地域に住んでいるメンバーと仕事をすることも可能です。
また、デジタルツールを活用できると、自分なりの情報の見極め方が身につき、仕事をする際のリテラシーも磨かれますし、幅広い人と仕事をすることで、仕事の仕方や考え方が広がります。すると、対応の選択肢が増え思考や発想が柔軟になり、今までの「こうあらねばならない」といった思い込みを少しだけ緩めてくれます。日々暮らす環境の中に働くことを入れていきやすくもなりますし、0か100か、ではない暮らし方や生き方を取り入れやすくなります。子どもの年齢が低いうちは、仕事をしたいというこちらの事情を察してくれないので、正直イライラしてしまうこともありますが、同じような境遇にいる仕事仲間に話すことで救われたり、共感し合えたりできます。
反面、デメリットも多くあります。デジタルツールが常にあり、いつでも仕事をできる状態が整っているので、家事や育児でちょっとした時間ができると仕事をしてしまいがちです。仕事と生活の境界線が曖昧になっていくことも、ときには負担があるかもしれません。加えて、在宅ワークは仕事の話を気軽にする相手が近くにいないので、孤独になりがちです。相談しづらくて抱え込んでしまうこともしばしばです。だからこそ、緩やかなコミュニティの中で協力し合い、こうしたデメリットを和らげる機会を意図的につくるなど、できることがたくさんあると感じています。
また、デジタルワークだとテキストベースでのやり取りがほとんどなので、顔が見えず、不安を感じることもあります。ほかにも、人によって解釈が異なる「締め切りは夕方ね」「これは急ぎで」といった指示で、行き違いが起こることも。日時を指定・確認する、コミュニケーションツールの通知時間をあらかじめ設定しておくなど、デジタルツール活用ならではの付き合い方が必須です。それから、長時間座っているので体のケアも大切です。
よりクリエイティブな仕事をしたい、事業者や経営者を目指したいと考えたときには、デジタルツールを使うだけでなく、一歩踏み込んだ視点が必要になります。それは、メンバーがより良く働けるような仕組みづくりはどうしたらいいかということや、クライアントや社会への価値提案を考えることです。
Polarisでも、ただ「デジタルツールで仕事ができます」ということを打ち出しているのではなく、「誰もが暮らしやすくはたらきやすい社会の実現」のためにはデジタルを活用した多様な働き方が必要であると考えています。さらに、その働き方自体が生み出す新しい価値を提案し続けています。
デジタルスキルを身につけて企業で働いたり起業したり、フリーランスとして業務委託で働いたりすることも可能です。ただ、アプリやシステム開発ができる、Webページのデザインが作れるといったことももちろん立派なスキルですが、最近は多様なデジタルツールがあるので、そこだけに固執する必要もありません。例えばChatGPTやGeminiといった生成AIツールをとりあえず触ってみるのも、スキルアップの一つです。上手な人に教わってみたり、逆に誰かに操作の仕方を教えたりして、自分次第で立派なスキルにできるところが、デジタルツールの良いところです。スキルを磨いた方がいいですが、「勉強しようと構えなくても、デジタルリテラシーを上げる方法は意外にたくさんある」ことを知ってほしいと思っています。
私自身、個人情報を取り込んだカードをスマートフォンで読み取る「デジタル名刺(プレーリーカード)」で、去年から名刺交換をするようになりました。「デジタルって難しそう」と身構えずに、いろいろなツールをぜひ使いこなしてみてください。
講義の後は、複数のグループに分かれ、「ジョハリの窓」*を使ってスキルと経験の棚卸しワークショップを実施。
*「ジョハリの窓」:自分と他者との認識のずれを理解するために活用される心理学モデルの一つで、アメリカ・サンフランシスコ州立大学の心理学者ジョセフ・ルフト(Joseph Luft)とハリー・インガム(Harrington Ingham)が考案。
受講者の皆さんは、紙を机に広げ、互いに自らの経験を話しながら4つの欄を埋めていきました。15分の制限時間はあっという間に過ぎていきましたが、グループでディスカッションしながら自分のこれまでを振り返ったことで、自らの新たな可能性に気づいた受講者も多くいたようです。
最後に、受講者から寄せられた感想の一部を抜粋してご紹介します。
「デジタル」と聞くと、馴染みがないと感じる人にはやや敬遠されがちですが、日々触れているスマートフォンから情報を発信したり、スケジュールをカレンダーアプリに入力したり、ビデオ通話を使って誰かと話したりすることもデジタル活用の一つです。さまざまなツールを上手く組み合わせ、まずは触って慣れること。自らを振り返り、スキルを棚卸ししてみることで、新たな自分に出会えるのではないでしょうか。
お買物のこと、お出かけのこと、グルメやアクティビティなど、子育てや保育園、小学校のことなど、王子エリアにお住まいの方の「ふだんの暮らし」について、お話しいただける方を募集します。
こんな方を探しています!
いずれも年齢が30代~40代の方、JR京浜東北線、東京メトロ南北線 王子駅が最寄りの方で、現在のお住まいのエリアに1年以上在住されている方。
インタビュー取材と動画の撮影を行います。
日程:11月16日(土)~11月24日(日)のご都合の良い日程
所要時間:計3時間程度(取材:1時間程度 撮影:1~2時間)
謝礼:10,000円
撮影場所:王子駅周辺
ご参加いただける方は、下記のフォームよりアンケート回答にご協力をお願いします。
ファミリーの方
DINKS/プレファミリーの方
応募者多数によりご参加いただけなかった場合については、アンケートに回答していただいた謝礼として、500円分のAmazonギフト券をご登録いただいたメールアドレスにお送りいたします。
件名:【王子エリア】取材の件
メールにてお名前を記載の上、ご不明な点などございましたら、お気軽にお問合せください。
お買物のこと、お出かけのこと、グルメやアクティビティなど、子育てや保育園、小学校のことなど、朝霞エリアにお住まいの方の「ふだんの暮らし」について、お話しいただける方を募集します。
こんな方を探しています!
いずれも年齢が20代~40代、東武東上線 朝霞駅が最寄りの方で、下記の所在地内にお住まいの方。
埼玉県朝霞市 本町1丁目
溝沼1~7丁目
岡1丁目
※「駅から離れているけどこういうところが住みやすい」ということを語っていただきたいです。
インタビュー取材と静止画の撮影を行います。
日程:10月26日(土)~11月4日(月・祝)のご都合の良い日程
所要時間:計3時間程度(取材:1時間程度 撮影:1~2時間)
謝礼:10,000円
撮影場所:朝霞駅周辺
ご参加いただける方は、下記のフォームよりアンケート回答にご協力をお願いします。
ファミリーの方
DINKS/プレファミリーの方
応募者多数によりご参加いただけなかった場合については、アンケートに回答していただいた謝礼として、500円分のAmazonギフト券をご登録いただいたメールアドレスにお送りいたします。
件名:【朝霞エリア】取材の件
メールにてお名前を記載の上、ご不明な点などございましたら、お気軽にお問合せください。