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投稿者:スタッフポラリス

「cococi×co-ba CHOFU」にかけた想い
~つながりの根が大樹になるまで~

2021年3月1日、Polarisの事務所「cococi」と、Polaris運営の会員制コワーキングスペース「co-ba CHOFU(コーバ チョウフ)」が融合し、調布駅より徒歩1分の場所に移転しました。


Polaris新オフィス「cococi×co-ba CHOFU」紹介


内装工事をお願いしたのは、「ともにつくること」をコンセプトに、床張り・壁塗りといった施工を「DIT(Do It Together)ワークショップ」という形で進めていくKUMIKI PROJECTさんです。

コロナ禍の影響により、同じ場所で共に過ごすことが減った今だからこそ、Polarisでは、「場」に「こと」や「人」が集まり、時間を共有することを見つめ直しています。そこで起こるシナジーと、その先に描くものについて、KUMIKI PROJECTのくわばらゆうきさんと、Polarisの大槻、野澤が語り合いました。

実際にcococi×co-ba CHOFUをDITする様子

INDEX

「ともにつくること」は愛着のある「居場所」をつくる

―KUMIKI PROJECTさんは、「ともにつくること」を通じて人と場の可能性を広げるために、DITワークショップを通した空間づくりを手掛けられていますが、単に空間をつくるのではなく、「ともに」つくることにこだわる背景を教えてください。

くわばら)10年前、陸前高田市で復興支援活動をしていたのですが、その時にみんなでともにつくった集会所が、地域の人たちの居場所に変わるのを目の当たりにしました。それ以来、ともにつくることでそこが居場所になっていく、ということにこだわりたいと思って事業を行っています。

単なる場所が人の「居場所」に変わるためには、何があればいいんだろう?と考えたときに、「そこにしかない〇〇がある」と言えるといいのでは、と思いました。「好きな人たちが集まっている」「一緒に作った記憶がある」「自分が作った家具がある」といった「そこにしかない〇〇」「愛着を持って接することできるもの・こと」がその場にあることが必要だと感じています。そういった「愛着のあるもの・こと」を、ともにつくることで生み出していきたいというこだわりがあります。

愛着の生まれ方も、たまたまそこに居合わせて、たまたま一緒に一つの家具を作った、というような、偶発性の積み重ねが、愛着に変わっていくことに必要なのではないでしょうか。
コンセプトを作り込んで、デザインがきれいに作られた空間は日本中にあふれています。しかし、「居場所」を感じることは少ないように思えます。そこで、「ともにつくる」という手法を使うと、偶然の出会いが積み重なり、愛着やオリジナリティが湧いて、「居場所」になると考えています。

cococi×co-ba CHOFU DITワークショップ2日目の集合写真

―Polarisは、「未来におけるあたりまえのはたらき方」を作るために、創業時からリモートワークをベースにした事業設計をしたり、履歴書に書けないキャリアを可視化したりと、会社視点ではなくはたらく側の視点で事業を創出しています。今回co-ba CHOFUの内装設計をKUMIKI PROJECTさんと一緒に進めようと思ったきっかけを教えてください。

野澤)以前よりご縁があって、くわばらくんがやっているKILTA(キルタ)という財団の評議員として参加しています。KILTAには「DITインストラクターの養成事業」があり、壁塗りや床張りといった空間づくりをしたい人たちを伴走する人を育てています。この人はDITファシリテーションにおいて「困っていたら助けるが、過剰に手は出さない」というスタンスで臨みます。
私もDITワークショップを何度か体験しましたが、参加者はDITの舞台である物件のオーナーや、DITに興味を持った、ものづくり素人の方たちでした。しかし、立場に関係なくフラットな関係性の中で、ともにつくる様子を見て、魅力を感じました。そういう作業の進め方を作り出したくわばらくんを全面的に信頼できましたし、Polarisとも親和性があると感じました。
また、Polarisの事務所もco-baに融合することになりました。co-ba CHOFUに関わる人が増えるからこそ、DITをすることで、多様な人がフラットな関係でともに「co-baにいる」ことができるよう、DITの依頼を決めました。
実際に今回の「cococi×co-ba CHOFU」の内装DITワークショップでは、co-baのコミュニティマネージャーや会員さんやその家族だけでなく、Polarisスタッフやクライアント、普段からお付き合いのある地域の方にも声をかけ、ともにつくる経験ができました。

DITファンの方とクライアント、スタッフの子どもが一緒に作業

「働きすぎないゆとり」が優しさを生む

―co-ba CHOFUの空間づくりに当たり、両者で話されていた「大事にしたいこと」について教えてください。

大槻)コミュニケーションをしやすいレイアウトやしつらえと、時には仕事の手を休めてリラックスできる場所が欲しい、というこだわりがありました。

くわばら)コンセプト文に入っていて面白いと思ったのは、「働きすぎないゆとり」ということでしたね。座席と電源だけでなく、時にはリラックスできる空間について考えていく中で、「ヒノキの床材を使った小上がり」が生まれました。リモートワークが当たり前になり、仕事と暮らしの境目も余白もなくなり、つい仕事をやりすぎてしまいがちです。コミュニケーションが活発になるには、ゆとり、余白が必要ですよね。それが、「働きすぎないゆとり」にもつながって納得でした。

日差しが差し込む、ヒノキ材を張った小上がり

―実際にワークショップを経て感じていること、その場で聞こえてきた声を教えてください。

野澤)例えばバーベキューなどで一緒に料理を作ることもできますが、家具をつくる方が共同感を強く感じました。
今回、本棚も作りましたが、木材が重くて、何人かで力を合わせないと組み立てられませんでした。誰かの手を借りないと作れない、ということが料理よりもたくさん起きたのです。

可動式本棚づくりの様子

大槻)4日間のワークショップの中で、普段は役職や役割を通して関わってきた人たちが、「co-baをつくる」という協同作業を通して、まさにフラットな関係性を築くことができました。壁塗りや小上がりの床張り作業では、会員さんやスタッフのお子さんが大活躍で、大人が働く場が、子どもたちの手を借りて完成したのです。多様な人が、お互いを気遣いながら作業する様子は、とても幸せな景色でした。

子どもたちによる壁塗りの様子

そして、「ともにつくる」ことに巻き込み力の強さを感じました。自分たちが作業しているからこそ「一緒に作りませんか?」と声をかけやすく、偶然近くを通りがかった知り合いが立ち寄ってくれるなど、偶発性が積み重なっていきました。
このワークショップを通して、関わった人たちにここを「自分の居場所」だと愛着を感じてもらうことができたのでは、思っています。

くわばら)中には、参加者同士のコミュニケーションや優しさに癒されて、涙を流された参加者がいたそうですね。そんな建築の現場があるなんて聞いたことがなかったから、ああ、有難いなぁと思いました。
これは別にKUMIKIがつくる場がすごいわけではなく、僕らは鏡のような存在だと思っています。ワークショップが、依頼者の培ってきた関係性の豊かさを、分かりやすく可視化する場になっているのです。

調布に根を張り巡らせ、街に息づく「場」へ

―co-ba CHOFUで今後挑戦したいこと、「場」に期待したいことはなんでしょうか?

野澤)地域をさらに意識して、「調布の足場」の一つとして在りたいです。これから駅前再開発もあるため、景色や文化・風土・行き交う人が変わっていくと思いますが、面白くない街にはしたくないですね。「場」を作りましたが、閉じずに、街のプレイヤーがヤンチャできる場所にしていきたいと思います。

大槻)「おかえり」と言える場所になったらいいなと思っています。そして、今回作った場で人がつながった、「その先」に関心があります。コンセプトに「つながりの根を張り巡らせる」とありますが、co-baという根っこからどんな枝が伸びていくのか、とても楽しみです。

小上がりには明るい陽射しが差し込み、居心地のよい空間が広がります。

たくさんの人の手を借りて完成したcococi×co-ba CHOFU。これからも様々な「ともにつくる」を積み重ね、「つながりの根を張り巡らせる」ことでしょう。ここにしかない大樹に成長していく様子を、今まで関わってくださったみなさまと、これから出会うみなさまと共に見守っていければ幸いです。


ワークショップの様子が動画になりました

ワークショップの様子をまとめた動画が完成したので、ぜひご覧ください。
投稿者:スタッフポラリス

Polaris新オフィス
「cococi×co-ba CHOFU」紹介

弊社は2021年3月1日に、調布市仙川町(京王線仙川駅)より、調布市小島町(京王線調布駅)へ移転いたしました。
移転後は、同時期にリニューアルオープンしたco-ba CHOFUと融合し、今までの「ここちよくはたらき、ここちよく暮らす」という思いのこもったワークスペース名”cococi“の名称を引き継ぎ、「cococi×co-ba CHOFU」として新たなスタートを切りました。

今回のリニューアルでは、内装設計から「KUMIKI PROJECT」へ依頼。KUMIKI PROJECTのコンセプトに基づいた DIT(Do It Together)ワークショップを行い、co-ba CHOFUに関わる皆さんや事業でご一緒している方々、Polarisメンバーや子どもたちと一緒に、小上がりの床を貼ったり、壁にペイントしたり、机や本棚を組み立てていきました。こうして同じ場所、同じ時間に目的を同じくすることで、Co-ba CHOFUが愛着を持てる場所となりつつあります。

今回は新しくなった弊社オフィス「cococi×co-ba CHOFU」を紹介いたします。

調布駅広場口から徒歩1分の好立地!

「cococi×co-ba CHOFU」は、京王線調布駅の「広場口」を出ます。調布市グリーンホール前の広場を抜けた先にあるLAWSONの右斜め向かいのビル2階になります。

駅前広場
外観
看板
入口
夜はcococi co-baのサインが浮き出る

つながりの根を張り巡らせる「ワーク+コミュニケーション」空間へ

「cococi×co-ba CHOFU」は、効率よく仕事をこなすための場ではなく、通う人たちに自然と交流が生まれるような、また、ほっと一息つけることで新しいアイデアが生まれるような、「働きすぎないゆとり」をコンセプトにしています。
レイアウトは、植物の根を模したようにワークテーブルが配置されており、人と人との視線をずらしながらも、対話もしやすい空間を生み出しています。

このワークスペースでは、コワーキングスペース「co-ba CHOFU」の会員さんとPolarisの業務メンバーとが混ざりながら仕事をしています。

アクセントウォールのグリーンの色がポイント
大きな窓から光が差し込み明るいスペース
人同士の視線はズレるが対話はしやすい配置
壁側の席ではちょっと集中して作業も
ときには隣の人と雑談も

cococi × co-ba CHOFU のおすすめポイント

その1 大きな窓とヒノキの小上がり

cococi×co-ba CHOFU は、フロア全体が靴を脱いで上がるスタイルのため、小上がりはくつろぎのスペースになっています。
時にはゆっくり食事したり、周りの人と雑談したり、一人で本を読んだり。
ゆくゆくは、この小上がりを使って、イベントやセミナーなども行う予定です。

大きな窓から差し込む光
小上がりでリラックス

その2 オンラインブース

発話の多いオンライン会議や集中して作業したいときに、ちょっと籠もれるスペースです。

周りの目を気にせず集中

その3 卓球台にもなるワークテーブル

定員6名のミーティングルームには、卓球台になるワークテーブルがあり、ちょっとした遊びゴコロもプラス。
DITで塗ったイエローグラスカラーの壁がアクセントとなり、パッと明るい室内です。

イエローとグリーンが差し色に

はたらくと暮らすをミックスしよう

「cococi×co-ba CHOFU」は、私たちがつくっていくのではなく、関わる皆さんと共に育てていく、そんな場にしていけたらと思っています。
これからも、Polarisは調布の街で、仕事を通して、更に多様な人たちが混ざりあう働き方、ライフスタイルを提案し続けてまいります。

cococi ×co-ba CHOFUのコンセプトボード

新住所

郵便番号 〒182-0026
東京都調布市小島町2-51-2 寿ビル2F
京王線調布駅徒歩1分 

投稿者:スタッフポラリス

11/11(月)チームではたらく「セタガヤ庶務部」説明会開催@仙川cococi

子育て中の女性はまとまった時間を働くことに使うのが難しい現実があります。
預け先の問題や子どもに寄り添いたい気持ち、その一方で働くなら責任を持ってコミットしたい気持ち。

また、今子どもに寄り添う選択をしてもいずれ子育ては終わります。
その時になってはたらきたいと思っても自分がやりがいをもってコミットできる仕事に出会う可能性は残念ながらとても低くなってしまいます。

セタガヤ庶務部では「小さくても働き続けること」で自信を失わず、子どもの成長に合わせて、また自分のライフステージに合わせて働く選択肢を持ち続けることを応援しています。

続けることで次のステップが軽くなる。
続けることで働く仲間を持ち続けることができる。
働くことで社会とのつながりを確かなものにできる。

今の暮らしも大事にしながら未来の自分や子どものために一緒に働きませんか?

実際にどうやってチームで働いているの?
今の自分が力を発揮できる仕事はあるのかな?

少しでも気になったら、一度説明会へご参加ください。子連れでもOKです。

開催概要

日時:11月11日(月)10:00~12:00

場所:cococi
東京都調布市仙川町1-16-4 栗本ビル3F

定員:8名
※定員になり次第締め切りとさせていただきますので、お早めにお申し込みください。

【お申し込み】
お申し込みはこちらよりお願いいたします。

【お問い合わせ先】
お問い合わせはメールでお願いいたします。

投稿者:wp_admin

cocociオープン5周年記念イベント

こちらのイベントは終了しました。たくさんのご参加ありがとうございました!


2016年8月20日(土)、わたしたちPolarisが運営するワークスペース、”cococi“がオープン5周年を迎えます。 毎年、新しい1年にむけての決意表明や、お世話になった皆さんへの感謝の機会としてイベントを開催しておりますが、今年は5周年という節目もあり、地域で多様なはたらきかた実現に向けて実践を重ねるゲストを全国各地からお迎えして、「愛着のある場所で暮らし、はたらく」ためのコツについて学ぶ機会を設けたいと思い、以下のようなイベントを企画しています。
それぞれの想いをベースに、一つ一つ形にしていっている皆さんの事例や参加される方との対話を通して、それぞれの事業の大きなヒントになれば、と思います。
愛着のある地域で多様な働き方を実現するための仕組みや、地域からの新しい価値創造、シゴト軸のコミュニティづくりに興味のある方でしたらどなたでも大歓迎です。ふるってご参加ください!

2016年のテーマ 「それぞれの旅」

Polarisという小さな会社とご縁を結んでいただいた皆さんとともに、それぞれの成長の道筋を示し、成果や課題、未来への想いを伝え「共有知」とするための場を設けます。
午前中はPolarisからの実践の報告と未来への展望、パネリストを迎えてのトークセッションを行い、午後は分科会形式で各地域のみなさんの実践をこれから取り組む人たちへシェアする形で進行いたします。テーマは、私たちPolarisによく頂く質問をベースに、3つのテーマを設定しました。

プログラム

午前の部

10:00-11:00
Polarisからの発信:ソーシャル・フランチャイズトライアルの報告と未来への展望
非営利型株式会社Polaris 代表取締役CEO 市川望美 ほか
11:00-12:00
パネルディスカッション
2015年度、それぞれの地域特性や団体の強みをいかしたフランチャイジー向け研修プログラムを導入し、トライアルを行ってくださった事業者さんとのパネルディスカッション

【ゲスト】
●NPO法人チルドリン徳島(徳島県徳島市)
野田由香さん【ICTコーディネーターの育成】
●日栄不動産(東京都杉並区)
松本弘子さん【新規事業立ち上げ、研修】
●ブンキョー庶務部 (東京都文京区)
小中冨 菜穂さん 【エリアマネジメント、コーディネーター育成】
●NPO法人キッズバレイ(群馬県桐生市)【地域活性化のファシリテーター育成】 ※Polarisよりご紹介

ランチセッション|12:00-13:00

午後の部|13:30-16:30 地域発ワークシェアモデルの実践

仲間づくり(1330-1430)
地元で心地よく暮らし、はたらくための「シゴト軸のコミュニティ」を立ち上げる仲間を探したり、チームを創るための取り組みやコツを伺います。仲間探しからはじめたい人の参考になるため、まさにこれから地元で仲間を募ろうとされているゲストもお迎えします。
【ゲスト】
● Firste(広島県呉市) 光井祐子さん
● ブンキョー庶務部(東京都文京区) 藤井晶子さん
● シェアオフィスSSS(茨城県水戸市) 松橋裕子さん
シゴト軸のコミュニティと場(1430-1530)
ワークスペースやコミュニティカフェなど、実際の「場」を持ちながら地域に新しいコミュニティづくりに取り組む皆さんと、これからの「場」の運営について考えます。
【ゲスト】
● NPO法人チルドリン徳島 野田由香さん
● NPO法人彩結び/いろむすびcafe 赤星裕美さん
営業と価値提案(1530-1630)
人と仕事と場があれば、「シゴト軸」のコミュニティがうまれるわけではない。事業を持続可能なものとするための提案や営業、事業の立ち上げ方、人材のマネジメントなど、「地域からの新しい価値創造」に向けた取り組みの事例をご紹介します。
【ゲスト】
● 日栄不動産(東京都杉並区)松本弘子さん
● 合同会社Loco共感編集部

クロージング|16:30-17:00


■ 参加費

一般 3000円(一日チケットになります。午前のみ、午後だけといった参加形式もOKです)
学生 2000円(チケット購入時割引コード「学生」をご利用ください)

※庶務部メンバー、Polarisスタッフ、ファシリテーターは無料です
※登壇者からのご招待の場合は招待チケットでお申し込みください。
※ご希望の方はスワンベーカリーのランチボックスをご用意する予定です。
事前にお申し込みください(お支払いは当日)

■ キッズスペースについて■

お子さんと一緒にご参加いただけますが、見守りスタッフを配置したキッズスペースをご用意する予定です。(無料)離れてすごせるお子さんは、そちらもご活用ください。

投稿者:wp_admin

cocociの創りかた&個別相談

心地よく暮らし、はたらくための拠点であるシェアワークスペース”cococi”、ゆるやかだけど本気で、チームではたらく新しい組織”セタガヤ庶務部”、暮らしの視点を価値にかえる「Loco-working事業」などを通し、誰もが暮らしやすくはたらきやすい社会の実現に取り組むPolarisの「シゴトの創りかた」「コミュニティマネジメントのしかた」についてシェアするイベントです。

多様な関わり方でありながらもひとつの目的に向けてすすむ「シゴト軸のコミュニティ」はどのようにつくっているのか。

普通の人たちによる新しい仕事は、どのようにつくり、どのように営業しているのか。
セタガヤ庶務部に登録している約200名の人たちは、どんな風に暮らし、どんな風にはたらいているのか。

立ち上げから今までで向き合い乗り越えてきたたくさんの課題。
経営陣は?コアメンバーは?どんな人たちでどんな風にマネジメントしているのか。

仲間づくり、場づくり、仕事づくり、組織づくり。資金調達。ミッションを磨くこと、様々な手法で発信すること。新しい価値、新しい責任の持ち方。多様なかかわり方の人たちとその時々に適切なチームをつくって仕事を仕事としてきちんとおさめていくこと。そして、この事業を「ここちよく」持続可能なものとするために必要なこと。

はたらきかたの未来をどう描き、どうコミットしようとしているのか。

そんなことを、具体的な事例を用いながらじっくりお話していきます。

”cococi”を創りたい方、庶務部を立ち上げたい方はもちろん、子育て中の女性たちのはたらきかたや、身近な地域で実現する新しいはたらきかたに興味のある方。
ワークシェア。新しい価値の共創、場づくりやコミュニティづくり、多様で柔軟な組織づくりなどに興味のある方ならどなたでも大歓迎です。

ぜひご参加ください!

イベント概要

・日時:2016年5月19日(木)/7月21日(木)/9月15日(木) いずれも10時30分〜12時00分
・参加費:3,000円/1人
※団体の場合2人目以降 2,000円。午後個別相談 5,000円(要予約、45分)。当日現金でお支払いください。
・場所:cococi(東京都調布市仙川町1-16-4 栗本ビル3F)
・連絡先:info@polaris-npc.com

お申し込み

投稿者:wp_admin

【cococi2周年記念イベント】”cococi”のつくりかた~ゆるやかだけど本気ではたらくための場づくり、チームづくり

【2周年記念トークセッションやります】 ”cococi”や”セタガヤ庶務部”のつくりかたを徹底解剖!2年間の実践をシェアします。
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投稿者:polaris_sakae

第57号 Polaris事業レポート 2024年7月31日発行

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投稿者:polaris_iwatani

地域のつながりをつくる場「染地デジタルリビングラボ」

2021年から2024年3月末まで、調布市、国立大学法人電気通信大学、アフラック生命保険株式会社が実施してきた「つながり創出による高齢者の健康増進事業~CDC(調布・デジタル・長寿)運動」(以下、「CDC運動」※)。
PolarisはCDC運動の拠点のひとつである「染地デジタルリビングラボ」(住所・調布市染地3丁目)の運営業務に携わりました。

▼CDC運動とは
高齢者のデジタルデバイド(情報技術を使える人とそうでない人との格差)解消に取り組むとともに、リアルとオンラインを組み合わせた健康増進プログラム(運動、食事、認知に関する健康教室など)を通じて強いつながりを創ることで、健康寿命の延伸につなげるとともに、主観的幸福度の向上を目指す取り組み。

対話を重ね、つながりづくり

染地デジタルリビングラボは、健康をサポートするデジタル機器を利用したり、スマートフォンの使い方をスタッフに相談したりできる場です。ただそれらはあくまで、コミュニケーションの一助となるもの。本来の目的は、そこから一歩踏み込んだ「つながり」をつくることでした。

Polarisは調布を含む、さまざまな場でのコミュニティ運営の実績や、世田谷区での「R60-SETAGAYA」にてミドルシニアを対象に多様なはたらき方を創出した経験を活かして、「染地デジタルリビングラボ」の運営に携わることになりました。このプロジェクトに取り組む上で、Polarisが重視したのは、足を運んでくださる地域住民の皆さんとの「対話」です。つながりは無理につくり出すものではなく、振り返ると生まれているもので、対話の積み重ねがわだちとなって、つながりとなります。

Polarisがそのために大事にしたのは、適切な距離感と心理的安全性です。関わりを持ちながらも踏み込まれすぎない、ほどよい距離感は、コミュニケーションへの義務感を生まず、「自分で選ぶ」という自律行動を肯定していきます。また、発言や行動を否定されない場所である、という心理的安全性が保たれることで、実はストレスの根源になりやすい「たいしたことではないが気になること」の解消にもなり、健全な生活につながっていきます。

Polarisは地域住民の想いを第一に考え、「来訪者」(場を「利用」するというよりも、「来訪」するような気持ちでお越しいただきたいとの思いから、コミュニティスタッフはあえて「来訪者(さん)」という呼称を用いていました)に話しかけながら、つぶやきなどに表れたサインを大切に紐解いていくよう心がけました。そして、地域の皆さんがどのような場を求めているかを汲み取り、適度な距離感で安心できる場をととのえてきました。

染地デジタルリビングラボ内に設置された、健康をサポートする機器

イベントを共につくり、新しいことを学び、次のつながりへ

この取り組みの中で、地域の皆さんに染地デジタルリビングラボへ足を運んでもらうため、さまざまなイベントを考案しました。イベントのテーマはコミュニティスタッフ間で話し合って決めたり、時には来訪者や地域の皆さんに相談したりして決めることもありました。例えば、スマートフォンの使い方について話を聞いてみると、携帯ショップが行っている講習会やショップ店員への質問だけでは、「本当に困っていること」には対応できていないということがわかりました。実際に何に困っているのか、具体的にどうしたら自信をもって取り扱えるのか、地域の皆さんと対話することで、本当に求められていることが見えてきました。

イベントには、折り紙も積極的に取り入れました。折り紙の難易度は、1回折るだけでは折り方が覚えられないような、少し難しいものが好評でした。できたときの達成感はもちろんのこと、簡単に作れないがゆえに、その場にいる人たちで教えあったり、見せ合ったりと自然と会話が生まれるからです。折り紙の利点はそのほかにもありました。終了後に折り方の動画を送ると、参加者の皆さんがその動画を見て練習をしてくださったのですが、その動画を見ること自体、スマートフォンの操作練習になっていたのです。
そのほかにはオイルパステル画も評判が良く、慣れない画材に挑戦することが脳トレにもつながっているようでした。

こういったイベントの終了後には、参加者の皆さんとその後も継続して情報交換ができるようにと、LINEのオープンチャットを活用。自然とスマホ操作の練習になると同時に、人とのつながりが途切れず、またそこで交流が生まれるという良い循環になっていました。

季節に合わせて、飾って楽しめるような折り紙にもたくさん挑戦しました

ゆるやかなつながりを生む日常の場

折々でイベントを実施してきましたが、それ以上にPolarisが大切にしてきたものは、ハレの日ではなくケ、つまり特別なイベントのない普通の日でした。
染地デジタルリビングラボに来てくださる高齢者の方は、健康に気をつけたい、健康増進のためにデジタル機器を使ってみたいという気持ちとともに、「誰かと話ができたらいいな」という思いも持ちながら立ち寄ってくださることが多い印象でした。
ひとりでも気軽に、ふらっと立ち寄って、地域の誰かと話ができる。強いつながりではないけれど、同じ地域に住む人とゆるやかにつながれる。心掛けてきたのは、そんな日常に溶け込む場づくりです。その想いが通じてか、途中からはご近所の方、自治会の方が広報活動を手伝ってくださることも。Polarisが地域のお祭りにお手伝いで参加する機会もいただきました。

足を運びやすいよう、随時更新した入口の看板

来訪者の声

染地デジタルリビングラボは2024年3月末でクローズとなりました。最後の座談会では、今まで来訪してくださった皆さんが集まり、この場についての想いを寄せてくださったので、ご紹介します。

  • たくさん折り紙を折って知人に配ったところ、受け取った人が「毎回楽しみにしている」と言ってくれた。
  • ベジスコア(野菜摂取量評価装置)の数値を上げたいという目標ができたので、以前より野菜を食べることを心がけるようになった。
  • 友人とLINEで繋がることができ、言葉だけでなく写真のやり取りができるようになって嬉しい。
  • イベントに参加した縁で顔見知りができ、街中で会った時に軽く挨拶をしたり、会話をしたりするようになった。
  • スマホなどの相談をしても、他の場所では怒られたり話を聞いてもらえなかったりするが、ここでは相談事を聞いてもらえる。
  • スマホを持っていても何ができるかすらわからなかったが、スマホ教室に参加し、次第にできることも増え、やりたいことについて質問ができるようになった。
  • キャッシュレス決済のキャンペーンに興味があったが、よくわからなかった。染地デジタルリビングラボがなければ、チャレンジする勇気が出なかったと思う。

Polarisでは、「暮らす」と「はたらく」が愛着をもってつながる「Loco-Working(ロコワーキング)」というはたらき方を大事にしています。まちに新しいつながりを生み出し、まちを活性化するロコワーキングは、より良いまちづくりにつながると考えています。
本事例では、染地デジタルリビングラボという場を通して、気負わずに地域の方とつながる機会を作ることができました。そこで生まれたゆるやかなコミュニティが、今後もつながっていくことを願っています。


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投稿者:polaris_noro

【イベントレポート】調布の人と人とのつながりの場。第1回「調布交流会」

Polarisが運営する会員制コワーキングスペースco-ba CHOFUは、「はたらく」と「暮らす」をミックスし、調布の街で仕事を通して多様な人たちが混ざりあうライフスタイルを提案する場、つながりの根を張り巡らせる「ワーク+コミュニケーション」空間を提供しています。
これまでもさまざまなテーマでイベントを開催してきましたが、多様な人たちが混ざり合うことをメインテーマにした企画は移転後初めて。ネーミングそのまま、「調布交流会」を5月15日に開催しました。

イベント概要

日時:2024年5月15日(水)19:00〜21:00
場所:co-ba CHOFU
   調布市小島町2-51-2 寿ビル2階 京王線「調布駅」徒歩1分
参加費:500円
飲食:持ち寄り(ご自身の分+αお持ちください)
対象:調布が好きな方ならどなたでも
主催:合同会社パッチワークス×非営利型株式会社Polaris

パッチワークスの唐品知浩さんの発声で調布交流会がスタート

きっかけは、スナックPolaris

イベント企画のきっかけは「スナックPolaris」*に、co-ba CHOFUの第1号会員の唐品知浩さんが来店したこと。唐品さんは、「このまちで過ごす事が面白いと思えるライフスタイル」を提案する合同会社パッチワークスを当時のco-ba CHOFU会員とのつながりで起業。「ねぶくろシネマ」、「棟下式」、「いっぴんいち」など、全国でイベントを企画・運営しています。趣味や好きなことでつながる大人の部室として「スナック部室」も開催しています。
コロナ禍でco-ba CHOFUを退会して以来、久々にPolarisメンバーと雑談する中で、「地域の人と人とのつながり」というキーワードで意気投合。パッチワークス×Polarisの企画として今回の「調布交流会」開催が決まりました。
「持続可能なイベントにするためには、運営を簡素にすること」という唐品さんのアドバイスを受けて、ただただ交流してもらう場を用意。食べ物も飲み物も各自持参してもらい、自己紹介以外、登壇者のスピーチもゲーム大会も賞品もない、“オール持ち寄り形式”のイベントがスタートです。

*「スナックPolaris」:co-ba CHOFUの会議室を即席スナックにしつらえ、月1回、地域の人がママ・マスターとしてカウンターに立つミニイベント。

「調布が好き!」で50人50色

本イベント参加条件の「調布が好きなこと」という人が、スタッフを入れると総勢50人弱。
「調布交流会」の冒頭にPolarisとco-ba CHOFUの簡単な紹介の後、さっそく参加者の自己紹介タイムです。

唯一の企画は参加者一人ずつの自己紹介

IT企業の新規事業、低糖質菓子の製造販売、木製サッシの販売、家具の企画、老舗和菓子店、スタイリスト、トリエ京王の設計、男性の育休推進、調布の街マップ制作、柴崎の街マップ制作、AIの開発、コワーキング運営、子ども食堂、ネイリスト、カフェ経営、グラフィックデザイナー、カメラマン、焼き芋屋、動画制作、京王線沿線の不動産、「映画のまち調布」のロゴ制作などなど、多彩な生業の方が集いました。

co-ba CHOFUを初めて知った人、深大寺に移り住んできたばかりの人、調布在住40年の人、学生時代を調布で過ごした人、仙川湯けむりの里が好きな人、八王子を盛り上げたい!と参考にしたい人、調布駅周辺の壁画の仕掛け人、高校でデジタルの授業をしている人、地域の課題を解決したい人、多摩川でカヌーをしている人、かつてPolarisで仕事をしていた人、調布の面白い人と知り合いたい人、調布愛は負けないという人などなど。
面白そうな人が集まりそうという予感はしていましたが、予想をはるかに上回る多様な人々の大集合。

後半のフリータイムには、自己紹介の話題を糸口につながっていく人たち、名刺交換する人たち、久しぶりの再会を楽しむ人たち、旧知の仲のように話し込む人たち、近くにいても声が聞こえないくらい賑やかな、あっという間の2時間となりました。

持ち寄った食べ物飲み物を囲んで歓談タイム

自分の分プラスアルファで持ち寄りをお願いしていた食べ物・飲み物も十人十色。お酒のおつまみ、総菜、菓子、手料理。ビールにワインにシャンパン。食べきれないほど集まりました。

たくさんの人と繋がれて面白かったという声、知らない人とつながるきっかけがあるのはありがたいという声、つながりは継続することが大切なので次回もぜひ参加したいという声、何か新しいムーブメントが起きそうな予感がするという声などが寄せられ、皆さんの生き生きとした表情から、多くの参加者にとって良い時間になったようでした。

テーブルで話し込む人たち、歩き回って繋がる人たちなど、フリータイムもそれぞれ

人と人とがつながることで調布をより面白い街に

co-ba CHOFU会員のつながりで起業した唐品さんは、どうやってつながりを作っていったのかと聞かれることが多いと言います。自身はco-ba CHOFUの縁で共に会社をつくる仲間とつながったため、人と人をつなぐには、共に時を過ごし、場を共有できる機会(気軽な交流会)が最適だと感じていたそうです。全国各地で人をつないできた唐品さん。機は熟し、地元・調布で、調布の面白い人がつながるきっかけや、調布の街の人たちがつながるきっかけを生み出してくれました。
Polaris代表の大槻は、今回のイベントに調布の可能性を感じたと言います。「Polarisを通して出会える人とパッチワークスを通して出会える人はタイプが異なります。自分たちだけで企画するのではなく、今回のようにコラボすることで、ものすごい広がりになります。まだ出会っていない面白い人たちが出会うことで、調布の街がさらに面白くなりそうです」(大槻)

今回の交流会はVol.1。調布の街がさらに魅力的になることを期待して、人と人とのつながりの場として、co-ba CHOFUでの「調布交流会」はこれからも続きます。

これからも見知らぬ同士の乾杯の場をご用意していきます

第2回は2024年7月12日(金)開催です。詳細やお申し込みについてはPeatixページをご覧ください。


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投稿者:polaris_sakae

第48号 Polaris事業レポート 2023年10月31日発行

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