「くらしのくうき」は、子育て世代が知りたい、引越しにまつわる地域情報を伝える情報提供サービスです。
購入検討中のマンションエリアの教育施設や病院施設、交通アクセス、生活の利便性、地域コミュニティの関わりや文化などありとあらゆる「暮らしの情報」を地域コンシェルジュがお伝えします。
今回新たに、「くらしのくうき地域情報相談会」が2020年10月より三井不動産レジデンシャル「ParkHOMES LaLa南船橋船橋ステーションプレミア」にてスタートいたしました。
三井不動産レジデンシャル株式会社様の千葉エリアでは、ご好評をいただき、今回5件目の相談会実施となります。
地域情報を伝えるのは、そのまちに暮らす女性たち(=ミセスコンシェルジュ)。目に見える情報と見えない情報=ある種の「まちの空気感」を、これから南船橋に住まう方々へお届けします。
◆コンシェルジュにご興味ある方は、こちらの記事もご覧ください。
Polarisのはたらき方vol.5 地域コンシェルジュという仕事
くらしのくうき地域情報相談会に関するお問合せはこちら。
聖蹟桜ヶ丘エリアにて、地域のくらしを伝える「地域コンシェルジュ」を募集しています。
「地域コンシェルジュ」とは…
新築分譲マンションの購入を検討されているお客様へ、物件モデルルーム内で、自分たちの暮らし方や、地域の情報をお伝えするお仕事です。
普段みなさんが何気なく“暮らしていること”や“地域での子育て経験”が、実はマンションの購入を検討されているお客様にとって、とても大切な「価値」になります。
※マンション販売のお仕事ではありません。
聖蹟桜ケ丘で販売を予定している新築分譲マンションでは、「くらしのくうき相談会」サービスの導入が決定しており、「地域コンシェルジュ」をやっていただける方を募集しています。
また、本物件ではシニア世代の方にも地域情報を紹介したいことから、子育てを「卒業」した世代の方(お子さんが高校生、大学生や社会人の方なども)で、現在の暮らしを楽しまれている方も、子育て世代の方と合わせて募集します。
対象:
勤務曜日・時間:週末のお仕事になります。月2回、3時間~(シフト制)
報酬:1時間あたり1200円以上(交通費込み)
※研修中も報酬をお支払いさせていただきます。
※研修スケジュールは状況に応じて変更になる場合があります。
参加のみなさんから聖蹟桜ケ丘エリアの普段のくらしについて伺います。地域コンシェルジュのお仕事についての説明もおこないますので、お仕事をするか迷っている方も参加O Kです。
11月下旬~12月初旬 平日もしくは週末の午前中2時間
場所:聖蹟桜ヶ丘エリア会場
謝礼:5000円 (交通費込み)
託児:ご相談ください。
12月初旬 平日2時間
場所:聖蹟桜ヶ丘エリア会場(モデルルームにて実施します)
報酬:3000円(交通費込み)
託児:ご相談ください。
12月中旬~1月中旬 平日2.5時間
場所:聖蹟桜ヶ丘エリア会場(モデルルームにて実施します)
報酬:3000円(交通費込み)
託児:無し
1月中旬 平日2時間
場所:聖蹟桜ヶ丘エリア会場(モデルルームにて実施します)
報酬:3000円 (交通費込み)
託児:ご相談ください
1月下旬 平日2時間
場所:聖蹟桜ヶ丘エリア会場(モデルルームにて実施します)
報酬:3000円 (交通費込み)
託児:ご相談ください
2月初旬より (週末のお仕事になります)
「地域コンシェルジュ」のお仕事にご興味がありましたら、一度地域情報座談会にご参加いただき、お仕事をするかどうか判断していただければと思います。
地域情報座談会への参加を希望される方は、ロコワーク事務局宛にメールにてご応募ください。
メール:locowork-info@polaris-npc.com
件名:【くらしのくうき聖蹟桜ヶ丘】コンシェルジュ募集
応募〆切:2020年11月6日(金)まで
ご不明な点などございましたら、遠慮なくお問い合わせください。
「くらしのくうき相談会」 とは?
東洋経済オンライン掲載記事
主婦の「普通の情報」に大きな価値があったマンション販売で地域のリアル情報を提供
マンションラボ掲載記事
地域住人の「生きた街情報」を伝える取り組みがマンションの資産価値を上げる?
企画運営:非営利型株式会社Polaris
Polarisでは、会員制コワーキングスペース「co-ba CHOFU(コーバ チョウフ)」を運営し、その中でのコミュニティを育んでいます。このコミュニティに参加する人々は、家でも会社でもないサードプレイス(第三の場所)として、その場に価値を感じてくださっているようです。
今回は、実際に「co-ba CHOFU」の会員さんへ、その心地よさの理由を伺いました。
【取材に対応くださった方】
木谷宗義さん
職業:株式会社タイプイー(type-e Inc.)代表、WebメディアとSNSの編集者。「編集×マーケティング」で、メディアや企業ブログの企画/運用/コンテンツ制作、SNSの運用代行などを行っている。2018年7月よりco-ba CHOFU会員。
――仕事をする場に、co-ba CHOFUを選んだ理由を教えてください。
木谷さん:以前は、自宅と山手線沿線のコワーキングスペースを利用していたのですが、子どもが生まれるのを機に、自宅の外かつ近くで働けるよう、近隣のコワーキングを探しました。そのとき見つけたのが、co-ba CHOFUです。自宅から2駅なので、ドアtoドアで考えても30分以内で行くことができます。
以前は、カフェで仕事をすることも多かったのですが、カフェで長い時間仕事をしているのは心苦しいですし、何より荷物を置いて離席しにくいので、トイレに行くのが不便でしたね(笑)。ただ、カフェのように周囲に人の存在感がある方が、集中して仕事ができる方なんです。
オフィスを借りても、静かな空間で一人で仕事をすることになるので、あまり気が進みませんでした。こうした会員制コワーキングスペースのように、人の気配を感じられる場で仕事ができるのは、自分に合っていると思います。
――co-ba CHOFUでの過ごし方をお聞かせください。
木谷さん:平日は、朝9時~10時に来て、18時にco-ba CHOFUを出る生活を基本にし、19時までには帰宅できるようにしています。都内で打合せがある場合は、現地に直行ということもありますが、最近はオンラインでの打合せが増えたので、co-ba CHOFUでイヤホンを付けて対応することが多くなりました。
昼になると近くのスーパーで購入して食べることが多く、時には同じコワーキング会員さんと外に食べに行くこともあります。午後はリフレッシュに昼寝をしたり、近くの書店を見て回ったりすることも。仕事の緊張感を保ちながら、ブレイクタイムを自分でコントロールして過ごせるのが、サードプレイス的な使い方につながっているかもしれません。
――co-ba CHOFUを利用して、よかったことはどんな点でしょうか?
木谷さん:まず、コワーキングスペースなので、仕事をするための設備・機器が整っていて、仕事をする人たちが集まっています。自分が集中して仕事をするためには、環境づくりは大切だと思います。
コロナ禍で急に在宅勤務に切り替わり、慌てて机や椅子を買ったりした人が多いようで、中には、自宅のリビングで仕事をする人もいるそうですが、自分の場合は、気持ちを切り替えるために場所を移すことが大事だと感じています。「着替えて自宅の外に出る」という行為から、仕事が始まるように思います。
次によかったのは、コストを程よく抑えられる点でしょうか。co-ba CHOFUのコワーキングスペースの利用料は1万円弱(2020年10月現在)。毎日300円のコーヒーを飲みながら外で仕事をすることを考えると安いですし、いつでも使えるのは大きなメリットです。
在宅勤務になったことで、引っ越しを考える人もいるようですが、家賃1万円増やして一部屋増やすよりは、自宅の外に出て、気持ちを切り替えて仕事をしたいと思う方なんです。
また、co-ba CHOFUを利用している時間、集まるメンバーがだいたい一緒なので、しだいに顔なじみになります。必ず1日1回は挨拶を交わしますし、雑談もできます。何かしらのコミュニケーションが取れるところが、カフェで仕事をすることと大きく違います。会社員なら社内にいる人と何かしらのビジネス上の利害関係があると思いますが、コワーキングスペースは、ビジネスに関係がないので、気軽に話せます。同じくらいの年齢の方が多いため、共感できることが多く話もはずみます。いい距離感の仲間が、同じ空間に一緒にいて、心地よいですね。
――Polarisが運営するco-ba CHOFUの特徴は、コミュニティマネージャーがいることです。コミュニティ―マネージャーがいる価値とは、木谷さんにとっていかがですか?
木谷さん:コミュニティマネージャーがいることで、会員同士の交流が増えています。
コミュニティマネージャーと話していると、自然な流れでほかの会員さんを巻き込んでくれるので、初対面の人ともコミュニケーションが取りやすくなります。仕事に集中したいからco-ba CHOFUに来ていると思うと、個人的にはなかなか話しかけにくいのですが、コミュニティマネージャーがいることで場の活気があふれ、和やかなムードになります。
以前は、コミュニティマネージャー主催のランチ会や、お酒を交えた夕方以降の交流会が月に1度ありましたが、現在はオンライン交流会が開催されています。このオンライン交流会が開催されることで、コロナ禍でもco-ba CHOFUの雰囲気が保てられていると思います。お陰で、コロナ前とかコロナ後とかあまり変わりないんです。
――co-ba CHOFUの会員さんで作られたFacebookグループもあるそうですね。
木谷さん:コミュニティマネージャーが主導で発信しているグループがあり、Facebookアカウントを持つ会員がグループに入っています。Facebookを通してプライベートな一面を知り、それがきっかけで交流が深まっています。みんな調布界隈に住んでいるため、調布の地域情報などを交換できるのが嬉しいですね。
コミュニティマネージャーが、よいきっかけ作りをしてくれているなと感じる部分です。たまに会員の中で「こういうお仕事ができる人を探しています」と発信することもあり、仕事につながることもあって面白いです。
仕事柄、パソコンさえあれば公園でも仕事ができ、歩きながらでも打合せができる。
どこでも仕事ができる時代だからこそ、自分が集中できる場所、心地よい場所で働きたいと言う木谷さん。今の形はベストだそうです。
co-ba CHOFUは、会員側とコミュニティマネージャーがサービス受け手と提供者という構図にはまらない、フラットな関係性を大事にしています。コミュニティマネージャーが不在時には、見学者の取り次ぎをすることも。
Polarisが運営するco-ba CHOFUは、第三の「場」が過ごしやすく、快適な場所として運営するだけでなく、コミュニケーションによって生み出される「くうき」も大切にしています。その「くうき」を心地よいと感じてくれる人と、これからも出会えることを楽しみにしています。
◆コミュニティマネージャーの仕事を知りたい方はこちらもご覧ください。 Polarisのはたらき方VOL.4 コミュニティマネージャーという仕事 https://polaris-npc.com/2020/04/24/4484/ ◆Polarisが運営するコミュニティについてはこちらもご覧ください。 https://polaris-npc.com/service/community/
長野県茅野市コワーキングスペース「ワークラボ八ヶ岳」主催イベント「これからの働き方を考えよう!」が10月2日(金)に開催されます。
本イベントにて、Polarisが提案するワークシェア事業「セタガヤ庶務部」を通して、「チームで働くこと」や「クラウドシステムの活用」などで、女性の働きにくさ、時間と場所の成約や、育児によるブランクといった課題をどのように解決しているのか?についてお話させていただきます。
ゲストとして、代表取締役の大槻昌美と取締役ロコワーク事業部の野村香奈の2人が登壇します。
Polarisの「ワークシェア」や「リモートワーク」、「チームで仕事」の詳しい事例につきましては、こちらのページをご覧ください。
本イベントにご興味のある方はぜひご参加ください。
日時:2020年10月2日(金)10:00-12:00
場所:ワークラボ八ヶ岳 会議室
長野県茅野市ちの3502-1 ベルビア 2F
定員:12名
参加費:無料
申込み:お電話にてお申し込みください
※イベントページ・お申し込みについては下記リンク先ページよりご確認ください。
ワークラボ八ヶ岳HP
地域のくらしを伝える「地域コンシェルジュ」に、あなたもなってみませんか?
「地域コンシェルジュ」とは…
新築分譲マンションの購入を検討されているお客様へ、物件モデルルーム内で、自分たちの暮らし方や、地域の情報をお伝えするお仕事です。
普段みなさんが何気なく“暮らしていること”や“地域での子育て経験”が、実はマンションの購入を検討されているお客様にとって、とても大切な「価値」になります。
※マンション販売のお仕事ではありません。
現在「くらしのくうき相談会」サービスを実施している豊島区高田の新築分譲マンションでは、大変ご好評をいただき、この度「地域コンシェルジュ」をやっていただける方を追加募集することになりました。
対象:豊島区高田、西早稲田周辺にお住まいの子育て中の女性
勤務曜日・時間:週末(主に日曜日)のお仕事になります。月2回、3時間~(シフト制)
報酬:1時間あたり1200円以上(交通費込み)
募集人数:2名(お友達同士でのお申込みも歓迎です)
※研修中も報酬をお支払いさせていただきます。
※研修スケジュールは状況に応じて変更になる場合があります。
10月初旬 平日1時間
場所:オンライン(Zoom)にて実施。ご自宅からご参加いただけます。(お子さんが在宅の場合は一緒にご参加いただいて大丈夫です。)
迷っている方もまずは説明会に参加いただき、お仕事をするかどうか判断していただければと思います。不安が解消できましたら研修へと進んでいただきます。
10月中旬 平日2時間
場所:豊島区高田エリア周辺会場、もしくはオンライン(Zoom)にて実施。
オンラインの場合はご自宅からご参加いただけます。
報酬:3000円(交通費込み)
10月下旬 平日2時間
場所:豊島区高田エリア周辺会場
報酬:3000円(交通費込み)
※説明会や研修の日程につきましては参加する方のご都合をお伺いして調整させていただきます。
11月初旬より (週末、主に日曜日のお仕事になります)
業務説明会への参加を希望される方は、ロコワーク事務局宛にメールにてご応募ください。
メール:locowork-info@polaris-npc.com
件名:【くらしのくうき西早稲田】コンシェルジュ業務説明会
応募〆切:2020年10月9日(金)まで
ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
「くらしのくうき相談会」 とは?
東洋経済オンライン掲載記事
主婦の「普通の情報」に大きな価値があったマンション販売で地域のリアル情報を提供
マンションラボ掲載記事
地域住人の「生きた街情報」を伝える取り組みがマンションの資産価値を上げる?
企画運営:非営利型株式会社Polaris
最近注目の「ワーケーション」。
ワークとバケーションを合わせた造語で、リゾート地などの旅先で「休暇」を楽しみつつ、テレワークで「仕事」もするはたらき方です。
Polarisでは、海に近いエリアへの引っ越しをきっかけに、マリンスポーツなどのアクティビティを楽しみつつ、テレワークで仕事をする「ワーケーションライクなはたらき方」*を実践しているメンバーがいます。そこで、今回はそのメンバーのワーケーションライクなはたらき方についてご紹介します。
「ワーケーションライクなはたらき方」*とは…実際のワーケーションは旅先ですが、自宅付近で自然とアクティビティを楽しんでいるので、「ライク(like)=~のような」です。
【INDEX】
今回ご紹介するPolarisの取締役、野村香奈さんは、ロコワークデザイン事業部の統括として、ディレクション業務を担当しています。
取締役という肩書ではありながら、月に数回クライアント先との打合せ以外は、主に自宅からテレワークで仕事をする、場所に縛られないはたらき方を実践しています。
中学生、高校生からなる3人の娘の母でもある野村さんは、どんなはたらき方をしているのでしょうか?野村さんの一日をのぞいてみました。
【野村さんのある一日】
7:15 | 自宅を出て、会員になっているアウトドア系フィットネスクラブへ自転車で移動。 |
7:35 | フィットネスクラブに到着。預けているサーフボードを受け取り、ウエットスーツに着替える。 |
7:50 | 海に入りサーフィンを楽しむ。 |
10:00 | フィットネスクラブの休憩スペースにて、Web会議システムZoomで社内打ち合わせ。 |
11:30 | 引き続きフィットネスクラブの休憩スペースにてPC作業。クライアントや社内メンバーへの連絡、資料や書類の作成、原稿執筆など。合間にランチ。 |
13:00 | ヨガなどフィットネスクラブのプログラムに参加 。 |
15:00 | 帰宅 自宅にてPC作業 。 |
16:00 | Zoomでクライアントと打ち合わせ 。 |
17:00 | PC作業 。 |
18:20 | 塾に通う娘のための弁当と夕食の調理。 |
19:00 | 塾に弁当を届ける。 |
19:10 | 帰宅。夕食。 |
なんと、「仕事」と「休暇」の時間を行き来しながら1日を過ごすパターンが多いようです。
さらに、月に1、2回は千葉でのサーフトリップを楽しむために、終日休暇にすることもありますし、状況によっては終日仕事だけを行う日もあるのだとか。
また、都内のクライアント先に出向く際、電車での移動時間は1時間以上。移動時間はかかりますが、最寄り駅はほぼ始発駅のため、PC作業をする「仕事」時間として活用しているようです。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、企業でもテレワークの導入は一気に加速しましたが、日本でワーケーションを実践しているのは、まだ一部の限られた人たちです。
ではどんなきっかけで、野村さんはワーケーションライクなはたらき方を始めたのでしょうか?
――ワーケーションライクなはたらき方を始めた経緯を教えてください。
野村さん:ちょうど5年半前、東京都目黒区から神奈川県逗子市に引っ越しました。引っ越しの目的は、「ワーケーションライクなはたらき方」をすることではなく、ゆったりとした子育て環境と広い住まいを求めてのことでした。
転居前までは、都心のオフィスで事務の仕事を週2、3回と、在宅でPolarisの仕事を少ししていました。三女も小学2年生になり、仕事を増やしたいと考えていたタイミングでしたので、転居によって都心での仕事をあきらめることに不満はありましたが、住まいと子育て環境を優先しました。
転居後、逗子エリアで仕事を探したのですが、やってみたいと思う仕事や、家族や自分の生活スタイルに合う条件の仕事に出合うことができませんでした。
さらにつらかったのは、家族以外とはほとんど交流の無い生活になってしまったことでした。子どもが3人とも小・中学生となり、親がいなくても行動できるようになっていたため、子どもの付き添いから発生するような、地域の人との繋がりを作る機会が無かったのです。
子育て仲間と充実した時間を過ごした都内の生活から、社会とも地域とも繋がりを失った、閉塞感のある郊外の生活へ――。
想定外の事態に危機感を覚え、まずは逗子エリアや海のことを知り、愛着を持てるようになろうと考えました。
様々に模索する中、出会ったのが、あるアウトドア系のフィットネスクラブです。ヨガ、トレイルランニング、カヤック…と、何を体験しても心が解放されるような楽しい経験で、すぐに入会を決めました。
定期的にマリンスポーツやトレイルランニングなどに取り組むようになると、海や山に親しみながらスポーツをすることで得られる心地よさにすっかり魅了されました。また、フィットネスクラブで会う地域の人たちとも徐々に顔見知りとなり、ゆるやかで心地よい関係が築かれていく中で、フィットネスクラブに通うことが生活の軸になっていきました。
Polarisで担当していた業務がもともとテレワークだったことと、当時は仕事の量も少なかったため、1日の中で「仕事」の時間と「休暇」の時間の両方を持つことが自然とできたことで、
「ワーケーションライクなはたらき方」がスタートしました。
その後、逗子エリアから比較的近い場所で、Polaris事業の一つである、「くらしのくうき」の案件がスタートし、ディレクション業務を引き受けたことをきっかけに、現在のように大きくPolarisに関わるようになります。
――ワーケーションライクなはたらき方をするために工夫していることはありますか?
何事においても限られた時間の中で集中して取り組むことを大切にしています。
時間を意識することで、「その時刻まではやりたいことに集中する」あるいは「その時刻までにはこの仕事を終わらせる」など、目標が明確になります。
パズルを組み立てるようにスケジュール調整を行うことで、一日のうちに様々な時間を過ごすことができます。
――ワーケーションライクなはたらき方のどのようなところに魅力を感じていますか?
仕事だけでなく、子育てのことで悩んだ時も、海や山で身体を動かすと、リラックスして心が解放されます。心身ともにニュートラルな状態になったところで、仕事時間にスイッチすると、集中力を最大限に発揮できると感じています。柔軟な発想をする上でも、大きなメリットです。
仕事内容にもよりますが、担当業務が遂行できていれば、やり方は本人に任せる、という成果主義の考え方と仕組みがあれば、はたらく時間と場所の選択肢は無限大です。
仕事時間と休暇時間を自分でコントロールし、1日の中に両方の時間があるというはたらき方は、私にはとても合っていると感じています。
「ワーケーションライクなはたらき方」、イメージいただけましたでしょうか?
Polarisでは多様なメンバーが仕事に関わることを可能にするために、起ち上げ当初からテレワークを導入し、仕事の内容や量を自ら選ぶことができるような仕組み作りを進めています。
誰にとっても、自分に合ったはたらき方を選べることはとても大切なことです。
一人一人が自分の望む暮らしを実現するために、はたらきの方の多様性は、今後ますます求められていくのではないでしょうか。
リンク
Polarisのはたらき方VOL.1 【Polaris流テレワーク】スタート編
Polarisのはたらき方VOL.2【Polaris流テレワーク】Web会議編
Polarisのはたらき方VOL.3【Polaris流テレワーク】 オンラインお茶会&飲み会編
テレワークで雑談タイムを設けるとどうなるのか?
2020年8月、Polarisは創業丸9年を迎え、2021年の創業10年という大きな節目に向かう大事な1年がスタートしました。
「未来におけるあたりまえのはたらきかたをつくる」をミッションとして、9年間にわたり事業を行うことができたのも、パートナーとして、多くのみなさまに支えて頂いたからこそと感謝しております。
Polarisは、来年の創業10年を迎えるにあたり、2020年8月からの1年は、新たな10年への土台づくりの期間と位置づけました。
2020年は、予期せぬ出来事により、社会全体が大きな変化を余儀なくされました。私たちが掲げてきた多様で柔軟な働き方は、このような変化においてこそ対応できた点も多く、築いてきた仕組みや事業の成果に手ごたえを感じた部分もありました。それと同時に、新たな社会情勢を鑑みた、事業価値をとらえ直す時期でもあると感じています。
10期目は、過去の実践を踏まえて、Polarisが2030年を目指して届けたい「未来におけるあたりまえのはたらきかた」を展開し、事業化していく所存です。
これからも、「みなさまと共に」という想いで事業を進めてまいりますので、今期も変わらぬお引き立てのほどよろしくお願いいたします。
非営利型株式会社Polaris 代表取締役
大槻昌美
数多くのコミュニティ運営を手掛けてきた非営利型株式会社 Polaris(東京都調布市、代表取締役:大槻昌美)は、「暮らし」と「働く」の中間点であるサードプレイス(自宅と勤務先以外の第三の場所)におけるコミュニティの重要性を捉え、その運営のノウハウをオンライン講座として展開します。講座は9/16(水)、23(水)、30(水)の19:00~21:00で、全3回をZoomによるオンラインで実施します。
講師を務めるのは、実際のコミュニティ運営事業に携わってきたPolarisの3名。暮らし方、働き方、コミュニティに興味・関心のある方は、個人・法人を問わずご参加いただけるよう、具体的な事例を挙げた講義を実施予定です。
【Polarisの手がけてきたコミュニティ運営の実績】
・ 会員制シェアードワークプレイス co-ba chofu 運営
・ 職住近接のレンタルオフィス MID POINT(ラウンジ)運営
・ Loco-cafe OOOI(Brillia南大井マンションギャラリー併設コミュニティカフェ)運営<2019年グッドデザイン賞ベスト100>
こちらから詳細をご覧いただけます。
「職住近接時代のサードプレイス型コミュニティのつくり方」(全3回・オンライン開催)
第1回 9/16(水)19:30~21:00
変化するコミュニティの形
今求められるサードプレイス型コミュニティの意義と価値
サードプレイス型コミュニティを運営するために
第2回 9/23 (水)19:30~21:00
コミュニティ運営のノウハウ
愛着と主体性を緩やかに醸成するコミュニティ運営
具体的な場の運営事例
第3回 9/30(水)19:30~21:00
コミュニティの日常を整える、コミュニティマネージャーの採用と育成
チームマネジメント
緩やかだけれども信頼のある関係性づくり
参加費:15,000円(全3回)
単発参加 各回6,000円
定員:30名
参加方法:オンライン(Zoom配信)、アーカイブ録画視聴参加も可能
申込み:Peatixのリンクからお申し込みください。
【講師】
市川望美
非営利型株式会社Polaris 取締役ファウンダー
ソーシャルデザイン事業部統括 Chief Story Officer
立教大学 社会デザイン研究所 研究員
大槻昌美
非営利型株式会社Polaris 代表取締役 Chief Community Officer
野澤恵美
非営利型株式会社Polaris 取締役 Design Executive Officer
主催: 非営利型株式会社Polaris
(令和元年度 東京都女性活躍推進大賞 地域部門大賞受賞)
非営利型株式会社 Polaris
設立:2012年2月
所在地:東京都調布市仙川町 1-16-4 栗本ビル 3F
代表取締役:大槻昌美
非営利型株式会社Polaris 山本弥和
連絡先:pr@polaris-npc.com
長梅雨の中盤に差し掛かっていた、6月18日木曜日20時。
62名の参加者を迎えて、「わたしとあなたの”違い”をここちよく語る 1 時間」のオンラインイベントを実施。コミュニティの価値を問い続ける二者、CR ファクトリーとPolarisが、今あらためて「つながり」を語り合いました。
「心地よい」という意の“COZY”な雰囲気で、オンラインでつながり、お酒を傾けながら、お気に入りの音楽と共に――。
今回は、その様子をレポートいたします 。
五井渕)早速本題に入っていきますが、コロナ禍において、お二人は改めて「つながり」や「コミュニティ」について、どう感じていますか?
市川)自宅から徒歩7分のところに“cococi”というPolarisの事務所兼ワークスペースがあり、コミュニティスペースとしても存在しています。今、高校生になる我が家の子どもたちが、小学校低学年の頃からあるので、今年10年目の拠点です。子どもたちが放課後に行けて、親がいなくても見守る誰かがいてくれる、そんなコミュニティのあるワークスペースを身近な地域につくりたいという想いがきっかけです。
Polarisでは、場所や家庭環境にとらわれず、オンラインでも働ける仕組みを、作ってきたため、コロナ禍で一部の事業に影響はあったものの、私自身、暮らしにおいても、働き方についても大きな変化はありませんでした。
一方で、Polarisメンバーで、子どもが小さい家庭は、外遊びや、学習面で大変だったという声も多く聞かれました。また、コロナ禍でつながりのなかった人が大変だったと、周りから聞くこともありました。自分たちの活動・事業を肯定しつつも、そういう人たちにどんな“つながり”が提供できるだろう、未来に向けて自分たちも変化していかないといけないと思っているところです。
呉)コロナ禍では、自分の所属するコミュニティの形が浮き彫りになったと思っています。他者の評価ではなく、自分にとってよかったのか、よくなかったのか、リトマス試験紙のように浮き彫りになったのが今。
良い関係性が豊かで、マルチ(複数)にあり、オンラインでもプラスに働いていることがある一方で、「我慢してたんだな、自分」と、気づく関係があったとも思います。自分が構築してきたコミュニティに自分で成績表をつけ、未来に向けて、「このままでいるのか?」「そうでないのか?」と、問うている時期でもあると思っています。
~ここで、市川望美リクエストナンバーとして、嵐の「A-RA-SHI:Reborn」を~
五井渕)この、社会の大きな変化は、2人自身の内面にどんな影響があったのでしょうか。自分自身で感じたこと、周りとの関係性で気づいたことなどをお聞かせください。
市川)コロナ禍では家族との関係性の問題も浮き彫りになりました。確かに逃げ場がないと辛いなと思いました。子どもも高校生ですし、夫も職種的に通勤が必要だったので、家族全員で家の中でギュッと閉じて暮らす、ということはありませんでしたが、正直、息が詰まることもありました。
そんな時、仕事をするためだけではなく、1人の時間をつくるためにcocociに来ることができました。いい意味での“孤独”を味わえる場所があってよかった、というのが実感です。
こういうときには、つながるばかりではなく、“つながり”を緩めたり、解いたり、切り離すこともできるコミュニティも大事ですよね。Polarisは普段から、ある意味ソーシャルディスタンスな、距離を詰めすぎないコミュニティを意識していたんですが、改めて、その距離感が大事だなと再確認したところです。
呉)そのお話を受けてですが、普段から「家族もコミュニティだよね」という想いがあり、それがより認識された期間でした。でも家族って、アンタッチャブル。職場であれば、研修・コンサルティングといった、外部からの介入がありますが、家族は外部から手を出しにくい。いままでは当事者任せだった領域です。
ニュアンスは違うかもしれないのですが、家族の関係づくりは、ある意味コミュニティマネジメントと同じだと感じました。今回、長い時間を家族と過ごすことで、ちゃんと対話する、同じご飯を食べ、同じ景色を見て、同じ思い出を共有する、そして距離もちゃんととるということが大切だと再認識しました。
市川)いろんなことが言いやすい家族、コミュニティは、いい意味で課題を出せていますが、家族によっては、本当にいいたいことが言えない、まだ課題を出せていないという人もいます。なんとなく「言いたいことを言えてない」と感じ始めて、このまま日常には戻れないと思っているけれど、どう対話していったらいいんだろう……。そんな、“ゆらぎ”も出はじめていますよね。
呉)「非常時の価値観の差」、みたいなものが見えてきましたよね。二極化ではなく多極化で、どっちが上か下かではなく、違いが多岐に渡ってきた。家族のことも、上手くいってないことは、外に対して言いにくい一方で、上手くいっている知り合いの話を聞くと、自分と比較して悩んでしまう。ただ、上手くいっている側も、実は言いづらい。多極化した価値観が浮き彫りになることで、よいことも悪いことも言いづらい雰囲気が生まれてきていますよね。
市川)15年間、「コミュニティ」一筋の呉さんにとって、コロナ禍でコミュニティの捉え方って何か変わりましたか?
呉)今回だいぶ考えましたけど(笑)、コミュニケーションの手法は揺さぶられましたが、本質的な価値は変わらないというのが答えです。何気ない雑談や、誰かと話をすることで気分が晴れやかになったり、明るい気持ちになったりすること、そういう価値は変わらない。むしろ、人のぬくもりという身体性の価値は相対的に高まると思っています。
オンラインの良さは、距離感のとりやすさで、言葉はキツいのですが、関係性の暴力、煩わしさ、居心地の悪さに対する一つの処方箋にもなります。
今回、佐賀の大学生からインタビューの依頼があったのですが、物理的な距離を越えて、オンラインで出会うことが一般化してきましたね。これは、オンラインのメリットで、多様な人とつながれるようになりました。海外とのつながりも含めて、新しいものに出会う、イノベーションにつながる関係性を、たくさん生み出せるようになっていきます。ただ、つながる意欲とスキルがないと、格差と分断が起きてしまう可能性は、懸念材料です。
市川)本人が直接手を伸ばさないと、そういった“資源”につながれないというのは問題だと思っています。自ら手を伸ばさなくても、地域にいればつながれる。そんな「中継地点」みたいなものをつくりたいですね。Polarisでは「仕事」を通してコミュニティにつながるということを実践してきました。今後は、今まで以上に、コミュニティを意識しないで、コミュニティの恩恵をうけられる、感じられるような状態を作ること、その状態をインフラとして機能させるには、どうしたらよいかということを考えていきます。
呉)ようやくコロナも落ち着きをみせてきて、近所の公園に年配の方たちがゲートボールをする日常が戻ってきました。その様子をみて、ゲートボールがあるから、結果としてつながることができて、災害のときなどに、互助的に助け合える関係性になっているのを再認識したんです。一般化してはいけないけれど、男性はよりそういう傾向があるかなと思っています。野球でも将棋でもいいけれど、そういうコミュニティのつくり方は大切にしたいんですよね。
この3ヶ月の情報収集といままでの自分の経験値に照らし合わせると、「つながりの格差」が広がると強く思っています。15年間、「コミュニティ」一筋でやってきたCRファクトリーとしては、市川さんのいう「中継地点」、それぞれの快適な入り口で、結果的につながれちゃうことをどう用意していくか、そのことは、ものすごく関心を持っています。「スキルと意欲がないとつながれないよ」という正義を振りかざすのではなく、「中継地点」として、ふんわりとした入り口を作れる社会でありたいです。
市川)「結果として」という視点は、重要ですよね。それが第一目的でないように見えるような、“つながり”のデザインが、私も大事だと思っています。
五井渕)今回、CRファクトリーとPolarisが一緒に「つながり」を話そうと、この機会を設けたのですが、こういう風にコミュニティ同志が混ざり合って、いろんな実践を重ねることで、次の時代の兆しが見えてくるのかもしれませんね。
みなさん、ご参加ありがとうございました。
~最後は、呉さんのリクエストナンバーである、Mr.Childrenの「星になれたら」を聞きながら、フリータイムの歓談を~
新しい生活様式を徐々に受け入れ始めた私たち。
心地よい場所にいることで、結果的に“つながり”を感じられるような、少し未来のコミュニティ――。
新しいコミュニティ様式も、変化し始めています。
NPO法人CRファクトリー代表理事。
「すべての人が居場所と仲間を持って心豊かに生きる社会」の実現を使命に、NPO・市民活動・サークル向けのマネジメント支援サービスを多数提供。セミナー・イベントの参加者は5000名を超え、毎年多くの団体の個別運営相談にのっている。コミュニティ塾主宰。コミュニティキャピタル研究会共同代表。血縁・地縁・社縁などコミュニティとつながりが希薄化した現代日本社会に対して、新しいコミュニティのあり方を研究し、挑戦を続けている。
非営利型株式会社Polaris 取締役ファウンダー
短大卒業後IT系企業へ入社。出産後退職し、当事者発信型・循環型子育て支援のNPO活動に従事。2011年内閣府地域社会雇用創造事業ビジネスプランコンペで起業支援案件として採択され、地域における多様な働き方を支える基盤づくり事業を開始。「ここちよく暮らし、はたらく為の拠点」として”cococi” Coworking Space立ち上げ、2012年非営利型株式会社Polaris設立。育児中の女性たちによる新しい組織づくりや、地域からの新しい事業価値を創造するための事業に取り組む。2016年からは日々の実践と学びを統合するために立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科に進み2018年3月終了。ライフストーリー研究を継続するため2019年8月より社会デザイン研究所研究員となる。高校生2人の母。
NPO法人CRファクトリー 副理事長・事業部長
2011年CRファクトリーに参画。2012年度から内閣府地域活性化伝道師に就任。数多くのコミュニティやプロジェクトの運営実績から、幅広い知見やバランス感覚に定評がある。NPO・行政・企業それぞれでの勤務・事業の経験から、それぞれのちがいを理解した支援が可能。CRファクトリー以外にも多様な組織の経営や事業に参画している。一般社団法人JIMI-Lab(代表理事)、認定NPO法人かものはしプロジェクト(コーディネーター)、株式会社ウィル・シード(インストラクター)など。