家族と暮らす住まい選びにおいて、希望や期待がある一方で、少しの不安が入り混じります。特にこれから子育てを考えている方や現在子育て中の方にとって、家族が安心して幸せに暮らせる環境であることは大きなポイントでしょう。
しかし、実際に住んでみないことには、住み心地はわからないものです。
Polarisの事業のひとつ「くらしのくうき 」では、不動産の販売フェーズに合わせて地域情報の提供を行っています。生活当事者としての暮らしの軌跡を、貴重な地域情報へと変換し、必要な方へお届けするサービスです。そのメッセンジャーの役割を担うのが「地域コンシェルジュ」。今回は千葉県船橋エリアで地域情報提供を行う地域コンシェルジュの仕事内容とはたらき方についてご紹介します。
【INDEX】
「地域コンシェルジュ」とは、新築分譲マンションの販売時に、マンション購入検討者に対し、地域に住む子育て中の女性が、地域での「実際の暮らしの情報」を提供する仕事です。
購入検討者は、地域コンシェルジュと対面で会話をすることにより、その地域で実際に暮らしていくイメージが描きやすくなり、安心して購入へ進むことができます。
今回は西船橋の事例を参考に、地域コンシェルジュの仕事をご紹介します。
新築分譲マンションを家族で見学に来る方へ情報提供をするため、地域コンシェルジュが対応するのは日曜日の13時~17時(13時~15時、15時~17時の交代制)です。2名体制で常駐し、次のような仕事をしています。
【地域コンシェルジュの一日】
12:50 | マンションギャラリー受付へチェックイン。来訪者予約の有無を確認し、資料とアンケート、文房具を一式としたコンシェルジュセットを待機場所に準備し、着席。 |
13:00~ | 前日までの報告書ファイルから他のメンバーの対応内容を確認。 2名体制でスタンバイしているため、予約時間まではパートナーと地域情報を交換。 地域情報提供のための資料を手作りで制作。 来訪者の予約時間が近くなると、営業担当者より来訪者の相談ポイントについて共有を受ける。ニーズに合わせた資料の準備、情報の確認。 来訪者対応(30分前後。場合によっては15分~1時間半のことも)。 報告書の記入(15分)。営業担当者へ、来訪者への対応内容を口頭でも報告。 |
14:50~ | 後半時間担当メンバーがチェックイン。作成途中の資料、連絡事項について引継ぎ。 地域コンシェルジュメンバーの情報共有用SNSへ業務報告を投稿。 |
15:00~ | 前半メンバー業務終了。後半メンバー業務開始。(前半メンバーと同じ業務内容) |
17:00 | 着席ブースを片付け、営業担当者へ挨拶。受付でコンシェルジュセットを預け、業務終了。 来訪者への地域情報提供で大事にしていることは、温度感が伝わる「会話」と「手作り資料」の2つです。どのような情報を伝えれば、この地域で暮らすことがイメージでき、魅力を感じてもらえるのか――。そのヒントは、コンシェルジュメンバー同士の他愛もない会話や、営業担当者とのささやかな情報共有だったりします。 |
地域コンシェルジュは、販売マンションの地域に住む子育て中の女性、複数人がチームとなって情報共有をしながら仕事を進めています。今回は、船橋エリアで5物件の地域コンシェルジュを経験してきた角田さんに、仕事への取り組みの様子を伺いました。
―地域コンシェルジュの仕事を始めたきっかけを教えてください。
角田さん:7年程前、お世話になっているベビーサインの先生から、私が住んでいる地域についての情報提供をする「地域情報座談会」を紹介され、参加したのがきっかけです。座談会参加者のみなさんと地域のことを楽しく話した後、今度はその内容を外部の方へ紹介する「地域コンシェルジュ」の仕事に誘われました。不安はあったものの、座談会参加者のみなさんと一緒だったら仕事も楽しくできそうだと思い、お引き受けしました。また、ちょうど他の仕事をしていない時期だったので、月に2回ぐらいの仕事というのも挑戦しやすかった理由の一つです。
―実際に地域コンシェルジュを経験してみて、この仕事のどんなところにやりがいを感じていますか?
最初に地域コンシェルジュの仕事をした分譲マンションが、すぐ隣に公民館がある物件でした。船橋市では、市内の図書館の全ての蔵書、約130万冊(2014年当時)をインターネットで予約して公民館で受け取りできるシステムがあり、私自身、便利に感じていました。そこで来訪者の方に「マンションの隣に公民館があるのは、ご自宅の本棚に130万冊の本があるのと一緒ですよ。」とお伝えしたところ、「すごくいいですね!」と喜んでくれました。隣に公民館があることや公民館で図書館の本の予約受け取りができるシステムがあることは、インターネットでも調べることのできる情報かもしれませんが、「自宅の本棚に130万冊の本があるのと一緒」という、私自身が普段の生活から感じている視点を通すことで、公民館が隣にあることの魅力を具体的なイメージでお伝えすることができました。
伝え方を工夫することで、地域住人の日常を、「地域の魅力」として来訪者の方に伝えられること、そして伝えた情報を来訪者の方が気に入って喜んでくださったときに、とてもやりがいを感じます。
―今まで経験した他の仕事とは違うと感じることがあれば教えてください。
「地域情報を伝える」という仕事の枠は決まっているけれど、その方法や、内容についてはコンシェルジュメンバーが自分たちで考えたり相談したりして、自由に作っていってよい、という点を大変新鮮に感じています。
例えば、最寄り駅の駅前にスーパーがないものの、コンビニエンスストアが3店舗ある新築マンションを担当したことがあります。当然、帰宅時の買い物への不安が出ます。私は、ほかのメンバーの報告書から、駅前のコンビニエンスストアで生鮮食品の取り扱いがあることを知り、3店舗それぞれの店内の写真を撮影。仕事帰りの買い足しや、日常の買い物にも便利なことを伝える資料を作成しました。結果、資料を閲覧いただくことで「こんなに野菜が充実しているコンビニだとは知りませんでした。便利ですね」と安心していただくことができました。 こうして、普段からメンバー間で情報共有したことを元に、それぞれのアイデアを活かしながら仕事を進めていっています。
―来訪者の方に情報を伝える上で、角田さん自身が大切にされていることはありますか?
絶対に嘘はつきたくないということと、来訪者の方にできるだけ安心感を持って帰っていただけるように努力することです。マイナスな情報やネガティブな情報をお伝えするときには、代替案や、地域住人が工夫していることをあわせて伝えるようにしています。
また、地域コンシェルジュの仕事は「情報提供」であり、営業ではないため、販売に繋げることに目的を置いていません。自分の仕事の役割を理解し、真摯に取り組むことで、ギャラリー訪問者は営業担当者には聞かない、生活に密着した本当に聞きたい質問をされるのだと思います。
さらには、乳幼児を子育て中の来訪者の方には、その時期特有の不安や大変さを経験した者として寄り添うことで、安心してもらえるといいなと思っています。
「地域で暮らしている生活者視点こそが価値になる」
まさにそれを体現する地域コンシェルジュという仕事、イメージいただけましたでしょうか?
暮らしを置き去りにしないこと、住まいの近くで働くことは、これからの自分らしいはたらき方の選択肢の一つになっていくことを期待しています。
Polarisでは、地域情報コンシェルジュをサービスとして展開しています。 詳細についてはこちらへお問い合わせください。
Polarisのはたらき方についてはこちらをご覧ください
Polarisのはたらき方VOL.1【Polaris流テレワーク】スタート
Polarisのはたらき方VOL.2【Polaris流テレワーク】Web会議編
Polarisのはたらき方VOL.3【Polaris流テレワーク】オンラインお茶会&飲み会編
Polarisのはたらき方VOL.4 コミュニティマネージャーという仕事
2020年、コロナウイルスの影響を大きく受け、私たちの働き方は、
急速に変革を求められています。
特に、都心オフィスへの通勤から在宅勤務への変化は、
オフィスそのものの機能価値を問い直しているかのようです。
そのような中、都心型オフィスやシェアオフィス、コワーキングスペースなど、
働く人たちが集う場でのサードプレイス(自宅と勤務先以外の第三の場所)としての「コミュニティ」の存在に注目が集まっています。
しかし、コミュニティの必要性は感じながらも
――思い描くようなコミュニティ運営ができない。
――どのように運営したらいいのか?
――そもそもコミュニティとは?コミュニティが生み出すものは何か?
という声もよく聞こえてきます。
本セミナーでは、数多くのコミュニティ運営を手掛けてきたPolarisの
「サードプレイス型コミュニティ」のつくり方をお伝えします。
ワークプレイスにおけるコミュニティ運営に関心のある方に向けた、
事例とノウハウがつまった全3回の講座です。
多くのみなさまの参加をお待ちしております。
【Polaris コミュニティ運営の実績】
・ 会員制シェアードワークプレイス co-ba chofu 運営
・ 職住近接をテーマとしてレンタルオフィス MID POINT
ラウンジ運営4店舗(目黒不動前・大塚・武蔵小杉・横浜関内)
・ Loco-cafe OOOI 運営
(Brillia南大井マンションギャラリー併設コミュニティカフェ)
(2019年グッドデザイン賞ベスト100)
◆Polarisのはたらき方VOL.4 コミュニティマネージャーという仕事
すべての日程、オンラインで実施します。
(アーカイブ録画視聴参加もOK)
第1回 9/16(水)19:30~21:00
変化するコミュニティの形
今求められるサードプレイス型コミュニティの意義と価値
サードプレイス型コミュニティを運営するために
第2回 9/23 (水)19:30~21:00
コミュニティ運営のノウハウ
愛着と主体性を緩やかに醸成するコミュニティ運営
具体的な場の運営事例
第3回 9/30(水)19:30~21:00
コミュニティの日常を整える、コミュニティマネージャーの採用と育成
チームマネジメント
緩やかだけれども信頼のある関係性づくり
参加費:15,000円(全3回)
単発参加 各回6,000円
定員:30名
参加方法:オンライン(Zoom配信)
本ゼミでは、ZoomというWeb会議システムを活用します。
Zoomでの視聴方法など詳細は、お申込み頂いたチケットからご確認いただけます。
※ご不明な点ありましたら、遠慮なくお問い合わせください。
申込みフォーム
Peatixまたはこのページの下部にあるPeatixのリンクからお申し込みください。
非営利型株式会社Polaris 取締役ファウンダー
ソーシャルデザイン事業部統括 Chief Story Officer
立教大学 社会デザイン研究所 研究員
2002年長男出産をきっかけに、世田谷の子育て支援NPOに参画。
子育てひろばやコミュニティカフェの運営など、地域における「居場所と出番づくり」に携わってきたが、
2011年より「働くこと」「働く場所」を起点としたコミュニティづくりにテーマを移行。
”cococi” Coworking Spaceおよび、非営利型株式会社Polarisを立ち上げ、
「シゴト軸のコミュニティづくり」をスタート。
多様な価値観や働き方、暮らし方を包摂し新たな価値を生み出す
「緩やかなコミュニティづくり」や「創発の環境設定」に向けた実践と研究に取り組んでいる。
非営利型株式会社Polaris 代表取締役 Chief Community Officer
市川と共に、世田谷の子育て支援NPOに参画。子育てひろばの立上げやコミュニティカフェの運営など、
地域における「居場所と出番づくり」に長年携わってきた。
2011年より”cococi” Coworking Spaceおよび、非営利型株式会社Polarisの立上げから参画し、
「シゴト軸のコミュニティづくり」をスタート。
主に、チームで業務を請け負うセタガヤ庶務部の組織運営を担当してきた。
2016年より代表。自主運営のシェアードプレイス「co-ba chofu」
MID POINTなどPolarisの受託するワークプレイスにおけるコミュニティの立上げ、運営に数多く関わる。
非営利型株式会社Polaris 取締役 Design Executive Officer
東京造形大学卒業後、ディスプレイ装飾の会社に就職。第1子出産を機に退職。
子どもが1歳になった春に知人のサインデザインの会社を手伝うことで産後のキャリアをスタート。
その後、SNS運営会社やまちづくり会社に従事し、ウェブやフライヤーの制作、イベント、
ワークショップの運営など多岐に経験。2011年よりプロボノとしてPolarisに参画。
その後事業ディレクションや「はたらきかたマルシェ」運営企画、おうちから起業連続講座などの運営企画を行いながら、
現在MID POINT統括ディレクターとして新規立ち上げから、コミュニティマネージャーの採用・育成、チームづくりまで
コミュニティ運営全般を担当。
主催:非営利型株式会社Polaris
(令和元年度 東京都女性活躍推進大賞 地域部門大賞受賞)
その他
各回後日確認できるアーカイブをご用意します。
都合がつかない回はアーカイブ動画にて受講です。
動画とオンラインの組み合わせ、及び、動画視聴のみでの連続講座申込も可能です。
非営利型株式会社Polarisのファウンダー(創設者)である市川望美の日々の行動、思考をお届けします。
日々の暮らしにさまざまな制限が生じたここ数ヶ月、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私は対外的な仕事がなくなり、外出する機会も一気に減りました。自分が移動した履歴が残る「Google マップのタイムライン(※)」で2月と4月を比べてみると、徒歩・自転車による近距離の移動は69.7%ダウン、車・電車・飛行機などによる遠距離の移動も99.3%ダウンと、それぞれ激減していました。Google マップのタイムラインには、4月1日以降電車に乗る機会が1度もなく、家から一歩も出ない日もあった私の「ステイホーム」な生活がバッチリ反映されています。
会社の事業がコロナウイルス感染拡大の影響でいろいろとストップして、どうやってこの危機を乗り越えていこうか…と不安に思うこともないわけではありませんが、個人レベルでは「『ステイホームでのはたらき方』は快適だし、新たな日常として定着したほうが絶対いいよね!」ということを実感する日々でした。
家とわがまち仙川をベースに、半径600メートル圏内で暮らす――。そんな日々の中で私が実践しているのは、厳密にいえば「ステイ・ホームタウンでのはたらき方」です。
自宅からだと徒歩7分のところにある、Polarisの事務所兼コワーキングスペースの“cococi”。私にとってワークスペースであり、一人になりたいときの駆け込み寺にもなっています。
例えば家で仕事をしてお昼を食べてから行く日、午前中仕事をして、昼ごはんを用意するために一旦自宅に戻る日もあります。机やWi-Fiを使うタイミングが家族と重なって自分だけ出かける日も、自宅でのオンライン学習に飽きた子どもと一緒に出かけていく日もあります。家族と過ごす時間が増えて嬉しいこともあるけれど、一人になりたい時もある。そういう時の逃げ場にもなる。日によってワークスペースの使い方を自分で自由に選べるありがたさを、これほど強く感じたことはありません。
このように、自分の居場所をホームだけではなく、ホームタウンまで拡張してみたときに、「はたらく場所としてのまち」は、コロナとともに生きていくこの時代において、もっともっと探究されるべきことだと思います。「ステイ・ホームタウンなはたらき方」は、家庭の都合と仕事の都合を、うまいこと分解・再編成することができると思うのです。
今までは「職場」「学校」など、「その人その場所その時間」にやることが特化していたけれど、それが一気に家庭に持ち込まれたことで生じる様々な不都合。しかし、家族それぞれが自分の居場所を「ホームタウン」まで拡張し、自分の時間を外に持ち出し、分割したり、誰かの用事と重ねたりすることで、もっと上手に家庭と仕事・学びを再編成していけるのではないでしょうか。
また、「ホーム」には環境的なことだけでなく、文化的な意味合いもあります。Polarisは、それぞれの考えを尊重し、多様な働き方を共存させたいという思いを共有しているので、各家庭の事情や状況を踏まえて柔軟に対応し、協力し合うこともあたりまえにやってきました。自分1人で疑問や問題を抱え、家庭の中だけで完結させようとしなくてもいい、暮らしも気持ちもシェアできる。それが仲間であり、コミュニティであり、場であり、文化である、ということは、不確実・不安定な時代の中でよりどころとなる考えです。
そうした考えと共に、郊外型、住宅立地のワークスペースが、質・量ともにもっと拡大すれば、まちにあるワークスペースが、環境的にも心理的にも、「ホーム」を「ホームタウン」に拡張するときのサードプレイスのような受け皿となるはずで、地域インフラ、社会インフラとして機能し得ると思います。
株式会社SIGNINGが2020年5月1日に、自社のWebサイト上で公開した『Covid-19 SOCIAL IMPACT REPORT』には、コロナ下で得られたポジティブまたはネガティブな変化、これからの時代における課題が調査結果として示されました。「大切にしたい日常」をアップデートすべく、日々を積み重ねていきたいと思います。
※Googleマップのタイムライン:これまでに訪れた場所の履歴が、Googleマップ上に表示される機能。あらかじめ現在地が分かるように設定しておくことで、iPhoneとAndroidの場合はGoogleマップのアプリから、パソコンはブラウザから移動履歴を確認できる。
ステイタウン・ステイホームなはたらき方をはじめとした、Withコロナのはたらき方について、オンライン講演を実施しています。お気軽にお問い合わせください。
Polarisが注力している地域人材の育成や、地域経済活性化のためのサービスの一つに、「子連れでお出かけマップ」があります。今回は、このマップを通して、Polarisのはたらき方をご紹介します。
「子連れでお出かけマップ」は、主に不動産業界で活用いただいているサービスで、新築の分譲マンション・住宅の購入を検討される方へ、地域の子育てに関する情報提供をするための「マップ」を制作して提供しています。
縁あって新しい生活の候補地に上がった場所も、実際に住むまで、まちの住み心地はわからないものです。そこで、地域住民の子育て当事者の方に情報提供をいただき、「子連れでお出かけマップ」として、まちに関するリアルな情報を紹介。物件購入検討中の方の一助となっています。
Polarisは地域人材が活躍できる場を作っていくことに注力しており、「子連れでお出かけマップ」の制作を通して、地域の人が持つ日常生活の情報に価値を創出しています。
そのため、マップの制作主体は各地域の生活当事者の方々で、次の制作工程①~③までを対応します。
地域の人には、まず「地域情報座談会*」へ参加いただき、生活圏内で子育てに役立つ情報を提供していただきます。座談会では、Polarisが参加者のみなさんと視点を共有しながらファシリテーションを務め、初めて参加する方でも話しやすい環境を設定。多様なアウトプットにつながっていきます。
編集会議では、座談会参加者のみなさんから出た情報を元に編集方針を決め、一緒に編集作業を進めていきます。地域の子育て中の方も参画することで、当事者性が高まり、まちでの暮らしを知りたいファミリー、プレファミリーの購入検討者層に寄り添ったコンテンツとなっていきます。
必要な情報が集まったら、制作は、Polarisのデザイン制作チームが担当します。マップの仕様はA3クラフト紙のモノクロ両面印刷を、A6サイズに折り込んだもの。デザインも含めて、手作り感のあるラフな仕上がりで、手に取った人が地域への親近感を持てることを目指しています。また、デザイン制作はPolarisへ登録している秋田県在住のメンバーが担当するなど、遠隔でもスキルを活かして仕事に関わる機会につながっています。
Polarisでは、「子連れでお出かけマップ」ご依頼の際、各地域の生活当事者をリクルーティングし、地域情報座談会を実施します。座談会の参加者は、地域の子育て支援団体やPolaris独自の地縁での募集となります。こうしたリクルーティングには、地域の価値創出に貢献してきたPolarisならではの共創理念が活かされています。
また、「子連れでお出かけマップ」は、地域の生活当時者の視点で作成されたマップだからこそ、そうしたファミリー・プレファミリー層のニーズに応えることができています。
地域情報座談会は、これまで地域のカフェやレンタルスペース、不動産販売センターで実施してきました。現在は、不特定多数が集まる座談会形式は実施が困難になっているため、「オンライン地域情報座談会」を中心に実施し、集まれないからやらないではなく、集まれる工夫を施しています。
また、座談会では、Polarisスタッフのファシリテーションにより、街のいいところだけでなく、暮らしの中で感じている不便な点も併せて、普段の暮らしの様子をヒアリングし、依頼顧客へのレポーティングを行っています。
子育てファミリーが、生活拠点を検討する際に重要なポイントに、「子育てのしやすさ」を挙げる人は多いのではないでしょうか。行政の施策や保育園の入りやすさ、生活利便性など表面的な情報はもちろんのこと、かかりつけ医の評判やスーパー・商店街の使いやすさなど、そのまちでの子育てがリアルにイメージできるかどうかが、ファミリー世帯が住まいを決める後押しになります。
また、ファミリー世帯の引っ越し後の“孤独感”は、転居後の悩みとして挙げられる代表的なものです。そのエリアで、子どもと一緒に楽しめるスポットを知り、子育て中の人に出会える場所を知ることができれば、引っ越し後の子育てをポジティブにイメージできるものとなるでしょう。
そのために、地域で既に生活している人々の視点、そこから発信される情報が重要で、その情報こそが、地域活性化のタネになると考えています。
これまで、地域情報座談会は顔を合わせて地域のスペースで行ってきました。しかし、コロナウイルス感染拡大の影響で、対面交流を避けることを余儀なくされ、座談会をオンラインへ切り替えました。すると意外なことに、オンラインで開催した座談会では、人と会う機会が貴重だからこそ、日常生活を過ごしてきた地域への愛着が深まり、その想いを発信したいという意欲にあふれていたのです。
Polarisでは、地域で顕在化していない価値を創出することに注力しています。コロナ禍であっても…、コロナ禍だからこそ、手作りのぬくもりをもった「子連れでお出かけマップ」で、地域活性化に貢献していきます。
「子連れでお出かけマップ」にご興味のある方はこちらへお問い合わせください。
*地域情報座談会は、Polarisの「くらしのくうき」事業(生活者視点を価値に変える事業)の一環です。
Polarisでは、ライフステージごとの自分らしいはたらき方や暮らし方について、ワールドカフェスタイルで語り合う「座談会」を定期的に設けています。
今回は、オンラインでの開催です。
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自分が本当に大切にしたい暮らし方とはたらき方とは?
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100人100通りの感じ方を大事にし、「ここちよく暮らし、働く」という問いから多様な答えが共存できる方法をみんなで考える座談会。
思いもよらず「暮らし」と「はたらく」がいきなり混ざってしまったステイホーム期間。多くの人がリモートワークとなり、画面越しに「子どものいる暮らし」ではたらくことを目にするようになったのではないでしょうか。
今までは、そうせざるを得ない人たちや、ライフスタイル、価値観としてあえてそうしている人たちだけが、子どものいる暮らしの中ではたらいていたかもしれません。
しかしコロナによって、望むと望まざるとにかかわらず、子どもの暮らしと親の暮らしが混ざりあわざるを得なくなりました。
また子どもがいない人にとっても、自分の暮らしと仕事が混ざり合う、そんな風にみんなが大きな変化を受けて、それぞれの人々の暮らし方、はたらき方にも、いろんな「問い」が立ったように思います。
そんな今だからこそ見えること、話せることがたくさんあると考えています。
今までの自分のあたりまえを越えるためにも、多様な人同士で改めて振り返り、気持ちを持ち寄り語り合う。そして、本当に大切にしたい「暮らしかた」「はたらき方」を考えてみませんか?
「子どものいる暮らしのなかではたらく」とタイトルにありますが、このテーマを起点に、多様な立場から、それぞれのはたらき方を考える座談会です。子育て中の女性だけではなく、男性や学生、独身の方、どなたでも大歓迎です。
日時:2020年7月12日(日)10:00~11:30
会場:Zoomによるオンライン開催
定員:15名
※定員になり次第締め切りとさせていただきますので、お早めにお申込ください。
参加費:1,000円
主催:非営利型株式会社Polaris
お申込:
下記のPeatixのページからお申し込みください。
お問い合わせはメール(event.info@polaris-npc.com)でお願いいたします。
「子どものいる暮らしの中ではたらくを考える座談会」とは何なのか、開催のきっかけや想いなどをnoteに記載しています。ぜひご覧ください。
2020年2月に開講した自由七科ゼミ:「半分幸せの考察」~女性のライフストーリーと、選択における個人と社会の関係性(0期)を経て、晴れて1期として開講することになりました。
今回は、現在の社会情勢も鑑みて、オールオンラインにて実施します。
また、本来ゼミスタイルとして全6回で受講生と探究していくスタイルでしたが、より多くの方に学びにふれる機会を届けたいと思い、講義編と実践編を分けて開講します。
特に、キャリアコンサルタント、人材能力開発など、キャリア・人材に関わる方にもぜひご参加いただきたいゼミです。
多くの方のご参加お待ちしております。
今回は講義編と実践編の両方をご案内しています。 それぞれにお申し込みフォームがあります。
本講座は、
本ゼミは、市川による修士論文『半分幸せの考察~育児離職した⼥性のライフストーリー分析による選択における個⼈と社会の関係性:A Study of “Half-Happiness”;Life Story Analysis of the Non-employed Women who Resigned due to Child Care: How They Make Life Course Decisions in the Context of the Relationship of the Individual and Society.』(2018,立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科)をベースに行っていきます。
「子どもがいて、スキルも経験もない私たちみたいな主婦は、半分幸せでもありがたいと思わないといけないんですーー。」
この言葉が、すべての探究の始まりでした。
この言葉は、育児中の女性向けのキャリアデザイン講座で講師を務めていた時にある女性が発したものです。
そこには怒りや悲しみなどの強い感情はなく、ただあたりまえのように、穏やかにこの言葉を発し、その場にいた女性たちも「そうだよねえ」と共感されていたように思えます。
その場では「そんなことないですよー、みなさんそれぞれです!」というようなことを発言しましたが、そのあともずっとこの言葉が引っかかっていました。
これらの疑問を抱えながら、Polarisの事業を行ってきました。
また、この言葉は「スキルも経験もない」「育児中の女性」だけではなく、社会に広くに問いかける力を持っていることに気がつきました。
大手企業でバリバリと働いている独身の女性は「すごく刺さりました。私たちもきっと“半分幸せ“を抱えて生きていると思います」といい、ある男性は「僕らもきっとそうですね。でも、男は多分、半分だということに気が付かず全部だと思って生きているんじゃないですかね。意識的に他の半分に目を向けないようにしているのかもしれません」といいました。
「半分」が何を表すのかはそれぞれだけれど、なんらかの「空白」「喪失」「欠落」が潜んでいるように思えます。
ふとした会話の中で何気なく発せられた「半分幸せ」という言葉には、様々な葛藤や複雑な想い(でもすでに、乗り越えてしまったけれどくすぶる残存思念のようなもの)が内包されていて、それはどの立場の人にもありうること。
「ありがたいと思わなくてはいけない」という言葉からは、ひとりひとりの選択にはなんらかのし「圧力」が存在し、自分が選んだつもりが実は選ばされているのではないかという仮説にたどり着きます。
本ゼミでは、その仮説検証を中心とした市川の修士論文をベースに、女性たちのライフストーリー・インタビューを題材として、選択における社会的な圧力の存在や個人と社会の関係性を見ていくほか、ライフストーリーの基礎的な周辺研究の紹介、インタビューから社会的文脈を抜き出す手法の説明およびインタビュー分析の実践のほか、「新しい物語は社会を変える」という、社会的創発の観点から、ライフストーリーや物語を捉えていくことに取り組みます。
また、ゼミを通して、ご自身のライフストーリーやにも触れていくことになります。自分の人生についても考えたい、探究したいという姿勢でご参加いただけたらより豊かな時間になると思います。
https://half-happiness-lecture.peatix.com/
「半分幸せ」の考察~修士論文概略
序章 本研究の背景と目的
第1章 先行研究および分析手法
第2章 育児期の女性の働き方を取り巻く環境と課題の整理
第3章 ライフストーリー・インタビュー分析
第4章 社会変革装置としての物語
第5章 「半分幸せ」の考察結果
基礎的研究ピックアップ
ライフストーリー、物語/語り、物語法、社会構成主義、ナラティブ等
「選択する」ということ
選択する力と選択前提、社会のラベル、社会システムのループ、支配的な物語
https://half-happiness-practice.peatix.com
ライフストーリー・インタビュー
~分析手法、社会的文脈とはなにか、ライフストーリー・インタビュー実践
インタビュー実践に向けたフォローアップ・フリーディスカッション
ライフストーリー・インタビュー分析結果シェア
ディスカッション、クロージング
時間:10:00-12:30(終了後ランチ交流なども予定)
対象:女性のライフストーリーやキャリアなどに関心がある方(専門性や経験値は問わず)、女性たちが集うコミュニティ運営や組織運営に関わる方、支援的な立場の方、研究者など
参加費:10,000円(全3回)
※初回のみ単発参加あり 3,500円
参加方法:本ゼミでは、ZoomというWeb会議システムを活用します。
Zoomでの視聴方法など、詳細はお申込み頂いたあとに届くチケットからご確認いただけます。
※ご不明な点ありましたら、遠慮なくお問い合わせください。
定員:15名
講師:市川望美
非営利型株式会社Polaris取締役ファウンダー
ソーシャルデザイン事業部統括 Chirf Story Officer
自由七科ラボメンバー
立教大学 社会デザイン研究所 研究員
主催:非営利型株式会社Polaris(★令和元年度 東京都女性活躍推進大賞 地域部門大賞受賞)
リベラルアーツ・ラボ「自由七科(じゆうしちか)」
共催:立教大学社会デザイン研究所 「働き方における女性のライフストーリー研究会」
その他:
自由七科とは:自由に生きるための知恵に出会うリベラルアーツ・ラボ
変化の時代の中で多様な人とつながりながら自由に生きること、その人がその人らしくあること、仕事とその人がより近づき、自分が心地よいと思える暮らしかたや働き方を実現するための学びや探究を行うラボです。
2020年2月より、日本にもその影響が広がってきた新型コロナウィルスの感染拡大。現在は学校も少しずつ再開し、“新しい生活様式”と共に新生活がスタートしました。 “未来における当たり前のはたらき方の実現”を目指してきた非営利型株式会社Polaris(調布市、代表取締役社長:大槻昌美)では、4月の自粛期間中にメンバーに対して、緊急アンケートを実施いたしました。「“暮らすこともはたらくことも大切にしたい”と考える子育て世代の女性たちにとって、自粛や休校はどのような影響、生活の変化をもたらしたのか?」について、調査結果をご報告いたします。
■アンケート実施時期:2020年4月23日~2020年4月31日
■アンケート方法:インターネットリサーチ
■回答数:125名
■回答者の属性:30代から40代を中心とした育児中の女性(非営利型株式会社Polarisへの登録者) ※掲載グラフ、表及び一覧を引用、転載する場合には、【非営利型株式会社Polaris】と明記の上、こちらへご連絡ください。
※アンケートの詳細レポート記事は、こちらのサイトよりご覧いただけます。
【休校宣言時のはたらき方の変化】
はたらき方の変化について、休校宣言が出された3月時点で、自宅外での仕事について、自分の意志ではなく仕事が停止または減少している人が38.2%、自分の意志で停止または減少させている人は15.3%でした。在宅での仕事については、自分の意志ではなく仕事が停止または減少した人は3.5%、自分の意志で停止または減少させている人は6.3%でした。
【緊急事態宣言時のはたらき方の変化】
次に、7都道府県で緊急事態宣言が出された時点では、自分の意志ではなく仕事が停止になった人が23.1%と、このタイミングの変化では一番多く、緊急事態宣言で、企業の行動が大きく変わったことがわかります。また、自宅外の仕事を在宅へ調整した人が8.8%と、一つの傾向が見られました。
学校対応の状況について、7都道府県で緊急事態宣言が出された時点で5/6までの休業が多く、放課後の子どもの預け先である学童も、多くが休業となったことがわかります。
一方で、民間の塾や習い事は、緊急事態宣言までは運営されていましたが、緊急事態宣言で休業、その後段階的に3密を避けて運営できる方法へ切り替えていったようです。
休校が続く中、どのように工夫して子ども達の学習環境を維持したのか、回答いただきました。(カッコ内は子どもの年代)
従来、仕事に使っていたオンラインツールは子どもの塾や習い事にも必須となりました。
自分も含めて、在宅でオンラインツールを使っている人数は、1人と回答した人が約60%、2人と回答した人が約25%。なかには4人、5人以上と答える人も。パソコン、タブレット、スマートフォンを駆使して、オンラインで仕事や学習環境を作っているようです。
また、使用しているオンラインツールは、zoomが35.8%と一番多く、続いてLINEが13.2%、Facebookメッセンジャーが12.3%と続きました。
最後に、育児中の女性達が在宅生活をどのように過ごしているか伺いました。
様々な生活の変化をもたらした今回のコロナ禍。特に学校の休校や学童の休業は子どもを育てながら働く女性達の生活に大きな変化をもたらしました。その中でオンラインツールを活用したり、子ども達を巻き込んで生活自体を楽しもうと努力している様子も伺えました。アンケートの詳細についてはこちらのページでご覧いただけます。 これからも、「はたらく」と「暮らす」を柔軟に取り入れながら、Polarisははたらき方を作り続けます。
非営利型株式会社 Polaris
設立:2012 年 2月
所在地:東京都調布市仙川町 1-16-4 栗本ビル 3F
代表取締役:大槻昌美
非営利型株式会社Polaris
連絡先:pr@polaris-npc.com
Polarisでは育児中の働く女性へのアンケートを実施しています。ご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
テレワークを使ったはたらき方についてはこちらをご覧ください
Polarisのはたらき方VOL.1 【Polaris流テレワーク】スタート編
Polarisのはたらき方VOL.2【Polaris流テレワーク】Web会議編
Polarisのはたらき方VOL.3【Polaris流テレワーク】 オンラインお茶会&飲み会編
オンライン会議、スタートは「雑談」で
Polarisでの仕事は個人事業主として業務委託契約をすることからスタートします。興味のある仕事があったら、業務・プロジェクトごとに手を上げ、チームを組んで仕事を進めていきます。
業務スタイルを大きく分けると、現場で仕事をする「オンサイト業務」と、在宅で業務を行う「テレワーク業務」がありますが、どちらもチームメンバー全員がオフィスに一堂に集まって業務に当たることはなく、メンバー間のコミュニケーションはオンライン中心になります。
さて、3月初旬から新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けた3か月間でしたが、Polarisではその間も対面コミュニケーションの必要な業務の縮小はあったものの、テレワーク業務については、以前とほぼ変わりなく取り組んできました。
その一方で、暮らしの部分では人と会う機会が極端に減り、リアルに対面してのびのびと会話できるのは同居の家族のみ。
「メンバーの中には、孤独を感じたり、雑談を欲したりしている人がいるのでは?」
という仮説が浮上しました。そこで、緊急事態宣言中に業務ミーティングとは別に「メンバーがオンライン上で集合し、雑談と共に過ごす2時間」を実験的に作ってみました。
Polarisには個性がバラバラな5人の役員がおり、懐かしのヒーローにちなんで愛称を「ゴレンジャー」と呼ばれています。
▼役員紹介と担当カラーはこちらをご覧ください。
https://polaris-npc.com/aboutus/ourstaff/
今回は、外出自粛中に、普段コミュニケーションの時間を確保しにくい役員数人に、週1回2時間、オンラインルーム上に常駐してもらい、「ゴレンジャーの部屋」と名付けて、zoomルームを開放してみました。
参加ルールは次の通りです。
さて、この雑談タイムで一体何が起こったのでしょうか。
参加人数は毎回8名前後でしたが、2時間オンラインで繋ぎっぱなしにしつつ、それぞれ思いのままに会話が進むのかと想定したところ、常駐必須の役員以外のメンバーの過ごし方は次の通りでした。
参加メンバーから上がったメリットは、
仕事をする時間帯は各自に任されているがゆえ、チームメンバーとタイミングが合わないと相談チャットの返信がなかなか来なくて作業が進まないこともあり、オンライン上で同時間帯に集合して顔を合わせることは、業務の効率化につながることは間違いなさそうです。
▼PolarisのWeb会議についてはこちらもご覧ください。
Polarisのはたらき方VOL.2【Polaris流テレワーク】Web会議編
「孤独感の解消」や「雑談の場としての活用」を期待してスタートした雑談タイムでしたが、雑談メインでの使い方はされませんでした。メンバーは、出会う人が限られる外出自粛中に、孤独感や人とコミュニケーションを取りたいという気持ちは生まれないのでしょうか。
サーキットピットのように雑談ルームを使っていったメンバーは、普段から必要なコミュニケーションは取れているので、そこまで雑談を必要としないと言います。その理由として次のようなコメントをもらいました。
「仕事軸のコミュニティ」でもあるPolarisという組織は、それぞれの業務内容が明確で、自立的な業務遂行が求められます。メンバーは「会社のミッション」に共感し、「業務目標」を共有し、同じ目的に向かっている同志です。自分が共感するポイントにコミットすれば、オフィスという「場」や、組織マネジメントに縛られることもありません。
そのため、Polarisの業務以外にも別の仕事やコミュニティなど、「複数の足場」を持っている人が多くいます。
自分が何を求めているか、何に共感しているかを確認しながらPolarisと関わっている人が、雑談ルームに参加していたと推測されます。
さて、孤独の解消と雑談のニーズを見込んだ「オンライン雑談タイム」でしたが、意外なところに課題はありました。
参加したメンバーからは、「役員が常駐となると参加への心理的ハードルが上がり業務寄りの相談になりがち」「どう過ごしていいか分からなかった」という声。
今後のオンライン雑談タイムでは、開催時間の長さやタイミング、役員が常駐という設定の変更や、「お題」を設けるなどして「雑談」から「仕事以外のコミュニケーションの場」として進化していく必要がありそうです。
今回の「ピット」のようなオンラインルームも業務効率アップに繋がったので、目的を整理して、引き続きオンラインルームの効果的な活用に挑戦していこうと思います。
非営利型株式会社Polarisのファウンダー(創設者)である市川望美の日々の行動、思考をお届けします。
Polarisの“Chief Story Officer”(事業に「物語」を紐づけていく役割)である市川望美は、「Loco-working伝道師」として全国のさまざまな街に出かけ、愛着のある地域で暮らし、はたらきたいと考える人たちとのパートナーシップづくりを担っています。2011年8月の事業開始以来、北は秋田から南は沖縄まで、19都府県45市区町村を訪れました。
2019年は福岡・糸島にはじまり、仙台、陸前高田、広島、京都、沖縄、秋田を訪問した年。どの地域でも、自分たちの愛着のある場所ではたらき方を作っていきたいという熱い思いを受け取ってきました。
生活様式や文化的背景、まちの中で流れてきた時間や育まれた関係性、課題は街ごとに存在します。そのため、愛着のある地域で暮らし、はたらくために、「Polarisの取り組みをそのまま『まち』に取り入れればOK!」というわけにはいかないのが現状です。しかしPolarisがこれまでに積み重ねてきた実践例が、いろいろな地域の方の役に立つことが増えてきた手ごたえを感じ始めています。今後は、訪問先の地域での詳しいレポートをお伝えしていきますので、ご期待ください!
Polarisを中心に動く人たちが、「未来におけるあたりまえのはたらきかた」を作るまでの想いを自由に綴ります。どうぞお立ち寄りください。
非営利型株式会社Polarisのnote
https://note.com/polaris_npc0820